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Jan 6, 2023
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私たちが目にする「色」ってのは全部、光が反射して見えてるものですね。

簡単な例で云うと、蛍光灯と白熱電球、またLED照明だって電球色から昼白色まであります。
つまり光に色がついてると、それに照射された「物」の色も違ってくるのですね。


「白」か「黒」の色合いを数値的に表現するのが「色温度」と云う単位で、太陽光や自然光、照明などの光源が発する光の色を表すための尺度のことです。
例えばPCモニターの色だって炎の温度と同様に、画面は温度が低いと赤っぽく表示され、高いと青っぽく表示されます。
一般的にPCモニターは色温度が高く、白色が青っぽく表示されるんですね。
同じ液晶を使っていても、PC用のディスプレイとTVでは設定してる色温度が違います。
だいたいPC用だと6,500K(色温度の単位)ですが、TV用は日本の放送規格で9,300Kが基準となっていて、PC用に比べて高い色温度設定になってます。


ところがアメリカの放送規格では色温度の基準がPCと同じ6,500Kとされてるし、ハイビジョンの国際規格も6,500Kなんです。
つまりTVで観る邦画と海外から入ってきて仮に色修正してない洋画では色温度が違うので肌の色なんかは微妙に違って見えるのですね。
では、プロの映像制作者はどのようにして色温度を基準値にしてるのか。
先ず作業場所の照明の問題があります。

ほとんどの場合、作業場所の照明は蛍光灯かLEDライトですが、色の調整に「適した蛍光灯」と「適さない蛍光灯」があるんですね。
一般的に売られている蛍光灯の大半は「適さない蛍光灯」です。

こうした蛍光灯は光のスペクトルが大きく偏っているので、モニター画面と印刷用紙を見比べたとき、発色にズレが生じてしまいます。
そのため「色評価用蛍光ランプ」と云うものをプロは導入してます。
それとともにPCで作業するディスプレイの色管理も重要になってきます。
私たちがPC用モニターを買ってきたら、ほとんどの人は色温度の調整をせず、そのまま使うケースが多いでしょうが、前述のようにPCモニターは色温度が高いので、実際に撮った動画や写真と同一の画像を観てるとは限らないのですね。

プロの場合はディスプレイだと、外光の影響が少なくなるよう「遮光フード」で覆ったり、キャリブレーションと云って、モニターの色温度を正しく修正してます。



普通の人の環境だと、ディスプレイを外光が差し込む部屋に設置してることが多いでしょうから、天候によってキャリブレーションが無意味になってしまうのでそのまま使うしかないワケです。
まぁ、例えここまでやっても、SNSなんかでは観る人の環境によって色の再現は左右されるのでアマチュアはそんなに気にしなくてもいいんですけどね。
しかし、カメラは例えアマチュアでもちゃんとキャリブレーションしておかないと、撮ったものが実物とまったく違う色になってしまいます。
それが最も顕著に出るのが人物の肌の色でしょう。
カメラに「ホワイトバランス」の調整って機能が備わってる機種がありますね。

たいていのカメラは撮影シーンを判別してホワイトバランスを自動で調整してくれる「オートホワイトバランス」機能が備わってます。
ほとんどの場合、カメラの初期設定はこのオートホワイトバランスに設定されてるのですね。

大抵の場合はこれでOKなんですが、撮影環境によってはオートではうまく修正できない色目になってしまうこともあります。
特に電球下での撮影では顕著でしょう。
こんなときは、カメラの設定で「ホワイトバランス」メニューを選んで、適切な環境光に設定すれば修正されることが多いです。

そして、それぞれのカメラのホワイトバランスは、さらに微調整をすることができます。
あらかじめセットされているホワイトバランスをさらに細かく設定することで、より見た目と同じ感覚の写真が撮れるのですね。
ホワイトバランスの調整だけだったら安いチャートが売られてます。
このチャートを実際に撮る環境に置いて、カメラの調整をするのですね。
白紙を使ってもいいですが、とにかく撮影環境が変わる度に調整しないとイミはありません。
ところが光源によってホワイトバランスの調整だけでは見たままの色再現がムツカシイこと多いです。
なぜかと云うと、人間の視覚のホワイトバランス機能の範囲を超えてムリやりホワイトバランスをとるようなことになるので、実際の見た目と全然違う見た目の写真になってしまうことがあるからです。
そのためプロやハイアマチュアは色見本ツールである「カラーチャート」を使います。

カラーチャートは24色の正方形を配列した無光沢のカラーチェック板のことです。
写真業界や印刷業界では、X-rite製のカラーチャートがよく使われますが、こんな大きなモン持って撮影に出かけるのはチョットですよね。
X-rite にももっと小型のポケットサイズのカラーチャートがありますが、ポケットサイズだったら「Spyder Checkr Photo」のカラーチャートの方が利便性が高いです。
使用法は、被写体と一緒にカラーチャートを入れて撮影し、次にカラーチャートを外して本番撮影をします。

PCの画像編集ソフトでカラーチャートを入れた写真を開きます。
グレー点の設定が可能な編集ツールでカラーチャート内の20%のグレーをクリックするとホワイトバランスが補正されて正しい発色が得られるのです。
この補正値を保存してからカラーチャートを外して撮影した本番用の写真を開き、補正データを適用すれば正しい発色に補正できるというわけです。


この方法は特に人物撮影や商品撮影によく使われます。
撮影のときカラーチャートに均一に光をあてることと、ハレーションをおこさない注意が必要です。
またカメラの撮像素子が生成した画像データを加工しない状態で記録するRAWモード撮影が必須なので、RAWモード撮影の備わってないカメラでは使えません。

また、このカラーチャートの表面を手で触ると、微妙に劣化するのでタッチはご法度。
それでも自然劣化があるので、2年くらいごとにカラーチャートそのものの交換も必要です。
Spyder Checkr Photo のカラーチャートで2万円くらいするから、こりゃあプロでもないかぎりなかなか手が出ませんね。
オマケの動画。
昨年公開されて大ヒットになったトム・クルーズ主演の映画「トップガン マーヴェリック」。
トム・クルーズの相手役、ジェニファー・コネリーが魅力的だったですね。
さて、このトップガン マーヴェリックの主題歌「Hold My Hand」を歌ってるのはレディー・ガガ。
きょうは彼女の魅力満載の歌声を聞いてください。

Lady Gaga - Hold My Hand (From “Top Gun: Maverick”) [Official Music Video]





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Last updated  Jan 6, 2023 05:33:14 AM
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