2023年08月04日
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1976年3月5日発売の荒井由実さんの7枚目のシングル。
かなり前にも書いたことあったかも知れないけど、今日はアナログ盤でこの曲をじっくり聴いてた。

最近は2009年発売の35枚目のアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」以降のアルバムばかり
ずっと聴いてて荒井由実時代の曲を聴く事がかなり少なくなってた。
「そしてもう一度夢見るだろう」から「深海の街」までの5枚のオリジナルアルバムが
好きすぎて何回聴いても飽きて来ない。
最近、徐々に今のツアーの影響もあって少し前のアルバムも聴くようになってきた。
「Frozen Roses」「Wings of Winter, Shades of Summer」「acacia (アケイシャ)」の
3枚も改めて名盤だと感動して聴いてる。

荒井由実時代の曲を多く聴く時期があったりもする。
自分がその時に何を求めてるのかで聴くジャンルもかなり変わるし、
ユーミンのアルバムもどの時代のユーミンのアルバムかかなり変わる。
結局、どのアルバムもめちゃくちゃ好きなのですが。
(Black Metal、Grindcore、doomばかり聴いてる時期もあったし、フォークばかり聴いてる時期、60年代〜70年代歌謡曲、演歌ばかり聴いてる時期もあった。どんなジャンルの音楽も
拒絶することはほとんどないので、いろいろ聴けて楽しい人生です^^;)




A面「翳りゆく部屋」
作詞・作曲 荒井由実さん  編曲 松任谷正隆さん

この曲といえば、2021〜2022年の全国ツアー「深海の街」の1曲目で歌われた。
60公演以上を10ヶ月かけて日本の隅々まで回ってくれたこのツアーも最高でした。
スモークの中にせり上がりで登場するユーミンのカッコ良さに毎回感動して泣けた。

そして、この曲がより一層好きになった。
コンサートツアーで聴いたのは「PEARL PIERCE ツアー」以来だったように思う。
凄い久しぶりに聴いたのと、今のユーミンが歌ってる事の感動でオープニングからずっとウルウルするコンサートだった。

またこの曲を鳥肌立つような演出で聴きたいと思う。

この曲は14歳のユーミンが「マホガニーの部屋」というタイトルで作ったの物が原型で


「翳りゆく部屋」に書き換える時の最初の歌詞。

「♪二人の言葉はあてもなく 過ぎた日々をさまよう」の所が最初に書き上げた時は
「♪あなたの落とした吸殻は 過ぎ去った日々のよう」と書かれていた。
これはこれで情景がまた浮かび上がってくる。

「♪ランプを灯せば街は沈み 窓には部屋が映る 冷たい壁に耳をあてて 靴音を追いかけた」の所が
「♪明かりを灯せば街は沈み 窓には部屋が映る あなたの乾いた靴音も 消えてゆく雑踏の中へ」
「明かり」を「ランプ」に変えただけで部屋の装飾や窓の形なども全て違って頭に浮かぶ。





B面「ベルベット・イースター」
作詞・作曲 荒井由実さん  編曲 松任谷正隆さん

ベルベットとイースターを合わせるセンスの凄さと、プログレのような楽曲は
18歳でこの曲を作ったユーミンの天才ぶりがよくわかる例だと思う。
昔はシルクで作られてた高級生地のベルベットとキリスト復活祭であるイースター・・・
いろいろ想像できてタイトルだけでも楽しめてしまう。
曲もヨーロピアンプログレでメロディの秀逸さと歌詞の乗せ方のカッコ良さにいつもゾクゾクする。
この曲は2018年アリーナ40公演「TIME MACHINE ツアー」の1曲目で歌われた。
このツアーの次の「深海の街」ではA面「翳りゆく部屋」が1曲目で歌われた。
このシングルから2曲連続でツアーのオープニング曲に選ばれたのは偶然なのか。


「翳りゆく部屋」の翌年の松任谷正隆さん、松任谷由実さん








1975年6月号 





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最終更新日  2023年08月04日 07時19分14秒
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