能登の手染め日記

能登の手染め日記

Jun 12, 2008
XML
カテゴリ: 絵・美術について
ロー描きをするといつも思い出すことがある。

若いころ勤めていた染工房では、斎白石※の墨絵をヒントにしてローケツで描いて着物や羽織の絵柄にしていた時期があった。筆運びの勢いや味、軽味が、手描きの着物の模様として使うのに良かったようだ。

ローの乗せ具合をコントロールする筆さばきのスピードと一瞬のうちに形を決める総合的な判断力が要求されていた。この仕事ができると一人前という評価がされるものの一つだった。

※斎白石(斉白石 さいはくせきorせいはくせき)
【1864~1957年】 中国清朝末期から現代の詩人・画家 ・篆刻家。1955年国際平和賞受賞。1963年世界の文化名人10人に選ばれる。

080611斉白石.jpg

講談社 水墨美術大系第十一巻 昭和53年4月刊行 より

工房で墨絵の基礎を学び日本の琳派などの描き方や中国の墨画を見る機会も多かった。ローケツや墨彩で着物の模様に仕上げていった。こうした着物の注文は殆ど無くなったが、昨日のブログのロー描きのタッチを用いて、ザックリとした形に描いた模様を渋みのある地色で染めると味わいのある粋な着物になった。

この本を買った20歳半ばのころ、水墨やロー描きを身に付けるために学んだ内容を思いだす。
斎白石、呉昌碩、明の徐渭、清の八大山人、石濤・・・そうした達人のマネをして描いた。詩も読めず、背景となる知識も無いままガムシャラに描いていただけだったような気もするが、30年後の今もあまり変わらないような気がする(^^ゞ
能登の手の日々
カテゴリー
●全て

●日々

●染色

●能登、そして、この町

●絵・美術について

●CG

●食べもの

フリーページ
・・・編集中


リンク
●ようこそNotoNote

オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。

お気に入り
ブログ・その他
Water-Colour
ひろろdecさん
日々を綴る
ハナママ3さん
紅の水絵日記
M-Crimsonさん
MoMo太郎日記
MoMo太郎009さん
Kleine Erfrischung
kamoppieさん
考え事ほか
vissel-篤胤さん
地元力向上委員会
hanami73さん
今日の空
つるまる5さん
Que sera sera
五右衛門0563さん
染工房えむ
koubou-mさん
バンブーおじさん奮闘記
幸達さん
てんてん日記
もえぎさん








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jun 12, 2008 09:19:50 PM
コメント(2) | コメントを書く
[絵・美術について] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: