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もう今年も後2日月を残すのみとなってしまった。歳を取れば、どんどんスピードが早くなるというが、それを身をもって感じるこの頃です。先日、会社は違うんだけど、ずっと懇意にしているパイロット仲間の一人が、2,3カ月おきにやってるこじんまりとした飲み会で、もしかしたら、今年一杯で地上に降りるかもしれないと切り出した。さかのぼって2月頃だったか、夜のランディングに自信がもてなくなったという理由で、1カ月ぐらい飛行機を降りてるとは聞いていた時は、夜見えないのは「それは歳のせい、みんな、そうなんだから、大丈夫」って送り出し、しばらくは普通に飛んでいると思っていた。彼の会社は、それ程潤沢じゃない人数で飛んでいるはずだ。彼がナイトフライトは駄目ということで、スケジュールのやりくりをしてもらっていたらしいが、期間が長くなると、他の乗員から、何で彼は夜飛ばないの?ってことで、彼自身も徐々に居心地が悪くなってきたって言ってた。で、彼の下した決断は、飛行から降りる、来年早々には、会社も辞めて、少しこれからのことを考えたいって言う判断。現役でやっている人は、いつかは必ずやってくる引退の時。最後までチェックにもいい成績で通って、そして定年という区切りで、みんなから送られて辞めていく。それは一番いい形の辞め方だと思う。ある人は、航空身体検査が通らなくなってそこで辞めたり、J社のように、ある条件で会社から強制解雇を受けたり、会社のやり方に我慢ができなかったのか、自分から職場を去って行った者もいた。一流のプロが、自分の能力に自信がもてなくなったとか、完全燃焼しなくなった自分を感じたとか、いろんな理由で去っていく。それはそれで、その人の考え方だから仕方がないと思うが、さて、振り返って、じゃ、自分はどうする?って、考え込んでしまった。自分は、子供がまだ自立していないので、状況が許すなら、できるだけ長く飛んでいたいとは思うものの、確かに、夜間の着陸など、条件が悪い時など、自分のランディングに満足がいかない時はある。でも、それって、もう終わりっていう、潮時なんだろうか?それを決断できるのが、プロっていうものなんだろうか?
2011.11.07
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