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2013.08.16
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カテゴリ: マチュピチュ旅行

2013年4月9日(火)。
このツアーも9日目になった。
今日はクスコから東南方向にいくつものインカ遺跡が点在する広大な谷「聖なる谷」を回るのだ。

朝、ホテルを出てマチュピチュ村のアグアスカリエンテス駅よりペルーレイルでオリャンタイタンボ駅へ向かう。

途中、インカ道を行く一団を車窓より発見。
インカ道トレッキング

反対方向から村の若い女性たちがすれ違って下りてきた。
インカ道を下って来た女性たち

次の停車駅には大勢の登山客がいた。
ここからインカ道・トレッキング・ツアーが始まっているようだ。
ツアー・ガイドと思しき若い男たちが大きなザックを背負っていた。

ただし、テントやシュラーフ、そして食事はすべて公認ガイドが用意してくれるとのこと。

列車はずっとウルバンバ川沿いを走っている。
川幅が広くなったウルバンバ川
相変わらず濁った泥水の急流である。
この辺りは川幅が拡がっていた。

乗った列車は終点のボロイ行きだったのだが、急に途中のピスカクーチョ駅で打ち切りということになってしまったとガイドがいう。

窓の外にはきれいな豚が草むらにいた。
農夫とブタ君
そこへ農夫がやって来て、豚を連れて行った。
どうもこれはペットの豚のようだ。

そうこうするうちに、列車はオリャンタイタンボまでは行くようになったという。
やれやれ!

オリャンタイタンボ駅にはインカレイルの列車も来ていた。
インカレイルの列車が来ていた

もう一つはマチュピチュ・トレイン。

駅には観光客目当てに土産品売りの人たちが大勢来ていて、盛んに品物をアピール。
オリャンタイタンボ駅にて

駅を出るとお土産店がずらりと並んでいた。
その内の一つの店に2匹の猫がいて、1匹が寝ている猫の上に前足を置いて前後させていた。
下の猫は気持ちよさそうに目を細めている。
指圧マッサージ猫ちゃん
大笑い
道路脇では3輪タクシーが車内を清掃していた。
車体の後ろには、大きな荷物をくくり付ける棚もある。
ペルーのタクシー
ペルーでタクシーというとこのような車が多いようである。

程なく来たバスに乗り、着いたところはオリャンタイタンボ村の中央広場。
オリャンタイタンボ村の中央広場

後に見える岩山にはオリャンタイタンボ遺跡がある。
でも今回のツアーではそこへは行かず、これから民家の見学に行くのだ。

広場の綺麗なお店
広場には綺麗な店が並んでいる。
きっと遺跡の観光で村も潤っているのだろう。
道の向こうには遺跡の一部が見えている。
この遺跡はスペインの侵略者を撃退させた堅固な砦だったのだそうだ。

村の中の細い路地を行く。
片側には水が流れている。
村の細い路地を行く

塀の上に変わったサボテンが生えているところもあった。
塀の上の変わったサボテン

とある1軒の家へガイドが案内してくれた。
庭には、インカの織物などのみやげ物も置いてある。

石の叩きの上には鳥の親子がいた。
何鳥なのだろう?
親鳥がヒヨコたちをしっかり見守っている。
親鳥と雛
人間も鳥も、子を思う心は同じだ。

家の中に案内される。
中は暗い。
ライトアップされたところにいたのは、モルモットと同じ仲間のクイ。
別名をテンジクネズミという。
沢山いる!
家の中で飼っているクイ(テンジクネズミ)
鼠なのにそばにいる猫は知らん顔で歩いているのも面白い。
このクイの肉は珍味なのだそうだ。
だからここにいるのは家畜として飼われているのだろう。

天井からはトウモロコシの束と共に鳥や小さな獣がぶら下がっていた。
天井からぶら下げらた鳥や獣

壁が黒く煤けているので、ここで燻製のような処理をしているのだろうか。

そしてまた、壁の上の方には神の御遣いとして敬われているコンドルが祀られていた。
壁に祀られたコンドル

バスまで村の中を歩いて帰る。
途中、白い綺麗な家の庭に団扇のような形のサボテンが沢山実を付けていた。
南イタリア シチリア島で良く見たインドイチジクのようにも思う。
バスに戻る途中で
この白い家に掛かっている表札を見るとここは陶芸工房。
良い土を見つけて、山の遺跡を眺めながらイメージをふくらませて創作に励んでいるのかも。

昼食はこの綺麗なレストランで。
昼食のレストランの庭

ホテルにもなっており、各部屋の入口には素朴な絵が描かれた素敵なランプ・シェードが取り付けられていた。
素朴な絵のランプ・シェードが

外ではインカ衣装の人たちが何か手芸作品を作っているようだ。
庭にはインカの人たちがいた

食事はもちろんフォルクローレを聴きながら。
左端の人はヴォーカル。
よく通る綺麗な声だった。
今まで聴いた中では一番うまかったように思う。
フォルクローレの演奏サービス
右端の人は、笛を2本咥えての演奏。
汽車のピーポーピーポーというような音を表現していて面白かった。
ルネサンス時代のヨーロッパ絵画でリコーダーを2本咥えて演奏しているのはあるのだが、演奏を聴くのは初めてだった。

昼食後はまたこの雄大な聖なる谷を走り、途中寄り道をしながら今夜の宿泊地ウルバンバへと向かう。





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Last updated  2013.08.16 14:32:54
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Re:南米世界遺産紀行12日間 旅行記19(インカの聖なる谷へ)(08/16)  
kokutanflute  さん
列車の行先変更、おおらかというか日本とはかなり違いますね。

マッサージ猫って楽しいですねぇ~~。
Mitchさんには珍しい・・・顔文字発見(笑)。
三輪タクシーも自然に優しい人力タイプのようですね。

のどかな環境に9日目のご滞在でリラックスできますね。
当方今まで長期の旅に出たことが有りません。
行っている間に仕事が無くなりそうで・・。
最近はどうにか息子に頼れるようになりましたが。
(2013.08.17 14:21:57)

Re[1]:南米世界遺産紀行12日間 旅行記19(インカの聖なる谷へ)(08/16)  
Mitch29  さん
kokutanfluteさん
>列車の行先変更、おおらかというか日本とはかなり違いますね。

あれだけの広大かつ雄大な風景に接していると、小さなことにくよくよしなくなりますね。

>マッサージ猫って楽しいですねぇ~~。

面白い猫ですね。

>Mitchさんには珍しい・・・顔文字発見(笑)。

最近あまり使わなくなっていました。


>のどかな環境に9日目のご滞在でリラックスできますね。

本当に素晴らしい風景に出会って、思い切って出て来て良かったなぁと思いましたね。

>当方今まで長期の旅に出たことが有りません。
>行っている間に仕事が無くなりそうで・・。
>最近はどうにか息子に頼れるようになりましたが。

たまには息子さんに全部お任せしてみるのも良いと思いますが、如何でしょう。

(2013.08.17 20:06:55)

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