能登の手染め日記

能登の手染め日記

Jun 25, 2008
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カテゴリ: 日々
隣町の商店街を歩く機会があって、あれこれ観察していたら、感慨深いものが浮かび上がってきた。

能登町の宇出津の『あばれ祭』が近い。7月の第一週、4日・5日のキリコ祭りには、地元を離れても祭りのために帰ってくる人で溢れかえる。

漁業で栄え、かつては『能登の寒ブリ』と銘打たれた産地でもあったが、そのブランドは近年『氷見の寒ブリ』と産地名が変わってしまい、その巻き返しに頑張っているところでもある。だが、イカ釣り舟も石油価格の高騰で燃料代が赤字になってしまうという状況。イカ釣り船団の基地、小木港の知人も出漁できないと嘆いていた。

高校時代に毎日通った町だが既にその母校も統合され無くなって数年、歩いた町並みも結構変わってしまった。道幅が広がり電柱もなくし、またある横丁の道もカラー舗装で小奇麗になっている。だが、広まった道路の両側は駐車場代わりになっていた(--;

こうした町並み景観の作り方は近年の流行のような感じでもあるが、道幅を有効に使うためにも電線を地下に入れたりするのも良いのだが、この漁業で栄えた町が明るく小奇麗に整備されるたびに、漁港特有のニオイもなくなり、なんだか街中の雑踏とか、暮らしている人のエネルギーが薄れていくように思えて仕方ないのだった。

道幅を広げたメイン道路には、ゆとりのスペースがあってベンチや花壇や広場があり、街路樹も植えられて商店の外観も統一された雰囲気に整えられて・・・だが、私のイメージの中の商店街という雰囲気ではなく、かといって緑の中の生活空間というわけでもなく、道幅が広いがゆえに車の量も少なく見えて、人の姿も一層まばらに見えてきてしまうのだった。

穴水町も地震復興のためのに復興シンボルロードを新たに作り、商店街の道幅も広げる方向だ。復興のために多くの会議を重ね商店街の住民の意見を集約しての方針だろうから、それはそれで街づくりを進めるので良いのだが。

あくまで私の個人的な感触。
広い道路やバイパスは、通り抜けに適しているし、いや、それでは人も車も通り抜けしてしまい、街の賑わいになるのだろうか?と懸念し、家並みの景観を整えすぎると面白みがないとも思えるし、交通量に見合った道幅で良いと思ったり、いや、歩道は老人子供のために広いほうが良いとも思うし、町の人口や車の通行量に応じた適度な混み具合が良いと思ったりもする。という相反する想いで街並みを見るのであった。

私的には横丁の小路は生活の匂いがプンプンする方が好みでもあり、古い商店街は歩いて宝物を見つける気分でもあるのだが(^^ゞ
この感触は絵に描くのに、そういう雑多な生活感の有る場所を探すというのが身についているからかもしれない。

街は外から見た目と実際に暮らしている人の感触は違うのかもしれない。輪島のような観光地であれば、観光客の見る目も重要だが、街は外から見るためのものではなく、今、実際に暮らしている人が望む方向に進めるしかないともいえる。

などと思いながら、街を歩けば、ほんの暫くで疲れてしまい、あれやこれやの感慨を持って車で通り過ぎてくるのであった・・・(^^ゞ
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Last updated  Jun 25, 2008 11:30:34 PM
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