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「トゥルー・ロマンス」(原題:True Romance )は、1993年公開のアメリカのクライム・アクション&ラブ・ロマンス映画です。クエンティン・タランティーノ脚本、トニー・スコット監督で、恋に落ちた男と女が、暗黒街と警察を向こうに回し、逃亡を続ける様をロード・ムービー形式で描いています。 「トゥルー・ロマンス」のDVD(楽天市場)監督:トニー・スコット脚本;クエンティン・タランティーノ出演:クリスチャン・スレーター(クラレンス・ウォリー) パトリシア・アークエット(アラバマ・ウィットマン) デニス・ホッパー(クリフォード・ウォリー) ブラッド・ピット(フロイド) クリストファー・ウォーケン(ヴィンセンツォ・ココッティ) ゲイリー・オールドマン(ドレクスル・スパイビー) サミュエル・L・ジャクソン(ビッグ・ドン ) クリス・ペン(ニッキー・ダイムス) ヴァル・キルマー(助言者エルヴィス) ジェームズ・ガンドルフィーニ(ヴァージル) ほか【あらすじ】デトロイトのコミック・ブック店で働く、プレスリーとカンフー映画に夢中な若者、クラレンス(クリスチャン・スレイター)は、誕生日の夜、場末の映画館で、アラバマ(パトリシア・アークェット)というキユートな女の子と知り合います。彼女はベッドの中で、実はクラレンスの店のボスから「誕生日のプレゼントに」と頼まれたコールガールであることを明かしますが、2人は愛し合い、翌日には結婚してしまいます。クラレンスは、アラバマのヒモであるドレクセイ(ゲイリー・オールドマン)に話をつけに行きますが、殺されかかります。逆に相手を殺してしまい、アラバマの荷物と思ってあわてて持ち帰ったスーツケースには大量のコカインが入っています。翌日、クラレンスは元警官の父、クリフォード(デニス・ホッパー)に会い、妻のアラバマを紹介すると共に、警察の捜査状況を聞きます。2人がロサンゼルスに向かった後で、ヴィンセンツ(クリストファー・ウォーケン)と名乗る男がクリフォードの元へ現われ、彼を拷間、2人とコカインの行方を突き止めようとします。シラを切るクリフォードを殺した男達は、クラレンスたちを追います。クラレンスはハリウッドでヤクの取引きの話をまとめますが、取引き当日、ダイムス刑事(クリストファー・ペン)ら捜査陣と、デトロイトから追ってきた組織の男たちが現場のホテルに向かい、激しい銃撃戦となります・・・。劇中、21人が打たれて死ぬという、タランティーノ脚本ならではハード・ボイルドですが、アクションのみならず人間らしさを描くことを得意とするトニー・スコット監督により、甘さも漂うラブ・ストーリーにもなっており、タランティーノ・ファン以外にも楽しめる映画です。一方で、トニー・スコット監督と、脚本のクェンティン・タランティーノの方針が合わず苦労した部分もあったようです。<ネタバレ>当初の脚本ではクレランスがエンディングで死ぬ設定でしたが、ハッピーエンドで終わりたいというトニー・スコット監督の希望から急遽、脚本を変更しました。このためタランティーノはヘソを曲げ、脚本の権利を買い戻そうとしましたが、主役のクリスチャン・スレーターがタランティーノを説得して、渋々了承させたと言われています。当初のタランティーノの構想では、未亡人となったアラバマが「レザボア・ドッグス」のホワイトと組んで悪事を働くというつながりが考えられていました。ちなみに、まだ無名でお金が無かったタランティーノは「トゥルー・ロマンス」の脚本を売って、「レザボア・ドッグス」の制作費の一部に充てていました。<ネタバレ終り>タランティーノは、1987年に「My Best Friend's Birthday」という作品を監督し、共同で脚本も書いています。最終版の編集中に火災に巻き込まれ、完全なものは残っておらず、映画としてもアマチュア色が抜けないものと言われていますが、「トゥルー・ロマンス」と「ナチュラル・ボーン・キラーズ」は、この作品が基となっています。トニー・スコットの監督とは言え、脚本のキレはまさにタランティーノのものであり、クリストファー・ウォーケン扮するマフィアがシシリア人の逸話も持ち出し凄むのに対して、元警官でクレランスの父に扮するデニス・ホッパーが同じくシシリア人の逸話を持ち出して反撃する辺りは圧巻です。主役のクリスチャン・スレーター、パトリシア・アークエットが主役のカップルを良く演じています。特にちょっと足りないけれど、優しくて芯の強い「桃のような」アラバマを演じるパトリシア・アークエットが見事です。彼女はジェームズ・ガンドルフィーニが演じるマフィアの殺し屋にボコボコにされますが、このシーンだけで撮影にに5日もかかるハードなものでした。それでも「まだまだ」と口を割らないアラバマをうまく演じています。トニー・スコット監督は、アラバマ役を一年かけて探し、ドリュー・バリモア、ジュリエット・ルイス、ブリジット・フォンダ、ダイアン・レイン、ジュリア・ロバーツを検討しましたが、最終的にパトリシア・アークエットを選んでいます。監督は、撮影終了後、使用したキャデラックを彼女にプレゼントしています。他にも、デニス・ホッパー、ブラッド・ピット、クリストファー・ウォーケン、ゲイリー・オールドマン、サミュエル・L・ジャクソン等の大物が、短いながらも素晴らしい演技を披露してくれます。トニー・スコット監督から「自分を黒人だと思っている白人のポン引きの役」と聞いて、脚本も読まずに出演を決めたゲイリー・オールドマンは、一見しただけは彼とわからない姿で熱演しています。クリスチャン・スレーター(右)パトリシア・アークエット(右)デニス・ホッパークリストファー・ウォーケンゲイリー・オールドマンブラッド・ピット撮影に使用されたキャデラッククエンティン・タランティーノ監督作品 「レザボア・ドッグス」のDVD(楽天市場) 「ジャッキー・ブラウン」のDVD(楽天市場) 「キル・ビル Vol.1」のDVD(楽天市場) 「キル・ビル Vol.2」のDVD(楽天市場) 「イングロリアス・バスターズ」のDVD(楽天市場) 「ジャンゴ 繋がれざる者」のDVD(楽天市場)
2015年09月30日
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「堕天使のパスポート」(原題:Dirty Pretty Things)は、2002年公開のイギリスのドラマ映画です。オドレイ・トトゥ主演により、ロンドンの移民社会を背景に、パスポートと自由を手に入れるため危険な選択をする女性と、彼女を守る男性の姿を描いています。 「堕天使のパスポート」のDVD(楽天市場)監督:スティーヴン・フリアーズ脚本:スティーヴン・ナイト出演:オドレイ・トトゥ(シェナイ) キウェテル・イジョフォー(オクウェ) セルジ・ロペス(ファン) ソフィー・オコネドー(ジュリエット) ベネディクト・ウォン(グオイ) ほか【あらすじ】不法滞在者や難民がひしめくロンドン。若いトルコからの移民女性シェナイ(オドレイ・トトゥ)は、従姉妹のいるニューヨークへの移住を夢見ながら、ホテルのメイドとして働いています。同じホテルのフロントで働くオクウェ(キウェテル・イジョフォー)というナイジェリア人とルームシェアしていますが、彼は夜勤なので部屋で顔を合わせることは余りありません。しかもオクウェは、昼間はミニキャブの運転手をしています。ある日、娼婦ジュリエット(ソフィー・オコネドー)に言われてホテルの部屋を調べた彼は、トイレの中に人の心臓を発見します。支配人のファン(セルジ・ロペス)に報告しますが、ファンは口封じに金を握らせようとします。しばらくして、移民局の男達がオクウェを捕らえる為にシェナイのアパートにやってきます。目をつけられたシェナイはホテルの仕事を辞め、縫製工場で働きますが、そこも移民局につきとめられ、シェナイは上司から口止め料の代わりに性的奉仕を強要されます。一方オクウェは、中国難民の友人グオイ(ベネディクト・ウォン)が勤める病院の霊安室に寝泊りします。工場を逃げ出したシェナイは、こうした生活から抜け出す為に、ファンのホテルで行なわれている売買用の臓器摘出を申し出ますが、ファンに処女を奪われてしまいます。元医者のオクウェは、シェナイの命を守る為にフアンに手術の執刀を申し出ます・・・。不法滞在者や不法就労に焦点を当て、彼らが偽造パスポート入手の為に臓器売買に手を出す姿に、切ない恋を重ねたこの作品は、第72回アカデミー賞にノミネートされた優れた脚本と、オドレイ・トトゥ、キウェテル・イジョフォー、ソフィー・オコネドーといった実力派俳優により、示唆的で感動的な作品になっています。不法滞在者の立ち場は悪く、仕事は3Kや違法なものしかありません。臓器を取りに来た医者に見ない顔だと言われたオクウェは、「我々は裏方さ、ミニキャブの運転手とか、部屋の掃除婦とか、抜く為の娼婦とかね」と、答えます。不法滞在の発覚を恐れがあるので、彼らは怪我をしても病院に行けません。不送還される事を恐れる彼らは足元を見られ、人間以下の扱いを受けます。体を求められ「地獄に堕ちろ」と拒絶したシェナイに、元上司が「ここが地獄だ」と言い放ちます。移民に否定的な日本人には、違法に滞在する方が悪いという反応になりかねないのですが、本来ならば、何故、彼らが違法に滞在するのかというところまで遡って考るべき問題でしょう。そういう考え方ができないと、日本人はボーダーレスな時代を生き残っていけないような気がします。ユーモアや娯楽性もあり、楽しめる映画ですが、そんなことを考えることも出来る映画です。脚本を書いたスティーヴン・ナイトは、イギリスの映画監督、脚本家、小説家です。初めて書いたこの脚本で第72回アカデミー賞にノミネートされるという快挙を成し遂げました。その後も「アメイジング・グレイス」など脚本を書き続け、2013年公開の「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」では、監督も務めました。一躍、脚光を浴びたフランス映画「アメリ」とは全く異なる、トルコ人の移民という役柄のオドレイ・トトゥは、初めての英語映画を見事に演じきり、その実力の程を示しています。この映画の原題は「Dirty Pretty Things」ですが、不法就労の足元を見られ、Dirty な性的奉仕をさせられるホテルの掃除婦と、恋する Pretty な女という相反する要素を一貫して演じる様に、女優としてのしっかりとした軸を見るような気がします。この映画は「アメリ」で売れたオドレイ・トトゥを前面に宣伝されていますが、共演のキウェテル・イジョフォーは実質的な主役で、舞台の出身の彼の演技力はすばらしく、ヨーロッパで数々の主演男優賞を取っています。彼は舞台出身で、映画出演後もシェイクスピア劇に出演し続け、2008年には大英帝国勲章を授与されています。また、2013年には「それでも夜は明ける」でアカデミー主演男優賞にノミネートされています。娼婦役をユーモラスに演ずるソフィー・オコネドーは、出番が少ないのですが、しっかりとその存在感を印象づけられます。彼女は、2004年に公開された「ホテル・ルワンダ」でアカデミー助演女優賞にノミネートされています。オドレイ・トトゥキウェテル・イジョフォー(左)ソフィー・オコネドースティーヴン・ナイト脚本・監督作品 「イースタン・プロミス」のDVD(楽天市場) 「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」のDVD(楽天市場)オドレイ・トトゥ出演作品 「アメリ」のDVD(楽天市場) 「スパニッシュ・アパートメント」のDVD(楽天市場) 「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」のDVD(楽天市場)キウェテル・イジョフォー出演作品 「トゥモロー・ワールド」のDVD(楽天市場) 「それでも夜は明ける」のDVD(楽天市場)ソフィー・オコネドー出演作品 「ホテル・ルワンダ」のDVD(楽天市場)
2015年09月29日
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「ラビット・ホール」(原題:Rabbit Hole)は、2010年のアメリカのドラマ映画です。ピューリッツァー賞を受賞したヴィッド・リンゼイ=アベアーによる同名の戯曲を原作とし、リンゼイ=アベアー自身が映画脚本を執筆、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督、ニコール・キッドマン製作・主演により、幼い息子を亡くした夫婦の喪失と再生を、静謐なタッチで描いています。ニコール・キッドマンは、本作品の繊細な演技で第81回アカデミー主演女優賞にノミネートされました。 「ラビット・ホール」のDVD(楽天ブックス) 楽天ダウンロードで観る ラビット・ホール監督 ジョン・キャメロン・ミッチェル脚本 デヴィッド・リンゼイ=アベアー原作 デヴィッド・リンゼイ=アベアー出演:ニコール・キッドマン(ベッカ・コーベット) アーロン・エッカート(ハウイー・コーベット) ダイアン・ウィースト(ナット) タミー・ブランチャード(イジー) マイルズ・テラー(ジェイソン) サンドラ・オー(ギャビー) パトリシア・カレンバー(ペグ) ジョン・テニー(リック) ジャンカルロ・エスポジート(オーギー) ほか【あらすじ】郊外の閑静な住宅街に住むベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)のコーベット夫妻は、8か月前に、道路に飛び出して交通事故に遭ったわずか4歳の一人息子ダニーを失い、幸せな生活が一変します。以来、2人の心には埋めようのない喪失感が生まれ、ダニーとの思い出を大切にしながらも前に進もうとするハウイーとは対照的に、ベッカは亡き息子の面影に心掻き乱され、周囲に当たり散らすなど、同じ痛みを共有しながらも夫婦の関係は少しずつ綻び始めます。ハウイーの提案で、ベッカは身近な者に先立たれた人々のグループセラピーに参加しますが、やり場のない苛立ちから、他のメンバーに辛辣な言葉を浴びせ、退席することになってしまいます。実家に立ち寄っっても、母親ナット(ダイアン・ウィースト)との間に気まずい空気が漂います。その帰り道、ベッカはある少年(マイルズ・テラー)を目撃、翌日、尾行して図書館に入ります。彼が返却した「パラレル・ワールド」という科学の本を借りたベッカは、次の日、その少年から声を掛けられるます。彼の名前はジェイソン。8か月前、ダニーを車で轢いた高校生でした。ベッカに彼を責めるつもりはありませんでしたが、ぎこちない対面を果たした2人は奇妙な安らぎを覚え、やがて公園のベンチで会話するのが日課となっていきます。「パラレル・ワールド」を読んでいることを打ち明けたベッカに、ジェイソンはそれを参考に彼が描いている漫画を差し出します。タイトルは「ラビット・ホール」。科学者の父親を亡くした少年が、パラレル・ワールドに存在する別の父親を探すため、「ウサギの穴」を通り抜けるという不思議な物語でした。その頃、ハウイーは心の癒しを求めるかのように、セラピーで出会った気さくな女性ギャビー(サンドラ・オー)と急接近していきます・・・。子供を失う事は、親にとって筆舌を尽くし難い痛みです。夫婦といえども、痛みの癒し方は同じとは限りません。そして、痛みが大きければ大きいほど、お互いを思いやりを示すことが困難になります。例えば、亡くした子供の思い出に浸りながらも、もう一人子供が欲しいハウイーと、至る所にある亡くした子供の痕跡に心が休まることがない家を売り払いたいし、子供はもう欲しくないベッカは鋭く対立します。心をひとつにしてというのは容易いですが、耐え難い痛みが伴うだけに、口で言う程、容易いことではないはずです。夫婦が直面した不幸を機に、離婚というさらなる不幸に発展することが少なくないのは、そうした事情なのかもしれないと考えさせられました。映画は序盤はゆっくりと状況を説明、中盤で大きく動きます。加害者であるジェイソンと会ったベッカは、意外な事にジェイソンに詫びる必要がないと言い、「あの日、別の道を道を通っていれば・・・」というジェイソンに、グループセラピーでは共感することがなかったベッカが「わかるわ」と共感します。続いて、ベッカとハウイーの激しい言い合いが中盤の山場となります。演技の幅を広げているニコール・キッドマンですが、やはり、こうした激しい場面が彼女の真骨頂ではないかと思われるほどの迫力のある場面です。この口論の中で、ベッカは「防ぐことができたことすべてについて、一生、自分を責め続ける」ことを匂わします。事故で子供を失った母親は自分を責めがちであると言いますが、ベッカがグループセラピーではなく、自分と同様、「もしも・・・」と自責の念にかられる加害者に共感するという大胆なプロットが、ここに見えてきます。加害者が描いた漫画のタイトルで、映画のタイトルにもなっている「ラビット・ホール」は、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」で主人公が落ちた穴に由来します。混沌や困難を意味しますが、そういった状況に陥ることによって、それまで見えなかった解決の糸口が見えてくるというポジティブな意味合いに使われることもあります。ニコール・キッドマンは、この作品で初めてプロデューサーを務めました。この作品をプロデュースした理由について、彼女は次のように語っています。「私はいつも、極限の題材を扱った映画に興味を抱くんです。人々が愛を渇望するとき、人々が愛を失うときに、その人々に興味を覚えるんです。子どもを失うということは、自分が行き着く中で最も恐ろしい場所。そして自分をクリエイティブに向かわせる場所とは、自分が恐れを抱く場所でもあるんです。今回、私は考えられないような重い悲劇にさらされながら、とても異なるリアクションをするこの夫婦に、本当に心を鷲づかみにされました。ベッカとハウイーの夫婦は、それぞれのやり方で悲しみに暮れながらも一緒に生活している。それがとても面白いと感じましたし、私自身がベッカを演じてみたいと思いました。」彼女は、2008年に第一子が誕生したばかりでしたが、受賞は逃した物の、素晴らしい演技でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。その役作りについて、彼女は次のように語っています。「自分の内面の奥深くにある、触ってほしくないような恐ろしい場所に触れてしまったわ。精神的には決してたどり着きたくなかったけど、なぜかたどり着いてしまった。これが私の役作りなのだと思います。そこに行き着くまでは大変だけれど、いったんそこに行ってしまうと、完全にそのキャラクターを吸収してしまうの。」(ニコール・キッドマン)この話から察するに、彼女はメソッド演技法(役柄の内面に注目し、感情を追体験することによって、より自然でリアリステックな演技・表現を行う)でアプローチしたことがわかります。この演技法は、役作りのために自己の内面を掘り下げるため、役者自身に精神的な負担をかけ、自身のトラウマを掘り出したり、情緒不安定なることもあると言われています。子供が生まれてすぐにこのような作品に挑戦したことに、彼女の映画に対する挑戦的な姿勢と、強靭な精神力を感じます。ニコール・キッドマン出演作品 「誘う女」のDVD(楽天市場) 「ムーラン・ルージュ」のDVD(楽天市場) 「めぐりあう時間たち」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、さんの !【博多久松】和洋折衷本格料亭おせち『博多』デイリー総合ランキング、食品部門の6位です。早くもおせち料理の予約がランクインです。早めに予約すると、年の瀬にドタバタせずに済みますね。
2015年09月28日
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「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(原題:Tropic Thunder)は、2008年公開のアメリカの映画です。ベン・スティラー、ジャック・ブラックという個性派俳優が共演、さらに演技派のロバート・ダウニー・Jr.ら大スターが加わり、撮影中の俳優たちが本当の戦闘に巻き込まれて奮闘する姿を描いています。 「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」のDVD(楽天市場)監督:ベン・スティラー脚本:ベン・スティラー/ジャスティン・セロー/イータン・コーエン原案:ベン・スティラー/ジャスティン・セロー出演:ベン・スティラー(タグ・スピードマン:落ち目の俳優、最新作に役者生命をかけている) ジャック・ブラック(ジェフ・ポートノイ:喜劇以外に挑戦したい喜劇役者、麻薬中毒) ロバート・ダウニー・Jr(カーク・ラザラス ;オスカー俳優、役の為、皮膚整形で黒人に) ブランドン・T・ジャクソン(アルパ・チーノ:人気黒人ラッパー) ジェイ・バルチェル(ケヴィン・サンダスキー:無名俳優、新兵訓練キャンプに参加) ダニー・マクブライド(コディ:火器、爆発等特殊効果担当、新作の原作のファン) スティーヴ・クーガン(デミアン・コックバーン;ひ弱な英国人映画監督) ニック・ノルティ(ジョン「フォーリーフ」テイバック;新作の原作者、義手、気難しい) トム・クルーズ(レス・グロスマン:利益最優先のプロデューサー、利己的かつ冷酷) マシュー・マコノヒー(リック・ペック:タグのエージェント、唯一の友人、熱血漢) ほか【あらすじ】ベトナム戦争を題材にした映画撮影の為に、三人のスターがベトナムのロケ地にやってきます。スピードマンは返り咲きのチャンスを賭ける落ち目のアクションスター、ポートノイは下品なコメディから芸域を広げたい人気の喜劇俳優、ラザラスは黒人軍曹役のために肌を黒くする手術まで受けるほどの役者馬鹿なオスカー俳優です。製作スタッフは、わがままな俳優達のせいで、撮影5日で予算を使い果たしてしまい、撮影中止の危機に陥ります。困った監督はリアリティを出すために彼らを東南アジアのジャングルに放り込み撮影を再開させますが、そこは本物の無法地帯でした・・・。ベン・スティラーが監督、主演、脚本、原案、製作の5役を務め、メイン・キャラクターのジャック・ブラック、ロバート・ダウニー・Jr.の他にトム・クルーズ、マシュー・マコノヒーなど大スターが出演、1億ドル以上の制作費をかけた、豪華で強烈なコメディです。「プラトーン」や「ハンバーガーヒル」に出演する為にブートキャンプ(新兵強化訓練)や戦闘シミュレーションを経験した友人たちから「実際に兵士になった気がする」という話を聞いて面白いと思ったベン・スティラーが、ブート・キャンプを経験してPTSDになった俳優を描いたら面白いと思ったのが映画化の発端でした。製作に先立ち、ベン・スティラーらは、・地獄の黙示録・プラトーン・ディア・ハンター・フルメタル・ジャケット・ハンバーガー・ヒルを研究しており、本作にはこれらの戦争映画を彷彿させる部分や、模したシーンがあります。役作りの為、皮膚移植をして黒人になったカーク・ラザラスを演じるロバート・ダウニー・Jr は、ベン・スティラーが「ピーター・セラーズ(イギリスの伝説的コメディアン)の域に達していると思う」と絶賛するほど見事な演技で、第81回アカデミー賞では助演男優賞にノミネートされています。カーク・ラザラスはメソッド演技(役柄の内面に注目し、感情を追体験することに行う、より自然でリアルな演技)ですが、ロバート・ダウニー・Jr. もメソッドで演技する俳優で、彼はメソッドで演技する役者をメソッドで演技するというややこしい事をしていたことになります。彼は、撮影の合間もカーク・ラザラスになりきったままでした。「DVDのコメンタリーが終わるまで、俺はキャラクターのままだ」というカーク・ラザラスのセリフがあるのですが、ロバート・ダウニー・Jr.は、本作のDVDのコメンタリーを、カーク・ラザラスのキャラクターで行っています。トム・クルーズ、マシュー・マコノヒーなど大スターが出演した理由について、「彼らに脚本を送って何をやろうとしているのか説明したら、面白いと言って参加してくれた」と、ベン・スティラーは語っています。こうした大スターは、常々、コメディをやりたいと思っているが、その機会がなかなかないという話を聞いたことがありますが、まさにその通りのようです。マシュー・マコノヒーは熱血漢という彼が得意とする役回りですが、トム・クルーズは、一見して彼とはわからないようなメイクで、利己的で冷徹なプロデュサーを演じています。これは、映画の製作現場のパロディなのに、スタジオのお偉方のパロディがないじゃないかと、脚本を読んだトム・クルーズに言われて作られた役で、彼は顔と頭のメイク、胸の腕の付け毛に加えて、彼自身の発案で大きな人造の手をつけて演技しています。トム・クルーズはこの扮装で、見事なダンスを披露しています。このダンスも脚本にはなく、たまたまメイク・テストをしている時に、彼が「こいつ(彼が演ずるレス・グロスマン)と踊ってみたい」と言い出し、撮影してみたら良かったので、脚本を書き直して実現したものです。このダンスは、ソロでエンディングにも使われるという破格の取り扱いでしたが、映画公開後に注目されてレス・グロスマンのキャラクターとともにスピン・オフ、2010年のMTVアワードではレス・グロスマンに扮したトム・クルーズとジェニファー・ロペスのダンス・パフォーマンスも披露されました。この映画は、偽の予告編から始まるという凝った作りになっていますが、これにはユニヴァーサルをはじめ実際のメジャースタジオのロゴが、本物同様、堂々と映し出されており、ついチャプターを飛ばしそうになってしまいます。実際、上映に当たっては「映写技師の方は、そこでカットしないでください」と注意が促されました。これらの偽の予告編は、四部構成の晴らしい出来です。1.ラップ歌手アルパ・チーノ(ブランドン・T・ジャクソン)出演のエナジー・ドリンクのCM2.タグ・スピードマン(ベン・スティラー)主演「Scoacher」の予告編3.ジェフ・ポートノイ(ジャック・ブラック)主演「The Fatties」の予告編4.カーク・ラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)、トビー・マグワイア(本人)主演「Satan's Alley」の予告編偽の予告編は、各メインキャラクターの俳優としての活動を紹介する導入になっており、また偽の公式サイトまで作られました。また、CMのエナジー・ドリンク「Booty Sweat」は、米アマゾンで期間限定販売されました。さらに、終盤には偽のアカデミー賞授賞式が挿入されており、トム・ハンクス(写真)、ジェニファー・ヒューイット・ラブがカメオ出演しています。ベン・スティラージャック・ブラックロバート・ダウニー・Jrプラトーンを模したシーンレス・グロスマン(トム・クルーズのダンス・シーン)偽の予告編「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」が参考にした映画 「地獄の黙示録」のDVD(楽天市場) 「プラトーン」のDVD(楽天市場) 「ディア・ハンター」のDVD(楽天市場) 「フルメタル・ジャケット」のDVD(楽天市場) 「ハンバーガー・ヒル」のDVD(楽天市場)
2015年09月27日
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「フランシス・ハ」(原題:Frances Ha)は、2012年公開ののアメリカの映画です。ニューヨークを舞台に、モダンダンサーを目指すも芽が出ず、大人にもなりきれない27歳の女性が、自分の居場所を探す試行錯誤を繰り返しながら自分の人生を見つめ直す姿を、モノクロ映像でユーモラスに描いています。グレタ・ガーウィグが、ノア・バームバック監督とともに脚本を手がけたうえに、主人公の女性を演じています。 「フランシス・ハ」のDVD(楽天ブックス)監督:ノア・バームバック脚本:ノア・バームバック/グレタ・ガーウィグ出演:グレタ・ガーウィグ(フランシス) ミッキー・サムナー(ソフィ) アダム・ドライバー(レヴ) マイケル・エスパー(ダン) マイケル・ゼゲン(ベンジー) シャーロット・ダンバス(コリーン) パトリック・ヒューシンガー(パッチ) ほか【あらすじ】ニューヨーク市ブルックリンで、モダンダンサーとして大舞台に立つことを夢見るも芽が出ない27歳のフランシス(グレタ・ガーウィグ)は、親友のソフィ(ミッキー・サムナー)とルームシェア、お金はないけど楽しく日々を過ごしていました。そんなソフィと一緒に過ごしたいが為に、一緒に住もうという恋人と別れたものの、ソフィが別の場所で他の友人と同居を始める為に出て行き、一人では家賃を払えないフランシスは住処をなくします。さらにソフィー(ミッキー・サムナー)がパッチ(パトリック・ヒューシンガー)と婚約した事を知り、バレー・カンパニーからはもう芽が出ないと言い渡されます。周囲の人々が大人になっていくことに焦りを覚え、友人たちの間を転々としたり、故郷のサクラメントで両親とクリスマスを過ごしたり、パリへの短期旅行をしたり、試行錯誤しながら、フランシスは自分の人生について見つめ直し、ニューヨークに戻った彼女は振付師として人生の新たな一歩を踏み出します。いつまでも気に入った仲間と面白可笑しく生活したいものですが、20代も後半ともなると世の厳しさもわかり始め、現実的な選択をして地に足がついた生活を考えなければならない時期にさしかかります。「フランシス・ハ」はそんな時期にさしかかった女性を、ユーモラスかつ爽やかに描いています。主演のグレタ・ガーウィグもちょうど、そんな時期でした。「(主人公の年齢が)27歳になったのは、当時のグレタと同じ年齢だったから。大学を卒業してしばらくたって、でもまだ30代でもないという、まさに宙ぶらりんな状態なんだけど、かといって遊んでいられるわけでもなく、大人の人生設計をしていかなければならない年齢なんだ。」(ノア・バームバック監督)主演のグレタ・ガーウィグは、アメリカの女優、映画監督、脚本家で、当初はマンブルコア映画(インディペンデント映画のジャンルのひとつで、低予算でアマチュア俳優を使い、普段の会話のようなでセリフで若者の日常をそのまま描くのが特徴)に携わり、知名度を上げました。「フランシス・ハ」では監督と共に脚本も担当していますが、自分は主演しないつもりで脚本に携わったと言われています。「ぼくは彼女以外の女優を最初から考えていなかったよ。彼女はおそらく脚本を書いている段階では、自分が俳優として参加するのを前提に取り組むんじゃなくて、あくまで脚本家の立場で客観的にアプローチしたかったんだと思う。」(ノア・バームバック監督)また、脚本には若者が好んで使いそうな「Undatable」(非モテ、恋愛対象外)といった造語など、若者の日常を描くマンブルコア映画的要素が取り入れられ、ヴィヴィッドなセリフが実現しています。冒頭、フランシスとソフィーが少女の様に戯れるシーンが印象的です。フランシスは、傍目も気にせず全力投球の、子供のようにまっすぐな性格です。彼女が踊りながらニューヨークの街を駆け抜けるシーンがありますが、彼女のそんな性格を象徴しています。そんな彼女にも、大好きなルームメートが去り、ダンス・カンパニーからは、芽が出ないと言い渡される大ピンチが・・・。いわゆるアメリカン・ドリームものですと、そこで一念発起、友達の励ましを得て、栄光を掴むという展開になるのですが、この映画は違います。いろいろ抵抗するものの、結局フランシスは、ダンサーではなく、振り付け師になることを選びます。エンディングは、振り付け師として自活できる様になったフランシスが一人で住む部屋を借りて、ポストに名札を入れるシーンです。彼女のフルネームはフランシス・ハラディというのですが、不器用な彼女が作った名札は大きすぎて、窓から「フランシス・ハ」までしか見えません。彼女のよちよち歩きのような独り立ちを象徴するエンディング、タイトルの由来でもあります。ある意味、妥協を描いた映画でもあるのですが、多くの人にとって身近で避けられない妥協を、観客は映画で鑑賞を干渉しようとは思いません。そういう意味では、興行収入至上主義でリスクを犯しにくいメジャーでは扱いづらいテーマであり、インディーズならでは映画でしょう。わずか4館からスタートし、口コミで全米233館まで拡大公開となったのは、多くの人にとって身近で避けられない妥協をユーモラスに、爽やかに描いたことが共感を読んだのはないかと思います。ノア・バームバック監督や、主演のグレタ・ガーウィグはいわば、成功者な訳ですが、これに関してノア・バームバック監督は面白い事を言っています。「映画製作の現場においても、たとえすべてが計画どおりに進んで、運さえ味方してくれたとしても、現実には妥協しなければいけないことの方が多いんだ。この作品を撮っていたころ、自分はすでに40代前半だったんだけど、ぼくだって27歳のフランシス同様にいろんな悩みを抱えていたよ。フランシスがこの映画で経験する旅は、置かれた状況に関係なく、誰の人生にだって起こりうることなんだ。人は誰だってある程度現実的な決断をしていかなければならないし、それとおなじように魔法みたいなことだって起きうるんだ。」(ノア・バームバック監督)成功している人さえ多くの妥協をしているのであるらば、我々凡人が悲観しながら妥協するのは損な気がします。現実的な選択をしながらも、悲観することなくチャンスを待つというのも、実は人生で成功する為の秘訣なのかもしれませんね。フランシスとソフィが戯れるシーンフランシスが踊りながらニューヨークの街を駆け抜けるシーンフランシスの独り立ちを象徴するようなエンディングノア・バームバック監督作品 「イカとクジラ」のDVD](楽天ブックス)さて、本日のランキング商品ピックアップは、すなお食道さんの 【宮崎産きゅうり使用】生姜とゴマの風味がクセになる『きゅうり醤油漬け』5袋セットデイリー総合ランキング、食品部門のトップです。ともすればこってりとした食生活になりがちですが、そんな時こそ、ショウガの香りのするほんのり辛くてさっぱりとしたキュウリの醤油漬けが魅力的です。
2015年09月26日
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「誘う女」(原題:To Die For)は1995年公開のミステリー&サスペンス/ブラック・コメディ映画です。1990年5月に起こった22歳の女性講師が15歳の少年をそそのかして夫を殺害させた事件を題材にしたジョイス・メナードの長編小説「誘惑」を。ガス・ヴァン・サント監督、ニコール・キッドマン主演で映画化したもので、テレビで有名になるという野望に向かって突き進み、ついには夫を亡き者にした悪女の姿を、ヒロインはもとより様々な関係者たちによる証言で物語を再構成する語り口で描いています。主演のニコール・キッドマンは、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しました。 「誘う女」のDVD(楽天市場)監督:ガス・ヴァン・サント脚本:バック・ヘンリー原作:ジョイス・メナード「誘惑」出演:ニコール・キッドマン(スザーン・ストーン) マット・ディロン(ラリー・マレット) ホアキン・フェニックス(ジミー・エメット) ケイシー・アフレック(ラッセル・ハインズ) イリーナ・ダグラス(ジャニス・マレット) アリソン・フォーランド(リディア・マーツ ) ダン・ヘダヤ(ジョー・マレット) ウェイン・ナイト(エド・グラント) カートウッド・スミス (アール・ストーン) ホランド・テイラー(キャロル・ストーン) スーザン・トレイラー(フェイ・ストーン) ティム・ホッパー(マイク・ウォーデン刑事) ほか【あらすじ】物心がついた頃からテレビに出て有名になることが夢だったスザーン・ストーン(ニコール・キッドマン)は、大学でテレビ報道を専攻、卒業後、父親の経営する地元ニューハンプシャーのイタリアン・レストランで働くラリー・マレット(マット・ディロン)と結婚します。彼の姉ジャニス(イレーナ・ダグラス)はスザーンのことを冷たい女と言って結婚に反対しますが、彼女にベタ惚れのラリーは耳を貸しません。ハネムーンは彼女の希望でフロリダに行きますが、それは現地のホテルでテレビ界の大物たちが会合を開くと聞いていたからでした。夫の目を盗んで熱心に売り込みを始めたスザーンは、ハネムーンから帰るとフロリダで仕入れた知恵を元に地元のテレビ局に就職します。雑用係のつもりで彼女を雇ったボスのエド(ウェイン・ナイト)に、スザーンは次々と企画書を提出します。とうとう根負けしたエドは、渋々ながら彼女をお天気キャスターに起用します。ラリーはそんな妻を自慢に思いますが、お天気キャスターでは飽き足らないスザーンは、さらにエドを説得して、高校生たちの実態を描くドキュメンタリーを制作する許可を得ます。彼女は恰好の素材として落ちこぼれの3人組、ジミー(フォアキン・フェニックス)、ラッセル(ケイシー・アフレック)、リディア(アリソン・フォランド)と出会います。一緒にハリウッドへ行こうと夢を語る上昇指向の彼女に刺激され、反抗的だった3人も次第に心を開いていきます。ラリーはスザーンに深い理解と愛情を示していましたが、仕事に夢中で家庭を省みないスザーンに、「子供を持ち、将来はレストラン経営を手伝ってほしい」と持ちかけます。夫の言葉にショックを受けたスザーンは、夫がが目的達成の邪魔になると考え、一計を案じてジミーを誘惑、官能的なセックスで虜にします。リディアも彼女を崇拝、彼らはスザーンの言のままに動く様になります。彼女は夫が暴力を振るうと訴え、ラリーに殺害をそそのかします。結婚1年目の記念日、リディアが持ち出した銃を使って、ジミーとラッセルはラリーの殺害を実行、番組を終えて帰宅したスザーンは嘆き悲しむ悲劇のヒロインを演じます。かけつけた報道陣のカメラの行列に注目されるスザーンに、うっすらと恍惚にも似た表情が宿ります。3人の素人による犯行は見破られ、スザーンにも殺人教唆の容疑がかかりますが、彼女は裁判で無罪となり、取材陣の前で彼女の夫は不良高校生たちに麻薬中毒にさせられたと発言します。やがてスザーンは、念願だったハリウッドのプロデューサーに会いますが、それは息子の死を無念に思うラリーの父親が依頼したマフィアの殺し屋(デイヴィッド・クローネンバーグ)でした。湖に誘い出されたスザーンは、厚い氷の下に沈められます。主演のニコール・キッドマンの好演が光る映画です。強いテレビ出演への願望を持つ主人公スザーンを可愛らしく、コミカルに演じる一方、それを邪魔された時に見せる冷酷さの二面性は、見事です。スザーン役には、パトリシア・アークエット、ジェニファー・コネリー、ジョアン・キューザック、ブリジット・フォンダ、ジョディ・フォスター、メラニー・グリフィス、ダリル・ハナ、ホリー・ハンター、ジェニファー・ジョンソン・礼レイ、テイタム・オニール、メアリー・ルイーズ・パーカー、サラ・ジェシカ・パーカー、ミッシェル・ファイファー、ユマ・サーマンらが検討され、 一旦は、メグ・ライアンに決まりましたが、その後、彼女が辞退し、ガス・ヴァン・サント監督は、映画のお蔵入りの恐怖を味わいました。ちょうどそんな時に脚本を読んだニコール・キッドマンは、ガス・ヴァン・サント監督の自宅に電話を電話かけ、40分に渡って自分がどの様にスザーンを演じたいか語りました。彼女は、15歳からテレビや音楽ビデオなどに出演、オーストラリア映画で実績を積み、1988年に出演した映画を目にしたトム・クルーズに招かれてハリウッド入りしました。彼が主演する「デイズ・オブ・サンダー」で共演、1990年に結婚しましたが、ハリウッドではトム・クルーズ夫人としての側面が強く、いわゆる美人女優として平凡なキャリアに甘んじていました。しかし、この映画では2001年公開の「ムーラン・ルージュ」や、2002年公開の「めぐりあう時間たち」に向けて開花していく彼女の才能をかいま見る事ができます。ガス・ヴァン・サント監督は二時間後にニコール・キッドマンに電話、彼女の採用を伝えました。ちなみに、メグ・ライアンの出演料500万ドルに対して、ニコール・キッドマンの出演料は200万ドルでしたが、11年後の2006年にはニコール・キッドマンは最も出演料の高い女優としてランクされるまで上り詰めました。撮影に先立ちニコール・キッドマンは三日間、ベッドに籠もり、テレビ漬けの生活をしてリアリティ番組にどっぷりと浸り、まるで催眠術にかかったかのように魅せられる体験をしました。この映画では、メディアで注目を浴びたい主人公をブラック・コメディとして描いていますが、少なくともモデルとなった女性が存命で服役中であるのに対し、映画では主人公が殺されてしまうなど、映画は事実ではなく、フィクションとなっています(原題の「To Die For」は死ぬほどテレビで注目されたいという意味と、テレビ注目されることによって死んでしまうという意味をかけたものと思われます)。この映画は、1990年5月、当時22歳のパメラ・スマートという女性が、15歳の少年を教唆して彼女の夫を殺させた事件が基となっています。ニューハンプシャーの高校で開かれた「Project Self-Esteem」で講師を務めたパメラは、ボランティアで来た少年ビリーと知り合い、深い仲になります。「夫さえいなければずっと一緒にいられる」と、パメラはビリーを唆し、ビリーは友人二人とパメラの夫のグレッグを殺害します。共犯の少年の証言もあり、ビリーの犯行が明らかになりますが、パメラが計画を立てたと語るビリーと、容疑を否認し無罪を主張するパメラの証言は真っ向から対立します。警察はパメラと親しかったある女生徒の協力により、彼女自身の口からその計画を立てた事を引き出し、パメラは1991年3月に仮釈放なしの終身刑を言い渡され、現在も服役中です。殺害を実行したビリーは約25年を刑務所で過ごした後、2015年6月、仮釈放されました。この事件は、開廷から閉廷までその裁判の一部始終がアメリカで初めてテレビで放映され、国民の目がテレビに釘付けになりましたが、2014年にサンダンス映画祭のコンペティション部門でアメリカ代表としてプレミア上映された「Captivated: The Trials of Pamela Smart」というドキュメンタリーでは、メディアが「パメラはセックスで誘惑し、15歳の少年に夫を殺させた悪女」というレッテルを貼って、裁判の量刑を重くしたと問題提起しています。日本では未公開ですが、この映画を観た女性の話では、「必ずしも無罪とは思わないが、仮釈放なしの終身刑は重すぎる。若干22歳の女にセックスで少年を意のままに操るスキルがあるとは思えない。少年たちもかなりのワルだった可能性があるが、裁判ではうまく演じている。証拠として提出されたテープも不明瞭で、弁護士にお金をかけることができればこのような判決は出なかったと思う。」と語っています。「セックスで誘惑し、15歳の少年に夫を殺させた悪女」などど、メディアがわかりやすいレッテルを貼って偏った人間像を描くことは珍しい事ではありません。最近、社会活動を開始したモニカ・ルインスキーも、時のクリントン大統領の不倫相手として若干24歳の女性にメディアが貼付けたレッテルに随分とつらい思いをしたようです。「Captivated: The Trials of Pamela Smart」に登場するパメラ・スマート本人も、「誘う女」で描かれているスザーンは「私ではない」と語っています。1975年に公開された「オーソン・ウェルズのフェイク」という映画で、オーソン・ウェルズは「芸術はひとつの嘘である」と言ったピカソを引用、「真実を理解するための嘘である」とつけ加えて結んでいます。リチャード・リンクレイター 監督の「バーニー/みんなが愛した殺人者」のように犯人の刑期短縮の圧力となった映画もありますが、あくまでも映画はひとつの芸術表現であり、ニコール・キッドマンの好演もあくまでも芸術の領域で評価していくべきものです。彼女の演技に観て「実際はどんな人だったのだろう?」と考えることができれば、オーソン・ウェルズの「真実を理解するための嘘である」の意味がわかります。さて、本日のランキング商品ピックアップは、ショップジャパン 楽天市場店さんの 驚くほどくっつかない!スベ~ル!セラミックフライパンデイリー総合ランキング、キッチン用品・食器・調理器具部門のトップです。セラフィットのイメージ・キャラクターを務める北斗晶さんが、乳がんの為、右乳房の全摘手術を受けましたが、リング時代の不屈の闘志で回復して、また素敵な笑顔を見せて欲しいですね。
2015年09月25日
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「ワイルド・スピード SKY MISSION」(原題: Fast & Furious 7、別題: Furious 7)は、2015年公開のアメリカのカー・アクション映画です。ヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカー主演の「ワイルド・スピード」シリーズの7作目で、東京、アブダビ、ロサンゼルスと世界を舞台に、国際犯罪組織のボスだった弟を殺され復讐に燃える男と、主人公たちとの戦いを描く娯楽大作です。本作のクランクアップ前に主演のポール・ウォーカーが交通事故により他界したため、一部のシーンは彼の弟2人(カレブ/コディ・ウォーカー)が代役を務めています。「ワイルド・スピード SKY MISSION」のDVD(楽天市場)監督:ジェームズ・ワン脚本:クリス・モーガン原作:ゲイリー・スコット・トンプソン(キャラクター創造)出演:ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット) ポール・ウォーカー、コディ/カレブ・ウォーカー(ブライアン・オコナー) ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス) ミシェル・ロドリゲス(レティ・オルティス) ジョーダナ・ブリュースター(ミア・トレット) タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース) クリス「リュダクリス」ブリッジス(テズ・パーカー) エルサ・パタキー(エレナ・ネベス) ジェイソン・ステイサム(デッカード・ショウ) カート・ラッセル(ミスター・ノーバディ) ナタリー・エマニュエル(ラムジー) ジャイモン・フンスー(ジャカンディ) ほか【あらすじ】前作でオーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を打倒し、レティ(ミシェル・ロドリゲス)を取り戻したドミニク(ヴィン・ディーゼル)でしたが、彼女の記憶喪失は戻らず、レティとの関係に苦悩します。また、慣れない車で息子のジャックの送迎するという平和な日々を送るブライアン(ポール・ウォーカー)は、かつての刺激を恋しく思うことを妻のミアに漏らします。ミアは2人目の子供を身ごもっていますが、ブライアンをさらに束縛するする事を恐れ、妊娠したことを話せないとドミニクに打ち明けます。一方、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)、エレナ(エルサ・パタキー)が勤めるDSS本部では、見知らぬ男がホブスの部屋で彼のPCをハッキングしていました。男の名はデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)、オーウェンの兄で、元イギリス特殊部隊員、秘密諜報機関にも在籍した男でした。デッカードは弟の復讐のためホブスの端末からドミニクの仲間を探知、ホブスに傷を負わせて去っていきます。そして東京に移り住んでいたドミニクの仲間のハンを殺害、さらににドミニクの自宅に爆弾を送り届け、爆破します。入院しているホブスから情報を入手したドミニクは、仲間の命を狙うデッカードを倒すことを決意、東京へ飛んでハンの遺品を受け取り、アメリカで葬儀を行います。葬儀の最中に現れたデッカードを追いますが、特殊部隊が現れ、デッカードは逃走します。アメリカ政府の秘密組織である特殊部隊を率いるミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)は、ジャカンディ(ジャイモン・フンスー)が率いる民間軍事組織に捕えられたラムジー(ナタリー・エマニュエル)というハッカーの奪回をドミニクに依頼します。ラムジーが開発した「ゴッド・アイ」という監視プログラムは、世界中のあらゆる情報機器よりデータを入手、どんな人物が世界のどこにいようと瞬時に発見することができる代物で、ノーバディの提案はラムジーと「ゴッド・アイ」の奪還に成功したらそれを利用してのデッカード打倒に協力する、というものでした。ドミニクは了承し、仲間たち全員と未だ記憶が戻らないレティと共に、アゼルバイジャン山中で移動中のジャカンディの車両部隊に空から急襲します・・・。「ワイルド・スピード」シリーズはすべて観ていますが、「ワイルド・スピード SKY MISSION」はシリーズ最高の出来です。人気の絶頂にあった主演の一人、ポール・ウォーカーが撮影半ばで交通事故で亡くなり、彼の遺作となってしまいましたが、評価も高く、興行収入も桁違いです。タイトル 全世界興行収入ワイルド・スピード(2001年) 2.1億ドルワイルド・スピードX2(2003年) 2.4億ドルワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年)1.6億ドルワイルド・スピード MAX(2009年) 3.6億ドルワイルド・スピード MEGA MAX(2011年) 6.3億ドルワイルド・スピード EURO MISSION(2013年) 7.9億ドルワイルド・スピード SKY MISSION(2015年) 35.1億ドル(2015.6.18現在)彼が途中で亡くなったことのインパクトは大きく、ジェームズ・ワン監督とユニバーサルの重役が会議を行い、製作を中止することも検討されましたが、最終的に彼の遺作に相応しいものとなるように脚本を書き換え、製作を続けることになりました。未撮影のシーンは、彼の二人の兄弟による代役、過去に撮影されたシーンの利用、CGなどで製作されました。彼の妻役だったジョーダナ・ブリュースターは、スケジュールの都合でポール・ウォーカーとのシーンが未撮影だった為、すべて二人の代役やCGを相手に演技しなければならなかったという、ちょと哀しいエピソードもあります。こうした事は映画の流れを不自然にしかねず、大きなハンディキャップになりますが、二時間を超える大作の最初から最後まで手抜きのないアクションやファイト・シーンから、シリーズ最高の作品を作ろうと意気込みが伝わってきます。アクション映画の押しも押されぬ大スター、ジェイソン・ステイサムが悪役としてオープンニングから登場し、ぐっと画面が締まります。次いで、ジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンの凄まじいファイト・シーンが繰り広げられ、序盤からアクセル全開です。邦題の「SKY MISSION」から連想されるようにこの映画の見どころのひとつは輸送機から車ごと降下するシーンですが、それだけではなく、至る所すべて見どころと言っても過言ではありません。本作から登場の大物俳優カート・ラッセルや、イギリス人女優ナタリー・エマニュエルもいい感じです。様々な登場人物が次から次へと楽しませてくれますが、エンディングはポール・ウォーカーに捧げられています。主演のヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカー、二人の車が最後に並走し、ポール・ウォーカーの車がゆっくりと左の道に離れていく様は、ミッシング・マン・フォーメーション(殉職者を送る編隊飛行)を模したもので、心に染み入ります。ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカードウェイン・ジョンソンジェイソン・ステイサムカート・ラッセルナタリー・エマニュエル序盤からヒートアップするジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンの格闘シーン輸送機からから車ごと降下するシーン車でビルからビルにジャンプするシーンポール・ウォーカーに捧げられたエンディング1/32 WildSpeed SkyMission - FAST&FURIOUS7 [Jada Toys] 1970 DODGE CHARGER STREET (BLACK) 1970 DODGE CHARGER OFROAD (BLACK) 2009 NISSAN GTR (BLUE)ワイルド・スピード・シリーズ 「ワイルド・スピード ヘプタロジーDVD SET 」(楽天市場)
2015年09月24日
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「4ヶ月、3週と2日」(原題:4 luni, 3 săptămâni și 2 zile、英題: 4 Months, 3 Weeks and 2 Days)は、2007年公開のルーマニアのドラマ映画です。チャウシェスク大統領による独裁政権末期、1987年のルーマニアを舞台に、妊娠をしたルームメイトの違法中絶の手助けに奔走する女子大生の緊迫した一日を描き、第60回カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを獲得した作品です。 「4ヶ月、3週と2日」のDVD(楽天市場)監督:クリスチャン・ムンギウ脚本:クリスチャン・ムンギウ出演:アナマリア・マリンカ(オティリア) ローラ・ヴァシリウ(ガビツァ) ヴラド・イヴァノフ(ベベ) アレクサンドル・ポトチェアン(アディ) ルミニツァ・ゲオルジ(アディの母) アディ・カラウレアヌ(アディの父) ほか1987年、ルーマニア。旅行にでもでかけるかのように身支度するルームメイトのガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)を部屋に残し、ひとり寮を出また女子大生オティリア(アナマリア・マリンカ)は、大学に向かいます。恋人のアディ(アレクサンドル・ポトチェアン)と会うと、頼んでおいたお金を受け取ります。アディは母親の誕生パーティに彼女を誘いますが、それどころではないオティリアは、アディに不信感を抱かせたまま、気まずく別れます。次に、彼女はガビツァから言われていたホテルに向かい、取ってあるはずの予約を確認しますが、予約は入っていないとフロントで断られます。やむなく別のホテルに予約を入れ、ガビツァに連絡を取ると、自分の代わりに男に会いに行くように頼まれます。ガビツァに言われた通りにべべ(ヴラド・イヴァノフ)と会ったオティリアは、二人でホテルへ向かいますが、ホテルが当初の約束と違うことを知ったべべは不機嫌になります。ホテルで待っていたガビツァに合うと、ホテルも違うし、ガビツァ本人が会いに来なかったと、べべは二人に怒りをぶちまけます。「これからやるのは違法行為だ!妊娠中絶はバレたら重い刑に問われる!分かっているのか?」と詰め寄り、二人にある提案を持ちかけます。二人は足りないお金を後で払うと懇願しますが、ベベはあきれ、話にならないと帰りかけます。もはや後がない中絶手術のチャンスを逃がすまいと、ガビツァは必死にすがりつき、オティリアは覚悟を決め、思い切った行動に出ます・・・。語学に明るい訳ではないですが、映画を観ていてフランス語に似ているように聞こえたので調べてみると、ルーマニアは東欧には珍しくロマンス語、すなわち古代ローマ帝国の共通語であったラテン語の口語から発展してきた言語の一つであり、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語などと姉妹語であることがわかりました。また、明らかにロシア語の影響を受けているように聞こえる部分もあり、この国の立地の複雑さを感じます。「4ヶ月、3週と2日」はそんなルーマニアで撮られた、非常にインパクトのある映画です。チャウシェスク大統領による独裁政権下の1987年のルーマニアを舞台にしていますが、そこには表立った政治的なメッセージはありません。また、人工妊娠中絶を描いていますが、その倫理性に関する表立ったメッセージもありません。革新的な思想も、女権拡大思想もなく、切羽詰まった状況下で厳しい選択をし、思い切って実行していく女性たちの姿をただひたすら描いています。この映画は、クリスチャン・ムンギウ監督が極めて身近だった女性から聞いたプライベートな話を元にしていますが、話を聞いた時は映画にするつもりも、誰かに話すつもりもありませんでした。彼は、1968年にルーマニアに生まれ、チャウシェスク政権の政策により妊娠中絶が禁止されていた時代を知る世代ですが、後にこの世代に共通する連帯感を感じた彼は、改めて映画にしたくなった語っています。おそらくそれは、起きてしまった事にケリをつけなければならないという切羽詰まった状況で、違法と知りながらも腹を決めて実行、後は口をつぐむのが生活の知恵だった世代の連帯感なのかもしれません。憔悴したルームメイトに、「私がなんとかするから」と突っ走るオティリアは男前です。恋人との会話にオルティアがいらいらするシーンがありますが、女性の気持ちをわからない男性はこんな時はあまり役に立たないかもしれません。男前は必ずしも男性のものではなく、むしろ、腹を決めて実行に移した場合、女性の方が大胆であると言う人もいます。クリスチャン・ムンギウ監督は男性ですが、決断と行動には男も女もないという視点から、この作品を描いた語っています。政治や倫理、女性の人権など思想を声高に語っているわけではありませんが、生々しい題材を突きつけることにより、非常にインパクトの強い作品となっています。ルームメイトの中絶の為に奔走するオティリアを演ずるアナマリア・マリンカ中絶するルームメイトを演じるローラ・ヴァシリウ二人が暮らしている部屋、一見、とりとめもない会話から物語は始まるわずかではあるが、女性の楽しみの描写もあるアナマリア・マリンカ(右から二人目)はシリアスな映画への出演が多く、「笑わない女優」と言われていますが、このシーンでは微笑んでいるのがわかります。二人はホテルで中絶する医者の話を聴くが、条件が合わない中絶をしてもらう為、オルティアは思い切った行動に処置は掻爬ではなく人工流産中絶の話を知らない恋人の強引な誘いを断りきれず彼の母の誕生パーティに顔を出す当時の生活ぶりを彷彿とさせる会話が続きますが、オティリアはホテルに一人残してきたルームメイトが気がかりで上の空です。恋人との会話にいらだつオティリア「話し合うことが出来ない人に、何の手助けができるの?」、「大丈夫、当てにしていないから」、(結婚しようという彼に)「ポテトを作るのはいや」と手厳しい。「二度とこの話はしないことよ」「二度とこの話はしないことよ」という言葉に、自分たちしかなし得ない事をやり遂げた自負が伺われます。撮影に使用したホテル・アストリア・ブカレスト(グーグルマップ)「クリスチャン・ムンギウ」監督作品 「汚れなき祈り」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、オカモトコンドームズさんの お買得パック3000YプラスS5プラス2EX3コ【ポイント5倍】【送料無料】【コンドーム】【オカモト】デイリー総合ランキング、避妊具部門のトップです。言うまでもなく、人工妊娠中絶は母体に危険を及ぼします。男性は女性を守るため、女性は自分を守るために必需品です。
2015年09月23日
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「ユージュアル・サスペクツ」(原題:The Usual Suspects)は、1995年公開のアメリカのクライム・ミステリー&サスペンス映画です。5人の悪党が集まった犯罪計画の顛末を、回想により物語を錯綜させながらトリッキーかつ巧緻な構成で描いています。アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」を下敷きにしたという計算された脚本が話題を呼び、クリストファー・マックァリーが第68回アカデミー脚本賞を、またケヴィン・スペイシーは同助演男優賞を受賞しました。 「ユージュアル・サスペクツ」のDVD(楽天市場)監督:ブライアン・シンガー脚本:クリストファー・マッカリー出演:ガブリエル・バーン(ディーン・キートン) ケヴィン・スペイシー(ヴァーバル・キント) スティーヴン・ボールドウィン(マイケル・マクマナス) ケヴィン・ポラック(トッド・ホックニー) ベニチオ・デル・トロ(フレッド・フェンスター) チャズ・パルミンテリ(デヴィット・クイヤン捜査官) ピート・ポスルスウェイト(コバヤシ) スージー・エイミス(イーディ・フィネラン:キートンの恋人) ジャンカルロ・エスポジート(ジャック・ベア:FBI捜査官) ダン・ヘダヤ(ジェフ・ラビン巡査部長) ピーター・グリーン(レッドフット) ほか【あらすじ】ある夜、カリフォルニアのサン・ペドロ埠頭に停泊していた船が爆発・炎上、船はマフィアの麻薬密輸船であり、コカイン取引現場からブツを奪おうとした一味と組織の争いが原因と思われました。27人が死亡、9100万ドルが消え、生き残ったのは2人、しかも1人は重傷で、関税特別捜査官のクイヤン(チャズ・パルミンテリ)はただ1人無傷で生き残った男、ヴァーバル・キント(ケヴィン・スペイシー)を尋問します。話は6週間前に遡ります。匿名の情報を得たニューヨーク市警察と合衆国関税局は、銃を大量に積んだトラック強奪に関わったと見られる5人の常連の容疑者を連行します。元汚職警官ディーン・キートン(ガブリエル・バーン)は、数年前に自分の死を偽装しましたが、今は刑事弁護士の女友達イーディ(スージー・エイミス)の助けで、表面上は更生の道を歩んでいました。気弱なヴァーバルは、半身が不自由ですが計画の天才。タフなマクナマス(スティーヴン・ボールドウィン)は家宅侵入のプロで、クレイジーな犯罪者フェンスター(ベニチオ・デル・トロ)とコンビを組んでいます。トッド・ホックニー(ケヴィン・ポラック)は、ハードウェアと爆破のプロ。市警と関税局はキートンに狙いを定めますが、イーディから証拠不十分を理由に解放を要求されます。釈放された5人の犯罪者はこれを機会に結束、市警の汚職警官の金儲けの手段で、禁制品を乗せて走るパトカーの襲撃を計画、みごと大量のエメラルド原石強奪に成功します。奪った獲物をさばくため、L.A.に向かった5人はマクマナスの知り合いの故買屋レッドフッド(ピーター・グリーン)と取り引きしますが、新たにテキサスの宝石商襲撃を持ちかけられます。彼らは迷いながらも襲撃を実行しますがうまくいかず、宝石商とボディガードを全員殺してしまいます。しかも、レッドフットの説明とは違い、獲物は麻薬でした。5人はレッドフッドを問い詰め、伝説的なギャング、カイザー・ソゼの右腕と名乗る謎の英国人コバヤシ(ピート・ポスルスウェイト)から頼まれたことを聞き出します。やがて5人の前にコバヤシが現れ、拘置所で彼らが会うように仕組んだのは実はソゼであり、それぞれがそうとは知らずにソゼから何らかの物を盗んだ過去があるのだと言います。ソゼの商売敵であるアルゼンチン・ギャングがサン・トロペ沖の船で大量のコカイン取引を予定しており、ソゼへの借りは船と積み荷を破壊すれば帳消しにすると、コバヤシは仕事を強要します。生命の保証はありませんが、9100万ドルの分け前も約束されます。とまどう5人でしたが、嫌がって逃げたフェンスターが全身に銃弾を浴びて殺され、残った4人はコバヤシに従わざるをえなくなります・・・。アカデミー脚本賞を受賞した素晴らしい脚本と、同助演男優賞を受賞したケビン・スペーシーの巧みな演技が見どころの映画です。脚本を受け取った時に、ケビン・スペーシーは、それを理解する為に、二度、繰り返して読まねばなりませんでした。彼は、左半身に麻痺を持つヴァーバル・キントを演じる為に、麻痺が性格に与える影響を医者に聞いたり、左手の指を糊で塗り固め、左足の靴底をすり減らすなどの役作りをして撮影に臨んでいます。ケヴィン・スペイシーの巧みな演技もさることながら、いずれもよく容疑者としてしょっぴかれる一癖も二癖もあるワルを、主演のガブリエル・バーン他、皆、よく演じています。中でも、落ち着きないのチンピラ風のフレッド・フェンスターを演ずるベニチオ・デル・トロが赤い幅広の襟のシャツを着て登場、連行されるシーンには、目が釘付けになります。1988年に映画デビューしたベニチオ・デル・トロは、まだ下積み中でしたが、このシーンひとつでも、ただ者ではない演技の切れを感じます。べニチオ・デル・トロは、この映画で何を言っているのかわからないような英語を使っており、他の役者のアドリブのリアクションを引き出しています。どうせ、見せしめに殺される役なので、彼が何を言うかは関係ないと、彼は語っており、共演のケヴィン・ポーラックは、べニチオ・デル・トロはキャラを放り出す事により場を乗っ取ったと、冗談にしています。さらに、有名な5人の容疑者が並んでセリフを言わされる、この映画のコンセプトとなったシーンでは、12回のテイクのうち、ベニチオ・デル・トロが11回、放屁したという伝説があります。ブライアン・シンガー監督はこのシーンをシリアスに撮りたがっており、なかなか思う様に撮れずに怒り狂いましたが、結局、最もシリアスに見えないテイクが採用されました。このシーンで、主演のガブリエル・バーンがクスリと笑っているのがわかります。ベニチオ・デル・トロは放屁の事実を認めていますが、誰がやったのかは誰もわからないとしています。よく容疑者としてしょっぴかれる一癖も二癖もあるワルですので、何を言っているのかわからないような英語を使う奴が一人くらいいても不思議はないし、取り調べの最中に放屁するような奴が一人くらいいても不思議はありません。セリフに重要性がないと踏んだベニチオ・デル・トロの思い切った役作りだったのではないかと思います。最初に連行される登場シーンひとつで、私には十分にインパクトがあったのですが、才能がひしめくハリウッドはこのくらいやらないと目立たないのかもしれません。彼はこの作品で注目され、インディペンデント・スピリット賞の助演男優賞を受賞し、にわかに脚光を浴びました。さらに3年後にもう一度、同賞の助演男優賞を受賞し、5年後の2000年に「トラフィック」で見事、アカデミー助演男優賞を勝ち取りました。彼をこの映画に採用することを提案したケヴィン・スペイシーは、自身がオスカー俳優になる実力があっただけではなく、将来のオスカー俳優を見極める目があったことになります。有名な有名な5人の容疑者が並ぶシーン左から、ケヴィン・ポラック、スティーヴン・ボールドウィン、ベニチオ・デル・トロ、ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシーアカデミー助演男優賞を受賞したケヴィン・スペーシー本作品で注目されたベニチオ・デル・トロ5人の容疑者が順にセリフを言わされるシーンブライアン・シンガー監督作品 「X-メン」のDVD(楽天市場) 「X-MEN2」のDVD(楽天市場) 「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」のDVD(楽天市場) 「X-MEN: フューチャー&パスト」のDVD(楽天市場)ケヴィン・スペイシー出演作品 「アメリカン・ビューティー」のDVD(楽天市場) 「マージン・コール」のDVD(楽天市場)ベニチオ・デル・トロ出演作品 「トラフィック」のDVD(楽天市場) 「21グラム」のDVD(楽天市場)
2015年09月22日
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「東ベルリンから来た女」(原題:Barbara)は、2012年公開のドイツのドラマ映画です。クリスティアン・ペッツォルト監督、ニーナ・ホス主演で、80年代の東ドイツを舞台に国外脱出を計画する女性医師の葛藤を描いています。第62回ベルリン国際映画祭で上映され、ペツォールトが銀熊賞(監督賞)を受賞、第85回アカデミー賞外国語映画賞のドイツ代表に選出されました。 「東ベルリンから来た女」のDVD(楽天市場)監督:クリスティアン・ペツォールト脚本:クリスティアン・ペツォールト/ハルーン・ファロッキ出演:ニーナ・ホス(バルバラ:東ベルリンの大病院から左遷されて来た女性医師) ロナルト・ツェアフェルト(アンドレ・ライザー:バルバラの同僚、バルバラに惹かれる) ライナー・ボック(クラウス・シュッツ:バルバラを監視する役人、妻が末期ガン) ヤスナ・フリッツィ・バウアー(ステラ:矯正施設から逃走してきた少女、妊娠が発覚) マルク・ヴァシュケ(ヨルク:西ドイツのバルバラの恋人) ほか【あらすじ】1980年、夏。当時社会主義国家だった旧東ドイツで、西ドイツへの出国申請を出した女医のバルバラ(ニーナ・ホス)は、東ベルリンの大病院からバルト海沿岸にある小さな町の病院に左遷され、赴任します。かつて犯した医療ミスの為に地方勤務と密告の義務を課せられている同僚医師アンドレ(ロナルト・ツェアフェルト)は、彼女に惹かれますが、彼女は頑なな態度を崩そうとしません。実は、バルバラは秘密警察シュタージの役人シュッツ(ライナー・ボック)らによる監視の目をかいくぐり、西ドイツの恋人ヨルクと密会、彼が用意した逃走資金を隠すなど、密出国の準備を進めていました。ある日、矯正収容施設から逃走し、髄膜炎を発症した少女ステラ(ヤスナ・フリッツィー・バウアー)が、バルバラが勤める病院に運ばれて来ます。血清を作っていてステラの妊娠に気づいたアンドレは、そのことをバルバラに告げます。バルバラは彼女にだけ心を開くステラを献身的に治療・看護します。アンドレの血清のお陰で回復したステラは施設に戻りたくないと懇願しますが、強制的に施設に連れ戻されます。次に3階から転落して意識不明になった少年マリオ(ヤニク・シューマン)が運び込まれます。マリオの脳には血栓がある可能性があり、リスクを伴う開頭手術をするか、アンドレは苦悩します。マリオとの会話で頭蓋骨内出血による記憶障害を直感したバルバラがアンドレを探すと、彼は末期癌のシュッツの妻を診察していました。嫌悪感を示すバルバラに、アンドレは「病人であれば誰であろうと助ける」と答えます。マリオの開頭手術が決まりますが、その日はバルバラが出奔する日でした。自らの過去の過ちと密告の義務を正直に告白し、医師として「病人であれば誰であろうと助ける」という真摯なアンドレの好意に、バルバラの心は揺れます。悩みながらも出国を決めたバルバラの前に、施設から逃亡したステラがぼろぼろになって現れます。恋人ヨルクとの西側での新生活か、医師としての責務か、改めて葛藤するバルバラは、密出国の待ち合わせ場所にステラを連れて行き、迎えに来た男に預けます。空になったバルバラの部屋を見て彼女が去ったと諦めたアンドレの前に、バルバラが現れます。この映画で映し出される東ドイツの風景には、一種独特の美しさがあり、心を奪われます。クリスティアン・ペツォールト監督は、もちろん、東側の政治体制を賞賛しているわけではありません。主人公のバルバラは、この国は駄目だと東ドイツに見切りをつけ、恋人のいる西ドイツに亡命しようとしています。秘密警察シュタージに目をつけられ、家宅捜索や屈辱的な検査を受けながら、脱出の機会を伺っています。クリスティアン・ペツォールト監督は、ドイツのファシズムの時代、1934年-1935年を舞台にした小説「バルバラ」と、東ドイツが分離した当初の1949-1952年を舞台にした小説「アミューズメント・パーク」に触発され、この映画を制作したと語っています。「バルバラ」は、病院の勤務医であるコミュニストの女医が地下で働く話で、崩壊する社会が愛に及ぼす影響を描いたものです。「アミューズメント・パーク」は単に家族の一員、街の住人であることを超え、反ファシストの平和の国を夢見る女性達の物語で、その夢が悪夢に変わる様を描いたものです。主人公のバルバラは、西ドイツからやって来る恋人に密会したり、秘密警察シュタージに家宅捜索を受けたりしますが、脱出の計画がいつバレるのかと、ハラハラします。彼女は、脱出の手引きをしてくれる人に払うお金を、海の近くに立てられた十字架の下に隠します。「あのシーンは海の直ぐ近くですが、音がするだけで海を見ることはできません。十字架は船が難破した場所に、亡くなった船乗りのために立てられたのです。東独にもまだ教会はありました。当時、教会は反体制派のたまり場でした。私は、お金を隠す場所をどこにするか考えた時、海と関連する場所で、同時に反体制派の居場所として教会とも関係するところを探しました。」(クリスティアン・ペツォールト監督)本作がクリスティアン・ペツォールト監督とのコラボ5作目という主演のニーナ・ホスは、患者に対しては一生懸命になるものの、職場では孤立する事を厭わない、頑なで美しい女医を好演しています。常に崩れないだけに、恋人とあった時に見せる表情や、出国後に手術をすると嘘をつく時の揺れる表情が見事です。「リハーサル中、女優の一人からこんな話を聞きました。彼女は1970年代末に、西側での劇団公演を理由に東ドイツからの脱出を考えていました。その時、ある人に夕食に招待されたそうです。しかし、招待されたのは自分がもうそこにはいないはずの日。脱出すれば永遠に東ドイツには戻れません。どう返事をすればいいのか。彼女は今でもその時の緊迫した孤独感が忘れられないと言いました。二度と故郷に戻れず、自分の過去も消えてしまうのではと恐怖を感じたそうです。凄まじい経験です。有名な小説家アンナ・ゼーガーズの言葉に「過去を失うことは、未来を失うこと」とありますが、彼女はこの言葉が骨の髄までしみて分かると、私たちに明かしてくれました。」(クリスティアン・ペツォールト監督)自らの過去の過ちと密告の義務を正直に告白し、医師として「病人であれば誰であろうと助ける」という真摯なアンドレが自分に向ける好意に、頑なだったバルバラは心を開いていきます。そこに、矯正収容施設から逃亡したステラがぼろぼろになった姿で現れ、バルババラは代わりにステラを出国させることを決意します。「本作品で表現したかったのは、人が自己を確立するのにどのような過程を経てきたかという点です」と、クリスティアン・ペツォールト監督は語っています。西ドイツに行けば、恋人の稼ぎで働かずとも食えるバーバラでしたが、「患者に対して誠実であろうとし続けたバルバラにとって、過去を失うことは、未来を失うこと」でした。どんな社会体制にあってもアンドレのように人として自己の確立を求め、自由な決断と信頼し合う誠実さと愛情を実践する人はおり、自分もそれを失ってはならないという、生身のバーバラの選択でした。バルバラを演じるニーナ・ホスの、東独の風景のように一種独特な美しさが際立つ作品です。バルバラを演じるニーナ・ホスアンドレを演じるロナルト・ツェアフェルト脱出の手引きをしてくれる人に払うお金を、十字架の下に隠す 「ベルリン 天使の詩」のDVD(楽天市場) 「グッバイ、レーニン!」(楽天市場) 「善き人のためのソナタ」(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、ジュエリーツツミさんの 指輪 ピンクゴールドマルチカラーリングデイリー総合ランキング、ジュエリー・アクセサリー部門のトップです。ピンクサファイア、ロードライトガーネット、ピンクトルマリン、モルガナイト、計31石、0.94カラット前後のゴージャスなリングです。
2015年09月21日
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「ミスティック・リバー」(原題:Mystic River)は、2003年公開のアメリカのミステリー&サスペンス・ドラマ映画です。デニス・ルヘインの同名小説を、クリント・イーストウッド監督により重厚なドラマに映画化、1つの殺人事件を機に25年振りに交差する幼馴染の3人の男の運命を、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコンらによる緊張感あふれる演技で描いています。第76回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚色賞の6部門にノミネートされ、ショーン・ペンが主演男優賞を、ティム・ロビンスが助演男優賞を受賞しました。 「ミスティック・リバー」のDVD(楽天市場)監督:クリント・イーストウッド脚本:ブライアン・ヘルゲランド原作:デニス・ルヘイン「ミスティック・リバー」出演:ショーン・ペン(ジミー・マーカム) ティム・ロビンス(デイヴ・ボイル) ケヴィン・ベーコン(ショーン・ディバイン) ローレンス・フィッシュバーン(ホワイティ・パワーズ) マーシャ・ゲイ・ハーデン(セレステ・ボイル) ローラ・リニー(アナベス・マーカム ) エミー・ロッサム(ケイティ・マーカム) ほか【あらすじ】ボストンの小さな町イーストバッキンガム。犯罪社会から足を洗い雑貨店を営むジミー(ショーン・ペン)と、家族と共に平凡な毎日を過ごすデイヴ(ティム・ロビンス)、そして刑事のショーン(ケヴィン・ベーコン)の3人は、今は特に親しい仲ではありませんが、同じボストンで少年時代を共に過ごした幼馴染です。乾きかけのセメントに刻み込んだ3人が名前が今も残りますが、彼らが11歳の時、見ず知らずの大人にデイヴが誘拐されて性的暴行を受け、その日を境に3人は離れ離れになりました。それから25年経ったある日、ジミーの愛娘ケイティ(エミー・ロッサム)が何者かに殺され、殺人課の刑事となっていたショーンと相棒のホワイティー(ローレンス・フィッシュバーン)がその事件の担当となります。容デイヴは今もトラウマに悩まされており、妻のセレステ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)は事件当夜に血まみれで帰宅した夫に不安を隠しきれず、夫が犯人だと思うとジミーに告白します。ジミーは娘の復讐を果たすべくデイヴを呼び出しますが、デイヴは少年に悪戯をしていた男を殴り殺して血まみれになったと主張します。デイヴを脅迫し娘を殺したと言わせたジミーは、デイヴを殺害し川に沈めます。一方、ショーンは殺された娘のボーイフレンドの弟と、その友人を真犯人として逮捕し、デイヴが殴り殺した男の死体も発見されます。事の真相をショーンから聞いたジミーは、激しい悔恨の念に襲われます。未亡人となり子供が生き甲斐になったセレステ、妻とよりを戻したショーン、妻に励まされて何食わぬ顔をするジミーは、それぞれ離れ離れに街のパレードを眺めます。ボストンはアメリカで最も歴史の古い街の一つです。アメリカの独立後、主要な海港、そして製造業の中心地となり、イギリスの影響が色濃く残ったニューイングランド地方最大の都市として、ボストンは同地域の経済的・文化的中心地と考えられており、「ニューイングランドの首都」とも言われます。アメリカ最初の公立学校ボストン・ラテン・スクール、アメリカ最初の大学であるハーバード大学、アメリカ最初の地下鉄網等を擁し、文化的伝統には、r を発音しないボストン訛りや、魚介類、塩、乳製品中心の地域の料理などがあります。政治的・宗教的風土には、アイルランド系アメリカ人の及ぼした影響が大きいと言われています。そんなボストンですが、「ディパーテッド」、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」、「ザ・タウン」、「イコライザー」など、犯罪映画の舞台となることが少なくありません。全米で最も強盗が多く、世襲で強盗を働くと言われたチャールズタウンのような街がある事に加え、古い街並や、ニューイングランド地方独特の文化、犯罪を隠蔽するコミュニティ意識、犯罪は働いてもカトリックの教えは守るといったアイルランド系ギャングの戒律が、犯罪映画の舞台としてボストンを魅力的なものにしていると言われています。「ミスティック・リバー」も、そんなボストンを舞台にした映画です。冒頭に映る橋は、かつてミスティック橋と呼ばれた全長3キロにも渡る大きな橋で、「イコライザー」の導入部にもほぼ同じ場所からのショットが使われています。また、野球が話題になりますが、レッドソックスの本拠地ボストンは野球ファンの多い街で、ジミーの娘が聖体拝受を受けるのはカソリックが根強いボストンの土地柄を反映しています。ワーナー・ブラザーズの重役はコストの安いカナダで撮影させたかったのですが、クリント・イーストウッド監督が頑として譲らなかったのは当然でしょう。三人の幼馴染みを演じるショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコンの演技が素晴らしいです。ショーン・ペンがアカデミー主演男優賞を、ティム・ロビンスが同助演男優賞と、同じ映画から二人の俳優が受賞するという快挙を成し遂げました。ショーン・ペーンは、娘の死体が発見された事を知り苦痛の余り泣き叫んで暴れるシーンに酸素ボンベを準備して臨みました。酸欠も辞さない迫真の演技です。ケヴィン・ベーコンはいろいろ抱えた三人の中では、真面目な刑事役という比較的普通の役でしたが、彼がいなければこの映画は成り立たず、何か賞をあげたいくらいです。三人の男の物語は、その妻との関係にも興味深いものがあります。デイブを殺したことを告白したジミーに、妻のローラは「間違った事はしていない、街の主になれ」と諭します。セレステは、血だらけになって帰ってきた夫デイブを信じられずに、ジミーに夫が犯人だと思うと告白します。ショーンの妻は、出て行ったもののショーンが忘れられず、無言電話をかけ続け、じっと待ち続けたショーンの謝罪を機によりを戻します。三人の男の妻との関係が、男の運命を象徴しているようでもあります。未亡人となり子供が生き甲斐になったセレステ、妻に励まされて何食わぬ顔をするジミーは、妻とよりを戻したショーン、それぞれ離れ離れに街のパレードを眺めるエンディングは象徴的です。彼らはこの街に住み続け、ジミーは街のボスを目指し、デイブの子はショーンの身内を殺めるかもしれず、ショーンはジミーや犯罪と戦い続けるでしょう。子供達が遊んでいた場所(グーグルマップ)ジミーが営む雑貨店(グーグルマップ)ケイティが殺害される前に立ち寄ったバー(グーグルマップ)「スティック・リバー」の原作本 デニス・ルヘイン著「ミスティック・リバー」(楽天市場)ボストンを舞台にした映画 「ディパーテッド」のDVD(楽天市場) 「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のDVD(楽天市場) 「ザ・タウン」のDVD(楽天市場) 「イコライザー」のDVD(楽天市場)
2015年09月20日
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「ナイロビの蜂」 (原題:The Constant Gardener) は、2005年公開のイギリスのミステリー&サスペンス/ドラマ映画です。ジョン・ル・カレの同名小説を映画化したもので、アフリカを舞台に国際的陰謀を暴こうとした妻と、愛する妻の遺志を継ごうとする夫の姿を描いています。第78回アカデミー賞では、助演女優賞、脚色賞、編集賞、作曲賞にノミネートされ、レイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞しています。 「ナイロビの蜂」のDVD(楽天市場)監督:フェルナンド・メイレレス脚本:ジェフリー・ケイン原作:ジョン・ル・カレ「ナイロビの蜂」出演:レイフ・ファインズ(ジャスティン) レイチェル・ワイズ(テッサ) ダニー・ヒューストン(サンディ) ビル・ナイ(ペレグリン) ユベール・クンデ(アーノルド) ピート・ポスルスウェイト(ロービア) ほか【あらすじ】ガーデニングが趣味の温厚で穏やかなイギリス外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、スラムの医療施設を改善する救援活動に励む妻テッサ(レイチェル・ワイズ)とともに、ナイロビで暮らしていましたが、ある日、テッサがトゥルカナ湖の南端で殺害されたという報せが届き、彼女と同行していた黒人医師アーノルド(ユベール・クンデ)は行方不明となりました。警察はよくある殺人事件と断定して処理しようとしますが、警察の動きや、テッサに密かに思いを寄せていた同僚サンディ(ダニー・ヒューストン)の不審な振る舞いから、疑念にかられたジャスティンは、妻の死の真相を独自に調べ始めます。そして、その背後にテッサが生前暴こうとしていた、アフリカで横行する薬物実験、大手製薬会社と外務省のアフリカ局長ペレグリン(ビル・ナイ)が絡んだ国際的陰謀を知ります。命の危険にさらされながらテッサの遺志を引き継ぐジャスティンは、その過程で改めてテッサへの愛を実感していきます。命を狙われたジャスティンはテッサと同じ道のりを辿り、テッサと同じ湖の南端で命を落としますが、その告別式の席上、テッサのいとこの弁護士によってペレグリンの悪事の証拠となる手紙が世間に公開されます。原作者のジョン・ル・カレは、元イギリス諜報部員の作家で、冷戦後はグローバル化や格差の問題を取り上げ、「ナイロビの蜂」では多国籍企業の暴走とそれを助ける諜報機関を描いています。日本から遠いアフリカに関する情報は限られますが、彼らが抱える社会問題は日本人には想像し難いものがあり、貧困もそのひとつです。未整備の保健医療体制に困っている被験者は御しやすく、インフォームド・コンセントも有名無実、先進国よりも圧倒的に安価で被験者を極めて集めやすいアフリカは、製薬会社にとっては魅力的な実験市場です。こうした原作をベースに、優れた出演者に恵まれたフェルナンド・メイレレス監督は、生命力溢れるアフリカの街の風景や、フラッシュバックを多用した巧みな編集により、ラブストーリーとも言える素晴らしい作品に仕上げています。フェルナンド・メイレレス監督の意向により、撮影は、数多くの映画産業がある南アフリカでなく、原作の舞台となったケニアで撮影されています。撮影終了後、スラムの居住者の救済を目的とした「ナイロビの蜂」基金が設立され、撮影地に給水タンク、橋梁、教室や学校が設置されました。「僕は、本来ならスリラーやスパイ映画はやろうと思わない。なぜやる気になったかと言えば、これが製薬会社の悪徳をめぐるストーリーだったからさ。これは僕の祖国、ブラジルでも大問題なんだ。ブラジルではエイズなどのジェネリック医薬品を生産しているんだが、保健相が国民のために安く医薬品を生産しようとしているのに、アメリカはそれを阻止しようと圧力をかけている。貿易に関しても言えることだが、世界の規律は第一世界が自分の利益を守るために作られていて、第三世界には不利であり、犠牲を強いるものなんだよ。もちろん、これは美しいラブストーリーでスリラーでもあるから、その点でも挑戦だ」(フェルナンド・メイレレス監督)「僕は編集段階で映画を作っていく。これは僕のやり方なんだ。編集するのがいちばん好きだね。脚本があっても撮影段階で自由にいろいろなチャレンジをして、編集しながらいちばん適切な語り方を探っていく。つなぎのシーンが必要だと思ったら、即興的に加えたりもする。脚本家やプロデューサーには内緒だけどね(笑)。役者には設定を与えて自由に動き、しゃべってもらい、それをカメラで追い続ける。セリフの声がかぶっても構わないよ。あとでカットしづらくなるけど、それが自然なんだから。それから、僕は洗練されたイギリス人社会よりアフリカに共鳴している。だからどうしても、ケニアやナイロビの描写を増やしたかったんだ」(フェルナンド・メイレレス監督)「レイフ・ファインズとレイチェル・ワイズの演技は並外れた素晴らしさで、非常に満足しているよ。2人はとても相性がいい。2人ともアドリブをやりたがるタイプでね。たとえばベッドでの会話を急遽加えたんだが、どのテイクにも新しいセリフが入っていて、どれも違う。相手が予期しないことを言うと、それに対応しなければならないよね?それがシーンを生き生きとさせるんだ。こうしたやり方ができるのも、15年間も一緒に働いてくれている撮影監督、セザール・シャローンのおかげだよ」(フェルナンド・メイレレス監督)「フェルナンドは、僕の演じるジャスティンを信用してくれた。初日にいくつか提案をすると、彼は『うん、いいアイディアだね。もっといろいろ言ってくれよ。この何カ月か君の頭はジャスティンになりきっていたはずだから』と言ってくれた。これはコラボレーションだ。演じてみながら、常に進化していく感じだよ。彼はドラマと緊張感を、編集の段階で創り出す。つまり、撮影の段階では試してみる自由がたくさんあるってことだ。それに撮影は軽量のカメラを用いて、滑らかで自由なスタイルを取っている。顔の近くに持ってきたかと思うと周囲を動き回る。だから演じていて、とても緊張感があるんだ」(レイフ・ファインズ)「フェルナンドは、みんなの口からふと出てきたものが好きなのよ。ものすごくリアルでドロドロしたものが好き。私がしゃべってからあなたがしゃべる、っていうような演劇的なものじゃなくてね。レイフもアドリブが好きだし、とても通じやすくていい関係が築けたと思う。それに、撮影を担当したセザールの仕事の仕方はものすごいのよ。カメラと一緒に走り回って、まるでルポルタージュのような雰囲気なの。私はとても気に入っているわ。とてもとても、とってもね!何時間もかけるんじゃなくて、『ライトが欲しい』って言われたら、セザールは電球を持って走ってくる。あんなにすばやい仕事をする人は見たことがないわ!官僚主義的なところは本当に見あたらなくて、カメラと俳優と電球がいくつかあるだけよ。」(レイチェル・ワイズ)レイチェル・ワイズエキストラではなく、集まってくる子供達を撮影しています。子供達とレイチェル・ワイズの脚本にないやりとりも収録されています。当初、テッサ役にはエヴァ・グリーンが起用されましたが、スケジュールの都合で辞退、ケイト・ウィンズレット、シエナ・ミラー、ナオミ・ワッツ、ニコールキッドマンらが代役としてオーディションを受け、最終的にレイチェル・ワイズが起用されました。誰が起用されても不思議がない面子ですが、本作ではレイチェル・ワイズの持ち味が生きているように見受けられます。レイフ・ファインズ温厚で穏やかな外務省の役人が妻の死の真相に迫る姿を好演しています。アフリカの街をヴィヴィドに描いている暗い面だけではなく、明るい面も描いています。即興を生かした編集笑い声や即興を生かしたリアルな編集が、回想シーンで哀しさを増します。「ナイロビの蜂」の原作本 ジョン・ル・カレ著「ナイロビの蜂(上)」(楽天市場) ジョン・ル・カレ著「ナイロビの蜂(下)」(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、スマホケースのHameeストラップヤさんの HEXA 6ポート usb充電器 デスクトップ USB-ACチャージャー デイリー総合ランキング、パソコン・周辺機器部門のトップです。スマホ、タブレット、デジカメ、ゲーム機、WiFiルーター、モバイル充電器など、これが1台あれば、6台まで同時充電できます。充電器部分が1台ですむので、配線もすっきり。
2015年09月19日
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「さよなら、アドルフ」(原題:Lore)は、2012年公開のオーストラリア、ドイツ、イギリス合作のドラマ映画です。レイチェル・シーファーの小説「暗闇のなかで」の中の「ローレ」を原作に、ケイト・ショートランド監督が、終戦後のドイツを舞台にナチ親衛隊高官の子供たちが直面する過酷な運命を描いています。第85回アカデミー賞外国語映画賞にオーストラリア代表として出品されました。 「さよなら、アドルフ」のDVD(楽天市場)監督:ケイト・ショートランド脚本:ケイト・ショートランド/ロビン・ムケルジー原作:レイチェル・シーファー「暗闇のなかで」出演:サスキア・ローゼンダール(ローレ英語版) カイ・マリーナ(トーマス) ネレ・トゥレープス(リーゼル) ウルシーナ・ラルデ(ローレの母) ハンス=ヨッヘン・ヴァーグナー(ローレの父) ほか【あらすじ】14歳のローレは、ナチス親衛隊高官の父(ハンス=ヨッヘン・ヴァーグナー)と母(ウルシーナ・ラルディ)、そして妹と双子の弟、生まれて間もない乳飲み子の弟ら、家族7人で何不自由ない幸せな生活を送っていました。1945年春ドイツは敗戦し、ローレの境遇は一変します。家族を田舎の農家の元に疎開させたあと、父の行方は分からなくなり、やがて母も、連合軍の出頭要請によりローレ達の元を去ります。「私が戻らない時は、おばあちゃんの所へ身を寄せなさい」と言い残した母は帰らず、農家からも追い出される羽目になったローレは、幼い兄弟達を連れ、はるか900キロ離れた祖母の家へと過酷な旅に出かけます。道中、ローレはナチスのユダヤ人への残虐行為の事実を知り、今までの価値観が揺らぎ始めます。終戦を境に何もかも変わってしまったドイツでは、ナチの身内に対する世間の風当たりは冷たく、たとえ子供であっても救いの手を差し伸べる者はいませんでした。そんな彼女達を危機から救ったのは、皮肉にもユダヤ人の青年、トーマス(カイ・マリーナ)でした。トーマスを加わった一行は、今やソ連に支配されたハンブルグへ危険な旅を続け、ローレがこれまで信じてきた価値観やアイデンティティが根底から覆されていきます・・・。原作者のレイチェル・シーファーは、オーストラリア人の父とドイツ人の母のあいだに生まれ、イギリスで育ちました。長編デビュー作「暗闇のなかで」は、「ヘルムート」、「ローレ」、「ミヒャ」という人の名をタイトルに持つ三つの物語から成り、戦中、戦後、そして現在という異なる時代背景からナチスの時代を浮き彫りにしています。「さよなら、アドルフ」は、このうち、「ローレ」を映画化したもので、ドイツの敗戦によりそれまで普通だと思っていた自分の生活が一変、凄惨な経験やユダヤ人のトーマスとの関わりを通して、自分と向き合わざるを得なくなった主人公の少女を描いています。ケイト・ショートランドは2004年公開の長編映画監督デビュー作「15歳のダイアリー」でオーストラリア映画協会賞を総なめにした女性で、皮膚感覚とも言える息づくような描写がリアルです。「さよなら、アドルフ」の舞台は70年前ですが、こうしたリアルな描写により、今のことのような臨場感を持って映し出されます。原作者のレイチェル・シーファーはイギリス育ちで原作を英語で書いており、ケイト・ショートランドもドイツ語を話しませんが、映画をドイツ語で撮ることにこだわり、譲りませんでした。さらに、ローレの年齢を12歳から14歳に変更し、肉体や性的な要素を加えています。また、彼女とユダヤ人のトーマスは原作にはない重い罪を犯し、ローレの葛藤をより際立たせています。サスキア・ローゼンダールの瑞々しい演技が光ります。撮影時18歳の彼女は、状況が一変する中、ゆらぐ価値観に戸惑いながらも、乳飲み子もいる幼い弟や妹を抱えて綺麗ごとではない世界で懸命に生き延びるローレを見事に演じています。多大な犠牲を払いつつ辿りついたハンブルグで、ローレは威圧的な祖母に反抗、大事に持っていたバンビの置物を踏み砕きます。凄惨な経験や、ユダヤ人のトーマスとの皮肉な関係を通り過ぎ、どう乗り越えて、どんな大人になっていくのか、その後を観てみたくなる映画です。サスキア・ローゼンダール幼い弟や妹を抱えての逃避行厳しい経験を重ねるローレ川でつかの間の休息リーゼル:トーマスが行ってた、北に行けないって。ドイツは分けられて、ソ連やイギリスやフランスの地区があるの。ここはアメリカ。ローレ:同じドイツよ。リーゼル:ドイツはもうないって。ソ連もほかの敵もドイツを憎んでるそうよ。男は罰せられるの。トーマスが嫌い?ローレ:何も知らないくせに。リーゼル:食事をくれる。ローレ:赤ん坊連れは食料をもらいやすの。寄生虫だわ。お母さんが嫌がる。リーゼル:汽車にも乗れるわ。私は好きよ。 「さよなら、ルドルフ」の原作本 レイチェル・シーファー著「暗闇のなかで」ケイト・ショートランド監督作品 「15歳のダイアリー」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、築地からの直送便さんの、 【天皇杯受賞産地】愛媛・西宇和「川上みかん」大玉2Lサイズ 約3kg×3箱デイリー総合ランキングのトップです。いよいよ、冬の味覚登場、美味しいみかんの予約販売です。
2015年09月18日
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「月に囚われた男」(原題:Moon)は、2009年公開のイギリスのSFファンタジー、ミステリー&サスペンス映画です。月を舞台に70年代後半から80年代前半にかけて勢いのあったSF映画の雰囲気を再現した、デヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズの長編映画監督デビュー作は、当初ビデオスルーで世界向けに配給されることになっていましたが、サンダンス映画祭での好評をうけて急遽劇場公開に変更されました。 「月に囚われた男」のDVD(楽天市場)監督:ダンカン・ジョーンズ脚本:ダンカン・ジョーンズ/ネイサン・パーカー出演:サム・ロックウェル(サム・ベル) ケヴィン・スペイシー(ガーティの声) ドミニク・マケリゴット(テス・ベル) カヤ・スコデラリオ(イヴ・ベル) ベネディクト・ウォン(トンプソン) マット・ベリー(オーバーマイヤーズ) マルコム・スチュワート(技術者) ほか【あらすじ】近未来の世界、地球のエネルギーは底をつき、新たな燃料源を38万キロ彼方の月で採掘することになりました。燃料生産企業「ルナ産業」に勤めるエンジニアのサム・ベル(サム・ロックウェル)は、宇宙資源エネルギー「ヘリウム3」採掘のため、たった一人で月の裏側にある掘削基地へ3年間派遣されます。通信衛星の故障のために地球との通信は録画データのやり取りを行うのみで、話し相手は人工知能ロボット・ガーティ(声:ケヴィン・スペイシー)1台のみという孤独な環境でしたが、地球で彼の帰りを待つ妻と子供への思いがサムの心を支えていました。契約満了まで残り僅かとなったある日、彼は月面で作業中に事故を起こしてしまいますが、なんとか一命を取り留め基地の医務室で意識を取り戻します。ガーティや本部の対応に不審を抱いて事故現場を見に戻った彼がそこで目にしたのは、負傷したまま放置されていたもう一人の自分でした・・・。ダンカン・ジョーンズの長編映画監督デビュー作となったこの作品は、どうしてもサム・ロックウェル出演の映画を撮りたかった彼が、サム・ロックウェルの為に脚本を書いて実現したものです。「実は別の映画の依頼で3年前に会っていたんだ。そのときは、デビュー作にしては規模が大きく、それにサムは別の役をやりたいって言ってね。結局は予算の都合上で製作することはできなかったわけだけれど、それ以来僕はサムを使いたいと思っていたんだ。それと1970年代後半から1980年代のSF映画が、お互いに大好きだってことがわかったんだ」(ダンカン・ジョーンズ)脚本はしっかりとした調査の上、書かれており、興味を持ったNASAの科学者に招聘されて、プレゼンテーションが行われました。映画は、500万ドルの低予算、撮影期間33日で製作されましたが、インディーズ映画出演を厭わないサム・ロックウェルが、月で一人暮らす男の孤独感と、現れた自分のクローンとの関係を徐々に構築していく様を見事に演じ、ヒューマン・ドラマ的な雰囲気さえ漂います。また、ダンカン・ジョーンズのCM製作の効果の経験が低予算のこの作品にうまく生きており、CGよりも小さな模型を多用した月面シーンはとても美しい仕上がりになっています。ロボットの外観や話し方、宇宙のシーンに流れるクラシック音楽のBGMなど、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙への旅」を彷彿とさせる部分もあります。デヴィッド・ボウイの息子と言われながら、この作品で親の七光りではない確かな才能を見せたダンカン・ジョーンズは、2011年公開の「ミッション: 8ミニッツ」でさらにその評価を高めました。現在、2016年6月公開予定の人気ゲームに基づいたファンタジー&アドベンチャー映画「Warcraft」を製作中ですが、その仕上がりが楽しみです。月で一人暮らす男の孤独感を見事に演じるサム・ロックウェル唯一の話し相手、ロボットのガーティビデオで見る地球で待つ家族が心の支え自分のクローンとの関係を見事に演じるサム・ロックウェル月面のシーンが美しい模型を使った月面基地の撮影風景地球の家族からのビデオを見るシーン類似の映画 「2001年宇宙への旅」のDVD(楽天市場) 「ゼロ・グラヴィティ」のDVD(楽天市場)ダンカン・ジョーンズ監督作品 「ミッション:8ミニッツ」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、4senses interior scope version.Rさんの LAPUAN KANKURIT (ラプアン カンクリ) ショール ウィズ ポケット Mariaデイリー総合ランキング、バッグ・小物・ブランド雑貨部門のトップです。手軽に羽織れて、ポケット付きで暖かいというのが嬉しいですね。
2015年09月17日
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「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(原題:Bridesmaids)は、2011年のアメリカのロマンティック・コメディ映画です。なにをやってもダメなアラフォー女子と花嫁介添人たちの身にふりかかるトラブルと数々の奮闘を描いています。アメリカのテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」などで人気のクリステン・ウィグが脚本と主演を務め、第84回アカデミー賞では脚本賞、助演女優賞の2部門にノミネートされました。 「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」のDVD(楽天市場)監督:ポール・フェイグ脚本:クリステン・ウィグ/アニー・マモロー出演:クリステン・ウィグ(アニー・ウォーカー:宝石店店員、ケーキ屋を営んでいたが失敗) マーヤ・ルドルフ(リリアン・ドノヴァン:アニーの幼なじみの親友、父親がアフリカ系) ローズ・バーン(ヘレン・ハリス:リリアンの婚約者の上司ペリーの妻、セレブ ) メリッサ・マッカーシー(メーガン:リリアンの婚約者の妹 ) ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ(リタ:リリアンの従兄弟、3人の子持ち、欲求不満) エリー・ケンパー(ベッカ:リリアンの同僚。新婚 ) クリス・オダウド(ネイサン・ローズ巡査:アニーに惹かれる、アイルランド系) ジル・クレイバーグ(アニーの母:絵を描くのが趣味。アル中でもないのに禁酒会に通う) ジョン・ハム(テッド:アニーと身体の関係だけの相手、本人は相性が良いと思っている) ベン・ファルコーン(ジョン:航空警察官、メーガンに言い寄られる) ほか【あらすじ】仕事も恋も全く上手く行かない冴えない女性アニー(クリステン・ウィグ)はミルウォーキーに住む30代の独身女性。開業した手作りケーキの店が潰れた上に、恋人にも捨てられるなど不運続きです。母親のコネを頼った宝石店の仕事で何とか暮らす彼女の唯一の慰めは、幼なじみの親友リリアン(マーヤ・ルドルフ)の存在でしたが、そのリリアンが突然の婚約宣言、アニーは、祝福したい気持ちとは別に複雑な思いを抱きます。それでも、リリアンからブライズメイド(=花嫁介添人)のまとめ役を依頼されたアニーは、ショックと寂しさを堪えつつ大役を引き受けます。他のブライズメイドは、リリアンの従姉妹で3人の息子を持つリタ(ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ)、新婚のベッカ(エリー・ケンパー)、花婿の太めの妹メーガン(メリッサ・マッカーシー)、それに花婿の上司の妻ヘレン(ローズ・バーン)の4人。中でも、美人で金持ちのヘレンは何をやっても完璧でソツがなく、親友リリアンをヘレンに奪われたような嫉妬心から、アニーはヘレンと無理に張り合うようになります。そして訪れたドレス選びの日、リリアンを交えてアニーお薦めの庶民的なブラジル料理店で会食後、ヘレン馴染みの超高級ブライダル・ショップに出かけた一行は食中毒に襲われてしまいます。無事だったのは、料理を食べなかったヘレン1人だけ。さらに、ヘレンの提案で「独身最後のパーティー」をラスベガスで行なうことになりますが、アニーは金欠の上に飛行機嫌い。ファーストクラスの皆と別れてエコノミー席にしたものの、恐怖心から酒を飲んで大暴れして、全員が途中で降ろされてしまいます。アニーには荷が重いと判断したリリアンはブライズメイズのまとめ役をヘレンに任せることにしますが、自らの失敗が原因と自覚しているアニーは意気消沈、宝石店も解雇され、アパートも追い出されて、母の家に転がり込みます。やがて、ヘレンの豪邸で花嫁に贈り物をする「ブライダル・シャワー」が行われますが、アニーの心を込めた手作りの品よりも、ヘレンからのパリ旅行に目を輝かせるリリアンにたまりかねたアニーは、鬱屈した思いを爆発させると、パーティをめちゃめちゃにして、リリアンと大げんかをしてしまいます。さらに、自分に想いを寄せてくれていた警察官ネイサンの優しい気持ちを素直に受け入れられないアニーは、彼を深く傷つけてしまいます。友情も恋もなくしたアニーは、メーガンの励ましで立ち直り、ネイサンに手作りの謝罪のケーキを贈りますが拒絶されます。リリアンの結婚式当日の朝、アニーは結婚式には出席しないつもりでしたが、そこにリリアンが行方をくらましたとヘレンが訪ねて来る。アニーを無視するネイサンに何とか頼み込んでリリアンの行方を探してもらうと、リリアンは自分のアパートの部屋に戻っていただけでした。久しぶりに再会したアニーとリリアンは互いの素直な気持ちを吐露し、仲直りし、またこの件をきっかけにアニーとヘレンもようやく和解します。リリアンの結婚式は無事に終わり、新婚旅行に旅立つリリアンを見送ったアニーを、ネイサンが迎えに来ます。2人はキスを交わすと、ネイサンが運転するパトカーに乗って式場を後にします。脚本・主演のクリステン・ウィグのみならず、他の出演者も芸達者で、何度もクスリと笑わされてしまいます。アラフォーともなれば、もはや人生経験も豊富で、言えないことややれないこともなく、下ねた、ベッドシーンありの痛快なコメディに仕上がっています。全世界の興行収入が約3億ドルと、「セックス・アンド・ザ・シティ」を凌ぐ大ヒットとなり、第84回アカデミー賞では脚本賞、助演女優賞の2部門にノミネートされています。邦題からわかるように、「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」の女性版といった感じですが、バチェラー・パーティではなく、女性にとってより身近なブライズメイズ(結婚式の介添人)を中心まとめています。日本と異なり、欧米では花嫁とブライズメイズが一緒に結婚式の準備をします。ドレス選びから始まり、結婚式の企画から当日の花嫁さんの身支度のお手伝いまで密に関わり、結婚式前に行われるパーティー、ブライダルシャワーや独身最後を祝うパーティー等も企画したりしますが、それが、このコメディの舞台です。クリスティン・ウィグ主人公のアニーを演じるクリスティン・ウィグは、大学中退後、コメディアンヌを志し、2005年〜2012年に出演したアメリカのテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクした、コメディエンヌ、女優で、アカデミー脚本賞にノミネートされた本作では脚本の才能も発揮しています。美人で、「LIFE!/ライフ」では、主人公が思いを寄せるヒロイン(バツイチのシングル・マザー)を演じています。マーヤ・ルドルフ主人公の親友で花嫁のリリアンを演じるマーヤ・ルドルフも、「サタデー・ナイト・ライブ」での、ホイットニー・ヒューストン、ジェニファー・ロペス、ハル・ベリー、ティナ・ターナー、ライス元国務長官、ミシェル・オバマ大統領夫人などのモノマネで人気を得たで人気を得た女優、コメディアン、ミュージシャンです。映画監督のポール・トーマス・アンダーソンのパートナーで、二人の間には4人の子供がいます。ローズ・バーン主人公のアニーが張り合うブライズメイズで、セレブな妻を演じるローズ・バーンは、オーストラリア出身の女優で、コメディエンヌ、コメディアンに囲まれての熱演です。さぞ大変かと思いきや、結構、楽しんでいる様にも見受けられます。即興が得意でうろ覚えのタイ語を使ったところ、監督が気に入り脚本に取り入れら、きちんとしたタイ語を習う羽目になりました。メリッサ・マッカーシーブライズメイズで、リリアンの婚約者の妹を演じるメリッサ・マッカーシーは映画及びテレビ女優、コメディエンヌ、脚本家、プロデューサーと多才な方ですが、本作での男性をモチーフにした演技には舌を巻きます。特に、主人公のアニーの再起を説得するシーンは圧巻です。ぐっと見せ場を作っておいて、途中から脱線していくあたりも見事です。アカデミー助演女優賞ノミネートもうなずけます。ウェンディ・マクレンドン=コーヴィウェンディ・マクレンドン=コーヴィが演ずるブライズ・メイズでリリアンの従兄弟のリタは、3人の子持ちで欲求不満、新婚のリタに良からぬことをいろいろ吹き込みます。エリー・ケンパーブライズメイズで、新婚ほやほやのリリアンの同僚、ベッカを演じる女優のエリー・ケンパーは、共演のジョン・ハムが高校で演劇の教師をしていた時の生徒です。クリス・オダウドアニーに惹かれる、真面目で、優しくて、ちょっと面白いネイサン・ローズ巡査を演じる俳優のクリス・オダウドは、そのアイルランド訛りがスタッフに受け、脚本のキャラクターがアイルランド系に書き換えられました。ジョン・ハムアニーとは身体だけのつきあいで、やりたい事だけやったら早く帰れという、嫌なセレブ男テッドを演じるジョン・ハムは「ザ・タウン」のアダム・フローリー捜査官など、シリアス・ドラマ系の俳優で、コメディに名を連ねると不自然とクレジットから名を消しての出演ですが、嬉々としてコメディを演じています。ベン・ファルコーンメーガンに言い寄られる航空警察官ジョンを演じるベン・ファルコーンは、俳優・コメディアン・脚本家で、メーガンに航空警察官だろうと追求されシラを切るも、実は航空警察官でしたという演技が秀逸です。メーガンを演じるメリッサ・マッカーシーとは、実生活で夫婦です。
2015年09月16日
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「ミリオンダラー・ベイビー」(原題:Million Dollar Baby)は、2004年公開のアメリカの映画です。F・X・トゥールの短編集を原案にポール・ハギスが脚本を担当、クリント・イーストウッド監督・製作・主演により、痛切なドラマの中に、孤独な女子ボクサーと、不器用な老トレーナーの絆を描いています。公開時74歳のイーストウッドによるこの作品は、3000万ドルの低予算と37日という短い撮影期間で製作されながら、その独自性と完成度を高く評価され、全米で1億ドルの興行収入を記録、第77回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を独占しました。 「ミリオンダラー・ベイビー」のDVD(楽天市場)監督:クリント・イーストウッド脚本:ポール・ハギス原案:F・X・トゥール「Rope Burns:Stories From the Corner」出演:クリント・イーストウッド(フランキー・ダン) ヒラリー・スワンク(マギー・フィッツジェラルド) モーガン・フリーマン(エディ「スクラップ・アイアン」デュプリス) ジェイ・バルチェル(デンジャー) マイク・コルター(ビッグ・ウィリー) ルシア・ライカ(「青い熊」ビリー) ブライアン・オバーン(ホーヴァク神父) ほか【あらすじ】フランキー・ダン(クリント・イーストウッド)はボクシングの止血係からトレーナーとなってロスでジムを経営、多くのボクサーを育てましたが、安全のため慎重な試合しか組まず、不器用な説明不足が災いしてチャンスを求めるボクサーに逃げられ続けていました。その不器用さは家族との関係にも災いし、実の娘ケイティからは何度手紙を出してもすべて送り返されてきました。アメリカ中西部のトレイラー・ハウスで貧しく荒廃した家庭に育ち、亡き父以外に優しくされたことがないマギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク)は、ボクシングを頼りに不遇な人生から抜け出そうとフランキーのジムの門を叩きますが、女性ボクサーは取らないと追い返されます。マギーがジムに入門できたのは、フランキーが大事に育てたビッグ・ウィリーに逃げられた時でした。フランキーは最初、マギーのトレーナーになることを拒みますが、フランキーの旧友で元ボクサーのエディ「スクラップ・アイアン」デュプリス(モーガン・フリーマン)が彼女の素質を見抜き、同情します。ウェイトレスの仕事をかけもちしながら毎日ジムに通い、これが最後のチャンスと残り少ない時間をすべて練習に注ぎ込むマギーに打たれたフランキーは、次第にコーチを初め、トレーナーを引き受けます。フランキーの指導の下、腕を上げたマギーは試合で連戦連勝、階級を上げたウェルター級でイギリス・チャンピオンとのタイトルマッチに届くまでに成長、娘に拒否され続けるフランキーと家族の愛に恵まれないマギーの間に、実の親子より強い絆が芽生えます。アイルランド系カトリック教徒のフランキーは、背中にゲール語で「モ・クシュラ」と書かれたガウンをマギーに贈りますが、意味を聞かれてもはぐらかします。タイトルマッチの後も勝ち続けてモ・クシュラがマギーの代名詞ともなり出した頃、フランキーは反則を使う危険な相手として避けてきたウェルター級チャンピオン、「青い熊」ビリー(ルシア・ライカー)との100万ドルのビッグ・マッチを受けることに決めます。試合はマギーの優勢で進みますが、ラウンド終了後にビリーの反則パンチで倒され、マギーはコーナーの椅子で頸椎を骨折、全身麻痺になってしまいます。フランキーが怒りと自己嫌悪に苛まれる一方、治癒の見込みがないまま壊死した足を切断したマギーは「観客の声が聞こえるうちに死にたい」と、フランキーに安楽死の幇助を請います。フランキーは、自殺を企てるほど苦しむマギーへの想いと宗教的戒律のはざまで苦悩しますが、「モ・クシュラ」に込めた気持ち(愛する者よ、お前は私の血)をマギーに伝え、その人工呼吸器をはずして看取ると、ひとり姿を消します。低予算、短期間の撮影で、これほどまでの映画を作り上げたクリント・イーストウッド監督の力量には舌を巻く以外にありません。この脚本には数年間、映画化の支持者がつきませんでした。プロデュサーが長年の友人やパートナーに話を持ちかけても、「白髪の老人ふたりと女子ボクサーの話を誰が見るんだい?」と断られましたが、唯一、クリント・イーストウッド監督だけが「暗いが、ゴージャスだ」と理解を示しました。恐らく、この時点で、監督には映画のイメージが見えていたのではないかと思います。タイトルからアメリカン・ドリームを連想しますが、それは映画の2/3で見事に裏切られます。最初の1/3はマギーがフランキーに弟子入り、試合に出る様になるまで、次の1/3で試合に連勝、一気に駆け上がり、そして最後の1/3は全身麻痺で突き落とされます。類を見ない、ドラスティックな展開ですが、それを破綻寸前のぎりぎりで押しとどめているのが、翻弄されつつもそれに抗う二人の絆です。光を求めれば、陰に突き落される。陰を恐れれば、光に当たらない。そんな二律背反の相克の末、フランキーは宗教上の戒律を犯してマギーの安楽死に手を貸すことになります。フランキーが姿を消した朝、試合に出る前に先輩に打ちのめされてジムを去った男が、「誰でも一度は負ける」と言って戻ってきます。クリント・イーストウッド監督はこの映画でアメリカン・ドリームを描きたかったと語っていますが、それは決して光だけの物語ではない。結局のところ、アメリカン・ドリームも光と陰が織りなす様々なドラマのひとつに過ぎず、光と陰は何処にでもあり、それにどう対処するかは、各人各様なのです。マギーが実の父親を回想するシーンで、監督の娘モーガン・イーストウッドがチラリと出演していますが、親子の愛のあり方もひとつではない。宗教上の戒律を犯して街にいられなくなったフランキーが、マギーが実の父親と良く行った彼女の故郷の食堂で、大好物のレモンパイを待つシーンでこの映画は終わります。そして旧友のスクラップのナレーションが、この映画は、スクラップがフランキーの娘ケイティに父の姿を伝える手紙であることを明かします。この映画の見どころのひとつが、トレーニングや試合のシーンですが、ビリーを演じたルシア・ライカは、アムステルダム出身の元女子キックボクサー・プロボクサーで、キックボクシングの戦績が37勝0敗、ボクシングの戦績が17勝0敗と無敗を誇り、「女子最強の格闘家」、「世界で最も危険な女性」と評された女性です。彼女のコーチにより、ヒラリー・スワンクは10キロ近い筋肉をつけ、撮影に臨みましたが、実際、ヒラリー・スワンクは素人離れした動きをしています。続々と出演する女子ボクサーも、彼女のツテなのか、本物っぽい人ばかりです。フランキーとのトレーニング試合では連戦連勝「モ・クシュラ」と織り込まれたガウンビリーとの戦いは優勢だったが・・・反則技により全身麻痺舌を噛み切り自殺をはかるクリント・イーストウッドの娘、モーガンマギーが亡き父とよく行った食堂で、大好物のレモンパイを食べるフランキークリント・イーストウッド監督作品 「許されざる者」のDVD(楽天市場) 「ザ・シークレット・サービス」のDVD(楽天市場) 「硫黄島からの手紙」のDVD(楽天市場) 「アメリカン・スナイパー」のDVD(楽天市場)
2015年09月14日
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「パーフェクト・カップル」(原題:Primary Colors)は、1998年公開のアメリカのコメディ映画です。1992年のビル・クリントンの最初の大統領キャンペーン材をとったベストセラー「プライマリー☆カラーズ 小説大統領選」(早川書房刊)の映画化で、大統領選に出馬した矢先にスキャンダルに巻き込まれた州知事とその妻の大騒動を描き、第71回アカデミー書の助演女優賞(キャシー・ベイツ)と脚色賞にノミネートされています。「パーフェクト・カップル」のDVD(楽天市場)監督:マイク・ニコルズ脚本:エレイン・メイ原作:ジョー・クライン「プライマリー☆カラーズ 小説大統領選」出演:ジョン・トラボルタ(ジャック・スタントン) エマ・トンプソン(スーザン・スタントン) ビリー・ボブ・ソーントン(リチャード・ジェモンズ) キャシー・ベイツ(リビー・ホールデン) ラリー・ハグマン(フレッド・ピッカー) エイドリアン・レスター(ヘンリー・バートン) モーラ・ティアニー(デイジー・グリーン) ポール・ギルフォイル(ハワード・ファーガソン) レベッカ・ウォーカー(マーチ・カニンガム) キャロライン・アーロン(ルシール・カウフマン) ジーヤ・カリディス(カシミア) ほか【あらすじ】大統領選に出馬した州知事ジャック・スタントン(ジョン・トラヴォルタ)とその妻スーザン(エマ・トンプソン)は選挙キャンペーンに追われていました。大学での出会い以来、持ち前の楽天的な性格とコネで政治の道に進み州知事に登りつめたジャックと、彼を支えながら自らエリート弁護士として辣腕をふるったスーザンは、世間から理想の夫婦と見られていましたが、ジャックは女グセが悪く、キャンペーンがはじまった矢先から不倫暴露テープの発覚、逮捕歴疑惑、妊娠騒動とスキャンダルが続々と浮き上がってきます。選挙対策本部長のヘンリー(エイドリアン・レスター)はそのたびに対応に追われ、凄腕の選挙コンサルタントのリチャード(ビリー・ボブ・ソーントン)やスキャンダル潰しのプロであるリビー(キャシー・ベイツ)らの協力を要請したりとてんてこまいです。スーザンは夫に愛想をつかしながらも、未来のファーストレディとして理想の夫婦を演じ続けます。彼女はジャックを誰よりも良く理解し、ジャックも浮気をや失敗を重ねながらも、そんな彼女を誰よりも心の支えにしていまう。結局のところ愛し合っているふたりは、共に闘いながら、世間の荒波を乗り切っていこうとします。「パーフェクト・カップル」とロマンティックな邦題がついていますが、基本的には政治(選挙)のコメディです。原作となった「プライマリー☆カラーズ 小説大統領選」は、実在の人物と事件、即ちビル・クリントンと彼の最初の大統領選のキャンペーンを描いたフィクションで、最初は覆面作家の形で出版されました。ビル・クリントン以外も、以下の実在の人物をモデルにしていると言われています。 ジャック・スタントン:ビル・クリントン スーザン・スタントン:ヒラリー・クリントン リチャード・ジェモンズ:ジェームズ・キャバレリ リビー・ホールデン:ベツィ・ライト/ヴィンス・フォスター フレッド・ピッカー:ジェリー・ブラウン他 ヘンリー・バートン:ジョージ:ステファノプロス デイジー・グリーン:マンディ・グルンワルド/ディ・ディ・メイヤーズ ハワード・ファーガソン:ハロルド・イッカーズ ルシール・カウフマン:スーザン・トーマセス カシミア:ジェニファー・フラワーズこの映画を面白くしているは、ジャック・スタントンという架空の人物が、まさにビル・クリントンのように前向きで憎めない性格として描かれており、さらにジョン・トラボルタが明らかにビル・クリントンをモデルに演技していることです。映画の中で、ジャック・スタントンの女癖の悪さが示唆される一幕がありますが、ちょうどこの映画が公開される頃に、ビル・クリントンとモニカ・ルインスキーの不倫事件が発覚し大統領の弾劾裁判にまで発展したのは、もともとビル・クリントンの性格がそういうリスクを内在していたということなのかもしれません。大統領の弾劾は上院で否決されましたが、この映画で描かれているキャンペーン・スタッフ同様、大統領のスタッフも大変な思いをしたに違いありません。スタントン夫妻(ジョン・トラボルタ、エマ・トンプソン)選挙キャンペーンのスタッフもうひとつ、この映画のポイントとなっているのは、選挙戦の理想と現実です。HENRY: I wondered how it would be to work with someone. . . who actually cared about. . . I mean. . . It couldn't always have been the way it is now. It must have been different in my grandfather's time. You were there. You had Kennedy. I didn't. I've never heard a president say "destiny" and "sacrifice" without thinking, "bullshit." Okay, maybe it was bullshit with Kennedy, too. but. . . but people believed it. and I guess, that's what I want. I want to believe it. I want to be part of something that's history.ヘンリー:国民と向き合っている人の下で働きたかったんです。つまり、昔は政治が今のようだったとは思えないんです。祖父の時代、ケネディの時代、ケネディの「運命」とか「犠牲」って言葉に嘘っぽさは無かった。本当は口先だったのかもしれないけど、それでも人々は彼を信じた。僕もそういうものを信じて、その一部になりたい。歴史の一部になりたい。LIBBY: She can't hurt us. She's selling a story. She has no proof. It's the tip of the iceberg. Jackie's done some pretty stupid things. He's poked his pecker in some sorry trash bins. stop them before they stop us. Crush 'em and sweep 'em up. From now on, you can call me the Dustbuster.リビー:大丈夫よ。彼女はネタを売ってるだけ。証拠はないわ。氷山の一角よ。ジャッキーは馬鹿な事をしてくれたわ。ゴミみたいな女とやっちゃったのよ。潰される前に潰すのよ。掃除しちゃうのよ。これからは私をゴミキラーと呼んで。LIBBY: I said to Jack, We got to get the same capability as the CIA. Remember, Jack? We have to do dirt, too. And you said, No. Our job is to end all that. Our job is to make it clean. Becausee if it's clean, we win. Because our ideas are better. You remember that, Jack? JACK: That was a long time ago.SUSAN: Libby, you said it yourself. We were young. We didn't know how the world worked. Now we know.リビー:私はジャックに言ったの、CIAのように汚い手で対抗しなきゃって。覚えてる?あなたは「そうしたことを終わらせるのが我々の仕事だ、政治を浄化すれば勝てる、我々の政策の方がいいのだから」って。覚えてる?ジャック:それは昔の話だ。スーザン:あなたも言ったわ。「私たちは若かった」って。何もわかっていなかったのよ。今は違う。JACK: This is it, Henry. This is the price you pay to lead. You don't think Lincoln was a whore before he was president? He had to tell his stories and smile his back-country grin. He did that so one day he'd have the opportunity. . . to stand before the nation and appeal to our better nature. That's where the bullshit stops. That's what it's all about. Making the most of it, doing it the right way. You know that there are plenty of people in this game. . . . who don't think that way. They'll sell their souls. . . Iie to people, divide them, play on their fears, for nothing. Just for the prize. ジャック:これが勝つ為に支払う代償だ。リンカーンも大統領になる前は、大衆の前で朴訥な田舎者の芝居をした。いつの日か、国民の前で、人類の理想を掲げるチャンスを得る為だ。これが汚い戦いの終点だ。手にした力を正しいことの為に役立てる。もちろん、そうではない政治家は多い。自分の魂を売り、どぶの中を這いずり、自分の利益の為に嘘をつき、人々の対立心を恐怖心を煽る。JACK: We can do incredible things. We can change this whole country. I'm going to win this. And when I do, we' re going to make history. Look at me and tell me it's not going to happen. Look at me and tell me you don't want to be part of it.ジャック:改革を打ち出そう。この国を変えよう。私は選挙に勝ち、新しい歴史を作る。私の目を見ろ、きっとそうなる。目を見ろ、その歴史を作りたいだろ?「パーフェクト・カップル」の原作本ジョー・クライン「プライマリー カラーズ 小説大統領選」(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、創業大正7年 京菓子 笹屋昌園さんの 【京都の和菓子】本わらび餅「極み」デイリー・総合ランキングのトップです。テレビで紹介されて、注文が殺到しているようです。
2015年09月13日
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「シンデレラ」(原題:Cinderella)は、2015年公開のディズニーによるロマンティックSFファンタジー映画です。シャルル・ペローの童話「シンデレラ」を原作とし、1950年公開のディズニー不朽の名作アニメ映画を実写化したもので、魔法の力と勇気とやさしさで運命の人と結ばれるヒロインの姿を描いています。ヒロインと王子役に大ヒットTVシリーズで活躍の新進気鋭、リリー・ジェームズとリチャード・マッデンを起用、継母役のケイト・ブランシェット、フェアリー・ゴッドマザー役のヘレナ・ボナム=カーターなど実力派が脇を固めています。 「シンデレラ」のDVD(楽天市場)監督:ケネス・ブラナー脚本:クリス・ワイツ原作:シャルル・ペロー「シンデレラ」美術:ダンテ・フェリッティ衣装:サンディ・パウエル出演;リリー・ジェームズ(エラ、シンデレラ) リチャード・マッデン(王子) ケイト・ブランシェット(まま母) ヘレナ・ボナム=カーター(フェアリー・ゴッドマザー) ホリデイ・グレインジャー(アナスタシア) ソフィー・マクシェラ(ドリゼラ) デレク・ジャコビ(国王) ステラン・スカルスガルド(大公) ノンソー・アノジー(大佐) ベン・チャップリン(エラの父) ヘイリー・アトウェル(エラの母) ほか【あらすじ】エラ(リリー・ジェームズ)は貿易商の父(ベン・チャップリン)と優しく美しい母(ヘイリー・アトウェル)の愛情を一身に受け、幸せな子ども時代を過ごしました。母が病でこの世を去り、エラは母の「辛いことがあっても勇気と優しさを忘れないで」という教えを守って、純粋な心を持つ女性へと成長しました。仕事で長旅が多い父はやがて再婚、エラは継母(ケイト・ブランシェット)とその連れ子の娘、ドリゼラ(ソフィー・マクシェラ)とアナスタシア(ホリデイ・グレインジャー)を快く迎え入れます。しかし、継母は夫がエラにかける愛情に嫉妬、エラの若さや美しさを不愉快に思っていました。そんな折、父も旅先で突然帰らぬ人となってしまいます。継母と娘姉妹はエラに辛くあたり、エラに山のような仕事を言いつけ、屋根裏部屋に追いやられたエラは召使い同然の扱いを受けるようになります。寒い夜、ぬくもりの残る暖炉の前で眠り、翌朝、暖炉の灰を顔につけたまま働くエラを、姉妹は「灰まみれのエラ=シンデレラ」と呼び、大笑いします。涙を抑えきれず家を飛び出し、森に馬を走らせたエラに、城で働いているというキット(リチャード・マッデン)と名乗る青年が声をかけてきます。彼と話すうちにエラは笑顔を取り戻し、キットに好意を抱き始めます。「また会おう」と言い残し、城へ帰ったキットを待ち構えていた国王(デレク・ジャコビ)は、国と息子の将来を案じ政略結婚を勧めますが、エラを忘れられないキットは、エラを探す為に国中のあ未婚女性を招待して舞踏会を開き、そこから妃を選ぶことを約束します。招待状はエラの家にも届き、「キットに会えるかもしれない」と考えたエラは自分も連れて行って欲しいと頼みますが、継母と姉妹はエラの亡き母のドレスを引きちぎり、彼女を置いて舞踏会へ出かけます。希望を失いかけていたエラの前に、妖精フェアリー・ゴッドマザー(ヘレナ・ボナム=カーター)が現れ、彼女が魔法の杖を振ると、カボチャを馬車に、ネズミを馬に、トカゲを従者に、ガチョウを御者に仕立て、破れたドレスを美しいドレス変え、光り輝くガラスの靴ができます。「魔法が続くのは12時まで。さあ、楽しんでおいで」城に到着したエラは、そこで初めてキットが王子であることを知ります。夢のようなひとときを過ごした二人に、12時を告げる鐘の音が響きます・・・。ディズニーは、2007年公開の「魔法にかけられて」で数々のおとぎ話を自らパロディ化、さらに2013年公開の「アナと雪の女王」では、白馬に乗った王子をものの見事に否定、自分である事の大切さと、姉妹愛について強いメッセージを発し、空前のヒット作となりました。もはや、ディズニーのおとぎ話は終焉かと思いきや、この実写版「シンデレラ」で、ディズニー・マジックが健在であることを示し、高い評価を得ています。実写版「シンデレラ」では、シンデレラと王子それぞれの親子愛、継母の背景を描き、物語に深みを与えています。また、王子が乗るのは白馬ではなく黒い馬、王子は見習いという設定で、政略結婚ではなく自分が愛する人と結婚し勇気と優しさで国を守りたいと考えています。一方、シンデレラは、母親の教えである「勇気と優しさ」を守り、いじめに耐えるとともに、葦毛の裸馬を駆ける逞しさもあるという設定で、相手が王子と知らずに恋に落ちます。「シンデレラ」はアメリカ製作の映画ですが、監督のケネス・ブラナー、衣装のサンディ・パウエル、出演のリリー・ジェームズ、リチャード・マッデン、ヘレナ・ボナム=カーターはイギリス人、ケイト・ブランシェットはオーストラリア人、美術のダンテ・フェリッティはイタリア人とメインのスタッフ、キャストはすべて、アメリカ人以外で、撮影もイギリスで行っています。裸馬を駆けるシンデレラ王子との出会い王子:大丈夫?シンデレラ:彼を怖がらせたわね。王子:彼?シンデレラ:シカよ。シカに何の恨みが?王子:狩りをしていただけさ。君の友達?シンデレラ:そうよ。今、出会ったの。見つめ合って、彼を死なせてはいけないと感じたわ。王子:君の名前は?シンデレラ:聞かないで。王子:森の奥は危険だ。シンデレラ:あなたがいるから大丈夫。名前は?王子:僕を知らない?名前は・・・、キットだ。父は機嫌いいとそう呼ぶ。シンデレラ:それで、家はどこ?王子:宮殿で父からあれこれ習っている。シンデレラ:見習い?王子:まあね。シンデレラ:お城の人たちは親切?王子:必要以上にね。君は?シンデレラ:なんとか耐えているわ。王子:気の毒に。シンデレラ:気にしないで。王子:でも辛いんだろ?シンデレラ:でもないわ。もっと不幸な人がいるし、だから、勇気と優しさを忘れたくないの。王子:そうだね。その通りだ。僕もそう思う。シンデレラ:シカを殺さないで。王子:でも動物を殺すのが狩りだ。シンデレラ:決まり事が正しいの?王子:言う通りだ。魔法で変身シンデレラ:許してお母様。ごめんなさい。勇気を持つと誓ったけど、もう無理。何も信じられない。ゴッドマザー:頼みがあるの。ひとかけらのパンか、ミルクをくれる?シンデレラ:いいわ。もちろんよ、すぐに持ってくるわ。ゴッドマザー:泣いているの?シンデレラ:何でもないわ。ゴッドマザー:何でもないって?一杯のミルクよりも、大切なのは優しさだよ。ゴッドマザー:急かせたくないが、時間がないわ、エラ。シンデレラ:何故、名前を?誰なの?ゴッドマザー:誰かって、わかるはずだよ。私はフェアリー・ゴッドマザー。シンデレラ:まさか。ゴッドマザー:何故?シンデレラ:いるはずないわ。子供の空想よ。ゴッドマザー:あんたの母親はいると信じていたよ。シンデレラ:母を?ゴッドマザー:しょうがない子だね。わからせてあげよう。まず、着替えなくちゃ。。これでよし。どこまで、話を?シンデレラ:そんな。ゴッドマザー:そうだわ。馬車に似たものを見つけなくちゃ。シンデレラ:木の桶は?ゴッドマザー:馬車とは大違い。果物か、野菜がいいわ。スイカはある?シンデレラ:いえ。ゴッドマザー:メロン?シンデレラ:それは何?ゴッドマザー:アンティチョーク?キンカン?トマト?シンデレラ:カボチャなら。ゴッドマザー:カボチャは初めてだけど、面白そう。潰れやすくて面倒だけど。あれがいいわ。ナイフ!シンデレラ:どうぞ。ゴッドマザー:ありがとう。カボチャさん、つるから切り離すわよ。よし。重いわね。どいて。ここでやりましょ。シンデレラ:何をするの?ゴッドマザー:馬車に変えるの。気が散るわ。シンデレラ:目を閉じる?ゴッドマザー:そうね。試してみるわ。手応えありね。コツは忘れたわ。シンデレラ:かぼちゃが大きくなりすぎたら?危ない。これが魔法?ゴッドマザー:効きすぎたわ。逃げて!ゴッドマザー:馬車の出来上がり。シンデレラ:本当にゴッドマザーなのね。ゴッドマザー:誰にでも魔法を使う訳じゃないのよ。ネズミたちは?シンデレラ:ネズミ?ゴッドマザー:いたわ。ビビディ・バビディ・ブー!4頭の白馬よ。シンデレラ:ガス、大変身ね。凄いわ。ゴッドマザー:お次は?馬車と馬、従者。シンデレラ:従者?ゴッドマザー:トカゲさん、ビビディ・バビディ・ブー!ミスタートカゲ:僕に用?ゴッドマザー:御者も必要ね。シンデレラ:御者?ゴッドマザー:ガチョウがいいわ。ミスターガチョウ:やったことないよ。ゴッドマザー:急いで!早く持ち場について。急いで。シンデレラ:フェアリーゴッドマザー?ゴッドマザー:何なの?シンデレラ:こんなドレスじゃ無理よ。直していい?ゴッドマザー:直す?新品に買えるわ。シンデレラ:それは駄目。母のドレスなの。これを来て王宮へ、母と一緒のつもりで。ゴッドマザー:わかるわ。ちょっぴり変えていい?ブルーは嫌い?シンデレラ:素敵。ゴッドマザー:どう?シンデレラ:綺麗。母も気に入るわ。ゴッドマザー:さあ、早く行って。遅れるわ。ミスターガチョウ:馬は始めてだ。ヒヤヒヤだ。ゴッドマザー:そこの馬車、止まって!シンデレラ:ありがとう。フェアリーゴッドマザー:待って。その靴しかない?シンデレラ:どうせ見えないわ。ゴッドマザー:おめかししても、靴で台無し。早く脱いで。新しいのを出すわ。靴の魔法は得意なの。シンデレラ:ガラスの靴?ゴッドマザー:そうよ。履き心地もいいわ。早く行きなさい。シンデレラ:ゴッドマザー。ゴッドマザー:何?シンデレラ:新しい母と姉は?ゴッドマザー:大丈夫。あなたとは気づかないわ。さあ、舞踏会へ行ってらっしゃい。ミスタートカゲ:凄い魔法ですね。ゴッドマザー:お黙り。ゴッドマザー:忘れてた。いいこと?魔法は長く続かないの。真夜中の12時の鐘が鳴り終わると、魔法は解けて元に戻ってしまうわ。シンデレラ:真夜中ね。ゴッドマザー:12時よ。シンデレラ:時間は十分にあるわ。ゴッドマザー:行って。シンデレラ:本当にありがとう。ゴッドマザー:ガチョウさん、出発!ダンスシーン王子との再会ゴッドマザー(声のみ):果たして自分は王子にふさわしいのか、魔法には頼れません。最大の難関です。ありのままの自分が見られるのです。母(声のみ):勇気と優しさを忘れずに。王子:君は?シンデレラ:シンデレラです。陛下、私は王女でもなく、馬車も持っていません。両親も失い、持参金もありません。靴が合うかどうかわかりませんが、もし合えば、ありのままの私を選んでくれますか?あなたを愛する正直な田舎娘を。王子:もちろんだ。ありのままの僕で良ければ。
2015年09月12日
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「イングロリアス・バスターズ」(原題:Inglourious Basterds)は、2009年公開のアメリカの娯楽戦争アクション映画です。第二次世界大戦中のナチス占領下のフランスを舞台に、ナチス親衛隊に家族を皆殺しにされたユダヤ系フランス人の女性映画館館主の復讐と、ユダヤ系アメリカ人からなる秘密部隊バスターズの戦いを描いています。監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はブラッド・ピット、クリストフ・ヴァルツ、メラニー・ロランほか。全世界で3億ドル以上を稼ぎ、「パルプ・フィクション」を超えてタランティーノ監督映画で最大のヒット作となり、第82回アカデミー賞では8部門でノミネートされました。 「イングロリアス・バスターズ」のDVD(楽天市場)監督:クエンティン・タランティーノ脚本:クエンティン・タランティーノ出演:バスターズ ブラッド・ピット(アルド・レイン中尉) イーライ・ロス(ドニー・ドノウィッツ) グリッツ:ティル・シュヴァイガー(ヒューゴ・スティグリッツ) B・J・ノヴァク(スミッソン・ウティヴィッチ) オマー・ドゥーム(オマー・ウルマー) フランス人 メラニー・ロラン(ショシャナ・ドレフュス、エマニュエル・ミミュー) ジャッキー・イド(マルセル) ドゥニ・メノーシェ(ラパディット) イギリス人 マイケル・ファスベンダー(アーチー・ヒコックス中尉) マイク・マイヤーズ(エド・フェネク将軍) ロッド・テイラー(ウィンストン・チャーチル首相) ドイツ人 ダイアン・クルーガー(ブリジット・フォン・ハマーシュマルク) ナチス・ドイツ クリストフ・ヴァルツ(ハンス・ランダ親衛隊大佐) ダニエル・ブリュール(フレデリック・ツォラー国防軍一等兵) アウグスト・ディール(ヘルシュトローム親衛隊少佐) シルヴェスター・グロート(ヨーゼフ・ゲッベルス宣伝大臣) マルティン・ヴトケ(アドルフ・ヒトラー総統) ほか【あらすじ】第1章「その昔…ナチ占領下のフランスで」1941年、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のフランスの田園地帯に赴任した「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス親衛隊のランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)は、行方不明のユダヤ人一家の手がかりを得るために酪農家のラパディット(ドゥニ・メノーシェ)を尋問します。巧妙な話術で床下に一家が匿われていることを突き止めると、部下に命じて床板越しにマシンガンで皆殺しにさせますが、ただ一人、娘のショシャナ(メラニー・ロラン)だけは逃げ出すことに成功します。ランダは走り去るショシャナの背中に向けてピストルを構えますが、引き金を引く代わりに別れの言葉を叫びます。第2章「名誉なき野郎ども」1944年春、レイン米陸軍中尉(ブラッド・ピット)はユダヤ系アメリカ人8名の秘密特殊部隊を組織、敵地奥深く潜入し、ナチスを血祭りにしていました。捕虜はとらず、拷問、殺害し、レインの祖先のアパッチ族に倣ってドイツ兵の頭皮を剥ぐよう命じていました。一方、レインの部隊は「バスターズ」の名でドイツ軍に知れ渡り、その脅威は生存者を通してヒトラー総統(マルティン・ヴトケ)に伝えられます。「ユダヤの熊」ことドニー軍曹(イーライ・ロス)は協力を拒むドイツ軍下士官をバットで撲殺、レインは生き残りのドイツ兵の額にナイフでハーケンクロイツを刻んで解放します。また、バスターズは、ゲシュタポ将校13名を殺害して投獄されたドイツ兵スティグリッツ(ティル・シュヴァイガー)を救出して仲間にします。第3章「パリにおけるドイツの宵」1944年6月、パリ。ショシャナは、亡き叔父夫妻から映画館を引き継いだ若い女性エマニュエル(メラニー・ロラン)に成りすましていました。ショシャナに想いを寄せるドイツ軍狙撃兵フレデリック(ダニエル・ブリュール)は、彼の活躍をプロパガンダ映画「国民の誇り」に仕立て上げたゲッベルス宣伝大臣(シルヴェスター・グロート)をショシャナに引き合わせ、プレミア上映会に彼女の劇場を使用するよう説得します。ショシャナの家族を皆殺しにしたランダがゲッペルスとの会食に現れ、ショシャナを残らせて尋問しますが、エマニュエルがショシャナだとは気付きません。ランダが立ち去り緊張が解けて泣き崩れたショシャナは、ニトロ・セルロース・フィルムを使って上映会に集うナチス高官を劇場もろとも焼き尽くし、殺された家族の復讐をしようと思いつきます。第4章「映画館作戦」プレミア上映会の情報は英軍も掴んでおり、フェネク将軍(マイク・マイヤーズ)はドイツ語と映画史に堪能なヒコックス中尉(マイケル・ファスベンダー)を呼び出し、ナチス高官ごと劇場を爆破するキノ作戦を、チャーチル首相(ロッド・テイラー)の前で説明します。ドイツ軍将校に扮したヒコックスとドイツ語のできるバスターズのメンバーはフランスの田舎町のバーを訪れ、作戦を手引きするドイツ人の人気女優でイギリスのスパイ、ブリジット(ダイアン・クルーガー)と会います。バーには子供が生まれたドイツ兵とそれ祝う仲間が集っており、ブリジットは息子の誕生祝いにサインをせがまれます。ヒコックスは不自然なドイツ語訛りから、ゲシュタポのヘルシュトローム少佐(アウグスト・ディール)に見破られ、銃撃戦になります。ただ一人生き残りレインに救出されたブリジットは、プレミア上映会にヒトラーも出席する事を伝え、バスターズのレイン、ドニー、オマー(オマー・ドゥーム)がイタリア人を装ってブリジットをエスコートすることにします。一方、バーを捜索したランダは、ハイヒールとブリジットのサイン入りナプキンを発見します。第5章「ジャイアント・フェイスの逆襲」プレミア上映会を警備するランダは、ブリジットとイタリア人エスコートに話しかけ、ブリジットを連れ出してバーで見つけたハイヒールを試着させます。サイズが合うことを確かめたランダは、ブリジットを絞殺、ロビーで待つレインとウティヴィッチ(B・J・ノヴァク)を連行します。ランダはレインの上官と掛け合い、ナチス高官の暗殺を見逃す代わりに、ランダの恩給と訴追なしの米国亡命を呑ませます。劇場では、映写室に押し入ったフレデリックをショシャナがピストルで撃ち、フレデリックは最後の力で彼女を射殺します。彼女が事前に編集した「国民の誇り」は、フレデリックの顔からショシャナの大写しに切り替わり、観客はこれからユダヤ人に殺されると伝えます。劇場の出口にボルトをかけて観客を閉じ込めた映写技師でショシャナの恋人のマルセル(ジャッキー・イド)が、これを合図にスクリーン背後に積んだフィルムに火を放ちます。ドニーとオマーはバルコニー席のヒトラーに飲み物を運ぶ振りをして護衛を射殺、マシンガンを奪って、ヒトラー、ゲッベルス、一階の観客を掃射し、最後に仕掛けた爆弾が爆発します。レインらを載せたトラックで米軍の支配地域までたどり着いたランダは、事前の打ち合わせ通り、レインに投降します。銃とナイフを受け取ったレインはランダの通信兵を射殺、ウティヴィッチに頭皮を剥ぐよう命令します。アメリカではナチスの軍服を脱いで暮らすつもりなんだろうと尋ねたレインは、ランダを押さえつけてナイフで額に鉤十字を刻みます。第二次世界大戦中のナチス占領下のフランスを舞台に、クエンティン・タランティーノ節が炸裂する映画です。クエンティン・タランティーノはマカロニ・ウェスタンのような戦争映画のを目指したと語っていますが、そのクォリティの高さから、フランス料理のように高級なマックのバリューセットのようの仕上がりになっており、従来のクエンティン・タランティーノのファン以外も幅広く楽しめる作品となっています。5章に別れた構成ですが、第1章からクォリティの高さに度肝を抜かれます。クエンティン・タランティーノが約10年かけて書いた脚本の完成度は高く、ドイツ親衛隊が尋問しながらユダヤ人の隠れ場所を白状させる展開は見事です。尋問されるラパディットを演じるドゥニ・メノーシェも素晴らしいのですが、尋問するランダ大佐を演じるクリストフ・ヴァルツが、柔らかな物腰のフランス語から英語に変えつつ、じわじわとラパディットを追い込んでいく様には舌を巻きます。このシーンだけでも、クリストフ・ヴァルツはアカデミー助演男優賞を獲得できたと言っても過言ではないでしょう。この映画は約30%が英語の会話、残りがドイツ語、フランス語、そして少しのイタリア語で構成されます。クリストフ・ヴァルツは、映画の中でこの四か語をすべて話しています。クエンティン・タランティーノ監督は、脚本を書いた後、ランダ大佐を演じる役者を見つけることが困難であることに気づき、映画化を諦めることも考えました。演技力のある役者はいても、四か語を話す演技力のある役者はそうそういません。クエンティン・タランティーノ監督は、「ランダ役は今まで生み出した中で最高の キャラクターの一人だったから、クリストフと同等の俳優がいなければ『イングロリアス・ バスターズ』は作れなかったよ」と語っています。そして、クリストフ・ヴァルツは彼の監督作品で唯一人、アカデミー賞を受賞した出演者となりました。この作品は、セリフ用の脚本と、撮影用の脚本の作成に約10年かけただけではなく、当初3時間10分となった上映時間をカットし、密度の高い物になっています。さらに、主役のブラッド・ピット、メラニー・ロランを初め、クリストフ・ヴァルツ、ダニエル・ブリュール、ダイアン・クルーガー、マイケル・ファスベンダーと大作の主役級のキャスティングにより、最初から最後まで、緊迫感のある作品となっています。ブラッド・ピットはアメリカ、メラニー・ロランはフランス、クリストフ・ヴァルツはオーストリア、ダニエル・ブリュールはスペイン、ダイアン・クルーガーとマイケル・ファスベンダーはドイツ出身と、国際色の豊かなキャスティングでもあります。ダイアン・クルーガーは英語の映画にも数多く出演している為、アメリカ人と勘違いしたクエンティン・タランティーノ監督が、ドイツ語のセリフのテストをしようする一幕もありました。さて、本日のランキング商品ピックアップは、CD&DVD NEOWINGさんの あんさんぶるスターズ! クッションバッジ 【B box】デイリー・総合ランキング、ジュエリー・アクセサリー部門のトップです。 綿が入っているコレクションバッジは、ミニクッションのような見た目でボリュームもあり、バッグに付けると可愛く目立ちます。
2015年09月11日
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「17歳の肖像」(原題:An Education)は、2009年公開のイギリスの映画です。リン・バーバーの自叙伝の映画化作品で、勉強一筋だった優等生の少女が年上の男性との出会いを経て、大人になってゆく様を描いています。キャリー・マリガンが多感な年頃のヒロインを好演、第82回アカデミー賞の作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされました。 「17歳の肖像」のDVD(楽天市場)監督:ロネ・シェルフィグ脚本:ニック・ホーンビィ原作:リン・ハーパー "An Education: My Life Might Have Turned Out Differently If I Had Just Said No"出演:キャリー・マリガン(ジェニー・メラー) ピーター・サースガード(デイヴィッド・ゴールドマン) ドミニク・クーパー(ダニー) ロザムンド・パイク(ヘレン) エマ・トンプソン(ウォルターズ校長 ) アルフレッド・モリーナ(ジャック・メラー:ジェニーの父) カーラ・シーモア(マージョリー・メラー、ジェニーの母) オリヴィア・ウィリアムズ(スタッブズ先生) ほか【あらすじ】1961年、中流家庭の一人娘で16歳のジェニー(キャリー・マリガン)は、ロンドン郊外のトゥイッケナムの学校に通っています。父・ジャック(アルフレッド・モリーナ)と、母・マージョリー(カーラ・セイモア)は、成績優秀なジェニーがオックスフォード大学に進学することを期待しています。楽団でチェロを弾き、フランスに憧れ、ロマンティックな恋を夢見、勉強の合間にこっそりシャンソンのレコードを聴いては厳しい父に叱られるジェニーは、大学に入れば自由に好きな事ができると信じていました。楽団の練習の帰り道、どしゃぶりの雨に見舞われたジェニーは、高級車を運転する見知らぬ男性から「君のチェロが心配だ」と声をかけられます。彼はジェニーとは倍以上に年が離れていますが、自宅までのほんの僅かな距離を行く間に、紳士的な態度と柔らかな物腰、ウィットと教養に富んだ言葉がジェニーの心を捉えます。それがデイヴィッド(ピーター・サースガード)との出会いでした。数日後、ジェニーは街角でデイヴィッドを見かけて声をかけ、デイヴィッドが彼女を音楽会と夕食に誘うと、ジェニーは喜んで応じます。デイヴィッドの友人で美術品取引の仕事仲間のダニー(ドミニク・クーパー)とその恋人ヘレン(ロザムンド・パイク)を紹介されたジェニーは、ナイトクラブや絵画のオークションに同行、洗練された大人の世界に魅了されていきます。生まれて初めて人生を楽しむことを知った彼女は、これまでの人生が色褪せたものに思え、デイヴィッドにますます恋をし、デイヴィッドもジェニーの聡明さに惹かれていきます。間もなく17歳の誕生日を迎える、初めての真剣な恋に夢中のジェニーは、重要な選択を迫られます・・・。キャリー・マリガンの魅力がフルに楽しめる映画です。彼女は、「プライドと偏見」の四女キティ役で映画デビューしましたが、以降も、「ドライヴ」、「華麗なるギャツビー」、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」などのヒット作に名を連ねています。これらの大作では出番が限られていますが、「17歳の肖像」では最初から最後までキャリー・マリガンが堪能できます。映画は素晴らしいオープニング・クレジットで幕を開けます。多くの人にとって勉強は退屈で我慢ならないのかもしれませんが、それもなんともポップでユーモラスに表現しています。物語は、イギリスのライター、リン・ハーパーの自叙伝"An Education: My Life Might Have Turned Out Differently If I Had Just Said No"に基づいたもので、16歳〜17歳という人生の大事な時期に、家族ごと男に騙されてしまった少女の顛末を描いています。主人公を演じるキャリー・マリガンは撮影時22歳、童顔の彼女はすんなりと女子高生を演じている様に見えます。10代後半は、人生の進路を決める重要な時期ですが、キャリー・マリガン自身も、大学進学が決まっていたにも関わらず、高校に来たジュリアン・フェロウズの講演を聞いて、校長に大学へ行きたくないと伝え、彼に自分の芝居への情熱を伝えて欲しいと頼みました。後にフェロウズの妻から電話があり、見込みのある若者を囲んだ夕食会に招待され、彼らに推薦で映画「プライドと偏見」での役を勝ち取りました。物腰柔らかく、紳士的だが、根性なしの小悪人的な相手役を演じるピーター・サースガードは、「ニュースの天才」で注目された俳優で、「フライト・プラン」などハリウッドの大作に出演する一方で、「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー」など、低予算のインディペンデント映画にも積極的に出演する俳優として知られています。デイヴィッドは難しい役ですが、ピーター・サースガード本人がそうなのではないかと思うほど、自然に演じています。今では「ゴーン・ガール」で世界的に有名になったロザムンド・パイクですが、おかしなチョイ役を演じてみたいと、ヘレン役を渇望しました。実はロザムンド・パイクは、「17歳の肖像」の主人公ジャニーが目指すオックスフォードの英文科卒の才女です。キャリー・マリガンのデビュー作「プライドと偏見」では、彼女の心優しい姉役を演じています。「いい男と結婚できるなら、女は大学に行く必要がない」という、超保守的な中流階級の親父を演じるアルフレッド・モリーナも素晴らしいです。言う事が過激ですが、彼が演じるとユーモラスで、オープニング・クレジットとともに、物語が深刻になりすぎないように、重要な役割を果たしています。イギリス映画ならではの味付けです。エマ・トンプソンも、美しく威厳のある校長を演じています。彼女の出番は少なく、一日で撮影を終えたのですが、大先輩とともに演じたキャリー・マリガンは、「すばらしい、光り輝いていた」と、感激ひとしきりでした。ジェニーは優秀な女子高生フランスに憧れているデイヴィッドと出会う楽しい場所に連れて行ってくれる大人になった気分憧れのパリへバナナに処女を捧げたくないわ騙されていた・・・大人になったけど、賢くなった気はしないわ朝食中、足の格好に逞しさが・・・ジェニーは、自分の欲する人生に近道はない(Jenny: The life I want, there is no shortcut.)ことを悟り、心機一転、勉強して念願のオックスフォード入学を果たします。最後の独白です。Jenny: One of the boys I dated, and they were boys, suggested that we go to Paris and I said I'd always wanted to see Paris. As if I'd never been!ジェニー:彼氏もうぶな男の子、彼にパリに誘われたとき、死ぬほど行きたいわと答えた、心からの演技で。なかなか失敗できない昨今の管理社会ですが、本当は失敗を通して学んでいくのが、人間らしいのかもしれません。ジェニーが住んでいた家(グーグル・マップ)オープニング・クレジット両親(アルフレッド・モリーナ、カーラ・シーモア)とジェニー(キャリー・マリガン)校長(エマ・トンプソン)とジェニー(キャリー・マリガン)「17歳の肖像」の原作本 リン・ハーパー "An Education: My Life Might Have Turned Out Differently If I Had Just Said No"さて、本日のランキング商品ピックアップは、自然派コスメのカンパネラさんのデイリー総合ランキング、スポーツ・アウトドア部門のトップです。大変な大雨ですが、一足、準備しておくと安心ですね。
2015年09月10日
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「ミッション: 8ミニッツ」(原題: Source Code)は、2011年のアメリカ、フランス合作のSF/サスペンス&アクション映画です。爆破される8分前の列車の乗客の意識に入り込み、犯人を捜すというミッションを課せられた男が何度も同じ時をさまよう姿を描いています。 「ミッション: 8ミニッツ」のDVD(楽天市場)監督:ダンカン・ジョーンズ脚本:ベン・リプリー出演:ジェイク・ジレンホール(コルター・スティーヴンス) ミシェル・モナハン(クリスティーナ・ウォーレン) ヴェラ・ファーミガ(コリーン・グッドウィン) ジェフリー・ライト(ラトリッジ博士) マイケル・アーデン(デレク・フロスト) キャス・アンヴァー(ハズミ) ラッセル・ピーター(マックス・デノフ) ほか【あらすじ】午前7時40分、陸軍パイロットのコルター・スティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)はシカゴ行きの通勤列車の中で目を覚ましますが、周りの光景にも、自分に話しかけてくる目の前の女性クリスティーナ(ミシェル・モナハン)にも見覚えがなく、自分が何故ここにいて彼女が誰なのかわかりません。陸軍大尉のコルターはアフガニスタンで戦闘ヘリを操縦していたはずですが、鏡に映る自分の顔も別人であり、所持していた身分証明書には、「ショーン・フェントレス:教師」と記されています。そして8分後、列車は大爆発を起こして乗客は全員死亡します。コルターが操縦席の様な薄暗い密室でが意識を取り戻すと、モニター画面に映る軍服姿の女性、グッドウィン空軍大尉(ヴェラ・ファーミガ)から、列車の爆発事故について質問されますが、コルターは状況が飲み込めず、回答できません。ラトレッジ博士(ジェフリー・ライト)が開発した「包囲された城」と呼ばれるこの施設は、「ソースコード」という実験的なプログラム装置を用いて、死亡したショーンの脳に残っていた爆発直前8分間の記憶と、コルターの意識とを同期させ、脳内で体験させるものだと知らされます。午前7時48分に列車爆破事件が発生したことは事実で、コルターの任務は、乗客であるショーンとなって車内を捜査し、爆弾魔を特定することであり、6時間後に次の爆破テロがシカゴのダウンタウンで実行される前に、列車爆破の犯人を見つけなければならないと説明を受けます。コルターは混乱しつつも列車の時間に戻り、列車を降りてクリスティーナと逃げようとしたり、列車に仕掛けられた爆弾を解除を試み失敗するなど、何度か8分間の体験を繰り返すうち少しずつ状況を把握していきます。また、自分が2か月前アフガニスタンで出動中に重傷を負って身体の大部分を失い、生命維持装置にかけられており、さきほどの操縦席の様な密室も自分の体も脳が創り出した幻想であることを知ります。コルターは安楽死させて欲しいとラトレッジ博士に頼み、爆弾犯を見つける任務の完遂を条件に許可されます。コルターは8分間を何度も繰り返した後、ついに爆弾犯フロスト(マイケル・アーデン)を発見し追い詰めますが、フロストはショーンとクリスティーナを銃で撃ち、爆弾を積んだライトバンで走り去ります。コルターは記憶したナンバープレートと方角を報告し、これによって現実世界ではフロストが逮捕され、次の爆破テロを防ぐことに成功しますが、ラトレッジ博士は約束を破り、次の任務でもコルターを利用する為に彼の記憶を抹消するようグッドウィンに指示を出します。一方、コルターは「まだやり残したことがある、8分経ったら、生命維持装置を切って欲しい」とグッドウィンに頼み、列車の時間にもう一度転送してもらいます・・・。90分と比較的コンパクトな SF/サスペンス&アクション映画ですが、とても感動的な作品に仕上がっています。主人公のミッションは列車事故の犠牲者の最後の8分間の意識に入り込み、犯人を特定することですが、起きてしまった事故は避けられないという常識に反して事故を防ごうと手を尽す一方、犠牲者たちが最後の瞬間を幸せに過ごせるようにと手を打ちます。「ミッション: 8ミニッツ」は「恋はデジャ・ブ」と「オリエント急行の殺人」の中間的作品という評がありますが、主人公が何度も死を経験する中で活路を見出そうとする点は、むしろ「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に似ています(但し、公開は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が後)。また、主人公が経験する熾烈な心理的戦いは、「恋はデジャ・ブ」にはないものです。「ミッション: 8ミニッツ」は監督デビュー作「月に囚われた男」で一躍、注目を浴びたダンカン・ジョーンズの監督第二作で、前作を超えるすばらしい仕上がりとなっています。彼は、デヴィッド・ボウイと最初の妻である元モデルのメアリー・アンジェラ・バーネットの子ですが、本人自らアピールすることはなく、また、映画を観れば実力で評価を得ていることがわかります。脚本は緻密なサスペンスを描いた実験性の強いものですが、ダンカン・ジョーンズ監督は、「特殊な設定を用いて『人間が果たすべき責任は一体何なのか?』を描きたかった」と語っています。また、映画製作に当たっては、爆発事故前の8分が繰り返されても飽きないような工夫がこらされています。監督は、「人間関係を描きたかった」とも語っており、同じ8分間の出来事も、コルターの出方が違うと周囲の反応が変わってくるのが見事です。特にクリスティーナとの関係は、ちょっとしたラブ・ストーリーに発展していきます。「8分間を何度も繰り返すので、視覚的に何らかの新鮮さを保ち続けなければなりません。ただし、映画の謎をすぐに明かすわけにはいかない。そのコントロールには苦労しました。また俳優たちもチャレンジが要求されました。ジェイクは時系列を追って謎を解き明かしていく役ですが、相手役のミシェル・モナハンは8分を「同じ状態」でスタートして、ジェイクの行動や出来事にあわせて演技を変えていかなければならないんです。」(ダンカン・ジョーンズ監督)列車の中で目覚めるコルター(ジェイク・ジレンホール)迫り来る大惨事など露知らぬクリスティーナ(ミシェル・モナハン)コルターに指示を出すグッドウィン大尉(ヴェラ・ファーミガ)時限装置の解除を試みる幸せな最後を演出する「我思う、故に我あり」と言ったのは哲学者のデカルトですが、この映画を観ていていて、「意識が存在を規定するのか、存在が意識を規定するのか?」とふと思いました。デカルトの言うように、意識が存在を規定するのであるならば、意識のあり方によって存在のあり方も変わり、自分を取り巻く世界が違ったものになります。もし、意識が同時にふたつ以上存在できれば、複数の世界が同時に存在しても不思議ではない事になります。我々は気づいていないだけなのかもしれませんね。この映画のエンディングについては、様々な解釈があるようですが、ダンカン・ジョーンズ監督は次のように語っています。「僕の中では『たったひとつのエンディング”』しかありえないと思っているので、そこいたるヒントを映画全編に散りばめました。ちなみに、オープニングタイトルが出るシーンにもすでにヒントが入ってます。何度も観て楽しんで欲しいですね。」(ダンカン・ジョーンズ監督)映画に登場するシカゴ、ミレニアム・パークのクラウド・ゲート(グーグル・マップ)ダンカン・ジョーンズ監督作品 「月に囚われた男」のDVD(楽天市場)主人公が生死を繰り返す映画 「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、香味庵本店さんの 「限定企画!」盛り沢山!甘えび姿焼き 30尾入りデイリー総合ランキング、スイーツ・お菓子部門のトップです。甘エビの姿焼きは、見た目にも美味しそうですね。
2015年09月09日
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「スコア」(原題:The Score)は、2001年公開のアメリカのクライム・サスペンス映画です。ロバート・デ・ニーロ、エドワート・ノートン、マーロン・ブランド、三世代の豪華演技派スターが共演、クラブオーナーと泥棒、表裏2枚の顔を持つ男が、旧友の為に、モントリオールの税関に眠る秘宝を狙う姿を、緊張感漂う静かな展開の中でじっくりと描いています。 「スコア」のDVD(楽天市場)監督:フランク・オズ脚本:ダニエル・テイラー/カリオ・セーラム出演:ロバート・デ・ニーロ(ニコラス・ウェルズ) エドワード・ノートン(ジャック・テラー ) マーロン・ブランド(マックス) アンジェラ・バセット(ダイアン) ほか【あらすじ】世界を股に掛けて活動してきた超一流の金庫破り、ニック・ウェルズ(ロバート・デ・ニーロ)は危ない橋は渡らない、地元では仕事をしない、仲間はもたないという信条を持っています。長年仕事を続けてきましたが、足を洗い、キャビン・アテンダントをしている恋人のダイアン(アンジェラ・バセット)とジャズ・クラブの経営に専念しようと考えていました。25年来の友人であるマックス(マーロン・ブランド)は、そんな彼に地元のモントリオールの税関の金庫に保管された秘宝の笏(王の杖)を盗み出すという計画を持ちかけます。悩んだ末に、ニックはこれを最後の仕事と決意します。履歴書が不要な障害者を装い税関の内部に夜間清掃員として潜入していた若い男、ジャック・テラー(エドワード・ノートン)が、この計画に加わります。信条もあってニックは断りますが、計画は動き始め、ダイアンはニックが直ぐに盗みをやめないことを不満に思い、別れます。借金を負うテディとの手切れ金のために計画したマックスは、笏を3000万ドルで売るといい、ニックい仕事を懇願します。一方、税関では笏がフランスの国宝と分かり、警備が厳しくなります。決行当日、ニックが金庫を内側から爆発させる仕掛けをしている最中に、ジャックが上司に見つかってしまいます・・・。1970年公開の「ゴッド・ファーザー」、1972年公開の「ゴッド・ファーザー Part II」で、同じヴィトー・コルレオーネを演じ、ともにアカデミー賞を受賞したマーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロが共演する最初で最後の映画であり、マーロン・ブランドの遺作となった作品でもあります。二人のセリフはほとんど即興で、二大スターの円熟のパフォーマンスを楽しむ事ができます。ロバート・デ・ニーロ〜「スコア」マーロン・ブランド〜「スコア」エドワード・ノートンは、この二人のベテラン大俳優に臆することなく、障害者を演じながら登場し、強く印象づけられます。彼は後日、「脚本は好きではなかったが、ロバート・デ・ニーロとマーロン・ブランドと自分がポスターに写っている事を想像したら出演したくなった」と語っています。劇中で障害者を演じるエドワード・ノートン〜「スコア」マーロン・ブランドは、セリフを憶えてこない、必ずといっていいほど共演者の女性に手を出す、癇癪を起こしてスタッフを困らせるといった筋金入りのトラブルメーカーでしたが、その圧倒的な威風、迫力、演技力は高く評価され、「ゴッドファーザー」でヴィトー・コルレオーネを演じてマイナス・イメージを払拭、確固たる名声を確立しました。アル・パチーノやロバート・デ・ニーロなど多くの著名な俳優に尊敬される、伝説的な名優となりました。1978年に公開された「スーパーマン」では、世界一ギャラの高い俳優としてギネス記録に残る伝説を生み出しました。撮影による拘束期間はわずか12日間で、ブランドは当時最高額の370万ドルのギャラと収益の11.75%を条件に契約、冒頭わずか約20分の出演で、1400万ドルという破格のギャラを手にしました。晩年はギャラ問題などで「扱いにくい俳優」とみなされ、大手製作会社による大作への出演はほとんどなく、B級やインディーズ映画の脇役として出演するなど、名優としての地位とは裏腹な活動でしたが、演技力に衰えはありませんでした。この映画ではマーロン・ブランドとフランク・オズ監督と折り合いが悪く、監督がロバート・デ・ニーロにヘッドセット経由で指示を伝え、デ・ニーロがマーロン・ブランドの演技を監督するような形で撮影が行われました。劇中で障害者を演じるエドワード・ノートンジャック:すみません。教えてください。お願いします。ニック:クラス・ノーマン?ジャック:はい、そうです。ニック:その角を右へ2ブロック行って・・・ジャック:ふたつ?ニック:そう、ふたつだ。で、左へ曲がってすぐだ。ジャック:もう一度。ニック:あの角から2ブロック右に行って、そこから左へひとつ行く。そこがそうだ。ジャック:どうもありがとう。ニック:ああ。ジャック:ニックさん。ニック:何?何だって?ジャック:ニックだろ。税関に潜入している仲間だ。話したい。ジャック:じゃ、さよなら。ありがとう。助かったよ。マーロン・ブランドとロバート・デ・ニーロの即興の会話シーンマックス:なんだ。真っ暗だな。何にも見えやしない。おい、ニック。ニック:ああ、マックス。マックス:客が来たら電気ぐらいつけろ。ここに来る度に隠れんぼしなきゃならない。元気か?マックス:さあ、早く聞かせてくれ。魔法の言葉を。ニック:わかった、やるよ。マックス:その言葉を聞きたかったんだ。やっと、言ったな。まあ、そう来なくちゃ嘘だ。ニック:但し、リスクを考えれば600万が妥当だろ。マックス:えーっ、交換台?ここに600万よこせという馬鹿がいるんだがな。病院の精神科を頼む。冗談だろ?ニック:いやぁ、本気だ。マックス:いやぁ、600万ドルだと?ニック:ああ。マックス:400万じゃ、不満かい?ニック:地元でやるんじゃな。危険手当をもらわんと。仕事に見合った報酬を貰うのは当然。マックス:いつも、そうしてきたじゃないか。ニック:そっちはそのつもりでも、こっちはそう思っちゃいない。マックス:だが、今回はちゃんと払う。随分だな。まあ、いいだろう。わかったよ。ニック:金が必要なんだ。この店のローンを返して抵当権を抹消し、完全に自分の物にしたい。もう、決めたんだ、この仕事を終わったらきれいさっぱり、足を洗うと。これが最後だ。マックス:えーっ、この25年間に何度それを聞いたかな?弟が豚にでも食われたら信じてやるよ。ニック:マジで引退する。マックス:まあ、女とうまくやれよ。ジャックがニックに道を聞いたモントリオールのボンスクール市場近辺(グーグルマップ)関連映画 「ゴッドファーザー」のDVD(楽天市場) 「ゴッドファーザー Part II」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、熊本風土さんのデイリー総合ランキング、食品部門のトップです。秋の味覚サツマイモ、糖度の高い安納芋が、買えば買うほどお得な、予約販売です。
2015年09月08日
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「ザ・タウン」(原題:The Town)は、2010年公開のアメリカのクライム・スリラー映画です。チャック・ホーガンの小説「強盗こそ、われらが宿命」を原作とし、ベン・アフレックが監督・脚本・主演し映画化、全米で最も強盗の件数が多い街、ボストンのチャールズタウンを舞台に、銀行襲撃などのアクション・シーンをダイナミックに見せながら、銀行強盗を重ねる男の宿命と深入りできない恋に苦しむ男の切ない心情を描いています。 「ザ・タウン」のDVD(楽天市場)監督:ベン・アフレック脚本:ベン・アフレック/ピーター・クレイグ/アーロン・ストッカード原作:チャック・ホーガン「強盗こそ、われらが宿命」出演:ベン・アフレック(ダグ・マクレイ:強盗団のリーダー、元アイスホッケー選手) レベッカ・ホール(クレア・キージー:ダグらが襲った銀行の支店長) ジョン・ハム(アダム・フローリーFBI捜査官:ダグらの起こした事件の捜査を担当) ジェレミー・レナー(ジェームズ 「ジェム」・コフリン:ダグの強盗仲間、荒っぽい) ブレイク・ライヴリー(クリスタ・コフリン;ジェムの妹、ダグの元恋人、娘がいる) スレイン(アルバート「グロンジー」・マグローン;ダグの強盗仲間、運転手、大柄) オーウェン・バーク(デズモンド “デズ”・エルデン:ダグの強盗仲間、電気系統担当) ピート・ポスルスウェイト(ファーガス 「ファーギー」・コルム:花屋、街を仕切るボス) クリス・クーパー(スティーヴン・マクレイ;ダグの父親、服役中) ほか【あらすじ】アメリカで最も強盗が多発する街、ボストンの北東部のチャールズタウンに暮らす者たちは、その街を愛と憎しみを込めて「タウン」と呼んでいました。タグ(ベン・アフレック)は、親から子へと家業のように強盗が引き継がれるこの街を出ようとしていましたが、思いとは裏腹に強盗一味のリーダーに収まり、狭い街で家族の様に育った3人の仲間達と、証拠も残さぬ完全犯罪に命を張っていました。銀行を襲撃した際に予定外の人質を取る羽目になり、逃走後、解放しますがs、人質となった支店長のクレア(レベッカ・ホール)がタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認する為、正体を隠して彼女に近づきます。決して交わるはずの2人が出会い、恋に落ちたダグはクレアとの新しい人生を夢見ますが、FBI捜査官フローリー(ジョン・ハム)は執拗に一味を追いつめます。仲間のジェム(ジェレミー・レナー)はタウンを出ようとするダグを許さず、また、街のボスの差し金でクレアにも魔の手が伸びます。仲間を裏切るか、愛を失うか、葛藤するダグは、大リーグのスタジアム襲撃という大きなヤマへと向かいます・・・。前作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」に引き続き、ボストンを舞台にベン・アフレックが監督したこの作品は、スリリングで、脚本も良く、キャストにも恵まれ、前作を超える大ヒット作となりました。修道女に変装、マシンガンで武装して現金輸送車を襲う異様なシーンは有名で、知っている人も多いのではないかと思います。「ゴーン・ベイビー・ゴーン」同様、ベン・アフレック監督は自身の出身地であるボストンにこだわり、ボストンならではの古い街並やレッドソックスのホームグランドであるフェンリー・パークでのロケ、徹底したボストン訛りの英語により、独特の雰囲気を醸し出しています。修道女に変装して現金輸送車を襲うシーンチャールズタウンの古い街並み、左の白い建物の前で現金輸送車を襲撃する(グーグル・マップ)レッドソックスのホーム・グランドのフェンウェイ・パーク(グーグル・マップ)主人公ダグ(ベン・アフレック)の恋人クレアを演ずるレベッカ・ホールは、街の外から来たという設定で、・銀行強盗の襲撃に恐怖する女支店長・銀行強盗のリーダーと知らず恋する女・そして愛する男が自分を恐怖に陥れた銀行強盗と知りショックを受ける女の三つの顔を巧みに演じています。主人公ダグ(ベン・アフレック)のかつての恋人役で、ダグが兄弟同様に育ったジェム(ジェレミー・レナー)の妹クレスタを演じるブレイク・ライヴリーは、カリフォルニア生まれのカリフォルニア育ちですが、撮影前に一ヶ月かけて、アパートやバーなどチャールズタウンの街を調査しました。ボストン訛りも完璧にマスター、ボストン出身のベン・アフレックがボストンの何処で育ったかと、彼女に聞くほどでした。ボストン訛りはイギリス英語に近く、巻き舌のRが発音されません。例えば、Park the car in the Harvard Yard (ハーバード・ヤードに車を止めて)は、アメリカ英語: PaRk the caR in HaRveRd YaRd(巻き舌のRを大文字で強調)ボストン訛り: Pahk the cah in Hahvahd Yahd(巻き舌のRの発音がない)といった感じになります。アメリカの独立後も、ボストンなどニューイングランド地方にイギリスの影響が強く残った為、このような発音になったと言われており、巻き舌の激しい西海岸と対照的です。但し、子音が明確に発音され、メリハリの効いたイギリス英語に比較すると、ボストン訛りはモゴモゴした印象です。アカデミー助演男優賞にノミネートされたジェレミー・レナーも熱演です。ベン・アフレック監督は、映画公開前からジェレミー・レナーの演技を気に入っており、もし誰かがヘマをしても問題ない、ジェレミー・レナーがナプキンを見るシーンに差し替えれば万事オーケーだと、冗談を飛ばしていました。ボストン訛りで話すブレイク・ライブリークリスタ:ジュース?ダグ:そう、ジュースだ。クリスタ:少しクスリどう?ダグ:何すんだ。クリスタ:冗談だってば。ダグ:やめろよ。喧嘩したって?クリスタ:そんな風に見える?ダグ:怪我はしてないな。クリスタ:娘といたら、ソマリア人に馬鹿にされた。ダグ:シャインと?クリスタ:チャールズタウンの白人はヤッピーばかりじゃない。むかつく奴らだよ。違う?恋しいでしょ?ダグ:コカインやオキシが?そりゃそうさ。クリスタ:何だってやったよね。私が恋しいのは・・・。街の外に出るというダグ(ベン・アフレック)を引き止めるジェム(ジェレミー・レナー)ダグ:何故、外で話す?ジェム:花屋の件だ。ダグ:どうした。ジェム:いい情報が。ダグ:やめてくれ。ジェム:デカいヤマだ。ダグ:今はヤバい。誰かに回せ。俺の代わりを雇うか、三人でやれ。このヤマは誰かに回せ。ジェム:やらないってのか?ダグ:断る。ジェム:その理由は?ダグ:サツに狙われている。ジェム:足がつかないようにやる。ダグ:勝手にしろ。俺はもう手を引く。ジェム:何だと?手を引く?ダグ:そうとも。ジェム:どういうことだ?ダグ:何がだ?ジェム:手を引くって、ふざけるな。ダグ:俺は決めたんだ、この街を出て行く。ジェム:二人を見捨てるのか?ダグ:何だって?誰の事だ?ジェム:とぼけるな。ダグ:お前、本気か?俺の子じゃない。クリスタがそうだと?いい加減にしろ。ヤク浸りのくせに、妹とその娘が心配か?ジェム:お前は自分が偉いと思ってやがる。ヤクも酒も断って、ご立派だ。ダグ:俺はここの誰よりも偉い。ジェム:お前もここの人間だ。俺たちと同じだ。何様のつもりだ?ダグ:俺の邪魔しやがる気か?はっきり言ってやる。俺はお前やクリスタやシャインと家族ごっこはご免だ。頭に叩き込んでおけ。お前の単細胞にはうんざりだ。俺に会いたければフロリダまで来い。ジェム:FBI はここで俺がリーヒーを殺したと。でも、表通りで撃った。奴は心臓を撃たれ100メートル走った。陸上競技の選手に向いていたぜ。ダグ:俺は頼んでいない。ジェム:そうとも、頼んでないさ。リーヒーがお前を殺し来ると聞き、俺は先回りして奴を撃ち殺した。9年服役した。礼は必要ない。街を出て行くな。ダグ:お前には感謝している。親父が投獄され、俺はお前の家へ。お前は兄弟と同じだ。でも俺は出て行く。俺を撃つか?やれよ。歩き去る背中を撃て。「ザ・タウン」の原作本 チャック・ホーガン著「強盗こそ、われらが宿命(上)」(楽天市場) チャック・ホーガン著「強盗こそ、われらが宿命(下)」(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、ジャングル ジャングルさんの Johnstons ジョンストンズ 高品質カシミア 大判ストールデイリー総合ランキング、バッグ・小物・ブランド雑貨部門のトップです。秋冬物の予約販売、滑らかでソフトな肌触りカシミアの大判ショールは、膝掛けにも使え、これからの季節に重宝します。
2015年09月07日
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いまさらですが、楽天kobo用の電子書籍を購入してみました。購入したのはこれ。ブログ飯 個性を収入に変える生き方-【電子書籍】価格:1,142円普段は、頂いた図書カードで本を調達していますが、楽天ポイントの有効期限内消化の為に購入しました。ちなみに紙の本を購入すると、【楽天ブックスならいつでも送料無料】ブログ飯 [ 染谷昌利 ]価格:1,728円(税込、送料込)ですので、電子書籍だと548円、34%、割安になります。紙の本を購入して、読んだ後に売ったとしても548円より高く売れる事はないと思われるので、どう考えても電子書籍の方がお得そうです。電子書籍は10年ほど前にダウンロードしたことがありますが、当時に比べるとはるかに見やすくなった印象です。スマートフォン、タブレット、PCとマルチ・デバイスで使えるのも魅力です。欲を言えば、kobo以外のアプリとの互換があれば嬉しいのですが、これは著作権管理上、難しいでしょう。購入した「ブログ」飯はまだ読み終えていませんが、読み終えたらレビューをアップする予定です。さて、本日のランキング商品ピックアップは、楽天ブックスさんの【楽天ブックスならいつでも送料無料】【スーパーSALE限定特価】【数量限定】【スーパーSALE限...価格:2,268円(税込、送料込) デイリー総合ランキングのトップです。我が家では、テレビ専用のPCを常時接続しているので不要ですが、必要な時に簡単にテレビで大画面コンテンツを楽しめるのは魅力ですね。
2015年09月06日
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「怪盗グルーの月泥棒」(原題: Despicable Me)は、2010年公開のユニバーサル・ピクチャーズ製作の3Dアニメ映画です。月を盗もうと企む意地悪なグルーと、ひょんなことから預かることになった3姉妹とのドタバタを描いています。 「怪盗グルーの月泥棒」のDVD(楽天市場)監督:ピエール・コフィン/クリス・ルノー脚本:シンコ・ポール/ケン・ダウリオ原案:セルジオ・パブロス製作:ユニバーサル・ピクチャーズある日、エジプトの大ピラミッドが盗まれ、世界的なニュースとなりますが、「世紀の悪党」を目指す怪盗グルーには寝耳に水でした。そこで名誉挽回とばかりにグルーと彼の仲間、バナナで作られたミニオンたちは月を盗む計画を立てます。何でも小さくすることができる光線銃を奪い、ロケットで宇宙へ行き、月にその光線を浴びせ小さくして地球に持ち帰るという作戦です。ところがグルーたちは、一度盗んだ光線銃をライバルの怪盗ベクターに奪われてしまいます。養護施設で暮らすマーゴ、イディス、アグネスの三姉妹が売りに来たクッキーを、ベクターが喜んで買うのを見たグルーは、この三人を養女に引き取り、彼女たちを利用してベクターの要塞に忍び込もうと考えます。作戦は見事成功、グルーは光線銃を取り戻し、後はロケットを作って月へと飛び立つだけとなります。しかし、グルーが三姉妹に愛情を感じ始め、計画の実現が危ういと察した仲間のネファリオ博士が、三人を施設に帰してしまいます。月泥棒は大成功しますが、宇宙に行っている間にベクターが三姉妹を誘拐したことを知ったグルーは、三人を取り戻す為に、盗んだ月をベクターに渡します・・・。怪盗グルー、マーゴ、エディス、アグネスの三姉妹、ベクター、そしてミニオンとキャラクターが魅力的で、プロットも楽しく、男の子にも、女の子にも、そして大人にも楽しめるアニメです。アメリカ製作の映画ですが、スペイン人、フランス人よる脚本・監督で、アニメもフランスのスタジオで作成されています。そのせいか、冒頭、アメリカ人観光客を風刺するなど、フランス的なユーモアも感じられます。一見、意地悪だが実は優しいグルー施設からグルーに引き取られた三姉妹長女マーゴ(中央)、分別がある次女エディス三女アグネスミニオンズグルーの飼い犬カイル、獰猛だがアグネスに弱いグルーのライバル、ベクター、ビル・ゲイツにちょっと似てるロケット・エンジン搭載なるもアナログ感覚溢れるグルーの車グルーが資金調達を試みる悪の銀行、元リーマン・ブラザーズとあるベクターの要塞に侵入を試みるも阻止されたグルー生きたイカが飛び出すベクターの珍兵器この映画でブレイクしたキャラクターのミニオンズですが、当初はもっと大きく、人の形をしていました。予算の都合で、今の小さくてシンプルな形になったのですが、それが逆に大人気となり、スピンオフ映画「ミニオンズ」が製作されるほどになりました。どこに成功が隠されているかわかりませんね。 メガブロック/ 怪盗グルーの月泥棒 ミニオンズ トレーディングフィギュア: 24個入りBOX(楽天市場) Despicable Me 2 怪盗グルーの月泥棒 フィギュア PVC 2 Inch Mini Figure 10体セット [Gru, Dr.Nefario, Margo, Edith, Agnes, Unicorn, Tim, Dave, Tom &Stuart] (楽天市場)「怪盗グルーの月泥棒」の続編 「怪盗グルーのミニオン危機一発」のDVD(楽天市場)ピクサー/ディズニー以外のCGアニメ名作映画 「シュレック」のDVD(楽天市場) 「アイス・エイジ」のDVD(楽天市場) 「マダガスカル」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、楽天ブックスさんの 【スーパーSALE限定特価】Google Chromecast 【9月12日より順次発送予定】デイリー総合ランキングのトップです。我が家では、テレビ専用のPCを常時接続しているので不要ですが、必要な時に簡単にテレビで大画面コンテンツを楽しめるのは魅力ですね。
2015年09月05日
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「インサイダー」(原題:The Insider)は、1999年公開のアメリカのドラマ映画です。実話を基に、アメリカのタバコ産業の不正を告発したTVプロデューサーと大手タバコ会社副社長を描いた社会派ドラマで、アカデミー賞の主演男優賞(ラッセル・クロウ)や監督賞など7部門にノミネートされた作品です。 「インサイダー」のDVD(楽天市場)監督:マイケル・マン脚本:エリック・ロス/マイケル・マン原作:マリー・ブレナー「知りすぎた男」(ヴァニティ・フェア)出演:アル・パチーノ (ローウェル・バーグマン) ラッセル・クロウ(ジェフリー・ワイガンド) クリストファー・プラマー(マイク・ウォレス) ほか【あらすじ】ある日、CBSの人気ドキュメンタリー番組「60ミニッツ」のプロデューサー、ローウェル・バーグマン(アル・パチーノ)の元にタバコ産業の不正を告発する極秘ファイルが匿名で届けられます。彼は、全米第3位の企業ブラウン&ウィリアム(B&W)社の元研究開発部門副社長ジェフリー・ワイガンド(ラッセル・クロウ)と接触し、インタビューに応じるよう説得します。彼は、B&W社が利潤追求のためタバコに不正な手段で人体に有害な物質を加えているという秘密を握っていましたが、病気の娘の治療の為の医療保険をはじめ家族の生活を守るため、B&W社の終身守秘契約に同意していました。彼がマスコミと接触したことを知った社は、様々手を使って、彼とその家族に圧力と脅迫を加えます。信念と生活不安の板挟みでワイガンドは苦悩しますが、ついに「60ミニッツ」のインタヴューに応じ、法廷で宣誓証言することを決意します。番組の看板ジャーナリスト、マイク・ウォレス(クリストファー・プラマー)のインタヴューも収録しましたが、CBS上層部はタバコ産業の訴訟を恐れ、ワイガンドのインタビューをカットして放送する事を決定、バーグマンも「60 ミニッツ」を降ろされてしまいます。さらにタバコ産業はワイガンドの評判を落とす為、旧悪を暴露するアンチ・キャンペーンを展開します・・・。タバコ産業における内部告発の実話を扱った映画ですが、・巨大企業が如何に利益の守ろうとするか(守秘契約、訴訟、脅迫)・メディアによる真相報道かならずしも簡単ではない(訴訟のリスク)・真相報道の為の捨て身の戦い(情報提供者の保護、人脈)をリアルに描かれており、1999年公開ですが、古さを感じさせないスリリングな映画です。大企業は内部告発を防ぐ為に、守秘契約で縛り付けるだけではなく、退職金のカット、医療保険の解約、家族への脅迫等、ありとあらゆる手で口封じを試みます。さらに、告発者の旧悪を暴き立て、メディアを使ってネガティブ・キャンペーンを行います。告発者を訴え、裁判で潰し、その社会的生命を奪います。映画では、守秘契約を無効化する為に法廷で宣誓証言しようとしますが、大企業は他の州で証言の差し止め命令を取り、これにぶつけます。彼らは巨大な法務部門を抱えており、一個人ではとうてい太刀打ちできません。一方、不正があればその真相を報道するのがメディアの務めですが、CBSは会社の譲渡を考えており、タバコ産業に訴えられると譲渡価格が下がってしまうというリスクがありました。また、当時、社主はタバコの企業を保有していました。報道機関とはいえ、営利企業である以上、資本の論理が働くのは避けられません。「60ミニッツ」の内部告発は大幅に編集して放映されました。こうした状況に対して、「60ミニッツ」のプロデューサーは、内部告発者を守る為に、ネガティブ・キャンペーンの情報源がガセネタであることを突き止め、逆手に取ります。さらに、番組が大幅に編集されたことを、人脈を使って他のメディアに書かせます。世論は一気に告発者側に傾き、結果、CBSは判断を誤ったCBSは立ち場を悪くし、オリジナルを放送せざるを得なくなります。アル・パチーノ、ラッセル・クロウ、クリストファー・プラマー、三人のオスカー俳優の競演が素晴らしいです。アル・パチーノが演ずるCBSの人気ドキュメンタリー番組「60ミニッツ」のプロデューサー、ローウェル・バーグマンで、彼は「情報提供者を守る」ことを信条とする熱血漢です。報道番組は情報が命ですが、情報提供者を守る事ができなければ、情報は集まらなくなります。資本主義社会ではかならずしもこの当然のことが優先されるとは限りません。また、ローウェル・バーグマンが終盤の身の振り方も、この信条に基づくものとなります。ラッセル・クロウは、信念と生活不安の狭間で苦悩するジェフリー・ワイガンドをよく演じています。撮影時、彼は若干34歳ですが、アル・パチーノ、クリストファー・プラマーといったベテランの大俳優に伍して、素晴らしい才能を見せており、この作品で初めてアカデミー主演男優賞にノミネートされました。クリストファー・プラマーは、CBS「60ミニッツ」の看板キャスター、マイク・ウォレスを演じていますが、これも本人と見間違えるほどの熱演です。資本と視聴者の間に立つ彼の立ち場は微妙ですが、映画では決して上層部に媚び諂うような人間としては描いておらず、マイク・ウォレス本人もこれには驚いています。世の中、少なからず金の力で動いており、不正は簡単には無くならないでしょう。一方で、組織はプロテクションを強めており、内部告発は難しくなりつつあるように思います。また、経済成長が鈍化する中、生活不安が強くなり、バーグマンやワイガンドのような勇気ある行動を取れる人は極めて限られるような気がします。内部告発のリスクがあまりに大きいようならば、組織や社会を浄化する新たな仕組みが必要かもしれません。実際の「60ミニッツ」(オリジナルと編集されたもの)ラッセル・クロウ出演作品 「L.A.コンフィデンシャル」のDVD(楽天市場) 「ビューティフル・マインド」のDVD(楽天市場) 「マスター・アンド・コマンダー」のDVD(楽天市場) 「3時10分、決断のとき」のDVD(楽天市場) 「アメリカン・ギャングスター」のDVD(楽天市場) 「消されたヘッドライン」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピクアップは、4senses interior scope version.Rさんの、 Tivoli Audio (チボリ オーディオ) Model One クラシックウォールナット+ベージュ デイリー総合ランキング・TVオーディオ・カメラ部門のトップです。スマートフォンをブルートゥース接続して使うラジオ付きの外部スピーカー、アナログなデザインがやすらぎます。
2015年09月05日
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「おとなの恋には嘘がある」(原題:Enough Said)は2013年公開のアメリカのロマンティック・コメディ映画です。娘と2人暮らしのバツイチの中年女性エヴァが、あるパーティで出会った中年男性アルバートと惹かれ合うようになるものの、親友となったばかりの女性マリアンヌから散々悪口を聞かされていたダメ男の元夫が実はアルバートであると知り、戸惑う姿をユーモラスに描いています。 「おとなの恋には嘘がある」のDVD(楽天市場)監督: ニコール・ホロフセナー脚本: ニコール・ホロフセナー出演: ジュリア・ルイス=ドレイファス(エヴァ:バツイチのマッサージ師) ジェームズ・ギャンドルフィーニ(アルバート:バツイチの巨漢、テレビ番組に詳しい) トニ・コレット(サラ:エヴェの親友のセラピスト、部屋の模様替えが好き) キャサリン・キーナー(マリアンヌ:著名な詩人、アルバートの元妻) トレイシー・フェアラウェイ(エレン:エヴァとピーターの一人娘) タヴィ・ゲヴィンソン(クロエ:エレンの親友、エヴァの家に入り浸りで娘同然) ベン・ファルコーン(ウィル:サラの夫 ) イヴ・ヒューソン (テス:アルバートとマリアンヌの一人娘、少々生意気) アンジェラ・ジョンソン=レイエス(キャシー:サラの家の家政婦) エイミー・ランデッカー(デビー:クロエの母親、派手) トビー・ハス(ピーター:エヴァの元夫) クリス・スミス(ハル:エヴァの常連客の1人、気が利かない) キャスリーン・ローズ・パーキンス(フラン:ピーターの現在の妻) レニー・ロフティン(マーティン:エヴァの常連客の1人、口臭が気になる) ジェシカ・セント・クレア(シンシア:エヴァの常連客の1人、お喋りが止まらない) ミカエラ・ワトキンス(ヒラリー:エヴァのジム仲間、マリアンヌをエヴァに紹介) フィリップ・ブロック(ジェイソン:ウィルの友人でアルバートとエヴァに紹介される)ボディ・セラピストのエヴァ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)は離婚して10年、仕事は充実、最愛の一人娘との生活が楽しく、本音で話せる親友もおり、恋人がいなくても幸せでしたが、娘が大学に合格して独り立ちすることになります。そんな中、友達のパーティでアルバート(ジェームズ・ガンドルフィーニ)と出会い、バツイチで娘一人という境遇も、ユーモアのセンスも同じアルバートの、おおらかで優しい人柄に惹かれていきます。新しく顧客になった詩人のマリアンヌ(キャサリン・キーナー)との間にも友情も芽生えます。魅力的なライフスタイルのマリアンヌでしたが、結婚だけは大失敗だったとエヴァに打ち明けます。エヴァは元夫のダメ人間ぶりに一緒になって眉をひそめますが、マリアンヌの元夫がアルバートであることに気づきます。真実を告げるチャンスを逃すうちに・・・。ライトなロマンティック・コメディで、気負うことなく楽しめます。主演のジュリア・ルイス=ドレイファスはコメディアンヌ出身で、撮影時51歳で、バツイチの庶民的なシングル・マザーを、その仕事ぶりや、娘、娘の友達、友人たちとの関係を含めて、さらりとコミカルに演じています。相手役のジェームズ・ギャンドルフィーニも同い年で、ジュリアの演じるシングル・マザーを、おおらかに優しく受止める役を演じています。邦題の「おとなの恋には嘘がある」は、エヴァがアルバート、マリアンヌの両方の知り合いであることを隠していたことを意味すると思われますが、それを嘘というかどうかは別にして、大人のコメディには言えない事がないようです。例えば、出会って早々、Eva: I could not believe what I was watching! No brains, and the fake cheekbones, and the fake boobs. Do you like fake boobs?Albert: ...No. No, I like real boobs.Eva: Yeah - I got real boobs.Albert: ...That's workin' out for us then.エヴァ:テレビで観たのは、みんな馬鹿で、整形していて、偽物のおっぱいも・・・。偽物のおっぱいは好き?アルバート:いや。本物がいい。エヴァ:私のは本物。アルバート:そりゃ都合がいい。なんて、会話をしています(さすがにアルバートは慎重に答えていますが)。音楽がうるさい若者向けのレストランでは、Eva: Did they just turn the music louder.Albert: No, I think you just got older.エヴァ:音楽がうるさくなった?アルバート:いや、君が年なんだよ。とも。二人は、お互い面白いことを言おうと、ジョークの応酬をするのですが、そのうち、Eva: I'm tired of being funny.Albert: Me too.エヴァ:面白い事を言うのに疲れたわ。アルバート:俺もだ。極めつけは、エヴァを自宅でのブランチに招待したアルバートが、ラフな格好で迎えた時のこと。EVA: Look, I can see your penis.ALBERT: What?EVA (looking away) I saw your penis. Your pajama thing is kind of open.Albert instantly drops his hand to cover himself. He’s mortified. After a minute, he jokes.ALBERT: Whaddya think?EVA: I think you’re very... healthy.ALBERT: Thank you.EVA: Go change your pants, okay?ALBERT: Be right back.エヴァ: ちょっと、ペニスが見えるわよ。アルバート:えっ?エヴァ:(目をそらし)ペニスが見えたの。あなたのパジャマみたいなの、開いてるの。アルバート:(慌てて隠し、恥じ入るが、思い直して)で、どうだった?エヴァ:ええ、とても・・・、健康的だと思うわ。アルバート:ありがとう。エヴァ:ズボンを変えてきてね。アルバート:すぐに変えてくるよ。娘が可愛くて可愛くてしょうがないないアルバートに、聞きかじった話をするエヴァ。Eva: [Albert's daughter has just left with some friends] You think they have threesomes?Albert: What? Why would you say that?Eva: I know, but apparently, that's what they're doing these days. That's what I heard.エヴァ:(アルバートの娘達を見送りながら)彼ら、3Pをやっていると思う?アルバート:えっ?なんでそんなことを言うんだ?エヴァ:私、聞いたんだ。最近の若い人たちはそんなことをしてるんだって。原題の「Enough Said」は、「よくわかった、もう言わなくてもいいよ」という意味です。アルバート自身も自分の欠点は良く知っていますが、マリアンヌから欠点をたくさん聞かされたエヴァの言うことが、かつてマリアンヌからさんざん言われたことにだんだん似てきます。まさに、「Enough Said」。これで、二人は険悪になってしまいますが、二人はお互いを忘れることができません。自分でナイト・テーブルを買ってものを整理することさえ出来ないと、マリアンヌにこき降ろされていたアルバートが、Albert: I should tell you... I bought some night tables.Eva: You did?Albert: No.[Eva laughs]Albert: No, I didn't.Eva: OK, that's good.アルバート:言っておこう、ナイト・テーブルを買ったんだ。エヴァ:買ったの?アルバート:いや。買ってない。エヴァ:(笑って)ええ、それでいいわ。ナイト・テーブルの話もマリアンヌから吹き込まれているだろうと踏んだアルバートが、それを逆手に取ってジョークにしている訳ですが、アルバートも変わるつもりは無い、エヴァもそれで良いと言う、惹かれ合った二人がお互いをありまままで受けいれるところに、大人を感じます。エヴァを演ずるジュリア・ルイス=ドレイファスアルバートを演ずるジェームズ・ギャンドルフィーニ少し変わっていて、少し高いところにいる詩人のマリアンヌは、キャサリン・キーナーのはまり役です。キャサリン・キーナーエヴァの娘の友人を演じるタヴィ・ゲヴィンソンは、12歳の時に書いたファッション・ブログで有名になった雑誌ライター・編集者、女優で、撮影時16歳です。自分の家にいるよりいいとエヴァになつく素直な子を、ナチュラルに演じていて好感を持てました。タヴィ・ゲヴィンソンアルバートを演じたジェームズ・ギャンドルフィーニは本作が公開される前の2013年6月に心臓発作で急死してしまいました。とても味のある役者だけに残念です。さて、本日のランキング商品ピックアップは、産直だよりさんの グルメ大賞受賞! 山梨県産 シャインマスカット約2キロ(3房~4房)3,580円 デイリー総合ランキングのトップです。種無し・皮ごと食べられ、糖度20度以上にもなる甘いマスカット、これは美味しそうですね。
2015年09月04日
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「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(原題: Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance)は、2014年公開のアメリカのドラマ/ブラック・コメディ映画です。監督は「バベル」(2006年)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、「バットマン」シリーズの主人公を演じたマイケル・キートンがかつてのヒーロー映画で人気だったハリウッドスターに扮し再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む姿を、「ゼロ・グラビティ」の撮影監督エマニュエル・ルベツキがほぼワンカットの擬似的長回し映像で捉えています。この作品は、第87回アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞をはじめとする数々の映画賞を受賞しています。 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のDVD(楽天市場)監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ脚本: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ ニコラス・ジャコボーン アーマンド・ボー アレクサンダー・ディネラリス・Jr出演: マイケル・キートン (リーガン・トムソン: 映画「バードマン」で知られる元スター俳優) エドワード・ノートン (マイク・シャイナー: ブロードウェイの有名俳優) エマ・ストーン (サマンサ(サム)・トムソン: リーガンの娘で付き人、薬物依存症だった) ナオミ・ワッツ (レズリー・トルーマン: ブロードウェイの舞台に初出演する女優、マイクの恋人) ザック・ガリフィアナキス(ジェイク:リーガンの弁護士で友人、プロデューサー) アンドレア・ライズボロー(ローラ・オーバーン:リーガンの恋人で女優 ) エイミー・ライアン(シルヴィア: リーガンの元妻でサムの母親) リンゼイ・ダンカン(タビサ・ディッキンソン:ニューヨーク・タイムズの演劇批評家) メリット・ウェヴァー(アニー:舞台監督) ほか【あらすじ】リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつては「バードマン」という大作映画で主役のヒーロー、バードマンを演じ、3本で数十億ドルの興行収入を稼ぐほどのスター俳優でしたが、それ以降ヒットに恵まれないまま20年以上経った落ち目のハリウッド俳優です。60代となり、家庭でも失敗したリーガンは「かつてバードマンを演じた俳優」として惨めな生活を送っていました。単なる落ちぶれたアクション俳優ではなく、アーティストとしての自分に存在意義を見いだそうとしたリーガンは、ブロードウェイ進出を決断、かつて俳優にを志すきっかけとなったレイモンド・カーヴァーの短編小説「愛について語るときに我々の語ること」を舞台向けに脚色し、自ら演出と主演を務めます。プロダクションは親友の弁護士のジェイク(ザック・ガリフィアナキス)が担当し、共演者にはリーガンの恋人であるローラ(アンドレア・ライズボロー)、初めてブロードウェイの劇に出演するレスリー(ナオミ・ワッツ)が選ばれます。また、自分の娘で、薬物依存症から回復したばかりのサム(エマ・ストーン)をアシスタントとして加え、本公演前のプレビュー公演は目前に迫りますが、舞台制作を通して自身の抱える根深い問題と直面することになったリーガンは、今の自分を嘲る心の声に悩まされるようになります。リハーサルの最中、1人の俳優が怪我で降板すると、その代役としてブロードウェイで活躍するマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)が選ばれます。俳優として卓越した才能を見せながらも、身勝手なマイクの言動に振り回され、プレビュー公演は散々な結果に終わり、娘サム(エマ・ストーン)との溝も深まります。また、公演の成功の鍵を握る批評家からも「俳優ではなく単なる有名人」と面と向かってこき下ろされ、本公演の酷評を宣告される中、本公演が始まります・・・。緊迫感に溢れた、素晴らしい映画です。落ち目の役者が、精神的に追いつめられながらも自分の存在意義を見いだそうとする様が、長回しによるリアルな臨場感、アップで映し出される激しいセリフのやりとりや、ドラムのサウンドによる緊迫感の中で映し出されています。また、マイケル・キートンは「バットマン」、エドワード・ノートンは「インクレディブル・ハルク」、エマ・ストーンは「アメイジング・スーパーマン」、ナオミ・ワッツは「タンク・ガール」とメイン・キャラクターがすべて、スーパーヒーロー映画出演の経験者であることも、リアリティを高めています。マイケル・キートンは、主人公のリーガンは今まで演じたキャラクターの中で最も彼自身に似ていない性格と言っていますが、ヒーロー映画出演や観客の反応を経験したことは確実に彼の演技に生かされているであろうし、また、主人公がまるで彼自身であるかのように感じさせるのはまさに役者の凄さ、役者の役者たる所以を見せつけられるようです。アカデミー主演男優賞にノミネートされた熱演です。エドワード・ノートンは、「インクレディブル・ハルク」でハルクを蘇らせた立役者ですが、癇に障ることを言う癖があり一緒にやりづらいところがあることから、「アベンジャーズ」ではマーク・ラファロがハルク役に起用されました。実は「バードマン」の脚本を読んだエドワード・ノートンがそれについて意見を述べる一幕がありましたが、監督は主人公が書いた脚本に彼が演じるマイクが意見するシーンがあることを指摘しました。既に、彼の性格を織り込んだ脚本が書かれており、リアリティを高める工夫がなされていたわけです。彼もアカデミー助演男優賞にノミネートされています。長まわしの撮影では、ちょっとしたミスで長時間の演技を一からやり直すことになりますが、最も多くミスをして他の役者に迷惑をかけたのがエマ・ストーンでした。かなりのプレッシャーがかかっていたのではないかと思いますが、見事、それを跳ね返し、初めてアカデミー助演女優賞にノミネートされるほどの演技を披露しています。この親にしてこの子あり(?)といった感じの跳ねっ返り娘を熱演していますが、終盤に父の胸で見せる表情のアップが印象的です。ナオミ・ワッツは、ハリウッド女優には珍しくギラギラしたものを感じさせない女優ですが、ブロードウェイの舞台に初出演という、変に擦れていない、優しいところのある女優はまさにはまり役で、好印象を持ちました。さて、自身の存在意義を求め、追いつめられて舞台で実弾を使った主人公ですが、それでは悲劇かと言うと微妙です。追いつめられながらも、それは役者としての究極の自己表現でもありました。逆に、生き長らえて、彼が他の手段で自分らしく存在意義を確認できたかと言うと、それは疑問と言わざるを得ません。死は遅かれ、早かれ、誰にでも訪れます。そして、娘は彼がバードマンの役者として未だに愛されていたことを知ります。彼の捨て身のスーパーリアリズム(無知がもたらす予期せぬ奇跡)で人に愛されようが、かつてのバードマンの役者として愛されようが、そこに大きな違いはありません。かれが望んでいたのは、ただひとつ、「愛される」ことでしたから。冒頭に引用されるレイモンド・カーヴァーの詩And did you get whatyou wanted from this life, even so?I did.And what did you want?To call myself beloved, to feel myselfbeloved on the earth.「たとえそうだとしても、君はこの人生に望んだものを得たのかな?」「得たとも」「それでは、君は何を望んだのだろう?」「自らを愛されるものと呼ぶこと、この世界で自分が愛されるていると感じること」舞台シーンの撮影が行われたセント・ジェームズ劇場バーのシーンが撮影されたザ・ラム・ハウスアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品 「21グラム」のDVD(楽天市場) 「バベル」のDVD(楽天市場) 「BIUTIFUL ビューティフル」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、DARTSLIVE STORE 楽天市場店さんの DARTSLIVEオリジナルZIPPO【10月中旬のお届け予定】デイリー総合ランキング、スポーツ・アウトドア部門のトップです。ランキングのトップに上がってくるということは、それだけダーツ・ファンがいるということですね。
2015年09月03日
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「リトル・ロマンス」(原題:A Little Romance)は、1979年公開のアメリカの映画です。ベネチアにあるため息橋の下で日没の瞬間にキスした恋人たちは永遠の愛を手にすることができるというサンセット・キッスの伝説に憧れた13歳の少女が、ため息橋橋の下でキスをする為に同じ年のボーイフレンドとベニスに行く話を、浮気性の母への反発、理解のある父、粋なスリ師との交流などを交えて描いています。 「リトル・ロマンス」のDVD(楽天市場)監督: ジョージ・ロイ・ヒル脚本: アラン・バーンズ原作: パトリック・コーヴァン「E=mc2 Mon Amour」出演: テロニアス・ベルナール(ダニエル) ダイアン・レイン(ローレン) ローレンス・オリヴィエ(ジュリアス) アーサー・ヒル(リチャード) サリー・ケラーマン(ケイ) デヴィッド・デュークス(ジョージ ) アシュビー・センプル(ナタリー) ほか【あらすじ】パリ郊外のアパルトマンで、タクシー運転手の父と2人暮らしの13歳の少年ダニエル(テロニアス・ベルナール)は、記憶力と数字に強い天才的な頭の持ち主で、競馬の予想も正確な映画マニアです。ある日、学校の課外授業でベルサイユ宮殿を見学にした時、ダニエルはローレン(ダイアン・レイン)という美しい少女と知り合います。そこでは、俳優のブロデリック・クロフォード主演の映画の撮影が行なわれており、口ーレンは、監督のジョージ(デイヴィッド・デューク)と恋愛中の母ケイ(サリー・ケラーマン)と一緒でした。彼女は結婚歴3回、今では富裕なアメリカ人実業家リチャード(アーサー・ヒル)の妻という恵まれた身分にもかかわらず、ジョージを追い回していました。IQが高く、哲学と数学が得意なるも友達の少ないローレンは、ダニエルと意気投合、再会を約束して別れます。ルーブル宮殿の庭園で再会した2人は、ふとしたことでジュリアス(ローレンス・オリヴィエ)という老人と知り合いになります。彼は2人に、ベネチアにあるため息橋(Ponte dei Sospiri)の下で日没の瞬間にキスした恋人たちは永遠の愛を手にすることができるというサンセット・キッスの伝説を聞かせ、ふたりの胸をときめかせます。ローレンの誕生会でちょっとしたトラブルが発生、それがきっかけで母親に交際を反対されたローレンは、両親が近くアメリカに帰国するのを知り、その前にサンセット・キッスの伝説を体験したいと考え、ダニエルとべネチア行きを決意します。ジュリアスの協力で競馬で必要なお金を得た2人は、ジュリアスと共に早速ベネチア行きの列車に乗り込みますが、途中、パリの友達ナタリー(アシュビー・センブル)に入れた電話を、ナタリーが聞き間違えて、ローレンが誘拐されたことになり、捜査が開始されます。ローレンとダニエルが国境を越えてイタリアに向ったことをキャッチしたパリ警察は、同行している男が詐欺師でスリという証拠もつかみ、ベネチア警察へ新たな捜査指令を出します。一方、途中で大切な金を紛失し途方にくれていた3人は、ヒッチハイクしながら先を急ぎます。途中、車に乗せてくれたカップルから金を失敬したジュリアスは、自分の正体を子どもたちに話しますが、すばらしい夢を与えてくれたことに対する2人の感謝の気持は変わりませんでした。ジュリアスは警察に自首しますが、2人の居所は日没まで教えず、ダニエルとローレンはゴンドラに乗って橋の下にたどりつきます。教会の鐘が響きわたる中、ふたりはキスを交し、永遠の愛を誓い合います。ダイアン・レインのデビュー作となったこの作品は、さらりと爽やかなヒューマン&ロマンティック・コメディで、パリに住む13歳のアメリカ人少女がため息橋の言い伝えに憧れ、橋の下でキスをする為にボーイフレンドとベニスに行く話を、浮気性の母への反発、理解のある父、粋なスリ師との交流などを交えて描いています。ダイアン・レイン、テロニアス・ベルナール、ともに撮影時14歳、物語の設定は13歳で、二人は大人顔負けの知能を持ち、それが災いしてか友達が少ないのですが、根には屈託のない子供らしさを持っています。ローレンス・オリヴィエをして「グレース・ケリーの再来」と言わしめたダイアン・レインは、知性、品がありながらも屈託のない少女を爽やかに演じています。テロニアス・ベルナールはほとんど英語ができず、また演技の経験もありませんでしたが、ジョージ・ロイ・ヒル監督の家で一ヶ月間、英語と演技の特訓を受けた上で、撮影に臨んでいますが、映画では堂々とした演技です。また、ローレンス・オリヴィエなくして、この映画は語れないでしょう。粋で話術の巧み老人がふたりの夢をかなえるという、狂言回し的役割を老練な演技力で軽妙洒脱に演じています。撮影時、ローレンス・オリヴィエ、血栓症と肺炎からの病み上がりでしたが、全くそうした事を感じさせない演技です。ため息橋(Ponte dei Sospiri)は、16世紀に架けられたヴェネツィアの橋です。白の大理石で造られたこの橋には覆いがあり、石でできた格子付の窓がついています。ドゥカーレ宮殿の尋問室と古い牢獄を結ぶこの橋は、ヴェネツィアの美しい景色を見られるのはこれが最後と投獄される囚人がため息をつくというところから、19世紀にバイロンが名づけたものです。地元の言い伝えで、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されると言われています。これが映画デビュー作のダイアン・レイン(撮影当時14歳)相手役のテロニアス・ベルナール(撮影時14歳)粋な老人を演じるローレンス・オリヴィエ浮気性の母を演じるサリー・ケラーマン理解のある父を演じるアーサー・ヒルデート競馬でひと稼ぎいざ、列車でベニスへ途中からヒッチハイク自転車の草レースに紛れ込むベニスに到着、ゴンドラに乗ろう!ベニスのためいきの橋(グーグル・マップ)ダイアンレインの出演作 「運命の女」のDVD(楽天市場) 「トスカナーの休日」のDVD (楽天市場) 「理想の恋人.com」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、マウスコンピューター 楽天市場店さんの マウスコンピューター [ WN891 ] 8.9型タブレット【 Windows 8.1 with Bing/Atom Z3735F/2GBデイリー総合ランキング、スマートフォン・タブレット部門のトップです。ライトユーザーなら、PCの代わりにこれでいけるかも?!
2015年09月02日
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「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(原題: The Hangover)は、2009年公開のアメリカのコメディ映画です。「ハングオーバー!」シリーズ三部作の第一作となるこの作品は、花ムコの結婚前夜を祝う為にラスベガスのホテルを訪れた男たちが、悪酔いした挙げ句に巻き起こす騒ぎを描いています。「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(楽天市場)監督: トッド・フィリップス脚本: ジョン・ルーカス/スコット・ムーア出演: ブラッドリー・クーパー(フィル・ウィネック) ダグの友人、教師、妻子持ち、遊び好きの美男子、3人の中では比較的冷静 エド・ヘルムズ(スチュアート(スチュ)・プライス) ダグの友人、歯科医、温厚、皮肉屋、精神的にやや脆い、恋人に反抗できない ザック・ガリフィアナキス(アラン・ガーナー) ダグの婚約者の弟、無職、無教養で不作法、肥満体で髭面の変人、時に天才的 ジャスティン・バーサ(ダグ・ビリングス) 結婚する青年、フィルとスチュの友人、義弟になるアランを誘った、ベガスで行方不明に ケン・チョン(レスリー・チャウ) ほか【あらすじ】ロサンゼルスで5時間後に結婚式なのに、花婿の友だちからの電話は「もうダメだ」と言います・・・。2日前、教師フィル(ブラッドレイ・クーパー)と歯科医スチュ(エド・ヘルムズ)の2人は、結婚間近の親友ダグ(ジャスティン・バーサ)の為に、ラスベガスでのバチェラー・パーティーを企画していました。勇んでダグと合流した二人でしたが、ダグが連れてきた彼の婚約者の弟アラン(ザック・ガリフィアナキス)は酒とギャンブル禁止のグレムリンような変人でした。一抹の不安を感じながらも、婚約者の父から借りたベンツでラスベガスに到着、フィルとスチュが身銭を切って最高級のスイートを取り、旅を盛り上げます。立ち入り禁止の屋上で、アランが酒で祝杯を上げ、4人は夜のベガスに臨みます。翌朝、スイートの床で目覚めたスチュは、なぜかニワトリが闊歩する荒れ果てた室内に唖然とします。二日酔いであちこち痛み、おまけに前歯を1本無くしていました。アランはトイレでトラに遭遇、クローゼットには見覚えのない赤ん坊が・・・。昨夜の記憶は誰にもなく、花婿の姿も見当たりません!フィルの腕に巻かれた病院のリストバンドを手がかりに、三人は消えたダグと記憶を求めてホテルを出ますが、ホテルマンが持ってきた車は何故かパトカー!。病院で「結婚したと話していた」と聞いて教会に向かい、そこでステュがジェイド(ヘザー・グラハム)というストリッパーと電撃結婚したことがわかります。ホテルにいた赤ん坊は、ジェイドの子供でした。三人はジェイドのアパートを訪ね、赤ん坊を返しますが、飛びこんで来た警官に逮捕され、保釈の条件として子どもたちのスタンガン講習の実験台になります。三人はベンツを取り戻しますが、そのトランクから飛び出してきた全裸の東洋人にめった打ちにされます。三人がホテルに戻ると部屋に元世界チャンピオンのマイク・タイソンがいます。トラはタイソン邸から盗んだものでした。暴れるトラを何とか返した三人は、帰りに昼間の東洋人レスリー・チャウが率いる集団に襲われます。昨夜カジノでフィルたちが間違えて持ち帰ったカバンに8万ドルの現金があったはずだというチャウに、現金と引き換えにダグを返すと言われ、三人はアランが考えたイカサマ・ブラックジャックで8万ドルを稼ぎます。約束の場所で渡されたのは売人の黒人ダグと、ダグ違い。ロスアンジェルスでの結婚式まであと5時間、花婿は見つからず、万事休す・・・。酒の勢いとはいえ、型破りに不思議なことが次々と起こり、笑わされます。二日酔いで目覚めた朝、何故かホテルのスイートルームにニワトリがいる。何故か、スチュの歯が一本抜けている。これは、序の口でバスルームにはトラがいるし、クローゼットの中には赤ちゃんが!街に出ようと車を回してもらうと、ホテルマンが持ってきたのは借りてきたベンツではなくパトカー!あり得ないことが次々起こるのですが、当の本人たちも記憶にないまま、二日酔いを抱えながら大真面目に解決しようする様に、また笑わされます。少しずつしでかした事の謎を解いていくのですが、公開時、米国映画史上で最も大きな興行成績を収めたR指定のコメディというのもうなずけます。二日酔いの朝、スイートルームに何故かニワトリが!歯が一本、抜けている!バスルームに虎が!クロゼットに赤ちゃんが!ホテルマンが回してきた車は、パトカー!ちなみに、部屋にニワトリがいた理由は、映画では明らかにされていませんが、酔っぱらった三人がトラのエサ用に調達したという設定のようです。エド・ヘルムズの歯が本当に抜けている様に見えてびっくりしますが、もともと彼にはこの歯がなく、入れていた義歯を外して撮影しています。トラはマイク・タイソン邸から盗んだことが明らかになりますが、マイク・タイソンは実生活でも9頭のトラを飼っています。バチェラー・パーティの男どもに赤ちゃんという設定には笑わされますが、赤ちゃんの撮影は大変、撮影には三組の双子の赤ちゃんがスタンバイしました。ブラッドリー・クーパーの出世作となった「ハングオーバー」ですが、共演のエド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ケン・チョンらが強烈な個性を放っています。エドは義歯を外しての熱演、スタンドアップ・コメディアン出身のザックは彼の演題にひっかけて「デブのキリスト」と呼ばれています。韓国系アメリカ人のケン・チョンは実生活では医師でもあるのですが、自ら提案して車のトランクから素っ裸で飛び出す熱演です。濃すぎる位のキャラですが、彼らは、ブラッドリー・クーパーとともに「ハングオーバー」シリーズ三部作を通して楽しませてくれます。スタンドアップ・コメディアン出身のザック・ガリフィアナキス車のトランクから素っ裸で飛び出すケン・チョン恐怖の二日酔いの朝四人が宿泊したラスべガスのシーザーズパレス(グーグルマップ) グリーンライト製 ワーナーブラザーズ映画公式商品 2000年モデル フォード クラウン・ヴィクトリア ポリス インターセプター 映画「ハングオーバー」モデル フィギュア付(楽天市場)「ハングオーバー」シリーズの他の作品 「ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える 」のDVD(楽天市場) 「ハングオーバー!!!最後の反省会 」のDVD(楽天市場)さて、本日のランキング商品ピックアップは、U-STREAMさんの 時を極める レーシング クロノグラフ 限定品 腕時計 メンズ 100m防水デイリー総合ランキング、腕時計部門のトップです。これは格好いいです。カラーも豊富で、この値段は信じられない!
2015年09月01日
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