April 26, 2022
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カテゴリ: 気になるTV番組
2022年NHK大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』 の感想です。

今回の主な内容は、前半は源頼朝を信じ、どこまでも潔く
正々堂々とした武士であったがゆえに、結局は悲しい運命
となった木曽義仲(青木崇高さん)の最期でした。

そして後半は、いよいよ本格的に始まった源平合戦で、
水を得た魚のような、今まで我慢していたのが爆発した
かのような源 義経(菅田将暉さん)の活躍でした。


諸将たちの婚姻による結びつきでした。

ドラマ冒頭で政子(小池栄子さん)が「これからは自分が
御家人たちの思いを」と語り始めたとき、それを聞いたりく
(宮沢りえさん)は、それよりももっと大事なことがある
とあっさり否定しました。

まありくの中には、北条のことは自分が主体となるように
したいという思いがあるのが根底でしょうが、それでも
綺麗事ヌキに考えて、りくの主張は正解だと思います。

男の戦いが弓と刀なら、女の戦いは、何かあってもお家が
大丈夫なよう男子を複数人、名家に嫁がせることができる
よう女子を複数人、とにかく子をたくさん産むことである、


あとドラマ半ばで畠山重忠(中川大志さん)が北条義時
(小栗 旬さん)の妹に関心を示し、終盤では三浦義村
(山本耕史さん)が自分の娘を北条家の八重(新垣結衣
さん)に世話をさせるシーン。

気になって調べたら、ゆくゆくはやっぱり、でした。


親戚になれたら、双方にとって安心でしょうね。
ただ当の本人たちの気持ちはどうかわからないですが。

こちらではいろいろな感想で盛り上がっています。
 ⇒ ⇒  #鎌倉殿の13人

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寿永2年(1183)12月、上総広常が源頼朝によって誅殺された後に北条義時
(小栗 旬さん)には嫡男が生まれ、同時に伊豆に隠居していた義時の父・北条時政
(坂東彌十郎さん)も鎌倉に戻りました。
頼朝は舅でもある時政が鎌倉に戻ったことを喜びましたが、時政には広常の一件で、
いつ誰に謀反の疑いがかけられるかわからないという心配もあったからでした。
そして時政は「北条が生き抜いていく手立てはただ一つ。源氏に取り入り付き従う、
それしかない。」と息子の義時に言い含めました。



頼朝の異母弟の源 義経(菅田将暉さん)が近江に着いて後続の軍を待っていた頃、
京の後白河法皇は頼朝を追討する院宣を出し、その報を聞いた頼朝は法皇の背後に
いる木曽義仲を成敗することを決めました。
寿永3年になり、頼朝の異母弟の源 範頼(迫田孝也さん)が総大将となって鎌倉を
出発した源氏軍は先発隊の義経と墨俣(現在の岐阜県大垣市)で合流しました。
勝手に戦を始めないよう釘を刺されていた義経ですが、実は木曽義仲の兵とすでに
小競り合いをしてしまっていて、そんな義経を兄・範頼は「自分が命じたことに
しておけばよい」とかばいました。
梶原景時は怪訝そうな顔でしたが、理解のある兄に義経は嬉しくなりました。



源義経と木曽義仲(青木崇高さん)の戦が始まりました。
義仲は義経が自分たちと手を組むつもりはないのかと今一度問うために義経に使者を
送りましたが、義経にはそのつもりは全くなく、使者は首となって戻ってきました。
範頼の本軍は京の東の瀬田から、義経は南の宇治から京の義仲を攻め、さらに義経は
ニセの情報を流布し、義経の計略に負けを悟った義仲は京を出ることにしました。
そして京を出る前にと義仲は後白河法皇に挨拶に行ったのですが、法皇は義仲に会い
たくないので姿を現しませんでした。
それでも院御所のどこかにいるであろう法皇に聞こえるよう、義仲は恨み言一つない
我が義をつらぬく思いを堂々と述べ、院御所を去っていきました。



鎌倉軍は宇治川を渡って大和大路より京に入り、今度は義経が後白河法皇の元に
挨拶に行きました。
法皇は義経をねぎらってしばらく休めと言いますが、義経はこれからすぐに義仲を
追討に出て、そのまま西に向かって平家を滅ぼすと答えます。
そんな義経を法皇は大いに気に入りました。
一方、北陸に戻るために近江に向かった義仲でしたが、そこには範頼の軍勢が待ち
構えていて、後ろからは義経が猛追していました。
自分の運命を悟った義仲は巴御前(秋元才加さん)に、お前はここで落ち延びて
鎌倉に連行され、文を息子の義高に届けよと命じて、巴に別れを告げました。
巴は途中、和田義盛の手勢と出会って戦になったものの、その戦いっぷりを義盛に
大いに気に入られ、でも別行動となった義仲は鎌倉軍に討ち取られてしまいました。



鎌倉の源 頼朝(大泉 洋さん)の元には戦況の報告が京より続々と届いてました。
祐筆の中原親能がまとめて文を書いてくるかと思ったら、諸将たちは自分の思いを
自分の言葉で書きたいので、各自の個性あふれる文が届きました。
字が苦手な土肥実平、絵入りの和田義盛、字は綺麗だけど話が細かすぎる北条義時、
美しい字で内容もわかりやすい梶原景時でしたが、頼朝が一番喜んだのは弟の義経が
木曽義仲を討ち取ったという「頼朝が望む結論のみ」を大きな字で書いた文でした。
義仲討伐は頼朝には喜ばしいことでした。
しかしが御台所の政子にとっては、娘の大姫が事実上の人質として鎌倉にいる義仲の
嫡男・義高を慕っていることを思うと、気の重いことでした。



京の源範頼の陣では、福原に集まっている平家の軍勢をどう攻めようか軍議が開かれ、
軍奉行の梶原景時が範頼は生田口に布陣し、義経が北側の山から急襲してはどうかと
提案しますが、義経はそれを「駄目だな」と一蹴しました。
義経は、まず福原の北にいる平家方を攻め、あえて手の内を見せて敵を分散させる、
そのうえで敵の意表をつく攻撃をするがそれは現地の状況を見て決める、そして明日
三草に夜襲をかけるからすぐに移動をと、かなり無茶なことを言いました。
しかしその義経の案を意外にも梶原景時は支持し、総大将の範頼もそれを認めました。



戦のためなら自分が思いつかないような策を考えだす義経の才能を景時は素直に認め、
義経を「軍神 八幡大菩薩の化身」とまで評しました。
そして義経はさらに策を思いつき、平家に対して源氏と和議を結ぶよう命ずるニセの
文を後白河法皇に書いてもらうよう、義時に使いを命じました。
その策にためらいを感じる義時に義経は「だまし討ちの何が悪い」と。
法皇はその策に乗り、法皇の文は福原に陣を構える平 宗盛(小泉孝太郎さん)の元に
2月6日に届けられました。
その文を平 知盛(岩男海史さん)は怪しみ、それは頼朝を討てと遺言を残した父・平
清盛の遺志に背くと兄・宗盛を諫めました。
しかし宗盛は平家一門の安泰のためにも和議に応じるべきかと考えていました。



平家が陣を敷く背後の山に到着した義経たちは、どこから山を下ろうかと考えて、
険しい山中を下見していました。
唯一、馬に乗って下りられる鵯越がいいと景時は考えますが、義経は敵の意表を突く
ためにも恐ろしく急こう配の鉢伏山がいいと言います。
義経が考えるのは人が馬から降りての下山でしたが、景時はそれは坂東武者にとって
無様であると主張。
しかし義経は、戦で見栄えのために大事な兵を失いたくないと景時に反論、さらに
ならば自分の兵だけで行くと言って即座に行動を開始しました。
とはいえ義経の手勢は少ないので、義時は畠山重忠(中川大志さん)に義経と行動を
共にするよう頼み、重忠も危険を覚悟の上で引き受けてくれました。



さてそのころ鎌倉では、三浦義村(山本耕史さん)が八重(新垣結衣さん)のところに
赤子を抱いて突然やってきました。
聞けば三浦勢は戦の後詰なのでまもなく出陣なのですが、赤子の母親は訳ありの上に
産後すぐに亡くなってしまったので自分が戦から戻るまで預かってほしい、とのこと。
八重がそれは無理だ、困ると言っても、そのまま赤子を置いて去ってしまいました。
(義村は三浦の嫡男です。だから訳ありの子でも乳母ぐらい雇えるだろうに、あえて
それをしないのは、八重と義時の子は男児で自分の子は女児だから、将来めあわせる
ことを狙い、八重に世話をさせて情が移るのを期待しているのかなと思いました。
と言っても、赤子の世話を一方的に押し付けられるのは、八重が下女を雇える身分
だからということもあるでしょうけど。)



寿永3年(1184)2月7日早朝、義経は70騎の武者と共に鉢伏山の断崖の上にいて、
平家軍の陣を眼下に見下ろしていました。
義経は崖のそこら中に落ちていたという鹿の糞を重忠に見せ、鹿がここを下りられる
なら馬も行けると考え、それに納得した重忠は下馬するよう家人に命じました。
そのころ福原の東の生田口では範頼軍と知盛軍がぶつかりいよいよ開戦に。
和田義盛(横田栄司さん)らは平氏軍が放つ矢が降り注ぐ中ひるまず馬を駆って突進
していき、戦は源氏軍が優勢になりました。



そして断崖の上にいた義経たちはなんとか山を下りてきました。
誰も襲ってこないと思っていた背後から突然、弁慶(佳久 創さん)が現れて露払いの
ごとく平氏の家人をなぎ倒し、その後も続々と源氏軍は現れました。
義経の「かかれ~!」の号令で山を下りてきた武者たちが戦闘を開始し、予想だに
しなかった展開に平氏軍は大混乱となりました。



鉢伏山から別の道で下ってきた義時たちが戦場で目にしたものは、崖を下りてきた
義経が馬を駆って矢を放ち、刀を振り上げて平氏軍に突撃していく、戦場での義経の
あまりにも生き生きとした姿でした。
それを見た景時は「八幡大菩薩の化身じゃ。」と言葉にせざるを得ませんでした。





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Last updated  April 26, 2022 10:19:27 PM


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