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Microsoft、自閉症者を正社員採用するテストプログラムを実施へ米Microsoftは、新たな自閉症者雇用プログラムを試験的に実施する。米ワシントン州レドモンドの本社において、複数のフルタイム従業員として自閉症者を採用する。 同テストプログラムは、同社Worldwide Operations部門コーポレートバイスプレジデントのMary Ellen Smith氏が現地時間2015年4月3日に公式ブログに投稿した記事で明らかにしていたもの。同氏は、自閉症と診断された19歳の子どもの母親でもあり、国連が「世界自閉症啓発デー」に定めた4月2日に、ニューヨーク市で開催された国連のイベントに出席した。 Microsoftは、社内における多様性推進の一環として、自閉症者の正社員採用に焦点を当てた取り組みを進める。自閉症スペクトラムの診断を受けた人々を多数雇用している、デンマークSpecialisterneと協力する。 Smith氏は、「自閉症の人々は、驚くべき記憶力を持つ人、数学やコードに長けている人など、それぞれ異なる能力を備え、Microsoftが常に確保したいと考える才能の人材プールだ」と述べている。 米メディア(Mashable)によると、ドイツSAPも2013年にSpecialisterneと提携し、同様の雇用育成プログラムを発表している。[発表資料へ] [itpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040701199/]自閉症者の親の自らの企画、何より理解された中での雇用であれば、採用された後も親は安心ですね。🌠
2015年04月07日
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ゲームで自閉症に対する発想を転換させる編集部注:Sam Blancoは応用行動分析学者としてニューヨーク大学で3~14歳の生徒を教えている。過去10年間、彼女は自閉症スペクトラム障害等の発育遅延を持つ生徒に関わっている。昨年、自閉症に関連する大きな話題が2つニュースになった。ひとつは自閉症の子供はテレビゲーム「中毒」になりやすいか。もうひとつは成人自閉症患者の悲惨な就業率だ。この、一見無関係な2つのニュースは、共通の文脈で見る必要がある。なぜなら、自閉症の子供はテレビゲームとIT技術に「動機づけられる」あるいは「堪能である」可能性が高い、と言い換えると何が起きるか?私たちはこの議論を見直し、どうやってテクノロジーへの興味を跳躍のバネに使えるかを考える必要がある。ゲームは、あらゆる職業に必要な幅広いスキルについて個人を訓練することができる。コミュニケーション能力の改善から、指示に従い、新しい、技術的な、スキルを学ぶことまで。しかも、多くの自閉症の子供たちは、テクノロジーに動機づけられていながら、それを有意義に使っていない。Kidtellectが開発したTiggly Countsは、そんな子供たちが目的を持ってプレイするための出発点を提供する。そこには初歩の数学スキル構築に役立つ数え遊びが3つのアプリとして入っている。この3D数え遊びは、子供たちのタブレットへの接し方を根本的に変える。例えば、私の生徒の一人はいつもiPadで遊びたがるが、いざ使わせると目的もなく画面をタップするたけだった。私は彼にTigglyのプレイのし方を教え、ママと2人で物を分ける簡単な遊びをさせた。こうして彼の大好きな行動を少し修正しただけで、母親と新しい形の対話が始まり彼のレベルに適した数学ゲームに参加することができた。私は多くの自閉症の生徒たちに、Launchpad ToysのToontasticという自分のマンガを作れるアプリを紹介している。子供たちは、物語の組み立て方、はっきりしゃべること、交代で話すことを学び、会話のスキルを身につける。生徒の一人は書くのが大嫌いだったが、自分の書いた物語がアニメーションになって妹と一緒に動くのを大喜びで見る。彼は言語スキルを学ぶだけでなく、アプリを使うたびに、妹と有意義なふれあいを持つようになった。またこの会社は、あらゆる年齢グループ、能力レベルの先生から集めたレッスンプランを共有することによって、Toontasticの最適な使い方を広めようとしている。レッスンプランは重要であり、それは自閉症の子供たちがテクノロジーに長けていても、多くの場合その先生や親たちはそうでないからだ。このガイダンスを与えることで、教師が自分の生徒にテクノロジーの有効な使い方を教える手助けになる。Motion MathのPizzaは、全く異なるタイプのスキルを学ぶアプリで、生徒たちはピザレストランを開店し、ビジネス上の判断を下し、資源を管理する。プログラムにはすばらしい報酬システムも組み込まれている。ある生徒は、グラフで自分がいくら稼いだかを見て、店のためにもっと品物を買えるように目標を決めるのが大好きだ。そしてスキル上達は必ず楽しいゲームの文脈の中で起きる。しかしおそらく最も重要なのは、アプリが子供に対して、非言語的な社会的手がかりの認識を要求することだ。他人の感情を認識することは自閉症の人たちにとって困難な課題だ。ピザをすぐに届けなければ、客はすぐに苛立ち、次に怒り、ついには店を出て行き、店は売上げを逃がす。実世界の社会的手がかりと体験を導入したことは、このアプリで最も効果的な側面の一つだ。私が使っているアプリの多くは、自閉症児やスキル開発向け専用に作られたものではないが、重要な職業スキルの育成に役立つ。われわれは科学技術教育について常に語られていること、もっと具体的には、すべての子供たちはプログラミングを教えられるべきであるという考えに注目する必要がある。自閉症の子供たちは、無意識のうちに、そうした議論から外されてしまうことが多い。われわれは自閉症児の多くがテクノロジーに動機づけられ、また長けていることを発見した。次のステップは、子供たちへのIT教育の議論に彼らを含め、長期的に彼らを労働力とする準備を整えることだ。これを良くやっているアプリがいくつかある。Hopscotch Technologiesは、私が自閉症児と一緒に使ったアプリを2つ作っている。Daisy the Dinosaurは、極く基本レベルのプログラミングを教えるアプリで、Hopscotchの方がやや複雑だ。私はどちらかのアプリを子供たちに使わせて、コードを1ステップ追加することと恐竜のDaisyが動くことの関係を理解していく彼らの顔を見るのが大好きだ。その簡単なつながりが、アプリを探究してDaisyに違うことをやらせようとするモチベーションを高める。このアプリはプログラミングだけでなく、問題解決、算数、シークエンシング等を、多くの自閉症児が通常体験する機会のないやり方で紹介する。この分野にはこれらのアプリを越えるイノベーションの余地はまだ大いにあると私は考えている。そしてタブレットやスマートフォンの使い方がさらに広がることを願っている。一つ大きな可能性を感じているのが、Spaceteamという私が家族や友達とプレイしたアプリだ。これは協力型ゲームで、プレーヤーはそれぞれ自分の端末でプレーし、チームとして自分たちの宇宙船を飛ばすために、指示を共有し、他のプレーヤーかからの指示に従い、すばやい反応速度を維持する。私は教育ゲームがこの方式を採用することを大いに期待しており、自閉症児がコミュニケーションスキルを習得するうえで特に効果的だと思う。IT業界では実に多くのすばらしいことが起きており、今や自閉症を持つ人々をそこに迎える時期が来ている。レッスンプランを提供し、アプリを自閉症児にテストプレイさせ、アクセシビリティーと修正機能を取り入れることによって、見過ごされることの多いこのグループの人たち全体にチャンスが生まれる。議論を転換することは、自閉症の子供たちに社会スキルや将来の就職への道をひらくだけではない。そこには新しいレベルの自立を促し、そこから家族、コミュニティ、そして社会全体へと波及効果を及ぼす可能性がある。[原文へ] [techcrunch.com http://jp.techcrunch.com/2015/04/03/20150402using-gaming-to-flip-the-script-on-autism/] 技術の進歩が必要とされる部分で、うまく活用され有効利用されることが何よりですね。🌠
2015年04月06日
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前田敦子、社会福祉士役で『世にも』初主演「ずんっと浸っていただけたら」元AKB48で女優の前田敦子が、4月11日放送のフジテレビ系『世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春〜人気マンガ家競演編』(21:00〜23:10)で、同シリーズ初主演を果たすことが2日、明らかになった。前田が主演を務めるのは、『富江』『うずまき』などで人気のマンガ家・伊藤潤二の『地縛者』をドラマ化した作品。街中に、地面に縛り付けられたように同じ姿勢で全く動かない人間"地縛者"が現れ、危険を感じて誰も近づかない中、声をかける社会福祉士・浅野範子を演じる。話を聞く中で、その土地に強い愛着があるために動けなくなっている、という推測をたてるが、範子の身近な人間も地縛者となってしまい、驚きの真実が明らかとなっていく。『世にも』は「子供の頃から特別な時に放送する特別に楽しみな番組だった」と話し、初主演を喜んでいる前田。今回の作品について「人間の深い部分をつかれる『世にも』らしいお話で、そういう作品をやらせていただけることがうれしい」と語り、「誰もが持っている深いところをつかれる作品。ずんっと浸っていただけたら」と見どころをアピールしている。なお、演出を手がける河野圭太は、前田が初の連続ドラマ出演を果たした『スワンの馬鹿! 〜こづかい3万円の恋〜』(2007年10月16日〜12月18日放送)でも演出を担当し、それ以来8年ぶりのタッグとなる。前田は「あの頃は記憶にないくらい緊張していた」と振り返りながら、「今回は、監督とコミュニケーションを取りながら作品作りができたので、少しは成長できたかな」と自信をのぞかせている。今回のスペシャルは、25周年を記念して、人気マンガ家とのコラボレーション作品を放送。『地縛者』に加え、『デビルマン』『キューティーハニー』などの永井豪原作『面』を鈴木梨央主演で放送する。『面』は、「和尚が自分の顔をまるで"面"のように外した瞬間、存在が消え、面だけが残された」という話を聞いた子供たちに異変が起こるというストーリー。鈴木は、「私の面が外れる」という謎の電話がかかってきた友人が姿を消し、恐怖におびえるという役どころを演じる。このほか、稲垣吾郎主演の『自分を信じた男』(『もやしもん』の石川雅之原作)や、阿部寛が人気アニメ『ワンピース』とコラボレーションする『ゴムゴムの男』などを放送する。 [BIGLOBE http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0402/mnn_150402_0306891649.html]HPより転載4月なので番組も一新、ですね。🌠
2015年04月05日
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被後見人の選挙権回復 一連の動きが国際的評価 「成年後見人を付けると選挙権を失うのはおかしい」と知的障害のある名兒耶匠さんが国を訴えた訴訟で、2013年3月、東京地裁(定塚誠裁判長)は、被後見人の選挙権を剥奪する公職選挙法の規定を憲法違反とする判決を出した。そして国会は5月、74日間で迅速に法改正した。この一連の動きが海外でも評価されている。ウィーンで開かれた表彰式に出席した名兒耶清吉さん(匠さんの父)と長瀬修さんに感想や報告を寄せてもらった。長瀬 修・立命館大学客員教授 2月25日、ゼロプロジェクト(ZP)によって、日本の成年被後見人の選挙権回復が革新的政策として表彰された。 ZPとは、オーストリアのエッスル財団が世界での障害者の権利推進を目的として実施しているプロジェクトである。 表彰式は国連ウィーン事務所で開催され、原告を支えた名兒耶清吉氏、主任弁護士を務めた杉浦ひとみ氏(東京アドヴォカシー法律事務所)、国際的な情報収集・発信を担当した長瀬が出席した。 ZPが2012年から開催しているゼロ会議は今年、政治参加と自立生活をテーマに取り上げた。日本の選挙権回復は、全部で11の革新的政策の一つとして選出されたのである。他の政治参加の革新的政策としては次の五つが選出された。 1.ニュージーランド=選挙過程へのアクセス向上(2014)2.スペイン=投票 と選挙過程への参加(07)3.南アフリカ=障害者議員の平等なアクセス(06、09)4.ウガンダ=障害者議員枠(1995、96、97)5.イギリス=公職 への立候補支援予算(2012) 日本で13万6000人の選挙権が回復されたことは障害者権利条約第29条(政治的及び公的活動への参加)の好事例として国際的にも評価されてきたが、今回の表彰によって、その評価は確定したと言える。 名兒耶 清吉・NPO法人おおぞら理事長 裁判を通じて成年被後見人の選挙権を回復できたのは、多くの人の支援が得られたから。世界的には、まだ制限されている国があると聞く。今回の表彰で、日本が成し遂げたことが高く評価されたのだと実感した。 ウィーンには、乗り物が苦手な匠は出席できなかったが妹たちが一緒に行って家族ぐるみで闘ったことを分かってもらえたと思う。匠は、外国で表彰されたことの中に自分も入っていると理解したようだ。我が家では「こんな大きなことになるなんて」という気持ちも若干あるが、おかしいことをおかしいと言って本当に良かった。 提訴した時は、生きているうちにまた匠と一緒に投票に行けると思っていなかったが、法改正が早く、匠との約束が果たせた。 ただ、13万6000人の選挙権が回復されたといっても、実際に何人が投票に行けたか。どうせ我が子には分からないと思い込んでいる親も多いのではないか。投票所での合理的配慮もほとんどないというのが現実だ。 昨年12月の衆議院選挙では、私たちの住む茨城県は四つの選挙が重なり、投票に慣れていた匠もさすがに混乱した。係の人に「政党名を書いてください」と言われても「せいとうめい」が分からない。市の職員がサポートしてくれて投票できたが、例えば公報を見せて指さしで確認してもらうなど、さまざまな工夫が必要だと思う。 白票になっても投票の意思表示をすることを大事にしていけば、いまは困難のある人たちも慣れていくと思う。成年後見制度そのものの見直しも課題だろう。 まだまだ差別や偏見をなくすためにやることはたくさんある。【福祉新聞 http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/8650】最後の一行にその重みを感じますね。🌠
2015年04月04日
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原宿~青山間をブルーに染める自閉症啓発イベント、アート展やライブパフォーマンスなど連が定めた世界自閉症デーである4月2日に、様々な生きづらさを抱える人たちに“まぜこぜの社会”を提案するイベント「Warm Blue 2015」が開催される。このイベントは4月2日の世界自閉症啓発デーにちなんだもので、コンセプトカラーのブルーにちなんだ様々な催しが行われる。なお、今年は会場を原宿、表参道、青山の3エリアまで拡大。街単位でのイベント開催は、「Warm Blue」でも世界初の取り組みとなる。4月2日から24日まで伊藤忠青山アートスクエアでは、アート展「Warm Blue MAZEKOZE Art」を開催。自閉症アーティストを始め、東ちづるや宮本亜門などがそれぞれブルーをテーマとした作品を出展する。そのオープン初日には、出展アーティスト達も参加するライブペインティングを開催。白いトラックを会場に訪れた人達全員でアーティスティックに彩色する。11日、18日にも造形作家の佐々木卓也を始めとしたアーティストによるライブパフォーマンスや、全盲のシンガーソングライター佐藤ひらりのライブなどが行われる。また、東急プラザ表参道原宿の「おもはらの森」では、NHKのバラエティー番組「バリバラ」の公開収録を実施。障害者お笑い日本一を競う「SHOW-1グランプリ」の出場者の中から、選りすぐりのパーフォマーたちが登場する。会場では紙芝居風の絶叫系フリップ芸、自分の体験を弾き語りやコントにしたライブショーなど、インパクトのあるパフォーマンスを展開。その後は、自閉症、知的マイノリティ、サバイバーなどが参加する音楽ライブが行われる他、会場を訪れた人にマイメロディから青い花冠がプレゼントされる。一方、表参道の「BA-TSUアートギャラリー」でも、アーティストの菊池宏子によるワークショップを開催。青をテーマとしたラクガキ、粘土細工、立体コピーなど、現代アートな参加型の催しが多数行われる。なお、期間中には表参道ヒルズやラフォーレ原宿など、エリア内にある8か所の施設で青色のライトアップを実施。「コンドマニア」にもオリジナルの壁面広告が施されるなど、街のいたる所が青色にデコレートされる。神宮前交差点の大型ビジョンでも、メッセージソング「Get in touch!」のPVが放映される予定だ。更に、当日はスタッフが「BEAMS×Get in touch」のオリジナルコラボTシャツを着用。東急プラザ表参道原宿を始めとする会場周辺で、オリジナルブルーアイテムのブルーバルーンを配布する。ラインアップは自閉症アーティストなどがパッケージを手掛けたコンドーム、絵本作家のスギヤマカナヨによるキャラクターが印刷されたキャンドルなど。その他、青色にデコレートされた世界の名車による「Blue Car DRIVE」、ブルーキャンドルと共にオリジナルメニューを提供する「ブルーキャンドルディナー」など、当時は様々な催しが行われる予定。また、会場以外でも東京タワーなど、全国のランドマークでブルーのライトアップが行われる。《fashion HEADLINE http://www.fashion-headline.com/article/2015/04/01/10262.html》 今年も自閉症啓発活動の時季になりましたね。年々、幅広く浸透しているようで心強いばかりです。🌠
2015年04月02日
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介護支援施設を併設のコンビニオープン高齢化社会への対応を強化しようと、コンビニエンスストアに介護を支援する施設が併設された店舗が、3日、埼玉県内にオープンしました。埼玉県川口市にオープンしたのは、コンビニ大手の「ローソン」が地元の介護事業者と業務提携して介護を支援する施設を併設した店舗です。店内にはケアマネージャーが常駐して介護に関する相談に応じ、デイサービスなど介護サービスの紹介なども行うほか、大人用のおむつなどの商品も多く扱っています。ローソンによりますと、こうした店舗は業界でも初めてだということで、今後も高齢化社会への対応を強化するため、介護事業者と連携して、同じタイプの店舗を3年間でおよそ30店に拡大したいとしています。ローソンの玉塚元一社長は、「高齢化が進むなか、コンビニは『近所の店』として地域のニーズを吸い上げ、変化に対応することが必要だ」と話していました。コンビニ業界では、このほかにも、主に高齢者を対象にした弁当の宅配サービスなど、新たなサービスや商品開発が進んでいて、高齢化社会を見据えた取り組みが活発になっています。 【NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150403/k10010037441000.html 】ローソンも100円ローソンの削減化から、また新たな営みへと展開してゆく、コンビニ業界も生き残り戦略が講じられていますね。🌠
2015年04月02日
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重度障害生徒に平手打ち 大阪の支援学校、教員謝罪 生徒から聞き取りへ大阪府八尾市の府立八尾支援学校東校( 浅浦明雄 (あさうら・あきお) 准校長 http://www.osaka-c.ed.jp/yao-y/)で、高等部2年の音楽科の50代女性教員が、重度知的障害がある2年の男子生徒(17)の頭を平手打ちする体罰をしていたことが19日、分かった。同日、保護者説明会を開き、学校側が経緯を説明、謝罪した。女性教員も「大変申し訳なかった」と話した。府教育委員会は処分を検討する。 浅浦准校長は他に体罰がなかったかどうか、教員が3月中に家庭訪問して生徒らから聞き取りを始めることを明らかにした。 同校では、ほかにも複数の教員による一部の生徒への平手打ちや、正座させるなどの体罰や虐待を繰り返していた疑いが、生徒や教員の証言から浮上している。 昨年11月、一部の教員から府教委に匿名の投書があり、学校側が調査。体罰を告発する文書が保護者に配られるなどし、最終的に女性教員による1件を体罰と認めた。 女性教員は昨年10月29日、教室を移動する際、机に伏せて寝ていた男子生徒の頭を平手打ちした。実習生が目撃しており発覚。当初「たたいてない」と否定していた教員も認め、生徒や保護者に謝罪した。 関係者によると、投書は目撃した体罰や暴行約20件を日時や場所、8人の教員の実名入りで列挙。被害の多くはこの男子生徒に集中し、担任の女性教員2人が靴を隠して正座させたり、平手打ちしたりしたと記されていた。別の生徒数人も暴言を浴びせられたという。 体罰と疑われる事案があった場合、文部科学省は生徒や保護者からの聞き取りを求めているが、していなかった。体罰と認定した1件と靴隠しや正座を「不適切な指導」としたが、ほかは目撃証言がないとして「暴力行為に当たらず指導の範囲内」と結論付けていた。 浅浦准校長は、生徒からの聞き取りをしていなかった調査について「不十分とは思わない」としていたが、説明会では一転して「不適切だった」と認めた。 [共同通信 http://www.47news.jp/47topics/e/263297.php ]いわゆる内部告発という形で明るみに出たできごと、実習生が定期的に現場に入ることの意義があるとともに、校長の認識の甘さも気になるところですね。🌠
2015年04月01日
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アスペルガー症候群描いた物語2014年5月に公開されスマッシュヒットとなったスウェーデン映画「シンプル・シモン」のDVD(TCエンタテインメント、3800円+税)が発売された。 厳密なマイルールを守って生活する、触られるのが苦手、嫌なことがあると狭い空間に籠もる…などなど、とびきりユニークなアスペルガー症候群の主人公を描いたハッピーな物語。北欧テイストのキュートでポップな映像も楽しい。DVD化にあたり日本語の吹き替えは森川智之、日野聡、中村千絵らが担当。視覚障がい者対応音声ガイド、聴覚障がい者対応字幕を収録したバリアフリー仕様。(一般社団法人「Get in touch」編集部/SANKEI EXPRESS) [sankei news http://www.sankei.com/entertainments/news/150311/ent1503110010-n1.html ]シンプル・シモン 【DVD】レンタルショップでは、ずっと貸し出し中です。観れるまでにもう少し時間が掛かりそうです。🌠
2015年03月31日
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自閉症と攻撃性に謎、遺伝子の突然変異とは無関係自閉症の人は他人を攻撃することがあるが、遺伝子の突然変異を持った動物の実験ではむしろ攻撃性は減ると分かった。攻撃性がどこから来るのかは謎となっているようだ。自閉症で攻撃的な人がいるが 米国スクリプス研究所フロリダキャンパスを中心として研究グループが、脳や行動などの専門誌であるジーン・ブレイン・アンド・ビヘイビア誌で2015年2月25日に報告した。 発達障害の一つ、自閉症は、虹のスペクトラムのように症状がさまざまであるため、専門的には自閉症スペクトラム障害と呼ばれている。 自閉症スペクトラム障害の人と接する家族や関係者は、本人の攻撃的な性格に直面することがある。 この背景には遺伝的な影響があるのか、研究グループは検証した。 研究グループは、自閉症のリスクに関係した遺伝子「Pten」の突然変異を持つネズミの動物実験から、なじみのないネズミと一緒にしたときに攻撃的な行動を取るかを調べた。攻撃よりも反復行動 結果として、突然変異を持つネズミとなじみのないネズミを一緒にしても、侵入者を攻撃したり、不審そうに吟味したりしなかった。代わりに、突然変異を持つネズミは同じ行動の反復をするようになった。この場合は地面を掘り返すしぐさを繰り返した。 研究グループは、「人間に例えれば、家に見知らぬ人が侵入してきたときに、侵入者と向き合うことなく本棚の整理を始めるといった行動」と説明する。 自閉症の主な症状となる社会的な交流の欠如と反復行動がどういう原因で起こるのかはまだ分からない。研究グループはさらに検討を続けるという。 新しい発見が自閉症の診断や治療に生かされるかもしれない。文献情報Page D et al. New Study Shows Decreased Aggressive Behavior Toward Strangers in Autism Spectrum Disorder Model. Genes. Brain and Behavior. 2015 Feb 25.[ Medエッジhttp://www.mededge.jp/a/psyc/10946 ] 新しい発見が常に見出されていること、今後も継続的にお願いしたいものです。🌠
2015年03月30日
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お兄ちゃん先生希望の春 - 県初、知的障害者が幼稚園に就労/斑鳩今春、県立西和養護学校を卒業した宮田啓太郎さん(18)=河合町在住=が4月から、保育補助員として斑鳩町立斑鳩幼稚園(小野隆秀園長)で働く。県内の幼稚園で保育に関わる職種に知的障害者が就労するのは宮田さんが初めて。同町の小城利重町長は「障害のある人の可能性を広げると同時に、子どもたちがさまざまな障害への理解を深めることにつながる」と期待を寄せている。 宮田さんは高校2年から同園をはじめ河合町内など計4カ所の幼稚園、保育所で取り込んだ職場実習を通して「子どもと関わる仕事に就きたい」との思いを強くした。 4月1日から斑鳩町の臨時職員として同園に勤務。園児が登園している時間帯は保育活動に参加するほか、園児が帰った後、翌日の保育の準備や園内の菜園の世話なども担当する予定。 事前研修初日となった19日は絵本の読み聞かせなどを行い、園児に「お兄ちゃん先生」と親しまれた。 宮田さんは「子どもが大好きなのでとても楽しい。みんなから信頼される『先生』になりたい」と表情を輝かせた。【奈良新聞 http://www.nara-np.co.jp/20150320091121.html 】園児に囲まれる宮田さん=19日、斑鳩町法隆寺南1丁目の町立斑鳩幼稚園心ほっこりするニュース、こういう先生がもっと増えるといいですね。🌠
2015年03月29日
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発達障害を配偶者視点で 発達障害のパートナーを持つ女性たちの自助グループ「フルリールかながわ」http://fleurirkanagawa.blog.fc2.com/(真行結子代表=人物風土記で紹介=)が4月25日午後2時から4時20分まで、講演会「大人の発達障害を学ぶ〜パートナーとしての理解と対応〜」を県立かながわ労働プラザ3階多目的ホールAで行う。質疑応答も 当日は、発達障害の第一人者・北里大学医学部精神科主任教授の宮岡等医師が招かれ、「発達障害の診断方法・治療」のほか「パートナーとしての対応」などをテーマに語る。講演後は質疑応答も予定している。 定員は80人(先着順)。受講料2000円(会員1500円)。受講料のうち100円が東日本大震災復興支援財団に寄付される。 申し込み・問い合わせは、同事務局【携帯電話】070・6454・9666または【メール】fleurir.kanagawa@gmail.com。【タウンニュースhttp://www.townnews.co.jp/0117/2015/03/19/275894.html 】【送料無料】 旦那さんはアスペルガー ウチのパパってなんかヘン!? / 野波ツナ 【単行本】パートナーに障害があるということ、これは一生関わってくる問題なので、冷静に対処しないと、なんでしょうね。🌠
2015年03月28日
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「介護に疲れた」80歳母親が知的障害の54歳長男を殺害「情状酌量の余地」はあるか大切な家族に、もし介護が必要になったら——。施設に入れず、自宅で面倒を見たいと思う人は少なくないだろう。しかし、食事や排泄、入浴等の介助を行い、つきっきりで世話をする介護者の心身の負担ははかりしれない。ましてや介護者が高齢であり、終わりが見えない状況にあれば・・・。 介護疲れを理由にした家族間の殺人事件は珍しくない。3月中旬にも、生まれつき重い知的障害をもつ54歳の長男を殺害したとして、80歳の母親が逮捕された。報道によれば、母親は「介護に疲れ、将来を悲観した」と話し、容疑を認めているという。この日の未明、首をタオルで絞めたり、口や鼻を手でふさぐなどして窒息死させたとみられている。 夫が認知症で施設に入所していることもあり、母親は10数年前から一人で、食事や排泄が自分ではできない長男を介護していた。過去には、脳梗塞を患っていたため「体が言うことを聞かないときもあった」状態だったという。 今回の事件のように「介護疲れ」から殺害に至ったケースについて、情状酌量の余地はあるのだろうか? もし情状酌量が認められる場合、どのくらいの刑が科せられるのだろうか? 元検事で、刑事事件にくわしい徳永博久弁護士に聞いた。 ●「介護疲れ」殺人に同情の余地はあるか 「殺人罪などの犯罪が成立した場合、諸々の具体的な事実関係を加味して、適正な刑罰を科すことになります。たとえば、以下のような事情が考慮されます。 (1)犯行に至る動機や事情について、同情する余地の有無 (2)計画性の有無(計画的な犯行なのか、一過性の過ちといった衝動的なものなのか) (3)犯行態様(包丁で1回だけ心臓を刺したのか、執拗に全身を複数回刺したのかといった残虐性や、被害者に与えた苦痛の大小) (4)犯行後の行動(遺体を放置したのか山中に埋めたのか、手足や頭をバラバラに切り刻んで駅や公園のゴミ箱に捨てたのか、といった証拠隠滅の有無や被害者の尊厳を損なう程度) (5)反省の態度(後悔の念の有無、被害者又は遺族に対する謝罪及び損害賠償の有無) (6)被害者や遺族の処罰感情の大小 これらをふまえて、刑が減軽または加重されることがあります」 徳永弁護士はこのように説明する。今回の事件については、どのような事情が考慮されうるのだろうか。 「本件では、80歳の高齢女性が一人で、食事や排泄が自分でできない長男を介護することによる疲労に加えて、『自分が死んだら息子は生活できない』という将来への悲観が原因となっていたものと思われます。 また、殺害方法も過度に残虐とまでは言えないことや、犯行後、母親が自ら長女に犯行事実を告白しており、逃走や証拠隠滅を図っていない点などから、刑が減軽される可能性は高いと思います」 具体的に、母親にはどのくらいの刑が科せられるのだろう。殺人罪の法定刑は「死刑または無期もしくは5年以上の懲役」だが・・・。 「実際に科せられる刑については、詳細な事実がわからないため推測になりますが、過去の同種事例からすると懲役3~4年の可能性が高いでしょう。また、懲役3年以下の執行猶予付き判決になる可能性もありうると思います」 徳永弁護士はこのように述べていた。(弁護士ドットコムニュース) 徳永 博久(とくなが・ひろひさ)弁護士 第一東京弁護士会所属 東京大学法学部卒業後、金融機関、東京地検検事等を経て弁護士登録し、現事務所のパートナー弁護士に至る。職業能力開発総合大学講師(知的財産権法、労働法)、公益財団法人日本防犯安全振興財団監事を現任。訴訟では「無敗の弁護士」との異名で呼ばれることもあり、広く全国から相談・依頼を受けている。事務所名:小笠原六川国際総合法律事務所事務所URL:http://www.ogaso.com/【弁護士ドットコムhttp://www.bengo4.com/topics/2873/ 】人の言動にはその生き方、器の大きさも表れるのでしょうね。せめて、折角授けられた命、全うできる人間社会の在り方が、もっともっと求められる時代ですね。🌠
2015年03月27日
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知的障害の男性に陰湿ないじめ 職場内に横行していた暴行と暴言知的障害の男性に「幼稚園児以下だ」 4年にわたる「職場いじめ」受けたとして提訴間にわたるいじめや暴言によって退職に追い込まれたとして、20代の知的障害の男性が3月25日、関東を中心に展開するスーパーマーケットチェーンと直属上司に対し、損害賠償金585万1800円を求めて、東京地裁に提訴した。 提訴後、東京・霞ヶ関の司法記者クラブで開かれた記者会見に、男性は母親と代理人の弁護士とともに出席した。「幼稚園児以下だと言われて、すごく辛かった」「私みたいな思いを同じ障害者にしてほしくない」と、男性は語った。 ●古株のパート社員に受けた暴行と暴言 会見や訴状によると、男性は3歳のときに患った病気の後遺症で、重度の知的障害がのこった。特別支援学校の在学時に3回ほど、今回のスーパーマーケットチェーンで職場実習を経験した後、2008年4月1日に入社した。横浜にある支店のベーカリー部門に契約社員として配属された。 勤務時間は午前8時30分から午後0時30分までの1日4時間で、パンの品出しや袋詰めなどが主な作業だったという。ベーカリー部門には、この男性を含めて5~6名ほどの従業員が配属されており、勤務年数の長い50代の女性パート社員Sさんがマネジャーとして現場を取り仕切っていた。 男性は入社当初の2008年5月ごろから2013年3月31日に退職するまで4年近くにわたって「虐待行為を受けていた」と主張するが、その加害者が、Sさんである。Sさんは従業員に対する接し方が厳しく、ベーカリー部門の従業員は全員、逆らえない状況だったという。 「パン詰めをしていたときに、腕を引っ張り、胸ぐらを掴んだ」「作業中、腕に肘鉄をした」ーー。訴状には、Sさんが行ったとする暴力行為の数々が書き連ねてある。 また、Sさんは「あんたの仕事は幼稚園児以下なんじゃないの」「馬鹿でもできるでしょ」「ちゃんとやらないと蹴る」といった暴言もたびたび発し、客の前で男性を怒鳴ることもあったという。 ●相談が逆効果に・・・「告げ口したの?」 こうした継続的な暴行・暴言によって精神的に追いつめられた男性は、母親とともに東京都内の障がい者生活支援センターにも相談した。 センターの担当者を通じて、スーパー側に職場環境の改善や、配置換えを求めた。しかし、度重なる要請にもかかわらず、配置換えは行われなかった。それどころか、相談を聞きつけたSさんから「告げ口したの?」と嫌味を言われるなど、逆効果だったという。 そのため、男性は精神的に追いつめられ、爪や指先を血が出るまで噛んでしまう自傷行為に及ぶようになっていく。指からは常に出血しており、両手の指すべてに絆創膏を貼っていた時期もあったそうだ。男性は、就業を続けられない精神状態になり、2013年3月31日付けで退社した。 ●被告の会社側は「訴えを起こされて困惑している」 原告代理人の黒松百亜弁護士は、会見でこの裁判にかける思いを語った。 「障害があることで、できないことも、不便なこともあるが、障害特性を理解して、どう教えていくか考えれば解消できる。小さな理解や工夫を積み重ねることで、障害がある人とない人の双方にとって、より良い職場環境をつくることができたはずだ。 同社は障害者を受け入れていながら、『ばかだ』『幼稚園児以下だ』とののしる上司の下に配属し、被害事実を認識していたにもかかわらず、具体的な改善策を何も取っていなかった。これは、企業における障害者差別、障害者いじめにほかならない。 同様の被害にあって苦しんで、声をあげられない障害者も多くいるのではないか。この裁判を通じて、他の企業の人たちも、障害者への配慮として何ができるのか、共通の問題として考えてほしい」 同社の広報担当は弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「こういった形で訴えを起こされて困惑している。訴状を確認した上で、真摯に対応していきたい」と話した。(弁護士ドットコムニュース)【livedoor news http://news.livedoor.com/article/detail/9930347/ 】言葉のアヤとは、言う方と受け取る側で温度差があると、こういう諍いになるのかも知れませんね。訴える側の気持ちも困惑するようようでは、起業自体にも問題がありそうですね。🌠
2015年03月26日
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自閉症の不思議な世界(4) GOMESS×Paranel自閉症とともに生きるラッパー、GOMESS(ゴメス)君と、彼が所属する「LOW HIGH WHO? PRODUCTION」(ローハイフー)を主宰するParanel(ネル)さんは、音楽仲間であり、仕事のパートナーであり、かけがえのない親友でもある。真摯(しんし)に言葉を発信し続ける2人にその出会いの物語を聞いた。物語のような出会い ネルさんは、ミュージシャン&プロデューサーとしてだけでなく、画家として、映像作家として、アニメーターとしても活動する多彩な人だ。主宰するローハイフーは、クラブ文化は苦手ながらも、音楽としてのヒップホップを愛する人たちが集う新しいコミュニティー。2006年の創設から9年目で、30人ほどのアーティストが所属している。 ゴメス君は立ちあげ間もない07年からローハイフーの大ファンで、不登校だった頃にもネットの更新を楽しみにしていたという。一方、ネルさんにとってもゴメス君は気になる存在だったそうだ。「高校RAP選手権なんかの噂を聞いてネットで写真をみたら、顔がすごく良くて…。人に何か与える顔だと思った」と告白する。当時、まだゴメス君は長いトンネルの中にいたらしいが、「僕はまず音楽よりも先に、人間を好きになってしまうんです」というネルさんにはピンとくる何かがあったのだろう。 ちょうどゴメス君を一躍有名にしたラップ「人間失格」が発表され、「そろそろアルバムつくろうか」と連絡をしたネルさんに、ゴメス君は「いつでも死ねるので生きている間、尽くします」と、ひたすら感謝の言葉を記した長文のメールを送ったという。「あの時は不思議な引力があったね。物語みたいな感覚がある」と、ネルさんは穏やかにほほ笑む。話を聞いていると、出会うべくして出会った、必然だったと思うほかない。磁石のS極とN極のようにひかれ合ったのだろう。2人の会話はとても面白い。音楽にとどまらず、食べ物の好き嫌い、生き方、自閉症と、会話のテーマは脈絡なくコロコロと変わる。斬新だったり、哲学的だったり、バカバカしかったり…。聞いていて飽きない。勉強にもなる。 「自分を許せば世界も」 気づくと、2人の年齢差は13歳。だが感じさせない。本人同士も全く感じないという。自閉症のアーティストとプロダクションの主宰者と聞くと、ネルさんがゴメス君の支援者のように思うかもしれない。それは見事に裏切られる。「レコーディングの途中でつい僕が寝てしまって、起きたらゴメスがいなくなっていて、置き手紙があった。その内容に感動したので今でも宝物としてとっている」と、ネルさん。意外なことも聞いた。スケジュール管理などはゴメス君のほうが得意で、ほとんど自分で管理しているのだという。2人はお互いに支え合っている。 「出会ってからゴメスは著しく変わった」と、ネルさんは目を細める。「人を守る意識が高くなったというか。周りの人のことをすごく大切にしている。それに、すごく、すごく、感動する」。ゴメス君自身も、自分の変化を意識している。「僕なんか死んでいるようなものなんで、生きようとしている人を守りたい」と話す彼の瞳は強い光を放つ。 実はゴメス君は長い間、「どうせ楽しく生きられないんだったら、生きてること自体が資源の無駄遣いだから死んだ方がいい。エコじゃない」と、自分を許せず苦しんできた。今や大注目される20歳のアーティストとは思えないネガティブな言葉だが、「エコじゃない」と表現するところが彼らしい。何かしら“かわいらしさ”が見え隠れするのだ。 そんな彼を救ったのが音楽だった。「自分を許せると、世界も許せるから、楽なんです」。今、彼は「人のために何かする、苦しむのが好き」と言い切る。「自分のことで悩むのは無駄。悩んでも仕方がない。でも、人のことで悩むのは無駄じゃない」。 あふれる言葉を書き留めたノートの文字も、丸くなったのだとネルさんが教えてくれた。ノートには考えたこと、思いついた言葉、そして出会った人たちの寄せ書きが記されている。何年後かには、きっと宝物になるだろう。 インタビューの後に残ったのは、あたたかい愛だった。やさしさだった。(女優、一般社団法人Get in touch代表 東ちづる/撮影:小野寺宏友/SANKEI EXPRESS) 【ガイド】 「生きること」について考えていた軌跡がうかがえる、GOMESSの2ndアルバム『し』が3月18日リリース。 4月2日のWarmBlue Day「MAZEKOZE LIVE」にも出演(午後6時15分~9時、東急プラザ表参道原宿6F「おもはらの森」、入場無料)【産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/150325/lif1503250026-n1.html 】出逢いはやはり必然と感じさせますね。そして生かされていることの意味も考えさせられます。🌠
2015年03月25日
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会話が成り立たない…確認すべき子供の「発達障害のサイン」3つうちの子大丈夫…?入学前にチェックしたい「発達障害のサイン」5つ早いもので、もうすぐ入学の季節。入学するお子さんをお持ちのママ達は、準備で大変な時期だと思います。ランドセルやノート類、筆箱などの準備はできても、子ども自身の準備は大丈夫ですか? どの親御さんも、入学の時には心配のタネが尽きないとは思いますが、うちの子、他の子達と違いすぎる、まだ読み書きもできない、あまりにも落ち着きがない、全く友達ができない、靴のひもを結べない……などと気になったことはありませんか? もしかしたらそれは発達障害のサインなのかもしれませんよ。そこで今回は、英語圏の情報サイト『Web MD』を参考にして、入学前にチェックすべき、“子どもの発達障害のサイン”を5つご紹介しますね。 ■1:友達がいない幼稚園や保育園に通っていた時に、あなたのお子さんにはお友達がいましたか? もし、いつもひとりぼっちでいることが多かったのだとしたら、ただ単にシャイなだけではないのかもしれませんよ。発達障害の子どもは、笑顔が少なく、人と目を合わせたがらない特徴があるといいます。 ■2:興味のあることなどを他の子と共有できないあなたのお子さんは、自分で興味のあることを、他の子と共有していますか? それとも自分のからに閉じこもっていますか? 発達障害の子どもは、他人に興味を示しませんので「何してるの?」と親が覗き込んでも、怒ったり逃げたりしてしまうとか。 ■3:他人の気持ちがあまり理解できない発達障害の疑いがある子どもは、他人の気持ちを理解しにくい特徴があるといいます。他の人が悲しんでいても、苦しんでいても、怒っていても、理解しにくいそうです。また、普通の人には考えられないくらい自己中心的で、かんしゃくを起こすと手に負えなくなることもあります。 ■4:会話が成り立たないお子さんとの会話で、おかしいな、と思ったことはありませんか? 会話というものは、普通お互いがしゃべりますよね。でも、発達障害の疑いのあるお子さんは、会話が一方通行になったり、持続できなかったり、突然全く関係のないことを話し始めたりします。 ■5:人の話を聞いていない見た目にはちゃんと聞いているようでも、実際にはなにを聞いていたか、まるで分かっていなかった、ということがしばしばありませんか? 発達障害の子どもは、集中してひとつのことをすることが苦手。すぐ気が散ってしまって、話が聞けないのです。 以上、入学前にチェックすべき“発達障害のサイン”を5つご紹介しましたが、いかがでしたか? お子さんに思い当たる症状はありませんでしたか? 今後の学校生活をスムーズに過ごさせるためにも、気になる点がありましたら、入学の前に一度お医者様にご相談くださいね。【livedoor http://news.livedoor.com/article/detail/9910126/ 】 就学時に気がつけばいいのでしょうが、意外に見過ごされて大人になってしまっている人も多いのでしょうね。🌠
2015年03月24日
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自閉症の息子には仕事が必要でした。だから私が作りました アメリカのフロリダ州にあるこちらの洗車サービス「ライジング・タイド」。従業員たちが楽しそうに、そしてとても丁寧に車を拭いています。 この洗車サービスは一人の父親によって設立されました。ただのビジネスではなく、自分の息子と、彼を育てた奥さんへの想いを形にした、家族のためのビジネスです。彼の願いとは自閉症の息子に社会的な役割を与え、また世話をしてきた奥さんの負担を減らしたいということでした。こちらが社長のジョンさん。 私はアンドリュー(息子)に、ただ家に座って、家族が出ている間に他の人に世話をされたりはしてほしくありませんでした。彼にはちゃんとした人生を持って欲しかったんです。仕事を持って、自分と同じような友だちを持って欲しかったんです。この洗車ビジネスはアンドリューのような自閉症を持つ人たちにとっても答えを与えてくれますし、また彼らをずっと世話をし、一番の苦労をしてきたお母さんたちに対しても答えになっているんです。 アンドリューさんとお母さん。育児において、彼女の役割はとても大きかったと語るジョンさんはつい涙で声が詰まってしまいます。 こちらはお兄さんのトムさん。「自閉症の人が持つ細部への興味、反復運動への関心は私たちのビジネスにとって非常に大きなアドバンテージだと考えています。」43人の従業員のうち35人が自閉症スペクトラム障害を抱えているそうです。しかし彼らのその個性が、洗車ビジネスにとっても大きなメリットになっているのですね。 (アメリカでは)自閉症スペクトラム障害を持つ人は22歳になり教育課程が終わると、突然することがなくなってしまいます。アメリカでは自閉症スペクトラム障害を持つ大人のうち9割が仕事を持っていないそうです。 従業員の多くはここに来る前は未来に対してそれほどの期待も目的も持っていません。しかしここで働いて自分の仕事ぶりが素晴らしいと褒められ、客を幸せにし、給料と良いチップをもらえるようになると、彼ら自身も自分自身の可能性に対してオープンに考えるようになります。(トムさん) 「ここで働くのはすごい大好きです。」と語るアンドリューさん。ライジング・タイドでは一日に300台以上の車を洗車するとのことです。ビジネスとしても上手くいっているようですね。 Meet the Gutsy Dad That Started a Car Wash to Help His Son Find Purpose via [YouTube]素晴らしい試みですね。我が子の仕事がなければ、、自ら作る。心強い話ですね。🌠
2015年03月23日
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「自閉症の人々が新しい可能性を開くために」自閉症の子を持つ父親が作ったアプリに込められた願い 自閉症の子を持つペンシルベニア州の父親が、障害を持つ人とその家族を助けるアプリを開発中だ。アプリは「オーティズム・ヴィレッジ」と呼ばれ、トファー・ワーツ氏が開発している。このアプリでは自閉症の子供を持つ家族がレストラン・博物館・公園・行楽地といった場所をレーティング(採点)したり、その場所についてレビューを書くことができる。その際に「自閉症への親和性」に基づいて評価を行えるのが特長だ。親和性とは、自閉症の人々に対して与える居心地の良さ、親切さのことだ。ワーツ氏は48歳の父親で、彼の13歳の息子も自閉症を持っている。その経験から、オンライン上の資金調達サイト「キックスターター」にこのアプリを開発のためのページを作ることを思いついた。彼は、2015年の夏にはアプリを発表できる見込みだとハフポストUS版に語った。【The Huffington Post http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/20/autism-village-app_n_6907376.html 】自閉症村の親和性への評価、改善に構築が重なり、アプリ上ばかりではなく、いずれ理想の村が実現する日が来ることを願うばかりです。🌠
2015年03月22日
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創業61年 約3000アイテムを扱う食品メーカービールのおつまみや子供のおやつに長く愛されている「カルパス」を製造販売しているのは、株式会社カネタ・ツーワンという会社。この会社、宮城生まれなのだそうです。カルパス以外にも、海苔や珍味などを主に取扱い、全国どこのスーパーでも置いていないお店はないのでは?というほどの普及ぶり。この会社、元々は昭和28年志津川で海苔の行商として創業した会社。昭和40年に事業拡大のため、拠点を仙台に移し、現在では3000種類以上の商品を取り扱っています。そんなカネタの主力商品である「カルパス」。よく似たものに「サラミ」がありますが、その違いは「主原料」!サラミは、豚肉と牛肉を使っているのに対し、カルパスは豚肉・牛肉・鶏肉も使っているとのこと。ちなみにサラミはイタリア発祥。カルパスはロシア発祥。見た目にはほとんど違いがないため、カネタでは長さを変えて間違えないようにしているのだそうです。カルパスのほうがちょっとだけ長め!ぜひ次の晩酌の時に確かめてみてください。そんなカルパスの製造工程を社会科見学です!まずは、原料の肉をミンチ状にし、豚脂肪と混ぜて調味料で味付け。コラーゲンでできた皮に肉を詰め、150cmの長さにカット。1日熟成させた後、燻煙・加熱し、半日乾燥させた後に4cmの長さにカットすると、私たちが普段目にするあのカルパスが完成します。手軽で気軽なおつまみでありながら、細かく切ってパスタやピザ、サラダのトッピングにするのもおすすめとのこと!意外と本格的な工程を経て製造されていることにもびっくりでした......! 【タウンネット 宮城 http://j-town.net/miyagi/news/localtv/197291.html】「カルパス」って、サラミだったんですね。コラーゲンが豊富なのは嬉しいけど、この低価格で求めやすいのも魅力ですね。🌠
2015年03月22日
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自閉症の不思議な世界(3) 凸凹が引き寄せた出会い「コミュニケーションが苦手」と説明されることも多い自閉症だが、実際に会ってみると、それはマジョリティー側の一方的な価値観による思い込みではないかと気づかされる。独特の感覚や視点をもつ、魅力的な人が多いからだ。今回は、その魅力で互いを引き寄せ合ったカップルを紹介したい。一緒になれば、面白い 村上由美さんは、主に言葉の発達が遅れている子供や家族などのサポートを行うプロの言語聴覚士だ。実は彼女も4歳まで言葉をしゃべっていなかったという。「人間の言葉が重要な音声情報だと認識できていなかった。絵本は読めていたので文字と音をつなげることで、言葉が認識できるようになった」と話す彼女は、4歳ごろから「自分は他の子と違う」と意識しており、6歳で自閉症を告知された。 一方、パートナーの真雄さんは遅刻が多い、不器用、友達ができないといった特徴があり、いじめられたが、マイペースに生きてきた。30歳を過ぎ仕事や人間関係に行き詰まりを感じた頃、アスペルガー症候群(知的障がいのない自閉症)とわかった。まだアスペルガーという言葉が今ほどメジャーではなかった1997年、「当事者から発信できるものを作りたい」との動機で「アスペルガーの館」というホームページを立ち上げた。 「アスペルガーの館」を知った由美さんが真雄さんにメールを出したのが、2人の出会いだ。「子供の時に自閉症とわかったと聞き興味を持ち、一緒になれば面白いかなと思った」と話す真雄さんだが、由美さんと出会ったことで、アスペルガーに対する好奇心はうせてしまったのだという。「彼女と僕もかなり違うので、アスペルガーというくくりに意味がないと思った」。結局、アスペルガーの館の掲示板の管理は、由美さんが引き継ぐことになった。由美さんは真雄さんのことを、「たいたい族なんです」と苦笑い。「やりたい、したいことしかしないから、後始末は私がやるしかない」。「しっかりした妻で、ありがたいです」とフォローする真雄さんは、ウェブと出版を一つの技術で行うソフトウエア開発の会社を立ち上げたばかり。由美さんのサポートを受け、二人三脚で会社経営に取り組んでいる。スペックを補い合う 聴覚障がい者のくらげさんと、あおさんの出会いもインターネットだ。補聴器マニアのオフ会で知り合い、くらげさんがひとめぼれ。「なぜつき合った?」の問いに、あおさんは「面白いから」と即答する。実際に、お互いの特性もネタにしてしまう2人の会話は、おなかを抱えて笑ってしまうほど面白い。だが、音や光が苦手な感覚過敏があったり、人の顔が判別できなかったり、こだわりが強かったり、自閉症の特性が強いあおさんの生活は容易ではない。「自分のスペックがよくわからない」とあおさんはポツリ。「お釣りの計算ができなくて、いつも10円がキャッチ・アンド・リリースされてくる。いくら使えばいくら残るのかがわからないから怖くてお金が使えない」。一方のくらげさんは宵越しの銭は持たないタイプで、あるだけ使ってしまうため、通帳やキャッシュカードはあおさんが預かっている。「尻に敷かれているのは私なんです」と、くらげさんが言うと、すかさずあおさんが「座り心地は悪くないです」。熟練の漫才師のよう 2組どちらもジグソーパズルの凸凹がカチッとはまるようにしっくりくるカップルだと思う。だからといって「思いやり合っている」とか、「愛し合っている」とか、そういうことではない。何だろうこの感じ…と考えていたら思い当たった。熟練の漫才師だ。独特のテンポ。声を張ることなく、力の抜けた感じのボケと鋭いツッコミ、言葉足らずの相方の説明のフォロー、ポロリとこぼれ落ちたような言葉も拾い、みごとネタにする。クスクス笑いの中に、時折ドカンとした笑いも入れてくる(笑う私たちを「何がそんなにおかしいの?」と見る顔がまたいい)。 ちょっとしたスリルある会話もスパイスになっていて、上品でセンスがいい笑いなのだ。しかも、その会話から、その人それぞれの自閉症という特性も自然に伝わってくる。教えられている感がないのでスッと入ってくる。 それぞれの障がいからくる日常の「生きづらさ話」も満載だ。深刻だからこそ、独りじゃない方がいいのだとも思った。だからといって、もちろん誰でもいい訳じゃない。めぐり会うって、運、不運も確かにあると思うので、凹凸の磁力で引き合い、運命の赤い糸を手繰り寄せた2組なのだろう。(女優、一般社団法人「Get in touch」代表 東ちづる/SANKEI EXPRESS)【 産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/150319/lif1503190016-n1.html 】素敵な出逢い、ほっこりしますね。人間誰も一人で生きてはいけませんからね。🌠
2015年03月21日
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デイサービス理事長が知的障害児に暴力か 大崎市で知的障害児のデイサービス施設を運営するNPO法人「笑(わ)が家」の男性理事長が施設利用者の一部に暴力行為を繰り返していた疑いがあるとして、県と大崎市は17日、施設を立ち入り調査した。暴力や暴言については施設スタッフが16日、具体例を挙げた報告書を市に提出。県と市は調査で理事長、スタッフの双方から事情を聴いたとみられる。 河北新報社が入手した報告書によると、理事長は昨年夏以降、自閉症の児童の頭を手でたたいたり、知的障害児の両腕をつかんでふすまなどを力任せにたたかせるなどの行為を繰り返してきた。施設外活動では、児童がごみ箱からペットボトルを取り出して口にくわえるのを制止せずに見ていたという。 報告書に署名した女性スタッフは「理事長は(落ち着きをなくした)児童の両足首をつかんで逆さに持ち上げたり引きずったりもした」と証言。昨年8月には自閉症児が理事長に首を押さえ付けられて叫び声を上げ、別の自閉症児がパニックに陥り、なだめようとした人の顔を殴ったという。 理事長は河北新報社の取材に「暴力を振るった覚えはない。首を押さえたりしたケースについては事情を県や市に説明する。足を持って引きずったのは『戦いごっこ』だった」と話した。大崎市社会福祉課は「報告書の記述の事実関係を調べている」と説明した。 「笑が家」は2013年7月設立。現在は幼稚園から小学6年までの男女9人が利用登録し、1日平均5、6人が放課後などにデイサービスに通っている。【河北新報http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150318_13042.html 】同NPO法人の法人内容が掲載されているHPhttp://fields.canpan.info/organization/detail/1546645985まだ設立したばかりの施設。子どもたちの笑顔を目論んでつけた「笑が家」なんでしょうが、まさかの想定外がまた起こってしまいましたね。🌠
2015年03月20日
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きょうだいの痛み、理解を 「発達障害ある子、支えたい」反響編 2月1日付「孫のフシギ/発達障害ある子 支えたい」には、読者から切実な声が相次いで寄せられました。障害のある子だけでなく家族にも支えが必要だと、専門家は指摘しています。障害児をきょうだいに持つ子どもの思いや、両親の一方にも障害のあるケースについて考えます。■「あなたが大事」と伝えて《香川県多度津町の堀家秀子さん(66)は、重い身体障害のある次男(35)を育ててきた。その経験から「元気な兄弟姉妹には、周りの人たちもたっぷりの愛情を注いでください」と手紙を寄せた。 理学療法、作業療法、言語療法と、次男のためにできるだけのことをしようとした。同居の祖父母には、よく長男(41)の世話を手助けしてもらった。長男は学校から帰ると、いつも「お母さんは?」と聞いていたという。「次男に手がかかったので、自分には目が向いていないように感じたのでしょう」。まっすぐ育ったのは、祖父母の存在があったからこそと感謝している。》 十分なスキンシップ、愛されているという実感。明星大の吉川かおり教授(社会福祉学)は「障害児のきょうだいは、成長に必要なものが不十分になりやすい。自尊感情が育ちにくい傾向があります」と話す。親の関心は障害児に向きがちで、日常生活でも障害児が優先されることが多いため、力を存分に発揮できる体験が不足しやすいという。 「他人を頼ったり、相談したりするのが苦手な傾向もある」と吉川さん。親に「ボタンが留められない」と助けを求めたのに「自分でできるでしょう」と言われた、といった経験を通して、頼った自分に罪悪感を持つこともある。 吉川さんは親に対し、「障害児をきょうだいに持つ子どもの心の痛みを理解して」と呼びかける。障害についてわかりやすく説明するだけでなく、抱きしめて「あなたは大事な子」「あなたは悪くないよ」などの言葉を添えてほしいという。子どもは誰でも自分が一番になりたいもの。1日まず30分、向き合うよう助言している。 祖父母に期待されるのは、親を補助する役目だ。例えば、寂しい思いをしている子に「お母さんがいつも出かけているのは、あなたが嫌いだからじゃない」と伝える。ただし、親とコミュニケーションを十分にとりながら。親が「自分はダメだ」と傷つく恐れもあるからだ。 また、祖父母にも外部の支援を求めるようすすめる。「障害の有無にかかわらず、子育ては親や祖父母だけでは担えない。補い切れない時は外部に援助を求めてほしい」 支援の動きも広がっている。「きょうだい支援を広める会」のサイト(http://www.geocities.jp/hiromeru_2014/)に、全国の支援プログラムや団体が紹介されている。[apital http://apital.asahi.com/article/story/2015031600005.html]障害の有無に関わらず、子育ては親は祖父母だけでは担えない。まさに、情報社会、抱え込まない勇気が必要です。それは、老々介護に関しても同じことが言えます。孤立しない暮らしが求められますね。🌠
2015年03月19日
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自閉症薬開発へ北大教授ら起業社会性や意思疎通能力の発達が遅れる「自閉症スペクトラム障害」について、北海道大などの研究を活用して治療薬を作ろうと、関係者が札幌市に研究開発を行う企業を設立した。 2017年前半には臨床試験に入りたい考えだ。 この企業は「スカイシーファーマ 」(https://www.facebook.com/pages/Skysea-Pharmaceutical-Inc-%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%9E/599821770148772)で、北大の周東智教授や金沢大の東田陽博特任教授が研究している「オキシトシン」というホルモンを活用する。資本金500万円で、新エネルギー・産業技術総合開発機構の研究開発型ベンチャー支援事業に採択された。 実験用試薬会社代表取締役を務める小上裕二さんが社長に就任、周東、東田両教授が顧問となった。昨年、周東教授らの研究成果を基に特許を1件出願しており、16年にかけて追加の特許を複数出願した上で臨床試験に入るという。 東田教授は「大学がオキシトシンを医薬品として開発するには資金、人材、制度の面で限界がある。きちんとした組織で開発するため設立した」と話した。【読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150311-OYTNT50002.html 】先立つものがあれば後は新薬の開発でしょうが、果たして自閉症薬というものは生まれるのでしょうかね。大学関係者の起業だけに、期待したいところです。🌠
2015年03月18日
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(いま子どもたちは)少年院:1 無縁の道と思っていた 「多くの人に迷惑をかけました。少しでも社会に貢献できるよう努めます」 「人を傷つけるのではなく、人を守る男になります」 東京都八王子市の丘陵地にある多摩少年院で1月15日、成人式があった。全国52の少年院の中で浪速少年院(大阪府)と並んで国内最古となる92年の歴史があり、収容人数は最大規模だ。在院生は、10代後半~20歳すぎの約150人(1月現在)。非行内容は、窃盗と詐欺、傷害で約6割を占める。 今年は約50人が成人する。式に出席した少年たちは、30秒以内で誓いの言葉を披露した。 「生まれ変わるためのラストチャンスをものにして、幸せな人生を切り開きます」 冷たい雨が降りしきる日だった。底冷えのする体育館で、丸刈りの男性が次々と壇上に登る。紺色のスーツは少年院で借りたものだ。 「自分に負けるな!」。大きく息を吸い込んでから、そう叫んだ男性もいた。 「20年間、中途半端な人生でした。時間はかかるかもしれないけど、必ずお父さん、お母さんを幸せにすることを誓います」 「迷惑をかけてしまったママへ。必ず親孝行するので待っていて下さい」 体育館で息子たちを見守る約70人の保護者からは祝いの言葉が寄せられ、司会役の教官が代読した。 「今は自信をつけるとき。頑張れよ。おやじより」 「一人前の大人として、自分の人生を切り開いていってほしい。帰りを楽しみに待っています。母より」 「進んで良いことをしなくていいです。悪いことだけはしないで下さい。これからもそばで応援していきます。ママより」 1時間余りの式典の間、少年たちは姿勢を正し、硬い表情を崩さなかった。 その中に、すらりとした長身のAさんがいた。関東地方でフリーターをしていた10代後半のとき、詐欺グループの犯罪に加担した。 「大切な人たちと笑える人生を目指して、真っすぐ進んでいくことを誓います」 * なぜ、人をだましたのか。 記者が多摩少年院の一室で面会したAさんは、ひざまであるベンチコートを脱ぐと四角くたたみ、そっと椅子の下へ置いた。「大雑把な性格。家では服は脱ぎっぱなしでした」。語り始めたAさんは、話し方も表情も穏やかだ。 「犯罪とは無縁の人生だと思っていました」 大学受験がうまくいかず、高校卒業後は実家で両親と暮らしていた。「特にお金が必要なわけでもなかった」が、飲食店でアルバイトをした。服や装飾品を買ったり、友達にボウリング代をおごったり。そんな毎日を送っていたという。 夏が終わるころ、2年続けていたバイトをやめた。今後のことを、なんとなく友人に相談した。 「仕事、どうしようかな」「紹介してくれる知り合いがいるよ」 「どんな仕事?」 「よく分からないから、聞いてみなよ」 友人が知り合いの男に電話すると、さっそく会おうと誘われた。待ち合わせは国道沿いのコンビニエンスストア。姿を見せた若い男の腕に、入れ墨がちらりと見えたことを、Aさんは覚えている。 男は「仕事を探してるの? お金がよくて楽な仕事なんだよね。事務所に住み込みで」と切り出した。 Aさんは「考えておきます」と答え、携帯電話の番号を交換した。本当は、すでに断るつもりでいた。住み込みはきついから無理だと思った。ただ、「厚意で持ってきてくれた話だし、オブラートに包んで断ろう」と考えた。それが、あいまいな返事につながり、「無縁」だと思っていた世界に入るきっかけになった。 数日後に男からかかってきた電話で紹介されたのは、「現金を受け取る仕事」。それからAさんが警察に逮捕されるまで、そんなに長い時間はかからなかった。(岡田昇) ◇少年たちは、なぜ非行に走ったのか。どうやって立ち直るのか。多摩少年院を訪ねた。 ■窃盗、傷害・暴行が半数 少年少女の非行内容 少年院に収容されるのは、おおむね12~20歳未満の少年と少女。犯罪白書によると、少年の非行内容は、約3割が窃盗、約2割が傷害・暴行だ。少女の場合は、傷害・暴行と窃盗で半数近くを占めるほか、2割近くが覚醒剤取締法違反となっているのが特徴的だ。 少年院は矯正教育施設で法務省が所管する。集団生活の中で、社会に適応できる健全な少年に育てるのが目的。面接やグループワークを通じて規則正しい生活を指導し、職業訓練もさせる。 少年院には4種類あり、年齢や非行程度などによって収容先が分かれる。原則、16歳未満は初等少年院、多摩少年院のような中等少年院には16歳以上が入る。16歳以上で非行を繰り返した場合などは特別少年院。精神的、身体的に著しい疾患があれば医療少年院となる。家庭裁判所の決定で、23歳(医療少年院は26歳)未満まで収容が延ばされることもある。 戦後、非行が増えた時期には、それぞれ特徴があるという。立正大学の村尾泰弘教授(非行臨床)によると、1950年代までは戦後の混乱・復興期で、貧しさによる盗みなどが多い。60年代はベビーブーム世代が10代後半となり、遊興費欲しさの非行が目立つ。80年代前半は校内暴力。2000年ごろには、西鉄バスジャック事件など、特に問題を起こさなかったような少年が突然起こす凶悪事件が頻発したという。 少年院などを舞台にした不良少年、矢吹丈が主人公のボクシング漫画「あしたのジョー」の連載が始まったのは67年だった。【朝日デジタル http://digital.asahi.com/articles/DA3S11655456.html?_requesturl=articles%2FDA3S11655456.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11655456】 人生とは、まさに、まさかの連続なのかもしれないです。最近とみにそう感じます。それでも生かされていることの意味を追求し、自分と向き合っていくことなんでしょうね。🌠
2015年03月17日
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自閉症薬開発へ北大教授ら起業社会性や意思疎通能力の発達が遅れる「自閉症スペクトラム障害」について、北海道大などの研究を活用して治療薬を作ろうと、関係者が札幌市に研究開発を行う企業を設立した。 2017年前半には臨床試験に入りたい考えだ。 この企業は「スカイシーファーマ 」(https://www.facebook.com/pages/Skysea-Pharmaceutical-Inc-%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%9E/599821770148772)で、北大の周東智教授や金沢大の東田陽博特任教授が研究している「オキシトシン」というホルモンを活用する。資本金500万円で、新エネルギー・産業技術総合開発機構の研究開発型ベンチャー支援事業に採択された。 実験用試薬会社代表取締役を務める小上裕二さんが社長に就任、周東、東田両教授が顧問となった。昨年、周東教授らの研究成果を基に特許を1件出願しており、16年にかけて追加の特許を複数出願した上で臨床試験に入るという。 東田教授は「大学がオキシトシンを医薬品として開発するには資金、人材、制度の面で限界がある。きちんとした組織で開発するため設立した」と話した。【読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150311-OYTNT50002.html 】先立つものがあれば後は新薬の開発でしょうが、果たして自閉症薬というものは生まれるのでしょうかね。大学関係者の起業だけに、期待したいところです。🌠
2015年03月16日
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「介護に疲れた」発達障害の長男殺害、容疑で80歳母親逮捕同居する長男を殺害したとして、大阪府警旭署は15日、殺人容疑で、母親で大阪市旭区高殿、無職、栢森敞子(かやもり・しょうこ)容疑者(80)を逮捕した。長男には発達障害があり、栢森容疑者は「介護に疲れ、将来を悲観した」と供述、容疑を認めている。 逮捕容疑は同日午前、自宅2階の居間で、長男で無職の稔さん(54)を何らかの方法で殺害したとしている。同署によると、同日午前7時ごろ、栢森容疑者が別居する長女(52)に「稔を殺した」と連絡。旭署員が駆けつけると、稔さんが居間の布団の上で死亡していた。栢森容疑者は「タオルで首を絞めた」「手で口をふさいだ」などと説明しており、同署が詳しい死因を調べる。【http://www.sankei.com/west/news/150315/wst1503150050-n1.html】とても残念なできごとがまた、起きてしまいましたね。社会一丸となって取り組んでいかないといけない問題ですね。🌠
2015年03月15日
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