毎日、毎日、情報が入ってきます。
東京のあるアパレル会社の話しです。
「はとみさん~、今お店では、何が売れていますか?」
と各アパレルの役員クラスが、出迎えてくれます。
「まぁ、久しぶりだから、昼食でもどうですか?」
と言われても、
「ありがとうございます。
こんな私でも、待ってくれている会社さんが、ありますので、
お気持だけで嬉しいです。
次がありますから、これで、失礼します。」と
丁寧にお断りしました。
本当は、ゆっくりしたい。
でも、1社でも、多くの取引先さまを回って、
今のファッション状況の状況をとりたいので、
忙しく、回った。
新たな気付きもあった。
情報を集めるには、やはり「足」であります。
「教えてください」
と言えば、必ず、教えてくれる。
例え、そのメーカーが当社の商品構成と合わなくても
親切に対応してくれるし、
私も、感謝しながら、応対する。
やはり、 接近戦
であります。
実は、ある取引先のアパレルメーカーさんは、
この2年間、わが社の商品と合わなくなってきました。
でも、その会社の社長の
メーカーの商品は、私は、売れると感じ取った。
「絶対このメーカーは売れる。売れるような背景がある。」と感じました。
詳しくは、ココで、述べれませんが
気迫を感じたのです。
そこで、
今回の出張のコースに入れた。
何と!
今までの、商品と全然違うじゃないですか。
そうです、小売店のみなさん。
以前取引のあったあるメーカーの商品が、
我が店と合わなくなったと言って、
訪問もしなくなるのではなく、
定期的に情報を取り合うことは、
大切なことです。
実際の話しです。
10年かかって、わが社とやっと、商品構成が合うように
なって、取引をはじめたメーカーさんもあります。
最初は、まったく売れなくて、
「社長、このメーカーの品物は売れませんよ。
止めましょう。」とある店長が、今から15年前に私に言いました。
でも、私は
「いいや。このメーカーは、必ず売れるようになる。
アパレル会社の社長と直接、話しをして、基本コンセプトがしっかり
しているので、しばらく、社長の私が、仕入れ業務を
代行する。」と言ったのです。
その後、このアパレルメーカーは、
業界で、トップクラスになりました。
今でも、その取引先の社長が言います。
「はとみさん~、
あんた変わっているよ~。
よくもまぁ~、ココまで
我慢して、付き合ってくれたよ。
売れなくて、絶対返品しない、はとみさんに感謝したい。
でも、それより、はとみさんのことを
信じて、店長さん達が、販売してくれた。
このことに感謝が言いたいです。
涙がでてくるよ、はとみさん~。
今の専門店さんに、不足しているのは、
どうしたら
自分が、仕入れした商品が売れるか?・・・・・・
この研究心が足りないね~。
売れないのを、メーカーの責任する・・・そういう
考えもあるが、
ボクは、どうも納得できない。
小売店さんは、今の時代に、
委託仕入れをやり過ぎるから、
小売店さまの力も弱くなる。
また、アパレルメーカーも
新規取引先を欲しいから、
委託商売をする。
お互いに良くないね。」と教えてくれました。
お互いに真剣だから、情報が集まる。
そして、反省が出てくると思いますが、
いかがでしょうか?
参考になりますか?
情報が、あっても、その情報を
どのように、把握するかで、答えが。180度
変化する。
まだまだ、修行の身です。