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2017年10月04日
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谷村新司さんの1987年発売のシングル。
女歌の世界を確立させた、1984年発売の11枚目のアルバム「抱擁」の流れをくむ名曲です。

A面「今のままでいい」
作詞 谷村新司さん   作曲 三谷泰弘さん   編曲 佐々木誠さん

この曲はシングルバージョンとアルバムバージョンでは、全く違う曲かと思うほど、
アレンジが大幅に違います。
ライブでは最初に演奏された時だけ、シングルバージョンで、その後はアルバムバージョンに
近い形で演奏されたように記憶しています。
自分は落ち着いた感じでドラマチックなアレンジのアルバムバージョンの方が好きで

アレンジがGeorge Michaelの「Careless Whisper」の雰囲気にかなり似てた事などから
敬遠してたのかも。「Careless Whisper」は大好きな曲ですが。
何十年かぶりにシングルバージョンを聴いてみて、キャッチーでインパクトのあるアレンジで
これはこれで凄く良いと思えた。

ちなみにアルバムバージョンは
作詞 谷村新司さん  作曲 三谷泰弘さん  編曲 青木 望さん

こっちは、美しいピアノの調べでドラマチックに始まり、物悲しいストリングスが絡んでくる。
テンポもシングルよりもかなり遅く、落ち着いた感じです。
さすがに、このアレンジではシングル切るのは難しいと思う。
女歌を集めたアルバムで聴くからこそ、このアレンジが光ります。
ちんぺいさんのボーカルも、こっちの方が断然に好きです。



作詞・作曲 谷村新司さん  編曲 青木 望さん

このシングルを買った時に、最初に思ったのはB面の方が断然に好きだという事^^;
大陸を感じさせるメロディとアレンジは楽曲のスケールの大きさをより感じさせる。
飲んでてこの曲が急に聴きたくなった。

この曲の中に「病葉(わくらば)」という言葉が出てきます。

   愛は音も立てず、愛はただひたすらに」
ここの歌詞が凄く好きです。病葉って読み方もこの曲で知りました。
そして翌年、再び「病葉」という言葉をちんぺいさんは歌詞に使いました。
ロンドン交響楽団の演奏で全曲レコーディングした「獅子と薔薇」の中に
「SA YO NA RA -エビタフ-」という曲が収録されています。
こう歌われています。
「♪冬の雨が 病葉を濡らして降る 懐かしい名前を刻んだ石に あなたと共に生きた
   柔らかな日々を 思えば寂しさはとめどなく募るけれど・・・」
病葉を濡らす雨が春と冬で、頭に浮かんでくる匂いまでもがまったく違う物に感じる。
「春の雨」と「冬の雨」で、ちんぺいさんは細やかな心境などを描いてる物が多くあります。
たとえば、ちんぺいさんファンなら真っ先に思い出すのは、多分、
「♪冬の雨なら 今ここで 死んでいたかも知れない」
「♪春の雨に肩を抱かれて もう少し歩いてみたい」
これは「小さな肩に雨が降る」の歌詞です。
「うたかた -泡沫-」を聴くと、いつも決まって一つの風景が頭に浮かびます。
その風景は「小さな肩に雨が降る」を聴いた時に浮かぶ風景に似ている。

「家路 -私が死んだ日-」の中の主人公は異郷の街の道端で雨に打たれながら死んでいきます。
壮絶な歌ですが、最後まで聴くと優しい気持ちになれて胸が熱くなる。
この歌の中の季節はいつなんだろ?といつも考えてしまう。
「♪手首を握りしめてた 見知らぬ人の手のひらの
  暖かさに溢れ流れた 涙を雨が薄めてく」

「♪窓を濡らして暖かい雨が 夏の訪れを告げるように
  変わることのない愛は夢だと あなたはそれだけを教えてくれた」

「♪Heart of Sorrow 窓辺の猫は 冬の雨を見ていた 見ていた
  Heart of Sorrow 灰色の瞳の奥に 沈んだ冬の街」

「♪道濡らす 冬の雨 疲れた足を引きずり 電車に飛び乗る」

「♪街角のホテルの片隅で 雪まじりの雨を見ている 愛の 終わり」

ソロ曲で思い出せただけでも、これだけある。もっとあると思うけど…思い出せない^^
ちんぺいさんが歌詞の中で雨を降らせる時はどれも凄くドラマチックです。
今夜はバーボン専門バーで、多く飲んでしまった・・・。飲みながら会話が止まった時に
「うたかた -泡沫-」のイントロのオリエンタルなピアノのメロディが頭に流れてきた。
「♪時のまばたきの間にも 泡沫は水に運ばれ
   空を見つめたまま 涙さえも流せない」
出だしの歌詞を思い出し、頭に流れたらドキッとした。
帰ったら、すぐに聴こうと・・・。前から好きだった曲だけど、こんなに良い曲だったんだと。

シングル「今のままでいい」



アルバム「今のままでいい」のLPとCD







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最終更新日  2019年06月13日 16時14分01秒
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