2023年09月27日
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1971年3月10日発売の美空ひばりさん250枚目のシングル。

美空ひばりさんの曲の事はあまり書いて来てなかったのですが、
そろそろ封印していこうかと。
シングル盤自体は島倉千代子さんや森進一さん、水前寺清子さん、畠山みどりさんのように
ほぼコンプリートしてるわけではないのですが、昔から中古盤屋で珍しそうな物を見つけたら
買っていました。
少し前に書いた「さくらの唄」は特別な逸話があった曲で、
その上、アレンジ自体も完全にフォークソングでした。
この曲は阿久悠さんが初めてひばりさんに歌詞を提供した楽曲ということで






A面「それでも私は生きている」
作詞 阿久悠さん  作曲 井上かつをさん  編曲 馬飼野俊一さん

初めて聴いた時は、エレキギターのトレモロ奏法が何か気になりすぎて
ひばりさんの歌に入れなかったのですが、何度も聴いてるうちに
この独特すぎるEギターのトレモロのフレーズがくせになってきた。
この楽曲の演奏はケニー・ウッド・オーケストラです。
ケニー・ウッド・オーケストラとは多くの歌謡曲の編曲で名を馳せた森岡賢一郎さんが作ったバンド。
歌謡曲のオケだけじゃなく、映画音楽のサントラも演奏していました。
「雨のアムステルダム」がケニー・ウッド・オーケストラ演奏作品です。

ケニー・ウッド・オーケストラで凄く好きな演奏は沢田研二さんの「コバルトの季節の中で」が
最初に頭に浮かぶ。

レコーディングされています。
ライブは井上堯之バンドですが、レコーディングはケニー・ウッド・オーケストラで録音していました。
沢田研二さんの曲なら「追憶」のケニー・ウッド・オーケストラの演奏も好きでした。
「時の過ぎゆくままに」も「勝手にしやがれ」もケニー・ウッド・オーケストラの演奏です。

この「それでも私は生きている」は軍歌のようなリズムの人生の応援歌です。

ひばりさんにしか歌い切れないような盛り上げる歌唱とファルセットのロングトーン。

この歌詞で全く違うメロディーと曲調になってたら…とか考えてしまうときがある。
このままでも嫌いじゃないんだけどね。
「今日の我に明日は勝つ」のような分かりやすい応援歌の方が一般受けはすると思う。
この曲はちょっとマニアックな感じです。



B面「新宿波止場」
作詞 横井弘さん  作曲・編曲 市川昭介さん

市川昭介さんらしい軽快でノリのいい演歌です。
セールスだけ考えると、こっちをA面にした方が売れたんじゃないかと思う。
でもちょっと都はるみさんの曲のような感じもするのですが…。
西川峰子さんあたりが後にカヴァーしてシングル発売すれば大ヒットしたかも知れない。






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最終更新日  2023年09月27日 06時13分35秒
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