2019.07.08
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去年の今頃は猛暑だった記憶がありますが、今年は梅雨らしい梅雨ですね。
雨にぬれると色々面倒なので、用事を片付けた後はおこもり状態です。

お休みの日はゆっくり読書三昧です。

以前BSで宮崎美子さんが司会をしていた本の情報番組の「すずらん本屋堂」というのをせっせとオンエア中は見ていたのですが、番組中にプロの作家さんや、読書家の有名人の方が多く出ていらして、おすすめ本を紹介するコーナーでやたら人気があったのが、米澤穂信さんの「満願」だったのですね。


番組終了後しばらくしてから拝読しましたが、ズシーンと読み応えのある小説でした。
調べれば、NHKでドラマ化したそうだ、うーん見逃しました。
こちらは短編集なので、そのうち3作品のドラマ化だったそうです、と言ってもとてもテレビじゃ無理でしょーといったエグく後味の悪い作品もありました。

その後手にしたのが、偶然見つけた作品「さよなら妖精」

こちらは高校生のグループが偶然当時のユーゴスラビアから来た若い女性と知り合い、夏の短い期間ともに過ごすのですが、若さの持つ未熟さ、甘酸っぱさの陰にユーゴスラビアの過酷な情勢が見え隠れして複雑な構造になっています。ラストは極めて切ない。



実はめっちゃハマったのがこの本です、面白かったあ!
太刀洗万智が新聞記者を辞めてフリーのジャーナリストとなり、取材で向かったネパールで王族殺害事件に巻き込まれるのですが、そのなかで「報道」というものをいやがうえにも考えさせられます。

ネットで調べて太刀洗万智が活躍する短編集見つけました。

「真実の10メートル手前」
人間の悲しさ、愚かさに触れながらも寄り添うことで成長していく万智さんが素敵です。


米澤さんは色々なシリーズものを抱えていて現在最も多忙な作家さんであることは理解しておりますが、万智さんの新作待っております。





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最終更新日  2019.07.08 22:46:06
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