能登の手染め日記

能登の手染め日記

Aug 3, 2007
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私の日記の『僻地話』は、大げさに書いていると思う人も居るかもしれない。

という人に、毎日新聞の特集

能登・過疎に生きる:第2部・交通/1 バス路線、提案も白紙 /石川

能登・過疎に生きる:第2部・交通/2 鉄道廃止で変わる通学環境 /石川

↑こちら2が今日のネット配信分。
とうわけで、今日は私が思う「町へ引越しする理由」

過疎地の暮らしにくさには色々ある。
ふるさと志向、田舎暮らし、団塊の世代、UIJターンなどなど言われながら、今一つ大きな動きにならないことの理由は、田舎の古い慣習や人付き合いの煩わしさも、その一つかもしれない。しかし、若い人が田舎を捨てる理由は、田舎が好きでも、あまりにも都合が悪い事が多すぎるから。

過疎地の集落では学校の統廃合が進み、子供は町まで時間をかけて通わなければならない。
子供の通学費、町まで2人分だと1ヶ月=4万円。
親の通勤費、町まで1ヶ月3万円×夫婦2人分=6万円

実は子供の通学費はそれだけではない。塾やプール、ピアノなど習い事も町中が多いから、時には送迎が必要になる。共働きの夫婦にとって、この送迎のリスクは大きい。親が送り迎えできる家庭は恵まれているのだ。街中に引っ越したほうが親にとっても余分な送迎代と時間が必要ない。何よりも精神的に楽になる。

子供にとっては、海と山がいっぱいの自然があっても周囲に同級生も友達も殆ど居ない地域、通学にも都合悪いし、遊ぶところも何もないし、つまらない場所であるだろうと思う。

子供を育てる環境ではないと、言い切る人もいる。
「町へ引越しする理由」・・・「教育環境の悪さ」。

集落から若い親が減る。言うまでもないことだが、限界集落へと更に一歩進む。

それでも、ここに暮らしているんだよな~(^^;





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Last updated  Aug 3, 2007 09:40:12 PM
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