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2024.04.27
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それから一年余りの平凡な月日が流れた。二人
の間柄は以前と同じで、公明であった。後ろめた
いところのない、清いものであった。

一体、男女の仲というものは、人前を避けると、
すぐ行き着くものなのであろう。


しかし、三枝子と永井は、このことを意識してい
たかどうかは兎も角として、いつも二人っきりに
なるのを避けて来たから、清いままで過ごせたの
であろう。


三枝子は永井に対する自分の気持ちを、やはり恋
心だと思った。しかし、恋心ならばもっと激しく
燃えるものだという考えが、これまで読んだ詩や
小説、歌などを通じて、三枝子の頭の中に生きて
いる。


ろう。毎日顔を合わせているからであり、また、
会いたくなれば、いつでも会えるからでもあろう
と思った。

人目を避けることさえしなければ、自分達はいつ
までも信頼し合える恋人で居られるのだ。

だが、いつ何時、人目を避けて二人っきりになり
たいと思うようになるかも知れない。

その時、現在のように、明日という日を恐れず、
ゆったりとした日々を送れることができるのかし
ら・・・。時々、三枝子はそんなことを考えたり
していた。・・・・





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Last updated  2024.04.27 09:21:50
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