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2014年12月25日
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中島みゆきさんのリマスターBOXの第二弾「中島みゆき BOX2 寒水魚〜夜を往け」が昨日届いて、
どっぷりと中島みゆきさんの曲に浸っています。
「寒水魚」1982年〜「夜を往け」1990年が特にサウンド面では冒険したり挑戦したりで
次はどんな音を出してくるのか読めないドキドキ感の一番大きい時期だったように思います。
レコーディング方法もいろいろ四苦八苦の時代だった気がします。
録音がアナログからデジタルに移行する真っただ中の時期、
中島さんも時代の流れを早めに取り入れて音作りしていたように思う。
録音方式やサウンド面が大きく変わっても、芯の部分はほとんど変わらず楽曲を作り続けてる事は
現在を見ていても凄いと思う所です。


決まったんじゃないかなと思います。

1曲目「悪女」
シングルバージョンとはまったく違うロックバージョンです。
リマスターの効果は絶大でカッコ良さが倍増です!
ボーカルのエフェクト効果とかはオリジナルをそんなに触ってないのですが、
ドラム、ベース、アコギの音が驚くほどクリアになってます。
このバージョンをほぼ忠実にライブでやったのは1982年の「浮汰姫」ツアーと
1986年「五番目の季節」ツアーだけです。
「浮汰姫」ツアーの時はアルバムのテンポよりもかなり速くなっていてサビのアレンジとかは
まったくアルバムバージョンとは違ってたので忠実に再現してるのは1986年ツアーのみかな。
「浮汰姫」ツアーはやたらシンセサイザーを前に出してたりでアルバムのカッコいい重さは無くなっていました。


波打つようなリバーブがより目立つ感じで雰囲気はより妖しげになってます。
この曲は1982年「浮汰姫」ツアーでも歌われましたが、アルバムのアレンジとは
かなり変えてありました。舞台に平伏すようになりながら歌い始める中島さん。
「♪としをとるのはステキな事です そうじゃないですか〜」の所でむっくり起き上がって
客席を睨みつけるように歌う演出は「夜会」の素になってるように思う。

演劇との融合を一番意識した最初のように思います。
このツアーを見た人なら絶対に印象に残ってると思うけど、最後の
「♪忘れるよりほかないじゃありませんか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
を8小節以上も息が途絶えそうになっても声を伸ばし続けてたのは凄いインパクトでした。

このアルバムアレンジで歌ったツアーは1998年ツアー。
1984年「明日を撃て!」ツアーでも歌いましたが、かなり激しいロックアレンジになってました。
更に2コーラス目の歌詞も変えて歌ってました。
「1985年 歌暦page'85」でも歌いましたが、この時は1984年アレンジとほぼ同じで
更にやたらスペイシーな演出になってました。2コーラス目の歌詞は元に戻っていました。

3曲目「鳥になって」
驚くほどゴージャスな音になっています。
この曲も大好きな曲ですが、音が良くなると以前以上にこの曲の良さをいろいろ感じられた。
この曲を最初にツアーで歌ったのは1982年 「浮汰姫」ツアー。
セットリスト入りするだろうとは予想は出来たけど、実際歌い出すと鳥肌もんだったのを思い出す。この曲の前の曲が「横恋慕」でした。それもオリジナルよりかなりアップテンポの…^^;
舞台のやや下手で「横恋慕」をニコニコとノリノリで歌うとMCなしで、一気にこの曲の世界に。
この辺りの演出も夜会の素になってるように思う。
中島さんの歌唱はスタジオバージョンのように柔らかく優しく歌うのではなく、もっと切羽詰まったような歌唱でした。

4曲目「捨てるほどの愛でいいから」
音の深みをより感じられる音になってて感動も倍増です。
この曲って大作なのにライブではほとんど歌われた事はありません。
「根雪」と同じような扱いのような・・・
ツアーでは1984年「明日を撃て!」の何ヶ所かで歌われたのみ。
ストリングスの代わりにピアノを中心にしたアレンジでしたが、後半はロッカバラード風に
盛り上がるアレンジ。

5曲目「B.G.M.」
LPで聴いてた頃はこの曲が一番神経使った^^;
ノイズが入ると凄く目立つし曲の雰囲気も壊れるし・・・
こんな良い音でこの曲が聴ける日が来るとは1982年に初めてこのLPを手にした時には
想像する事も出来なかった。
ツアーでは1982年 「浮汰姫」でのみ歌われました。
スタジオアレンジをほぼ忠実に再現してました。
ラメの生地を敷き詰めて中島さんのコンサートでは初めてと言っていいほどのゴージャスな
舞台にこの大人なジャジーな曲が映えてました。

6曲目「家出」
発売当時は歌謡曲のようなイメージを強く持ってた曲。
スタジオアレンジに近い形で歌われたのは「夜会」でのみ。
ツアーでは1985年「歌暦page'85」の2曲目でハードなブラスロックバージョンとして歌われました。メロディや歌詞を崩してよりロックっぽく歌ってましたが、
今ならもっとカッコいいロックバージョンとして歌えると思う。
(訂正・・・勘違いしてた。「家出」をスタジオアレンジに近い形で演奏したのは
 1983年「蕗く季節に」ツアーの時にもありました。)

7曲目「時刻表」
この曲もLPで聴いてる頃はノイズが入らない事を祈るように聴いてた印象^^;
アコギの音もグロッケンの音もキラキラしています。
この曲はよくライブで歌われてるイメージのある曲だけど、初めてライブで歌われたのは
1987年「Suppin Vol,1」です。イントロもなくいきなり歌から歌い始める演出はドキッと
させられた。まさかこの曲が今頃歌われるとは思ってなかったのもある。
スタジオアレンジとはまったく違うアレンジだったけど生で聴けてうれしかった。
2010年のツアーでは、現在の時間を読み上げてから歌い始めました。
この時のアレンジはスタジオアレンジに近かった。

8曲目「砂の船」
このアルバムの中で一番好きな曲です。
初めてLPで聴いた時からそれは変わりません。
メロディも歌詞もアレンジも飽きる事なく何千回でも聴ける。
ツアーでは残念ながら1983年「蕗く季節に」の時だけにしか歌われてません。
スタジオアレンジにほぼ近い形で演奏されました。
アレンジは違うけどやっぱり「砂の船」と言えば夜会 Vol.4「金環蝕」です!
いきなり2曲目で自分にとってのクライマックスのように思ってしまってました。
数え切れないほどの星球の中で望遠鏡の前で歌う中島さんのカッコ良さに震えました。
全ての夜会の名場面の中で自分にとってベスト3に入る場面です。
スタジオ盤のアレンジよりも好きになってしまったアレンジという珍しいパターン^^

9曲目「歌姫」
「砂の船」が好き過ぎてこの曲にそれほど思い入れがないのかも知れない。
もちろん好きな曲なんだけど、自分にとってはライブで聴きたいともそんなに思わないし、
続けてリピートして聴く事は一度もなかったと思う。
「砂の船」なら10回連続で聴いても、まだもう1回聴きたいと思ってしまう。
ツアーでは何度も歌われています。
1982年 「浮汰姫」、1985年「のうさんきゅう」、1985年「歌暦page'85」
2005年ツアーの4回セットリスト入りしました。
その中ではやっぱり1982年 「浮汰姫」での演出で聴いた「歌姫」が最高でした。
舞台上にいくつか置いてあるアクリルの箱が青い光を放ちながら浮き上がっていく。
「傾斜」を歌い終えて長いアウトロのあと短い挨拶をして「歌姫」を歌い始めた時は
鳥肌もんでした。
本編がこの曲でしっとり終ったのも良かった。

1982年 「浮汰姫」ツアーを当時、ライブ盤として発売しようとした企画があったと
昔に聞いた事があったけど真実はわからない。
でも出さなくて良かったと思う。コンサート自体は最高でしたが、ライブ盤を1987年まで
出さなかった事でさらにミステリアスな存在になったし、独特な価値のあるアーティストの
一人になれたのも露出が他の歌手よりもずっと少なかったからだと思う。
正直、1982年当時のライブは今のような歌唱力もなかったし、曲によっては厳しそうなのもあった。
1982年のこのツアーまではスタジオの音を忠実に出して演奏するほどのバンドを揃えてなかったし
セットリストも「浮汰姫」ツアーほどシングル曲を多く歌う事もなかった。
19曲中9曲がヒットシングル曲です。
「アザミ嬢のララバイ」「りばいばる」「わかれうた」「ホームにて」「かなしみ笑い」
「悪女(アルバム)」「誘惑」「横恋慕」「悪女(シングル)」。
「アザミ嬢のララバイ」「りばいばる」なんかはスタジオ盤を忠実にアレンジされてた。
シングル曲以外でも「怜子」「エレーン」「遍路」など比較的有名曲で構成されてる。
これまでの中島さんのライブと大幅に違ってる点からもライブ盤の企画は本当だったのかも
知れないと思ってしまう。

今回のリマスターBOXで一番楽しみだったのは「グッバイガール」と「予感」
予想以上の効果に感動しています。

寒水魚.jpg

ブックレットも豪華です。未発表写真も何点かあります。
もっと写真があればなぁ。歌暦のライブ写真なんてもっともっとあると思うのに・・・
中島みゆき.jpg





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最終更新日  2019年06月16日 04時02分09秒
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