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2005.06.01
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    蛍光灯切れる前ぶれ走り梅雨  八代

 ”前ぶれ”と”走り”が重なっているとの指摘がありましたが、長々と続く梅雨への苛立ちの予期を巧く表現なさっています。(参考までに <ホッチキスの玉切れるとき梅雨に入る>の拙句がありますが・・・)

    しゃぼん玉地球ふはりと廻りをり  三千子

 太陽圏の一惑星として地球を見れば、或いは宇宙飛行士が見た地球は、このように優しく廻っているのでしょう、戦火の絶えない今日(コンニチ)も。

    朴の花巣箱に雛の気配あり   浩一郎

 詠み手の人格の優しさを感じさせる秀句と思いました。新しい歳時記には巣箱は春の季語とされているようですが、朴の花を強調してありますので問題なしと思います。

    実桜やシルバー割引く資料館  一征

 昨日、長岡天満宮八条ガ池の堤を自転車で通った時、無数の小さな桜の実が艶やかにぶら下がっていました。食用になりませんが、人の心を和ませる実。現役を引退されたお年寄りに、ふと通じるものがありました。今の定年制は年齢を延長するか、その豊富な経験を活かして別のジャンルで雇用するのが賢明ですね。

    夏至夕塀ながながと遠近法   峻

    万緑の底に立ち居り八ケ岳   重田和子

 多くの鑑賞者は八ケ岳に立って万緑を見ていると解され、底の意味に疑問を感じて居られました。峻さんの提言に依る<万緑の底より仰ぐ八ケ岳>にすれば理解が早かったのでしょう。要は連峰の擂り鉢の底から万緑を眺めて居られるのです。

    山若葉時間泥棒して居りぬ   同じく

 時間泥棒という言葉でいろいろ論議されました。プラスにとる考えとマイナスに取る考え。作者の説明では”時間泥棒”という書名を使ってみたかったとのことです。オリジナルの言葉だったら素晴らしいのにね。

    悔やまれし咄嗟の一言薔薇崩る  裕江

薔薇崩れるという表現をおりくは初めて知ったのですが、これも既に多々あるのだそうです。

    団塊の世代十薬庭埋め   桃子

 おりくの感性では十薬は庭や塀の片隅で素朴に咲く花と見るのですが、一方、団塊の世代は”消費は美徳”という風潮の折が思春期だった世代と思っていますので、おりくは頂戴しませんでした。桃子さんほどの詠み手なら、下5を埋めで止めるのも?

    湖風をぐいと引き寄せ青田波  末子

 米どころの近江ならではの句です。

    生玉子一つ割る朝夏独り    豊

 寒玉子ならぬ夏の玉子。不思議な寂しさ。

    行き違ふ蟻触覚のハイタッチ  桂

 面白い視点です。但し、蟻のタッチは何度も交換しているようですが・・・。

    水の乙訓極上の心太(トコロテン) 桃子

 大阪の住吉から長岡に引越して来て驚いたことは、水道水の美味さ、冷たさでした。今では少し味が落ちていますが・・・。

    海ゆかば君に捧げむ紅珊瑚  星子

 海ゆかば君・・・とは天皇への奉公との意味になるとの指摘がありました。<君を汝>に修正です。





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Last updated  2005.06.01 19:28:21
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