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2026.07.22
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カテゴリ: 政治経済

三橋TV第1201回で、イギリス産業革命期の「地獄の競争社会」について解説しましたが、資本主義、つまりは、

「資本(工場)などを投じ、生産性を高める」

 経済モデルは 、政府が規制をしない限り、

「富める者(いわゆるブルジョアジー)はひたすら富み、貧しき者(いわゆるプロレタリアート)はひたすら貧しくなる」

格差拡大社会にならざるを得ません

 これは、普遍的な話です。

 もちろん、「だから共産主義だ」ではなく、 「だから議会が規制をする」が正解 (今のところ)なのですが、エンゲルスが共産主義に走った気持ちはわかります。当時は、ブルジョワジーの政治力が強すぎたため、

「プロレタリアート独裁しかない」

 になってしまったわけですね。

 ところで、結局、マルクス経済学は「主流派」になれませんでした。というか、 マルクスは「プロレタリアート独裁下の経済で誰が投資をし、生産性を高めるのか?」について回答を示していない のですが(できないから)、「自由主義」「市場原理主義」の主流派経済学(いわゆる古典派経済学)がマシかといえば、そんなことはない。

 古典派経済学は、基本的には「資本家に沿う」形で発展しました。

 だからこそ、 政府の規制を嫌い、さらにはインフレを嫌う。 インフレを嫌うあまり、財政均衡主義や、中央銀行の「国家からの独立」を叫ぶわけです。

 つまりは、 デフレこそ彼らの求める経済環境 なのです。

 デフレに陥ると、今の中国(あるいは少し前までの日本)を見ればわかりますが、労働者が買い叩かれる。労働者は、生存のために最悪の環境下で低賃金の労働を強いられる。 人件費が削減され、利益が増える。 利益は、配当金や自社株買いの姿を取り、株主に分配される。

 さらには、資産の価値がデフレによる物価下落で上昇する。というか、 資産価値が目減りしていかない。

 働く人々は、実質賃金の下落に苦しみますが、「富める者」はすでに資産を持っているのです。保持している資産の価値が何もしなくても上昇していくのがデフレ期です。

 古典派経済学がデフレ対策を持たず(デフレは貨幣現象で~す、などと間違った対策は言うのですが)、それどころか「良いデフレーション」などといった意味不明論が登場するのは、本人たちが意識しているのかどうかは知りませんが、やはり資本家と経済学者が利益を共にしているためなのでしょう。

 そういえば、 ミルトン・フリードマンは、いわゆる「財界」に最も絶賛された経済学者 でした。

​=========​==================続く========================

記事タイトル: 資本主義の普遍的な話

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Last updated  2026.07.23 16:39:00
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