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2004年07月29日
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カテゴリ: あの頃
現在TVで、森村誠一原作の「人間の証明が」放映されています。


もう20年以上前にこの原作が映画化されたときに、映画のヒットともに世に広く知れた、劇中出てくる、この言葉。
「母さん 僕の帽子 どうせたんでしょうね」というフレーズに、当時私のなかに過の記憶が思い起こされたものです。

原作も読んだこともなかったし、これが西条八十の詩ということも勿論知りませんでした。

実は同じような光景に出合った事があるのです。
どうです?羨ましいでしょう!?羨ましくもないか・・

私の母親の実家は、その頃住んでいた町からバスで1時間ほどの、山間に深く入ったところに在し、年に何度か母の里帰りに連れて行かれたものです。

その日は、私の服装や帽子とその風景から、おそらく初夏だったように思われます。小学校の低学年でした。



バスは小さな町を、走り出すまもなく離れ、もう田舎道。
私は開け放った車窓から、やや身を乗り出し、心地よい風にあたりながら移り行く風景を楽しんでいました。

バスはのんびりしばらく走った頃
私が被っていたその帽子が、バスがカーブに少し傾いたか、同時に強い風が吹いたかで、ふいと私の頭から離れて向こうの田んぼの方に飛んでいったのです。

その帽子は麦藁帽子ではありませんでした。

薄い水色の布生地で、周囲がひさしの(今は見ないけど、当時は子供は結構していたような気もする)、しかも思い出してもこっけいな、白いゴムバンドがついていて、帽子がとれないようにそれを伸ばして顎に留めるものでした。
そういえばよく幼稚園児がしている・・いやあれとも違うな
あれよりまだずっといいやつ。
しかし今の子はかっこ悪くて絶対しないような・・

その時、私はその細くて白いゴムバンドをそのようにしていなかったのです。

吹き飛ばされた帽子は田んぼに落ち、見る見る後方に遠ざかっていきました。もうあとは、バスのなかでその帽子のことと、気付かない母親に言い出せないまましょんぼり。



あの夏の日の思い出でした。







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Last updated  2004年07月30日 07時09分12秒
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