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2004年05月20日
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【トップ本来の仕事は、昨日に由来する危機を解決することではなく、今日と違う明日をつくり出すことである。それゆえ、常に後回しにしようと思えばできる仕事でもある。 -ピーター・ドラッカー】 

 ところで、管理者と経営者の違いは何でしょうか?
 いろいろな定義がありますが、わかりやすく表現すれば、社内の問題を解決し、現状を維持・改善するのが管理者の役割。それに対して、今とは違うまったく新しい明日を作り出すのが経営者の役割と言えます。

 今のあなたがどちらの立場であるにせよ、「優先順位」と「劣後順位」という言葉を知っておきましょう。

 やるべきことの大切さや急ぎ具合などから順番をつけるのが「優先順位」。その反対に、やってはならないこと、やめようと思っていることの順番を決めるのが「劣後順位」です。

 会社の経営者である場合でも、自分会社の社長である場合でも、「熱い経営」を実現するためには、今とは違う、別の状態を招きこみ、引き寄せる必要があります。「優先順位」を決めて、どんなに忙しいスケジュールを上手にこなしてみたところで、「劣後順位」の意識が乏しいならば「熱い経営」は実現しません。

 ある酒屋の社長は、月末になるとお客さんのお店を回って自分で集金していました。

「それは社長ご自身がこれからもやることですか?」と私が尋ねると、しばらく考えてから「できれば銀行振込にしてもらうか、営業マンに任せたいけれど、お客さんから何か言われそうで・・・」と言います。決断がつかなかっただけなのです。

 本来やるべきじゃないのだが意思に反してやってしまっている、こういうジレンマを断ち切る決断が重要です。冒頭のドラッカーの名言にもあるように、経営者本来の仕事は、今日と違う明日を作り出すことなのです。



「私は、わが社は、何をしてはならないか?」を決めましょう。まずは、「やめたいことリスト」を作って、あなたの「劣後順位」づくりの判断材料にしましょう。

【ぽんぽこ先生 解説】
経営者は、戦略を策定する際に『やらないこと』を決める必要があります。同様に、経営者の仕事においても、『やらないこと』を決める必要があるのです。

しかし、中小企業の経営者はこれが苦手です。

なぜでしょうか?

それは、仕事を他人にまかせることができない、すなわち『他人を深く信頼すること』ができないからです。

しかし、それでは経営者としての器を大きくすることはできません。

信頼は、ある意味でスキルです。何回もチャレンジして習得していくものです。

ですから、最初からできなくてもかまわないのです。

一回、一回チャレンジしていきましょう。

そうすれば、『信頼する』というスキルが上達していくでしょう。その結果、他人に仕事を割り振ることができ、あなたは、得意なこと・やるべきことに集中できます。



【深い信頼】

この言葉を今日は胸に刻み生活してみましょう。

きっと、器の大きいあなたのまわりには、たくさんの協力者があらわれることでしょう。

わかりましたか?

では明日。






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最終更新日  2004年05月20日 01時41分18秒
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