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これまで奥州南部糠部三十三観音で見てきた観音堂の造りは宝形造と言うんですね!今度から使いこなしていきたい言葉です。全仏山 青龍寺
真言宗易行派本山
開山:織田隆弘大和尚
本尊:胎蔵界大日如来
開山堂
二十尺四面、宝形造の小ぶりですっきりとした佇まいのお堂に青龍寺開山織田隆弘大和尚の木像をお祀りしております。開山主織田隆弘大和尚(大正3年弘前市生まれ)は、昭和16年東京四ツ谷の金鶏山眞成院住職を拝命するも東京空襲で堂宇を焼失してしまいます。そこで昭和23年、青森市茶屋町に高野山青森別院を建立し境内地に保育園、診療所、ユースホステルを併設して福祉事業、青少年育成に力を注ぎました。やがて昭和46年には四ツ谷の眞成院を復興、昭和57年に全仏山青龍寺を創建、続いて昭和大仏、書院、金堂を建立し、今日の青龍寺伽藍の基礎を築かれました。お加持によって癌をはじめ難病に苦しむ多くの人々を救い、著書は数十冊に及び、ひたすら仏法興隆に尽くされました。高野山真言宗の最高位、伝燈大阿闍梨大僧正に任ぜられ、平成5年金堂落慶を見届けて遷化されました(世寿80歳)。この開山堂をお参りしてふり返ると、その視界には右手に金堂、五重塔が、左側に書院が甍を連ねており、青龍寺伽藍が見渡せます。開山主は今も尚、伽藍を見つめ、参詣者を見守って居られるのです。


金堂
「おんあびらうんけん」とご真言を唱えてお参り下さい。
裏廊下には高野山に伝わる国宝を模写した「阿弥陀聖衆来迎図」、須弥壇西端には昭和大仏原型製作者、江里宗平仏師の手による「みかえり阿弥陀像」をお祀りしております。
安置仏
薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来、不動明王、愛染明王、虚空蔵菩薩、毘沙門天、真言八祖絵図、両界曼荼羅掛け軸



五重塔
青龍寺五重塔は、39,35mと木造五重塔としては京都の東寺、奈良の興福寺、香川の善通寺に次いで日本第4位の高さを誇ります。京都以北では最大の木造五重塔です。吊り心柱構造が採用されており、初重内部に設えてある須弥壇の中央に聳え立っているかのような太い心柱は、天井に空いている穴を突き抜けて五重目の土居から吊されています。地震の時に心柱が揺れることによって、地震の揺れを吸収する免震構造です。木造五重塔は台風などの大風による倒壊、火災による焼失は歴史上何度も起こりましたが、地震による倒壊は未だかつてありません。
初重内部須弥壇には、胎蔵界曼荼羅に描かれる普賢菩薩・観世音菩薩・文殊菩薩・弥勒菩薩の四菩薩、壁面には真言八祖彫像が奉安されています。




書院金堂から昭和大仏の方に進むと”大仏そば洗心庵”が見えてきます。蕎麦にあんみつ、五平餅など参拝の一休みとしていかがでしょう。僕は五平餅が一番好きですねセルフですが、ここでも茶を楽しめます。天気のいい日は傘の下で蕎麦をすすり、デザートにあんみつ・五平餅など最高ですね!
昭和57年、港区高輪の高野山東京別院新築に伴い、旧書院を拝受し青森の地に移築復元しました。昭和5年建立の深みのある風格を漂わせつつ、青龍寺境内の豊かな自然に溶け込んでおります。
当初はこの書院の一階に本尊が祀られ、本堂として使用されておりましたが、平成4年に金堂が建立されると御本尊を金堂へ遷座し、以降主要な行事は金堂にて行われています。
現在は精進料理やわんぱく小僧修行体験などを始め、各種行事、講演会場として使用されております。

大仏そば洗心庵
洗心庵ではそば、うどんなどのお食事や甘物、お飲物をご用意しております。境内散策の合間に青龍寺境内の豊かな自然を感じながら、おくつろぎのひとときをお過ごし下さい。
営業期間 4月1日~10月31日
営業時間11:30~16:30





清瀧の滝
水は命の源であり、滝の流れ落ちる様は命の躍動を感じさせてくれます。滝壺を打つ音は涼をもたらし、滝から生じる清澄な空気は心に落ち着きを与えてくれます。向き合うものに多くを与えてくれるこの滝を清瀧の滝と名付けました。
龍は水中に住し雨や雲を司る神として古来よりインドや中国で信仰されています。仏教においても龍は仏法守護の善神として尊ばれます。仏伝には重要な場面に龍が登場します。お釈迦様誕生の際、龍王が天から甘露水をそそぎ、菩提樹下に座し七日間の瞑想の後に成道する際にも龍王がお釈迦様を覆って風雨や害虫から守ったことが伝えられています。
また真言密教においても龍は重要な役割を担っています。弘法大師が唐に渡り密教を授かった長安の青龍寺(しょうりゅうじ)では、インド無熱達池に住む婆掲羅(沙掲羅)龍王の三女とされる善女龍王を勧請して密教守護の鎮守、「青龍」として奉祀されていました。弘法大師が恵果和尚から正統な後継者として密教を授かると、弘法大師の前にこの善女龍王が現れて三昧耶戒を受けたいと懇請しますが、大師はこれを許しません。帰朝する船中に再び現れて密教守護を誓ったため、帰朝後、大師は京都洛西の神護寺山麓に勧請しました。「青龍」が海を渡って来たので水編を加えて「清瀧権現」と改称し真言密教守護の鎮守となったことが伝えられています。
当山でも真言密教守護の鎮守として勧請し、日々報恩感謝の祈りを捧げております。仏法、真言密教を信じ行ずる人には必ずやご加護が授かることでしょう。「南無清瀧大権現(なむせいりゅうだいごんげん)」と唱えて礼拝して下さい。
滝の前の小さな池にはかわいらしい童(わらべ)地蔵が3体、蓮華の上に佇んでいます。中央の童地蔵が背負う光背は宝珠の形。風車の意匠が施されています。

延命地蔵
お地蔵さまは他の仏さまとは違い、仏堂に安置されるよりお寺の境内、村の入口、峠、あぜ道、四辻など野山や路傍に佇んでいる姿を目にする機会が多いと思います。これはそれだけ多くの人々から身近に親しみをもって拝まれてきた仏さまである証左といえます。
右手の錫杖は各地の悩める者、助けを求める者の救済にくまなく巡行されていることを表し、その音は来訪を告げ、苦しみや厄を祓い、左手の如意宝珠は打ち出の小槌のように思うままに願いを叶えてくれます。
『延命地蔵経』には地蔵尊を信仰すれば次の十種の福に恵まれることが説かれています。
女人泰産 女性はやすらかなお産が出来る
身根具足 身体が健康で丈夫になる
衆病悉除 諸々の病気が回復する
寿命長遠 寿命は長くなる
聡明智恵 聡明で智慧が備わる
財宝盈溢 財に恵まれる
衆人愛敬 多くの人に愛される
穀米成熟 穀物など豊作となる
神明加護 神仏に守護を得る
證大菩提 悟りを得る
如意宝珠を持つ左手には紐が結ばれており、これが基壇に置かれた如意宝珠に繋がっております。お参りの際は、基壇の如意宝珠を撫でて所願成就をお祈り下さい。


ぼけ除観
音日本は平均寿命が80歳を越える世界最長寿国ですが、やはり年をとっても呆けに悩まされることなく長生きをしたいものです。
観世音菩薩は人々の声にならない声を感じ取り、人々の苦しみを除いて下さる菩薩様です。このぼけ除観音は呆けを除き封じていただきたいという多くの人々の願いが込められた観音様です。ぼけ除けを念じお参り下さい。


護摩堂
この護摩堂は昭和大仏開眼30周年記念事業として平成26年9月に昭和大仏宝前に建立されました。間口2間、奥行6間という深い奥行きに唐破風銅板葺きという堂々たる威容は、巨大な昭和大仏の拝殿として存在感を充分に保ち、優美な曲線は昭和大仏の柔和な尊容と見事に調和しています。
堂内最前の柱間には香呂を据え、昭和大仏の拝殿としての役割担っております。堂内最奥には護摩壇を設え、大日如来の教令輪身・不動明王を中心に降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王を祀り、弘法大師が唐より伝来された秘法である護摩供(ごまく)が執り行われます。
護摩壇中央の炉で願い事が浄書された護摩木を焚き浄め、仏の智恵を象徴する炎が高らかに燃えあがる炉に五穀や香などさまざまな供物を捧げ、内には煩悩を焼尽し本尊と不二一体となる観法を修して、災難消除、福徳円満、所願成就の祈りを捧げます。
正月三が日に新年大護摩祈祷、毎月28日午前11時より護摩供を厳修しております。是非ご参列いただき、護摩の炎を間近で感じながら心中の願いをご祈願下さい。












馬頭観音かわいらしい仏像もありました。童観音です。
平成23年3月11日午後2時46分、突如襲った東日本大震災、さらに大津波による濁流は人家を襲い瞬時に尊き人命、家畜や愛玩動物の命までをも呑み込み未曾有の被害をもたらしました。
加えて地震による福島原発事故の大惨事は大海大地山川草木を悉く汚染し、住民に避難流浪の生活を余儀なくし、今尚汚染の恐怖におののき、復興帰郷の希望の灯火が灯る兆しがないばかりか原発事故は主なき多数の家畜生類を餓死に追いやり、或いは野生と化した諸動物は捕獲殺処理されています。又避難者達はお互い布施の心を持ち相互互助の精神をもって復興と帰郷の希望を持ち生活を続けられています。
この状況を憂えた福島県浪江町出身の篤信者が、震災犠牲者及び動物達の冥福と故郷の復興を祈り、馬頭(ばとう)観世音菩薩を造立寄進されました。馬頭観世音菩薩は忿怒の身を現していますが観世音菩薩の変化身の一つで、頭上に戴く馬の頭がひときわ目を引きます。馬が一心不乱に草を食べ尽くすように私たちの心に立ち現れる煩悩を悉く喰らって恐れを鎮め、さらには畜生類の苦を抜き化益し菩提涅槃の浄土に導く慈悲を誓願としています。















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