2018年12月02日
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森進一さんの1976年発売のオリジナルアルバムです。
オリジナルアルバムも多くリリースしていますが、カバーアルバムやベスト盤がやたら多いので、
どれがオリジナルアルバムかを見極めるのは曲目見ずに分かるには難しい。
逆に「ベスト・ヒット・アルバム」ってタイトルなのに、そのアルバムでしか聴けない新曲が
多く収録されてたりと・・・当時のビクターのスタッフにはわかりやすく作ってもらいたかった^^;
この「心の旅路」は完全オリジナルアルバムです。
A面は演歌色は弱く、どちらかと言うとフォーク色強めのアルバムです。
B面は歌謡曲色を前に出してる楽曲が多めです。
オリジナルアルバムの中でも超名盤のひとつです。リマスターしてCD化してほしい。






1曲目「故郷」
作詞 阿久悠さん  作曲 大野克夫さん  編曲 馬飼野俊一さん
1976年1月10日発売の先行シングル。
シングルと同じバージョンです。文句なしの超名曲!

2曲目「にわか雨」
作詞 阿久悠さん  作曲 大野克夫さん  編曲 馬飼野俊一さん
アコギのアルペジオとブルースハープのみで歌い出すフォークナンバーです。
このアルバムの12年後の1988年発売のライブでこの曲が歌われています。
ライブアルバム「熱唱、森進一最新コンサートライブ」の11曲目に収録。
この曲を歌う前のMCで森さんは
「自分で口ずさむ歌なんてものを持っていると思いますが、僕もくちずさむ歌を持っておりまして…(略)

レコーディングした頃から森さんの中でかなり印象に残ってた曲のようです。
アルバムのスタジオバージョンも良いのですが、12年後にライブで歌う「にわか雨」は最高すぎます!
あのライブ盤はカバー曲ばかりであまり聴かないアルバムですが、この曲と「京都去りがたし」、
「恋月夜」のライブバージョンが聴けるのが貴重。

3曲目「浮灯台」

この曲も良質なフォークナンバーです。
感動的なメロディを森さんの声がなぞれば感動が倍になります。

4曲目「引越し」
作詞 阿久悠さん  作曲・編曲 馬飼野俊一さん
この曲はライブで有名になった曲。
1976年発売のライブアルバム「全国横断リサイタル 明日に向かって」に収録されています。
コンサートでこの曲を歌った時は、この「心の旅路」はまだ出ていなかったはず。
ライブ盤でこの曲を歌う前のMCがカットされてるので、どんな説明してから歌ったのか気になる。
この曲に関してはスタジオバージョンも凄く良いので甲乙つけがたい。
自分はシングル候補だった曲なんじゃないかと想像しています。

5曲目「寄り添う影」
作詞 阿久悠さん  作曲 大野克夫さん  編曲 馬飼野俊一さん
この曲も森進一さんが作ったような新しいジャンル「森フォーク」(森演歌という言葉があるから)
じゃないかと^^;
説得力のある歌唱で聴かせるフォークナンバーは森進一さんの独特な世界です。

6曲目「友よ」
作詞・作曲 蘭世さん  編曲 森岡賢一郎さん
蘭世は森進一さん本人のペンネームです。
森さん自身が作ったフォークナンバーです。
セリフを多く盛り込んだ友情を歌った名曲です。


B面
1曲目「とまり木」
作詞 阿久悠さん  作曲 大野克夫さん  編曲 馬飼野俊一さん
この曲はシングル盤「故郷」のB面です。
このアルバムの中で、歌謡曲色が強い曲ですが、これも超名曲です。
ライブ盤では「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」に収録されています(カセットのみの発売)
この曲がライブ盤に収録されてるのは、このカセットのみです。
この曲を歌う前のMCは
「今日はスタッフのみなさんからどうしても歌ってほしい歌を集めまして、お聴きいただきたいと
思います」
この「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」はあまりセットリストに入らない隠れた名曲を
多く歌う趣旨のコンサートです。一番好きなライブ盤と言ってもいいほど良く聴くライブ盤です。

2曲目「流氷」
作詞 島広志さん  作曲 結城丈さん  編曲 森岡賢一郎さん
この曲も歌謡曲色強めです。

3曲目「悲しみは置いてゆけ」
作詞 さいとう大三さん  作曲・編曲 馬飼野俊一さん
歌謡フォークなアレンジです。
森さんの情感豊かな歌唱が沁みる曲です。

4曲目「流れの花は何処へ行く」
作詞 阿久悠さん  作曲 井上忠夫さん  編曲 馬飼野俊一さん
森さんが歌う阿久悠さんの歌詞は胸に自然に入ってくる曲が多い。
森進一さんと阿久悠さんの相性は、他のどのアーティストよりも一番合ってると思う。

5曲目「東京の友へ」
作詞 中山大三郎さん  作曲 猪俣公章さん  編曲 森岡賢一郎さん
アルバムラスト2曲は少し世界が変わります。
中山大三郎さんの歌詞だというのが大きい。
前にも書いたけど森岡賢一郎さんのアレンジで十八番と言ってもいいイントロのオカリナソロの
いしだあゆみさんの「砂漠のような東京で」や浅田美代子さんの「この胸に この髪に」と同じく
この曲も寂しげさオカリナソロで始まります。オカリナソロのメロディもほぼどれも同じです。

6曲目「古傷」
作詞・作曲 中山大三郎さん 編曲 馬飼野俊一さん
この曲も名曲です。このアルバムの中でシングル曲を除いて一番ライブのセットリストに
入ってた曲です。
ライブ盤では「'87 森進一ライブ 中野サンプラザ」で聴けます。
アップテンポにしてロックバージョンとして歌っています。
聴いた印象はスタジオバージョンとライブバージョンではまったく違うけど、
両方とも捨てがたいバージョンになっています。
ロックバージョンじゃない通常のライブバージョンがライブ盤に残っていないのが残念。
かなり何度もセットリストに入ってたのに。
ライブ盤では前の曲が「ルーム・キー」なので、ロック色強くしたアレンジにしたのだろう。
この曲なんかシングルカットしてたら話題になったように思う。
森進一さんのオリジナルアルバムはどれもシングル切っても問題なしなクオリティの曲が多すぎる。

森さんは完全なライブアーティストなので、何でもライブバージョンの方が良くなるのが普通なのですが、じっくりとスタジオバージョンを聴くと、また違った感動で楽しめます。

この頃のコンサートパンフ
森さんはエレキギターも弾きます。


ちょっと珍しい広告。
1984年のIBMのPCの広告です。
1984年と言えばまだまだPCは普及していない頃です。
Windows95の頃にやっと一般家庭にも多く普及してきたように思います。
1984年はまだWindows2.0が出る3年前。このPCは日本語DOS。
当時で332000円!
PCという最先端の物にも森進一さんは合ってた。
演歌だけに拘らず、流行歌としてどんなジャンルでも歌いこなす森さんだからこそ
PCの広告にも起用されたのだろうと思う。

北の螢のB面「夢・ステファニー - ロマンティック・トリップ」が、このCMのテーマ曲でした。

「森進一さんのIBMパソコンの広告」





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最終更新日  2019年06月15日 04時24分41秒
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