since 04/9/17

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2004年12月09日
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 ボクがパニック障害の発症を自覚したのは、大学4年の時だった。もちろん、その時にはパニック障害という病名は知らず、医師の診断も過換気症候群というものだった。

 それ以降、激しい胸の痛みや死ぬのではないかという恐怖感に度々襲われた。救急車にも何度も乗ったし、救急外来に何度も駆け込んだ。

 でも、医師は決まって「これといった所見はありません。疲れがたかったのでしょう。」といった。ひどい場合は「なまけ病じゃないかなぁ、何かイヤなことがあるんじゃない?」とまで言われた。

 ここ6,7年だろうか?
 パニック障害がテレビでも取り上げられるようになり、地方でも心療内科の看板を掲げる病院が増えてきた。
 ボクはある番組を見て、自分の病気はこれだと確信した。パニック障害であれば、薬を飲むことで病状をある程度コントロールできると知り、少しでも早くと国立病院の心療内科に飛び込んだ。
 思ったとおり、医師はボクの病気はパニック障害と診断した。発症から約10年が経過していた。
 主治医は、物静かで時間をかけて僕の話に耳を傾けてくれた。それが、ありがたかった。嬉しかった。
 それまで、ボクは発作を起こすたびに冷ややかな目で見られていた。しかし、医師の目は温かかった。


 それはまだ、今から5年前のことだ。






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最終更新日  2004年12月09日 15時54分21秒
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