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2013年04月01日
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カテゴリ: 宝塚歌劇
「永遠物語」2回目観劇してきました!
初日の感動も覚めやらぬままに、再びこの舞台を観て号泣でした^^;
カンパニー全体がさらに深くまとまったように思えたし、一人一人の気迫も
初日よりも強く感じた。

終演後は神戸でよく飲んだ^^;ビール、日本酒、ワインと飲んで帰ってきたら
1時前^^
一緒に今日観劇した友人もいたく感動したようで、作品の話でも盛り上がった。


今日は客席に星条海斗さん、紫門ゆりやさん他、月組の方が8列目辺に
大勢観劇されてました。自分は4列目だったので、あまり振り返って見る事も出来ず…かなり残念^^;せっかく、あの星条さんが客席にいたのに・・・。

自分はキャトルレーブに買い物に出て行ったのでよく分からないのですが…。
星条さんは今日も可愛かった。

で、永遠物語・・・
初日の時は昔に観た記憶を思い出し思い出しで観てたのですが、
今日はもう既に全て思い出してたので冒頭からもうじわじわ感動が押し寄せてきました。久しぶりの涙がボロボロ出る作品です。
じんわり感動って作品は多くありますが、演出、音楽、キャスト、照明・・・
全ての融合でこんなに大きな感動になってるのだと思う。
風の使い方にこの作品の深さや哀しさを凄く感じます。
オープニングに寒風に新聞紙が飛ばされて行く中、凍えそうな4人が登場します。
ここから時代の哀しさをいきなり感じさせられる事になります。
今日は新聞紙が途中で段に引っ掛かってしまい…一瞬どうなるんだろ?とか


榛名由梨さん・・・
この役を宝塚OGでここまで演じ切れるのは榛名さんしかいないと思うし、
ここまで観客の心を動かせる松五郎は他の世界でもなかなかいないと思う。
舞台生活50周年って普通に計算しても、年齢的にも体力的にも凄い。
歌声は迫力あるし、声の使い分けや歌う時の表情の一つ一つに感動させられてしまいます。

今日は駅の場面に心が震えました。
小さい頃から世話をしてきた吉岡夫人の息子敏雄が熊本の高校へ進学する事になり
吉岡夫人(花總まりさん)と送りに行く場面。
高校へ行く少し大人びた敏雄は「これから自分の事をボンボンと呼ぶのは
やめてください!」と言う。
「そのせいで同じ学級の仲間に冷やかされバカにされる」のだと松五郎に話す。
榛名由利さん演じる松五郎の哀しそうで淋しそうな目と、母親の吉岡夫人の
その場を繕う淋しい空気… ホームまで送りに行かず一人、人力車に座って
煙管を吸う松五郎… 全てが哀しく心が締め付けられるような感じです。
汽車を見送った吉岡夫人が戻って来てからのやり取りも
榛名由利さんと花總まりさんだから、ここまで深くいくつもの感情が交差してるのを感じられるのだと思う。
吉岡夫人を車に乗せ掛け声を発し走り出す場面は既に泣けて仕方ない。

松五郎が自分の実の母親に会いに女郎屋「桔梗屋」に出向く場面も重く哀しい。
母親よねは女郎屋の女主人。酒に酔い自分がないような人になっている。
「お前を殺しに来た!」と言う松五郎。そして首を絞める。もちろん殺す事は
出来ない。母親は「さっさと殺せ!」と叫ぶ…。
緊迫感と喪失感の中、桔梗屋の中に貼ってあった吉岡夫人に少し似てるポスターを
母親にもらって帰って行く松五郎。机に突っ伏して眠ってしまってる母親の肩に
ずり落ちた上着を掛けてあげる時の表情が哀しすぎる。

花總まりさん・・・
つつましやかでいて芯の強さも感じさせる吉岡良子という女性を見事に演じています。透き通るような儚げな立ち姿だけで鳥肌が止まらない。美しすぎる。
どんな役を演じてもどんな時代でも的確で完璧な芝居を創り上げる花總さんは
やっぱり天才なんだろうなと改めて強く感じた。
歌声も素晴らしくて、ソロが1曲しかないのが贅沢に感じてしまう。
この作品に出演したことで花總さんにとって大きな自信にも繋がったと思うし、
揺らぐ事のない存在感を観客に再確認させられたと思う。
宝塚時代から、いつでも新鮮に感じる事のできる貴重な娘役さんでした。
何年かぶりに出待ちをしました。出待ちとかほとんど興味がないんだけど、
どうしても花總さんは見てみたいと1時間ほど待ちました。
バウホール外の階段から降りて来る花總さんを見た途端に強烈なオーラと
その辺が一気に清潔感漂う空間になったようでびっくりでした。
スターぶってる事なんて1%もないのに、気さくにファンの女性たちと話してるのに
花總さんの所だけバリライトが照らしてるかのような明るさでした。

今日は少し男性出演者の事も・・・
みんな芝居が上手くて素晴らしい。劇団ひまわりの選りすぐりの若手や子役を
集めてるのだろうか。実にレベルが高いと思う。
宝塚歌劇という独特な世界に馴染むのは大変だったと思うけど、
自然に宝塚OGやOSKの方たちとも溶け合ってて浮いてるように見えないから凄い。
子役の5人もそれぞれに個性がハッキリしてて、自分の役を生きている。
子役独特のイヤミな感じをまったく感じさせない芝居で作品に大きな力添えに
なっていると思う。

花柳寿楽さん・・・
吉岡敏雄役。第二次世界大戦で子供を亡くし、何もなくなった日本で
幼い頃に世話になった富岡松五郎の事を振り返り。
語り聴かせる狂言回しの役割です。
寒々しい心がすさんでしまった、あの頃の日本に何が大切かを語る。
年老いた吉岡敏雄が松五郎や母親の生き様を淡々と語るのが、作品の大きな
波にもなっている。

萬あきらさん・星原美沙緒さんの二人の男役芸は完成されてるのにも関わらず、
それぞれの退団公演(もちろん観劇してます)の時よりもより大きく深く男役を
極めてるようで驚かされます。
榛名さんとの共演でさらにお互いが刺激されて向上してるのかな。

あと、1回観劇します。もっと観たいけど…
この作品、スカイステージとかで収録されるのだろうか?
絶対に残さないといけない作品だと思います。
明日は宙組「モンテ・クリスト伯」の新人公演に行ってきます〜。

永遠物語チラシ.jpg

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最終更新日  2019年06月17日 02時05分33秒


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