2023年07月02日
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カテゴリ: フォーク
カナダのフォークバンド「The Original Caste」の1970年発売のシングル。
「Mr. Monday」「One Tin Soldier 」の大ヒットでも有名ですが、
その後の活動が続かなかったので忘れ去られてるように思う。
メッセージ色の強めのフォークですが、そこまで暑苦しいメッセージではないので
メロディの良さやアレンジも良さもあって今でもたまに聴いています。
このバンドを始めて知ったのは、中学生の頃。ラジオで流れた「天使の兵隊」を聴いてから。
歌詞は何歌ってるのか、まったく分からないけどメロディとアレンジが気に入ってベスト盤を買った。
中学生の頃は、それこそ中二病を患いかけてるような時期に、この手のメッセージに
共感したりして、うなずいて聴いてたような気がする。







A面「Ain't That Tellin' You People」 (邦題「虹を架けよう」)

1970年発売ですが、モノラルです。わざとモノラルにして雰囲気を出してるのかも知れないけど。
この曲は何と言ってもイントロが凄く好き。
ピアノの美しいアルペジオに、ブルースハープが絡んでくる、そして美しい声で綺麗なメロディを
歌い始める。
ステレオにしてリミックスすればいいのに。
ライナーノーツに
「こうしたメッセージ・ソングが果たして世の中を変える力となり得るかどうかとなると
 僕も大変疑問なのではあるが、彼らの主張に共感するものがあるのは事実であろう」
と、この一行に中二病なりかけの自分は反発する気持ちを持った事を思い出した。
今では完全にこのライナーノーツの書き手のようにしか思えなくなってるけど…。




1stアルバムは15年ほど前に初CD化されています。
ボーナストラック4曲入りです!





B面「Watch The Children」 (邦題「子供達のように」)

この曲は1stアルバム「One Tin Soldier」のB面2曲目に収録されてる曲のシングルカット。
ブラスセクションのアレンジが力強くてカッコイイ!

こんな曲を聴いてると、どこの国も1967〜1972年頃はみんな不満だらけで
怒ってたような気がしてしまう。
日本でもかなり暑苦しい系のメッセージソングが一部で盛り上がってた時代。
それとは反面、日本では畠山みどりさん、水前寺清子さんの人生の応援歌で元気もらって
生きて行く糧を見つけた人も多かっただろうと思う。
「出世街道」なんて250万枚以上も売れて当時の日本人に大きな力を与えたように思う。
森進一さんの登場で悲哀に溢れた魂の歌唱に心が震えた人も多かった。
天地真理さんの透き通るような歌声と天使のような笑顔に魅了されてる人の方が多かった。
凄く極端だった時代だったのかも。
何でもありで、いろいろあっておもしろかった時代。
自分は60年代後半はゴジラとガメラとガッパとギララに夢中だった。






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最終更新日  2023年07月02日 02時56分32秒


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