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NHK「わたしのファイト」再放送。こういうのを見るとCMをはさまない構成がいかに自然なものかがわかる。もの静かな時間の流れ。出演者も自然体で、自分の言葉で語っている。特に西原理恵子。この人はみごとに自己のコンプレックスを仕事に昇華させている人だけど、ほとんどカットしてないらしく、その潔さがきっちり出ている。好感持てます。朝ドラ「ファイト!!」は私としては歴代ベスト3に入るものです。朝ドラの新境地を何気なく開いた。散りばめられた今どきのテーマもさることながら、セリフの風合い、演出の妙、編集の巧みさ。ありがちな繰り返しと引っ張りを極力避けるために、すべての要素を駆使して物語の余韻を創り出そうとする。その作り手の緊張感と愛情が、毎回、最適というより適度な肌合いのドラマ性に着地して、早い展開を戸惑わせない。ていねいな職人の仕上げ。きっちり伝わってるぞ、という感じ。一話完結、一週転結の真骨頂だな。脚本の橋部敦子さんも新境地だ。でもって、役者がちゃんとそれに応えているんだ。特に主演の本仮屋ユイカ(て、どういう名?)。難しい役に真正面から取り組み、迷いながら自分のものにしている。その迷いがヒロインの優そのものだ。15~16歳の、ただ生きることに苦しい、出口の見えない彷徨の中で、田村高広が言う「あの年齢の宿命」に向き合って、自分自身を切り刻みながら、理解し、答えを出しつつ強くなっていく。久々に女優魂を見せつけられた。「わたしのファイト」では、競馬学校の生徒たちのルポもやっていた。騎手になるには3年間の全寮制に入るとは知らなかった。それが皆、いい顔してるんだ。なんとも初々しくて清々しくて、その顔が見たくて再放送もチェックしてしまった次第。大学生の娘も「真っ直ぐだな」。今どき、こんな顔した15歳がいるんだと感動してしまった。つくづく、若くして夢を見つけて、それに向かう道を早くから歩き始めることの幸福を知る。朝ドラの次年度の主役は宮崎あおいちゃんだそうな。でもって次が藤山直美…。NHKがわによれば、オーディションで選ぶと、年齢的にどうしてもヒロインの人物設定が狭まってしまうとのこと。確かに。藤山は別として、あおいちゃんは手垢がついても期待できる。けど、始まっておー化けたのサプライズはないってことか。まーハズレも多いから。朝ドラもいろんな意味で変わっていくんだろうな。そういうエポックに「ファイト!」があることは意義深い。他局も今のうちに見て勉強するといい。特にバラエティ班。あのCM前後のくだらん引っ張り、なんとかせんかッ
2005.07.31
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「女系家族」に神保悟志が出てた。うーん、イイ味出しております。初っぱな見てなくて、いきなりの登場だったので、どのくらいの重要度なのか一瞬つかめなかったんだけど、どうやらイレギュラーらしい。だって、文乃が百貨店勤務から本社へ移動しちゃうから。けど、それにしちゃすごい存在感だったな。上司役の山下慎司も含めて(彼は相変わらずの清潔感一点張りですけど)。なにしろその目つき。もう入ってる入ってる。なにしろ最初、「あれ、沢村くん、身体でも壊して降板かな・それともスキャンダルか?」とまで疑っちゃったもん、ポジション的に。あれかな、久々の連ドラで役柄作り込みすぎってだけかな。しかし、もったいない。さすが妻が宝塚。それも含めて、やっぱり見てます。ドラマの王道。役者さんたちも、いろんな面でチャレンジしている。特に高橋克典。これはいい!本当ッにうさんくさい。浅田美代子もダテに年くってない。そこいくと高島礼子のセリフあとの息継ぎが気になる。江角マキコとか昔の中居とかジャニーズ系に通じる。ヘタが任されたときのクセ。頑張ってほしい。総じて、今クールのドラマはいいですね。木曜なんか、6と10で(!)迷ったりする。こんな幸せ久しくなかった。でも、やっぱり菊次郎より深キョンを選んでしまうんですけど。久々のTBS。思わず朝なんかまで渡オニの再放送見てしまったりする夏休み仕様。月9は…こ、これはロンバケではないか!と、先週気づいた。まんまです。それがいいんだか悪いんだかも判断つかない。今となっては。当時は山口智子も深津ちゃんと同じくらい好きだったし、木村拓哉だって妻夫木までいかなくとも認めてたから。すみません。でも気づいたら見る気が起きません。あざとくて。CXはねー、火10です。なぜに海猿の後が高校生の女子ボート部なのかは、最近の10代の生活パターンを見越したということを最近知ったんだけど、これは大人も十分見る価値ある。ヘタすると海猿より。多方面フォローしている。杏ちゃん、主役イケるな。ほとんど女孝之でも女未来でも、新しい女優路線切り開いていってほしい。深キョンと別に。ていうか、沢口靖子と別に。スミマセン。忙しくて娯楽がないもんだから、まとめてドラマの話ばっかりで。つまりドラマだけは見ているわけなんだけど。なにしろ日テレまで見てるから。寺島しのぶもイイじゃないか。彼女、顔の上半分動かないと思ってたら、鼻から下ですごい演技できる。それと声。発見です。さすが血筋だ。南朋の彼女でも許す。この勢いで、よぉーし見るぞ、2本の教師モノ。あ、やっぱりダメだ。長谷キョーのメガネクシャクシャ頭。役作りのつもりか?
2005.07.28
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大河ドラマ、一の谷でしたね。辛抱強く見続けていた甲斐があったというものです。ちょっとビックリしてしまいました。格好よくて。滝沢くん、ぜんぜん違うじゃないか。いつもと。あれなら皆ついていくぞ、どこまでも。初めて弁慶の影が薄れた。実際問題、周囲のキャストがあまりにも上手くて、一時期タッキーが気の毒になったこともありました。慎吾のときは、年齢も近かったから、遜色なく見えたけど、今回はもう埋まり切ってましたから。そうしなきゃモタないんだからしかたないんだけど。だって、いつまでもカツゼツよくならないんだもの。ヘンな抑揚がついて、息継ぎも微妙だし、長いセリフが始まると、こっちまで動悸が早くなる。やっぱ顔だけで選んじゃいけないんだなー、なんて他人事なのに反省したり、小栗旬くんが出てくれば「あー、こいつにやらせれば」なんて思ったり、大きなお世話。けど、そんなことも今日で相殺です。カメラワークももちろんですが、とにかく滝沢くんの姿がよかった。やっぱり化けるんかな、ジャニーズは。そういえば、スターウォーズも、主役は添え物だもんな。リューク・スカイウォーカーも、アナキンも。ハリソン・フォードやイアン・マクレガーのが目立ってるし。まあ、やっぱり最終的にはどっちも化けてたけど。今日も「帝国の逆襲」見てましたが、感慨深いものがありますね。ジョージ・ルーカスの頭の中は、どのようになっているのでしょうか。確かに親子は似ている。引き金はDNA。当時はまったく思いもよらなかったけど。池袋三部作オールナイト。そんなじゃ深読みできるわけないか。マイアミでひと休みして、そのまま出社したっけ。若かったなぁ…。
2005.07.10
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「女系家族」(にょけい、というんですね。変換できない)。見てしまいました。そんなつもりもなく2時間ビッシリ。この際、主役の涼子はいいや、添え物で。ていうか、珍しいことに、キャスティングというものが気にならない。重要事項ではない感じ。登場人物の誰一人いいやつがいないと、出演者がしきりに番宣でいっていたけど、確かに。セリフがもう絵に描いたようにエグイ(たぶんこういうときに使うのだろう)。タブーとかマナーとか一つもない。言っていいことと悪いことの区別、大人の分別というものがない。ここまでいくと気持ちいいですね。山崎豊子さん、あなたの創出する世界は、ある意味、最も人間らしくて、永遠に語り継がれることでしょう。まだ生きてるけど。あれですね。初回でここまで出しちゃうと、後が安心して見られる。おお、高橋克典その路線イケるじゃないかッ、とか、沢村一樹まだ猫かぶってるな、とか、橋爪さんそれが地か?なんて、次への興味がわく。見る側に余裕が生まれるわけです。役者もなんだかイキイキしているような気がする。セリフに反してほとんど動き要求されないし。背筋伸ばして悪言雑言。瀬戸朝香なんか、ヘタを超えてホンモノの域。さすが元ヤンキー、みたいな。もちろん礼子さんは極妻ですから。橋爪専務の長年の愛人に伊佐山ひろ子が出ているのもうれしい。この役は彼女しかいないだろう、と今さらにして確信する制作側の時代遅れ感が、まさに王道だ。と思ったら、脚本が生え抜きの清水曙美さんではないですか。日曜劇場(昔の)。ふく子さん、渡オニにかまけている場合じゃないと思う。とにかく、隅から隅まで、いたいけな感じの人物がいない、全員裏ありのしたたかのという、かなり優れた人物設定です。楽しみだ。やっぱり原作がしっかりしてるからかな。そういやドラマのTBS、ほかはどうした?「ドラゴン桜」と「いま、会い(約さざるを得ない)」。やっぱ原作か?いや、これはキャストか。阿部寛と野際陽子、危なげないにも程がある。長谷川京子、相変わらずキャンキャンと。何狙ってる?一から出直しを希望する。そして、成宮ミムラ夫妻、何歳のときの子?でも、来週からの「幸せになりたい!」は期待しているんです。題名からして「本当なのか?!」と疑いたくなるベタさ。そして、なにしろ深キョンが高校生ですから。まさに添え物の女王。見てるだけでいい、いるだけで私。そのスタンスが周囲を緊張させ、奮い立たせる。今回もそんな彼女の女優魂(天然)が爆裂しそうじゃないですか。ストーリー的には。皆も見習ってほしい。とくに長谷川京子。
2005.07.07
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今日の日テレドラマ「おとなの夏休み」で、子どもが「よいこ強迫症」と診断を受けるというのがあった。周囲に「いい子だ」と言われ過ぎると、つねにいい子でいなくちゃならないという強迫観念に駆られて、ちょっと叱られたり、間違いを指摘されたりするとパニックになるんだそうな。例によって、症状しか見ない医者の都合でつけた病名なんだろうけど、確かにそういうのはある。病気かどうかは別として。北海道教育大の先生がズバリ「ほめるな」という本を書いている。最近の教育には、子どもをほめて育てるという風潮がはびこっているけれど、ちょっとしたことでホメてばかりいると、自立する力が育たない。あーこの程度でいいんか、と、うんとハードルが低くなるわけ。評価されないようなことでも、好きなことをやり通して、達成感を得るなんてことがないから、踏ん張りが利かないわけ。ホメすぎてホメ殺しってやつですね。末は、なんでも自分じゃ始められない指示待ち人間になる。実は買っといてまだ読んでないんだけど、なるほどねー。大人にしてみれば、些細なことでもホメてやりたいところだけど、子どもはそれがすべてだから、そう思っちゃう。はて、自分はどうだったかと思って、娘に聞いたらひと言「ありません」。あはは、確かにあんまりホメたことないなー。その代わり、けっこう驚いたりはしていたな。「ほー、そういうことできるんか」とか「あれ、そうくる?」とか。だって、本当に、意外なこととか、思ってもみないことをするんだもの。自分がその年齢だった頃と比べたり、自分の思考回路を再確認したりして、いちいちびっくりすることのほうが多かった。ホメるんじゃなくて、感心してたんだよね。同じ人間として。その親の反応を見て、子どものほうも「あれっ」と思う。こんなことで感心するんだ、とか、こんなちゃっちいことにこだわるんだ、とか気づいて、自分のやったこと、言ったことを反芻する。推敲してみる。そういうふうにして自分てものと他者、大人とか親との区別をつけていったんじゃないのかな。面白かったもんね。毎日が。毎日子どもを見ているのが。いまの親はあんまり面白がらないのかもしれない。子育てってものを。だから安易にホメちゃう。ちょっとでもできればオンの字ってことで。叱るよりラクだもんね。そういや、娘が小学校5年のとき、当時のPTA会長の娘が同じクラスで、学級通信に「子どもをほめてあげましょう」とかいう投稿をしていたな。「小さなことでも、ほめてあげれば、子どもは喜んでのびのびと育つ」とかなんとか。ホメ殺されたかな。そこんちの娘は高校中退して、でも駅ビルのブティックでちゃんと働いています。ものすごい金髪だけど。でもって、親の元PTA会長は、いま青少年育英協会の役員をしている。こないだ、オヤジのソフトボール大会の開会式で、テントの下に座っていたらしい。まあいいけど。ちなみに、同じ学級新聞に、私の投稿も載りました。「小学校5年ともなると、女の子はすでにおばさんです。3~4人も集まれば、お菓子でも食べながらウワサ話ばっかりです。といっても、なにしろ小5なりですから、出だしは深刻でも、あっという間にオチがつきますが…」みたいな内容。ホントの話。まじ面白かったなあ!
2005.07.06
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