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2024年12月02日

百草八幡宮で、椎の実拾い。

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カテゴリ：花・植物・動物・自然

２０２４年１２月１日（日）

とうとう１２月です。
今日はお天気も良く風もないので、古い記憶をたどって椎の実のありそうな所へ出かけます。
京王線百草園駅で降りて、若山牧水が愛したという美しいお庭のある「百草園（もぐさえん）」の前を通りすぎると、長い階段の上に古いお社があるんです。

百草園は、今紅葉の真っ盛り。
平日でも訪れる方がいっぱいです。
でも今日の狙いは、椎の実拾い。
もう少し奥まで歩みを進めます。

とはいっても、私の古い記憶はいったい何十年前のものでしょうか？

果たしてお社は今でもそこにあって、椎の木はあるのでしょうか？

ありました、お社。
百草八幡宮と書いてありました。
でも私の記憶のお社は、もっと小さな木造建築だったんだけど・・・。

そのお社の前のご神木。

これが巨大な椎の木でした。
このご神木の前に立て看板があり「百草のシイノキ群は、スダジイやシラカシ、アラカシ等で構成されており八幡宮境内ににかけて群生している・・・・・」と書かれておりました。
ここにはどんぐりの木はなく、落ちているのは全部椎の実です。

風が吹くと椎の実が枯葉と共にパラパラとおちてきて、拾っても拾っても拾いきれないほどでした。

お社のほかに、以前はなかった建造物が。

阿弥陀如来像が、保管されているようです。

立て看板合には、「国指定の重要文化財」であること、建長２年（１２５０年）にここにあった「真慈悲寺」の僧が、源氏一門の願いを受け天皇や幕府の安穏泰平や子孫の平安を祈って建立したと書いてありました。
阿弥陀如来像の背中に掘られた背銘。

椎の実拾いが、思い掛けない歴史散歩になりました。

足元には、拾いきれないほどの椎の実が落ちています。
食べるのは夫と二人なので、欲張らないことにして引き上げました。