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みなさん、こんにちは。やっと出張から帰ってきました。今回は海外に行っていましたので、いかに日本の受験勉強がむなしいものかを実感しました。しかし、日本ではこれしかないのですよね・・・・・ (転載開始)タミフル効かないインフルエンザ、初の集団感染… 治療薬「タミフル」が効かないインフルエンザウイルスによる集団感染が、横浜市内で先月発生していたことが、同市衛生研究所の調査で分かった。 タミフル耐性ウイルスによる集団感染は、国内では初めてで、世界保健機関(WHO)に報告された。 耐性ウイルスが広がる中、新型インフルエンザが発生すれば、タミフルに耐性を持って流行する可能性があるため、別の治療薬を備蓄するなどの対策が必要になる(読売新聞)。 (転載終了) ついに世界一タミフルを使いすぎの日本から耐性ウイルスが出ました。当たり前の結果といえば当たり前ですね。耐性に備える?なんて馬鹿なことを言っていますが、タミフルを使用しなければ事態を複雑化させることはないのに・・・・・・不思議です。アメリカの銃乱射事件もそうですが、医薬品が起こす副作用は本当に怖いのですね。
February 28, 2008
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みなさん、こんにちは。 娘が発熱でダウンしました。塾で遅くまで勉強しているので、免疫力が低下しているのでしょう。こんな小さいときから勉強ばかりしないと生き残れない社会って、何か間違っている・・・・いや、勉強させる親である私が間違っているのでしょう。 (転載開始) 抗ウイルス薬で感染せず? スイスのエイズ論文が波紋 【ジュネーブ20日共同】抗ウイルス薬による治療を受けたエイズ患者とコンドームなしで性交してもエイズウイルス(HIV)に感染しない-。スイス政府のエイズ問題に関する委員会が発表した論文に、世界保健機関(WHO)などのエイズ対策関係者が「感染予防活動に支障が出かねない」と神経をとがらせている。 同委員会がこのほどスイスの医学雑誌に寄せた論文によると、スペインやブラジルで調査した結果、半年以上、抗ウイルス薬の投与を受けたエイズ患者がコンドームを使用せずに性交しても、相手がHIVに感染する事例はほとんどなかった。同委員会は「同じ条件の数千人のスイス人にとって朗報」と位置付け、避妊具などによる感染予防策が不要になる可能性に言及した。 一方、WHOと国連合同エイズ計画(UNAIDS)は「セーフセックス」を強く推奨する共同声明をあらためて発表。欧州委員会のキプリアヌ委員(保健担当)もスイスのメディアに「このような調査で間違ったメッセージを発信してはならない」とくぎを刺した。 エイズ問題をめぐっては昨年、UNAIDSなどの報告書で世界の感染者数の推計値が大幅に下方修正されたことなどを背景に、感染予防活動の「緩み」を警戒する声もある。WHO関係者は「抗ウイルス薬がエイズ患者の(他人への)感染力を弱めるのは当然だが、コンドームなしの性交を勧めるのは時期尚早」と指摘している(共同通信社)。(転載終了)これは、本当に医薬品を飲んでいたというだけの要因が関係しているのかをちゃんと解析しないと(難しいでしょうが)こんな安易なコメントを出すのは問題です。 研究者は少しでも論文の数を増やさないと生き残れないので、こんなものでも発表するという台所事情は分かります。しかし、一体何のための論文なのか?9割以上は無駄な論文(無駄というのは、製薬会社の宣伝や立身出世のための勇み足論文)です。しかし、この論文の内容。エイズを蔓延させることにしか寄与しないでしょう。臓器移植がしたらよいから、節操のない生活習慣を続けて臓器が悪くなってもよいという考えと同じですね・・・・
February 23, 2008
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みなさん、こんにちは。インフルエンザのシーズンですが、以前このブログでご紹介したようにイソジンのうがいは全く効果がないことが報告されました。人の思い込みほど怖いものはない・・・・・・ (転載開始) 風邪予防にヨードうがい-水道水なら効果あるのに... プライマリケアの現場で、風邪予防として患者にうがいを奨励するケースは多い。院内感染の予防のため、診療時間が終わった後などに自らうがいをする人も多いのではないか。だが、ヨード液を薄めてうがいをしても、風邪の予防にはならないことが無作為割付試験で明らかになっている。 京大保健管理センター所長の川村孝氏らは2002年から03年の冬、全国18地域のボランティア387人を「水うがい群」「ヨードうがい群」「うがい介入なし群」の3群に割り付け、2カ月間にわたって、風邪の発症を追跡。発症の有無は、症状のグレードをスコア化することで、客観的に判断した。 結果は、うがい励行の介入をしなかった群と比較して、水うがい群で風邪の発症者が40%減少した(ハザード比0.6)のに対し、ヨードうがい群では有意な減少は見られなかった。使用したうがい水別にみた風邪予防効果の違いヨード液うがい群とうがい介入なし群との間には、発症率の有意な差は観察されなかった。一方、水うがい群はうがい介入なし群に比べ、有意に風邪の発症が減少した。(出典:Satomura K. Am J Prev Med.2005;29:302-7)一方、水道水で効果がありながら、ヨード液で効果がなくなったことに対しては、ヨード液が粘膜の常在菌叢を破壊したためか、粘膜を構成する細胞が傷害され、水道水と比べて感染が成立しやすくなったのではないかと川村氏は考察している。 今回の研究は被験者に介入内容を知られてしまうため、完全に厳密な研究とまではいえない。これに対し川村氏は「被験者も私たちも、ヨードうがいが一番効くと思っていたのにそうではない結果が出たということから、思い込みによるバイアスは少ないのではないか」と話す。 うがいは歴史をたどると室町時代の文献に記述があるほど古来からの文化で、語源は長良川の「鵜飼」。日本固有の風習で米国や隣の韓国ですら行われていない。そのため、日本人はヨード液が効かないことを驚くが、外国人は水うがいに風邪の予防効果があることの方を衝撃的に受け止めるようだ。「この試験結果から、今後は、風邪予防のためにうがいをしなさいと、日本の文化として自信を持ってアドバイスすることができる」と川村氏は話している(日経メディカル)。(転載終了)うがいするなら、水道水で十分。傷の消毒も私は水道水で十分と思っています。(都会の水道水は塩素が多すぎて、消毒作用が強すぎるこらいです。)しかし、うがいが日本独特の習慣だとは驚きでした。そういえば、ヨーロッパを始め世界の他の国では水は貴重な資源。日本のようにじゃぶじゃぶ水を使える環境が羨ましいかもしれませんね。
February 22, 2008
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みなさん、こんにちは。最近、鼻詰まりが強くなり、点鼻薬も少ししか効果がなくなってきました。物理学者、心理学者であるアーノルド・ミンデルによれば、症状は私たちの広大な無意識の現れだといいます。自分の症状をもっとよく感じて「気付き」があればよいのですが・・・・・(転載開始)難治性疼痛に抗うつ薬有効 福岡大と九州大が確認 異常な痛みが続く慢性の病気で、治療法がなかった「神経因性疼痛(とうつう)」に、既存の抗うつ薬が有効であることが、美根和典(みね・かずのり)福岡大教授(心身医学)や井上和秀(いのうえ・かずひで)九州大教授(神経薬理学)らの研究で明らかになった。 神経因性疼痛は痛みの直接の原因がなくなった後も激痛が続き、患者数は世界で約1500万人。開発に時間もお金もかかる新薬ではなく、既存の薬による治療に道を開く成果として注目される。 治療効果が確認された抗うつ薬は「パロキセチン」(商品名パキシル)。神経細胞から放出された神経伝達物質セロトニンが再び細胞に吸収されるのを妨げる「SSRI」というタイプの薬だ。 神経因性疼痛の発症メカニズムは長年の謎だったが、井上教授は2003年、脊髄(せきずい)にあるミクログリアという細胞の表面で情報伝達にかかわるタンパク質「P2X4」が、発症に関与していることを明らかにした。 P2X4の働きを抑える薬を探し、パロキセチンの効果を発見。神経因性疼痛の状態にしたラットに投与すると痛みが大幅に軽減することを確かめた。 美根教授らの研究チームは、井上教授らの研究とは別に2000年以降、神経因性疼痛の患者にパロキセチンによる治療を実施してきた。これまでに患者33人のうち約8割で痛みが軽減した。SSRIに属する抗うつ薬でもパロキセチン以外は効果はなかった。 美根教授は「パロキセチンは立ちくらみなどの副作用がないので高齢者にも使いやすい。すべての患者に効くわけではなく、どのような患者に有効なのかを調べる必要がある」と話している。▽神経因性疼痛 神経因性疼痛(とうつう) 事故や手術、帯状疱疹(ほうしん)などにより痛みを伝える神経が傷つくことで、痛みの直接の原因がなくなった後も激痛が続く病気。主な症状には、やけるような痛みが続く「持続性疼痛」や、エアコンの風など軽い刺激で痛みを感じる「アロディニア」がある。鎮痛剤やモルヒネも効かない難治性だが、長い年月を経て自然に治ることもある(共同通信社)。(転載終了)パロキセチンは、SSRIという抗うつ薬の中でもダントツに自他殺・焦燥感などの副作用が多く報告されている医薬品です。日本は私を含めて英語ができない人がほとんどですので、欧米で起こっている問題も日本ではまったく話題にもなりません。これがどの分野でも10年以上は先進国に遅れている(技術だけは世界一ですが・・・)原因でしょう。 さて、このような神経因性疼痛を緩和する効果はどのくらいなのでしょうか?リスク/ベネフィットで考えてもベネフィットが大というのであれば、パロキセチンの投与も考慮されるでしょう。現実的には、高齢者に限るべきで、若年者には用いるべきでないでしょう。
February 20, 2008
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みなさん、こんにちは。うちのラブは見知らぬ人でも尻尾をふって歓ぶ場合もあれば、知っている人でもいきなり吠えて飛び掛りそうになる場合もあります。何がその行動を分けるファクターになっているのでしょうか? (転載開始) iPS細胞がん化の危険低く 京大チーム 人工多能性幹細胞(iPS細胞)が、細胞にもともとあるがん遺伝子を活性化させずに作成できることを、山中伸弥・京都大教授らの研究チームが確認した。再生医療への応用では、神経や心筋などさまざまな細胞に分化が可能なiPS細胞のがん化の可能性の排除が課題となっている。 また、皮膚細胞だけでなく、マウスの胃や肝臓の細胞からの作成にも成功した。米科学誌サイエンス(電子版)に15日、掲載される。 山中教授らは昨年、遺伝子の活性化に関与する4種類の遺伝子をレトロウイルスを使って皮膚細胞内に入れ、ヒトiPS細胞の作成に成功した。 レトロウイルスは細胞の染色体に入り込む性質があり、iPS細胞になっても導入した遺伝子はそのまま残る。 iPS細胞ができる仕組みは不明。がん遺伝子の近くにレトロウイルスが偶然入って活性化させてiPS細胞になる可能性があり、確認が必要だった。 山中教授らはマウスの胃や肝臓の細胞から、iPS細胞を作成。いずれもレトロウイルスが入る場所が皮膚から作ったものより少なく、研究に利用した。 作成した4種類のiPS細胞でレトロウイルスが入った場所を調べると、いずれも入った場所は異なり、がん遺伝子など、特定の遺伝子をレトロウイルスが活性化して、iPS細胞ができるのではないことが判明した。 山中教授は「今後も安全性の確認を進めていきたい。また、レトロウイルスが特定の場所に入らないとiPS細胞にならないとしたら臨床応用の最大の妨げになるが、そうでないこともわかった」と話している(毎日新聞社)。(転載終了)今話題のiPS細胞。これは人工的に作成した幹細胞という、あらゆる組織の細胞に変身可能な未熟な細胞です。ウイルスの遺伝子を入れただけで、このような変化が起こるのですから不思議です。私たちもウイルスに感染していますが、一部の細胞ではこのようなiPS細胞ができている可能性がありますよね。やはり一部はガンになったりするのではないでしょうか?ガンになるならないという後ろ向きな議論より、ガンになっても対処できる方法を考えるほうが有益でしょう。
February 18, 2008
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みなさん、こんにちは。 今朝は冷え込みましたね。最近、やっと「地球温暖化」に対する反論文や著作が出るようになりました。アルゴアの本は自分とバックアップする財閥のための「都合よい真実」でしょう(笑)。石油財閥と原発利権財閥の争いに私たち一般ピープルは巻き込まれずに静観しておきましょう。 (転載開始)ビタミンが癌に伴う疼痛に有効である可能性 【オーランド 1月28日】高力価のビタミン、メラトニンサプリメント、その他の補助的治療法が、進行膵臓癌患者の多くにみられるやっかいな疼痛および倦怠感の緩和に有効である可能性が新しい研究で示唆されている。 「疼痛と倦怠感はこのような患者らにとって非常に大きな問題である」と研究者であるCancer Treatment Centers of America(イリノイ州ザイオン)の統合医学部門副責任者であるTimothy C. Birdsall, MDは述べる。 「多くの患者がひどい痛みのために鎮静されてしまう用量の麻薬を必要とする場合も多い。倦怠感が強いために起き上がったり、動き回ったりすることができない患者も多い。このような患者は一日の大半を座った状態や、ベッドに横たわった状態で過ごしている」とBirdsall博士はWebMDに語る。 ビタミンが疼痛管理に有効 Birdsall博士らは、進行膵臓癌で、化学療法を受けた患者(一部の患者は放射線療法も併用)50例を対象とした試験を実施した。 被験者はすでに疼痛のため麻薬および抗炎症薬の投与を受けていた。「倦怠感のためにできることはまったくない」とBirdsall博士は述べる。 被験者50例中36例は、主として緑茶抽出物、メラトニン、高力価マルチビタミン(ビタミンC 1,000mgおよびビタミンE 400国際単位以上を含む)からなる補助療法を受けた。 試験開始時には、補助的治療を行った群では、疼痛が耐えられる範囲と判定された被験者は40%であり、6ヵ月後には67%で疼痛が耐えられる範囲となった。対照的に、補助的治療を行わなかった群では、開始時に疼痛が耐え切れる範囲であったのは35%で、6ヵ月時にはこの数字が22%に低下したことが本試験から明らかになった。 補助的治療によって倦怠感が緩和 被験者に対し、倦怠感を0(倦怠感なし)から100(「最悪の衰弱性の倦怠感」)の100ポイントスケールで評価するよう求めたとBirdsall博士は述べる。 ビタミンまたは他の補助的治療を行った被験者の試験開始時の倦怠感評価の平均は55ポイントであり、3ヵ月後には35ポイントに低下し、6ヵ月間の試験中、この状態が持続した。 対照的に、補助的治療を行わなかった被験者の倦怠感の評価は、開始時に平均45ポイントであり、6ヵ月後には65ポイントに上昇した。 「膵臓癌患者において、補助代替療法によって倦怠感が改善し、従来の麻酔薬による疼痛管理の有効期間が延長する可能性がある」とBirdsall博士は述べる。 この知見は、American Society of Clinical Oncologyと他の3つの有力な癌治療団体の共催によるGastrointestinal Cancers Symposiumの年次総会で報告された。 治療が倦怠感の原因となりうる メイヨークリニック癌センター(アリゾナ州スコットデール)の臨床部門副部長であるLeonard Gunderson, MDは、通常、頑固な疼痛は癌自体によって引き起こされるとWebMDに語る。また膵臓癌患者の約50%では癌の治療に用いられる薬剤または放射線によって倦怠感が引き起こされるとGunderson博士は述べる。 補助的治療は従来の治療法と併用した場合に有用である可能性があるとGunderson博士は述べるが、「これらを標準的療法の代用とすることには意味がない」と付言している。 また、補助的治療の中には癌治療の有効性を低下させる可能性があるものもあるため、補助的治療を行っている場合は、医師にその旨を伝えるべきであるとGunderson博士は述べる(WebMD )。 (転載終了)これは生化学という基礎医学では当たり前のことです。痛み物質は、細胞のミトコンドリアによって傷害を受けたときに産生されますが、ミトコンドリアをしっかり働かせるにはビタミンが必要となります。ビタミンCも核に作用することで間接的にミトコンドリアの働きを援助します。医療機関でビタミンがなぜ処方されないのでしょうか?また医薬品と非医薬品を恣意的に分ける必要はどこにあるのでしょう?根本的な疑問が浮かびますね・・・・
February 15, 2008
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みなさん、こんにちは。久しぶりに週末はゆっくりできました。3つばかりアメリカの映画を見ましたが、筋書きはさておき英語のよい勉強になりました。 (転載開始)厳格な血糖値管理で死亡リスク上昇、ACCORD試験で 目標血糖値を引き上げて試験継続へ米国国立衛生研究所(NIH)の傘下にある国立心肺血液研究所(NHLBI)は2月1日、心血管リスクが特に高い2型糖尿病患者を対象に北米で進行中の大規模無作為化試験ACCORDにおいて、血糖値管理の目標値をヘモグロビンA1c値6.0%未満に設定したグループで有意な死亡率上昇が見られたため、厳格な血糖値管理を中止したと発表した。 これまでの結果を分析したデータ安全性監視委員会からの勧告に基づく決定だ。厳格管理群の目標値を標準治療群と同じ7.0~7.9%に引き上げて、試験自体は計画通り2009年6月まで継続する予定。 2型糖尿病患者の心血管死亡のリスクは、同様の人口統計学的特徴を持つ非糖尿病患者の2~4倍だ。患者には、非致死的な心筋梗塞や脳卒中のリスク上昇も見られる。 これまでに行われた研究は、血糖値を健常人のレベルまで引き下げることにより、糖尿病患者の心血管イベントが減少する可能性を示唆していた。その真偽を確認する無作為化試験が必要となり、ACCORD(Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes)試験が設計された。 ACCORD試験の目的は、心血管イベントリスクが特に高い2型糖尿病患者において、現在の推奨値よりさらに低い血糖値を目指す厳格な血糖値管理戦略が、心血管イベント(心筋梗塞、脳卒中または心血管死)減少をもたらすかどうか調べることにあった。 米国とカナダの77カ所で行われている試験は、平均10年の2型糖尿病歴をもち、心血管疾患の危険因子(高血圧、抗コレステロール値、肥満、喫煙など)を2つ以上持つ、または、心疾患の既往がある40~82歳(平均年齢62歳)の2型糖尿病患者を登録。ベースラインのA1c値の平均は8.2%だった。患者は標準治療(5123人)と厳格管理(5128人)に無作為に割り付けられた。それぞれ目標とするA1c値は、厳格管理群が6%未満、標準治療群は北米における目標値と同等から少し高めを目指し7.0~7.9%に設定。 主要アウトカム評価指標は、初回の主要な心血管イベントで、特に非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、心血管死亡に焦点が当てられていた。 厳格管理が中止された時点の追跡期間の平均は約4年だった。厳格管理群の全死因死亡は257人(1000人当たり年間14人)、標準治療群は203人(1000人当たり年間11人)。差は、被験者1000人当たり年間3人だった。 これまでに行われた他の臨床試験では、このレベルの心血管ハイリスク患者の死亡率は今回よりさらに高かった。また、一般に特にハイリスクの患者の死亡リスクは1000人当たり年間50人といわれる。 厳格管理群のA1cレベルの平均値は標準治療群より低く、約半数が6.4%未満を達成していた。一方、標準治療群では、約半数が7.5%未満になっていた。 ロシグリタゾンの有害事象の件があったため、特定の薬剤とリスク上昇の間の関係について詳細な分析が行われたが、これまでのところ、有意な関係は見いだされていない。 厳格管理群の多くは米国食品医薬品局(FDA)の承認を得ている抗糖尿病薬の併用により目標を達成していた。この試験では、メトホルミン、チアゾリジン系薬剤(主にロシグリタゾン)、インスリン、スルホニルウレア、エクセナチド、アカルボースといった全てのクラスの糖尿病治療薬を被験者に投与してもよいことになっていた。なお、ACCORD試験は、厳格管理または標準治療により血糖値の管理を行いながら、血中脂質プロファイルの改善(スタチンのみとスタチン+フィブラートを比較)、または、血圧管理(収縮期圧120mmHg未満と140mmHg未満を比較)が、心血管イベントに及ぼす影響も評価している。5128人の厳格血糖降下群と5123人の標準値両群がそれぞれ4分され、血圧の目標値120mmHg、140mmHg、スタチンのみ、スタチン+フィブラートに割り付けられていたが、今後は全員が標準治療による血糖値管理を受けながら、これまで通り血中脂質量と血圧の管理を受けることになる。 今回の結果が、診断から間もない2型糖尿病患者や、心血管リスクが低い患者に当てはまるかどうかは不明だ。しかし、得られた結果は、様々な特性を持つ糖尿病患者それぞれが目標とすべき血糖値の判断に役立つ可能性がある。 NHLBIの発表を受けて、米国糖尿病協会は迅速にリリースを発表、これまで通りA1c値は7.0%未満を目標とするよう呼び掛けた。実際に米国では、糖尿病患者の半数以上でA1c値は7%未満に管理されており、これにより得られる利益(合併症リスク低減など)は害を上回ることが示されていると述べている。 日本糖尿病学会は、ヘモグロビンA1c値5.8%未満がコントロール優、5.8~6.5%未満がコントロール良、6.5~7.0未満を不十分、7.0~8.0未満を不良、8.0%以上を不可、としている。(転載終了)米国糖尿病協会も慌てているようです。血糖も厳格に管理しすぎると、コレステロールと同様に死亡率が上昇してしまいます。血圧が高めの人には、血圧を標準に下げると、めまいや吐き気を訴えられることは日常経験しているとことです。統計学的に定量化することはあくまでも一つの指標としてとらえるべきで、それをEBMをたてに金科玉条のごとく死守することは愚の骨頂でしょう。EBMをまったく無視する人と同じですね。
February 12, 2008
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みなさん、こんにちは。関東ではまたもや積雪のようです。地球温暖化はどこに行ったのやら・・・・ (転載開始) 未知のウイルスが原因か 移植直後の3人の死亡 オーストラリアで臓器移植を受けた後に相次いで死亡した3人の患者から、未知のウイルスを新しい手法で発見したと、米コロンビア大などのチームが6日、米医学誌に発表した。 チームによると、昨年4月、1人の男性から肝臓と腎臓の提供を受けた40代と60代の計3人の女性が手術4?6週間後に、脳炎を発症して死亡した。病院で組織培養やDNA検査で病原体を特定しようとしたが、何も見つけられなかった。 チームは、生物のゲノム(全遺伝情報)を解読するための高性能配列解読機を駆使し、患者の遺伝子から未知の配列の遺伝子断片をふるい分けた。この断片から作られるタンパク質を既知のタンパク質と比較するなどしたところ、これまで知られていないアレナウイルスの一種と判明した。 このウイルスは遺伝子配列の特徴からアフリカや欧州、アジアなどに起源があることが判明。臓器提供者は南欧の農村地帯などを3カ月間旅行して、帰国10日後に脳出血で死亡しており、この間にウイルスに感染した可能性があるという。 チームは「今回の解析手法は、謎の感染症の原因を突き止めるのに有効だ」としている(共同通信社)。(転載終了)臓器移植という究極の対処療法も感染というファクターはどうしようもありません。未知のウイルスがあるからです。 脳内出血の原因が高血圧などではなくて、ウイルスといったら皆さん驚かれるでしょう。現代医学は分からないことだらけで、いくら研究しても分からないことが分かるだけです。しかし、そうやって今までの常識を覆していくプロセスがあることが現代医療の救いですね。多くの民間医療はそれがかけているために、やはり現代医療の方が信頼できます。現代医療をベースとして学問を横断的に見てい姿勢が医師には必要でしょう。
February 9, 2008
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みなさん、こんにちは。2月らしい天候になってきました。関東では雪ですね。スキー場はさぞかし歓んでいるでしょう。 (転載開始) 日本初となる経口禁煙補助薬の製造承認 2008年1月25日、日本初となる経口禁煙補助薬のバレニクリン酒石酸塩(商品名:チャンピックス錠0.5mg、同1mg)が製造承認を取得した。適応は、「ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙治療」である。これまでわが国の禁煙治療では、ニコチンを含有するガム製剤(OTC薬、商品名:ニコレット)と貼付剤(商品名:ニコチネルTTS)が、ニコチン代替療法における禁煙補助薬として使用されていたが、経口剤は存在しなかった。 近年、喫煙習慣の本質がニコチン依存症であるという認識が高まっている。欧米諸国ではかねてから、ニコチン依存症を「再発しやすいが、繰り返し治療することにより完治しうる慢性疾患」と捉え、一部の国では禁煙治療に保険が適用されてきた。日本でも、ようやくニコチン依存症が新たな治療対象疾患として認知されるようになり、2006年の診療報酬改定で「ニコチン依存症管理料」が新設された。これにより、「禁煙治療のための標準手順書」(作成:日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会)に従って治療すれば、ニコチン製剤を用いた外来禁煙治療に保険を適用することが可能となった。 ただしニコチン代替療法は、ニコチンによる血管拡張作用のため、副作用として頭痛やめまいなどを生じることがあるほか、不整脈や虚血性心疾患などの患者には使用できない。また貼付剤は、肌がかぶれやすいといった欠点も指摘されていた。 今回、製造承認を取得したバレニクリンは、ニコチン性アセチルコリン受容体の部分作動薬である。ニコチン受容体は、ニコチンが結合するとドパミンが放出され、強い快感や報酬感をもたらす。これがニコチン依存の原因とされる。バレニクリンは、ニコチンに代わってニコチン受容体に結合することで、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する切望感を軽減する。またそれと同時に、ニコチンに先んじてニコチン受容体を占有することで、再喫煙した場合にも満足感が得られにくくなり、禁煙を持続しやすくなる効果が期待できる。 バレニクリンは2006年6月に米国で、同年9月にEU(欧州連合)で禁煙治療薬として承認されて以降、2007年5月現在、アジアを含めて世界40カ国以上で承認されている。現在のところバレニクリンは、食事やほかのニコチン含有製剤の影響を受けず、またチトクロームP450を介した薬物相互作用も生じないことが示唆されており、比較的使いやすい薬剤だと考えられている。今後、バレニクリンは禁煙治療の中心的な薬剤として位置付けられるものと考えられる。 なお国内外の臨床試験では、投与開始後早期に高い発現頻度で嘔吐が認められている。それによる投与中止例は少なかったことが報告されているが、ほかに不眠や便秘などの報告もあることから、投与予定患者には、事前にこれらの副作用等についてきちんと説明しておくことが必要であろう。 (転載終了) 食事のあとなど、タバコを吸う人の顔を見ると幸福感が漂っていますが、フドーパミンが出ていたのですね。でも後進国日本でも先進国や他の進んでいるアジアに遅れて、やっとお役人さんが承認してくれました。これで少しでもJTが崩壊してくれることを祈っております。JTが崩壊すれば、すくなくとも財務省の天下りが一つ少なくなります。アメリカと一緒に早く日本の官僚も崩壊すれば、この世は天国なのですが・・・・
February 8, 2008
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みなさん、こんにちは。 最近、やっと何故自分が英語ができないかが分かりました。それは本を読んで勉強していたからです。受験勉強の悪影響はすごいものです。学歴が高いひとに成功者が少ない理由も同じですね・・・・・ (転載開始)加齢を遅らせるには、身体を動かすこと Miranda HittiWebMD Medical News【1月29日】新しい研究によれば、身体をよく動かすことによって、生物学的年齢を10歳若くできるかもしれないという。 著者らは、この知見は定期的な運動のアンチエイジング効果についての「強力なメッセージである」と記述し、次のCDCガイドラインを支持している: ・週5日以上の1回30分以上の中強度の運動(早歩き等)または週3回以上の1回20分以上の激しい運動(ジョギング等)を行う。 Kings College LondonのLynn Cherkas, PhDらの研究者は、その知見を『Archives of Internal Medicine』に報告している。 (年をとってから活動的であり続けるために何をしていますか? WebMDのActive Aging: Support Group掲示板で情報を交換しましょう) 加齢に関する試験 Cherkasらは、英国の成人の双生児2,400例を対象とした試験を実施した。これらの双生児は血液検体を提供し、身体活動、喫煙、病歴に関する調査票への記入を行った。 研究者らは血液検体を用いて被験者の全血球におけるテロメア(染色体の末端部)の長さを測定した。 テロメアは細胞が分裂するたびに少しずつ短くなることから、加齢のマーカーとなる可能性がある。 この試験から、年齢、性別、喫煙、BMI(肥満度指数)または社会経済的地位にかかわりなく、よく身体を動かす人はあまり身体を動かさない人よりもテロメアが長いことが明らかになっている。 10歳若い? テロメアの長さの差から「活動的でない被験者は、活動的な被験者と比べて生物学的に10年老けていることが示唆される」と研究者らは記述している。 しかし、本試験はこのことを証明しているわけではない。被験者の長期追跡調査は行われていないため、最も長生きした人がどのような人であったのかは明らかになっていない。 「運動をする人は、活動的でない人と様々な点で異なる」と本試験に付随する論説においてNational Institute on Aging のJack Guralnik, MD, PhDは記述している。 テロメアの長さの重要性については意見が分かれており、有益である可能性があるが、「人の最終的な寿命を1つの数字で正しく計測するような、奇跡のツールではない」とGuralnikは記述している。 テロメアは別として、多くの研究で身体活動と良好な健康状態との関連が示されている。例えば、最近、身体活動は14年長く生きるための4つの方法のうちの1つにあげられた。もっと身体を動かす準備が整ったら、まずは医師の診察を受けるべきである(WebMD )。 (転載終了)テロメアは10年以上前に私が研究対象にしていました。これも結局、どこまで重要かというのが分からずじまいで、臨床応用されることはありませんでした(今でもやっているのでしょうか?)。しかし、今頃になって民間療法家(Oーringの人たちも)たちがテロメアがどうのこうのという話をしていることには驚きました。こんなもので寿命が予測できるものではありません。だいたい同じ人でも測る細胞によってテロメアの長さは違います。テロメアは比較するツールとしてどうなのでしょうか?疑問ですね・・・・・
February 6, 2008
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みなさん、こんにちは。 受験シーズン真っ只中ですね。私の長女は、今年で6年になりますが、まったく危機感がありません。 まあ、勉強は他人に強制されてやるものでもありませんしね・・・・・ (転載開始)「朝カレー」で脳が活性化 受験生の味方になる!?「カレーは体を温めるので、冷え性の人にもいい」と丁宗鐵医師は語る 東京・神奈川の私立中学入試が始まるなど、本格的な受験シーズンを迎えているが、受験生の間では「受験にウカール」などゲン担ぎの食べ物が大はやりだ。カツカレーもその一つ。しかしカレーは単なるゲン担ぎだけではないようだ。カレーを食べると脳が活性化して、集中力や計算力がアップする、という研究結果が出てきている。■カレーを食べると脳内血流が約4%増加する 「カレーを食べると頭が良くなるんです」 こう語るのは、日本薬科大学教授で、東京・日本橋でクリニックを開業する丁宗鐵医師だ。丁医師は、東京大学助教授の頃からスパイスに注目してきた東洋医学の専門家で、現在まで100名近い治験者のデータを収集し、カレーが脳に及ぼす作用について研究を続けている。その丁医師は、カレーと漢方薬の共通点を「カレーのスパイスと漢方の生薬は同じものが多く、さまざまなスパイスや生薬を組み合わせて使う点も似ている」と語る。 丁医師がカレーの威力を研究した結果、カレーを食べると脳内の血流量が増加して、集中力や計算力があがることが分かったという。また、健常者を対象に行った実験では、カレーを摂取すると脳内の血流が2~4%増えることが確認された。 脳内の血流量が増加することで、脳の働きがよくなる。実際、丁医師がカレーを食べた人の脳波を調べたところ、脳の中の「情報処理」を担当する部分の働きが活発になることが確かめられた。つまりカレーを食べると、集中力や計算力がアップすることが期待できる、というわけだ。 この「脳内活性化」を引き起こすのは、カレーのスパイス。 「カレーのスパイスにはさまざまな種類があり、市販のカレールウでも15~30種類のスパイスが使われています。脳を活性化するのは、そのうちの数種類。たとえば、漢方では『小豆蒄(ショウズク)』と呼ばれるカルダモンはその代表的なスパイスです」と丁医師は語る。市販のルウにも十分含まれているため、家庭で作るカレーでも受験生の「味方」になってくれるそうだ。■イチローも実践していた「朝カレー」 カレーに頭を活発にする効果があるとして、受験生はどのように食べたらいいのだろうか? 丁医師はこうアドバイスする。 「私が薦めたいのは、味噌汁のように、朝食としてカレーを食べることです。受験生は夜遅くまで勉強するから、どうしても夜型の生活パターンになりがち。でも、本番の試験は朝早くから始まるのですから、朝から頭がフルに動くようにしないといけない。そのための『スイッチの切り替え』に、カレーが役に立つのです」 カレーのスパイスは、脳や体の交感神経を刺激して、人間を「やる気モード」にする。カレーを朝食べることで体内のスイッチをオンに切り替え、生活にメリハリをつけるというわけだ。それだけではない。 「カレーのスパイスには体の抵抗力を高める作用があるので、風邪をひきにくくなるという面もあります。野菜がたっぷり入ったカレーを毎朝食べれば、栄養的にもバランスをとることができますしね」 このように丁医師は、受験生に「朝カレー」を薦めるが、それを実践しているスポーツ選手がいる。メジャーリーグで活躍するイチロー選手だ。イチロー選手は朝食と昼食を兼ね、毎日カレーライスを食べているという。メジャーに移籍してから7年間ずっと続く習慣。イチロー選手のパワーの源がカレーだったとしても不思議はない(J-CASTニュース)。(転載終了) 私はふとカレーが食べたくなるときがあります。そんなときは脳が疲労しているのでしょうか?イチローがカレーをよく食べていることは有名ですが、脳まで活性化していたのですね。一時は狂牛病問題でカレーは問題視されていましたが、受験シーズンには売り上げがあがるかも知れませんね。
February 4, 2008
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みなさん、こんちちは。 うちのラブちゃんは毛が比較的短いので、ダニがついて成長すると盛り上がって見えるため容易に除去できます。 ダニだけは年中ついていますので、山でワンちゃんを放すのも考え物ですね・・・・ (転載開始)中国製の薬品にも懸念 米紙報道 【ニューヨーク31日共同】31日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、中国・上海の国営薬品会社のがん治療薬が原因で中国国内で薬害被害が深刻になっていることを伝え、同じ会社から米国が経口中絶薬を輸入しているとして懸念を指摘した。 同紙によると、米食品医薬品局(FDA)と中国の衛生行政当局は、中国での薬害と輸入経口中絶薬とは無関係としているが、米国の消費者保護団体の専門家は「同じ企業の工場はすべて検査されるべきだ」としており、米国で中国製品に対する不信が再燃しそうだ。 同紙によると、薬害は白血病患者に投与された抗がん剤が原因。2種類の薬を飲んだ患者計200人近くが相次いで下半身のまひなどを訴え、両方の薬に製造過程で別のがん治療薬が混入した結果の副作用と判明した。 米国が輸入している中絶薬は別の工場で生産されたというが、同紙は中国製薬品で死者が出た例があることや米薬品会社の中国製の薬品成分に対する不信感を紹介している(共同通信社)。(転載終了) 冷凍ギョーザ報道でまたもや中国製品に対する問題が持ち上がっています。アメリカでも中国に対する消費団体のアレルギーは相当なもののようです。しかし、製造過程で他の薬が混じるというのは、根本的に中国人のものの考え方に問題があるように思います。このような内情を考えると中国がアメリカの次の世界覇権国になるとは到底考えられませんね。口に入るものに中国がからむとちょっと嫌ですね・・・・・・
February 2, 2008
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