翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

2012.01.28
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茨城弁と名古屋弁を操るバイリンガルな

婿養子社長にインタビュー。

実家は、名古屋。 剣道家の家に生まれ、男三人兄弟の次男。

「男世界」中心の生活を送ってきた羽富 都史彰さん。

転職先が、茨城県常総市。 

今度は女性ばかりの婦人服店勤務。 

その後、後継者に指名される。

「男が上で、女は下」男尊女卑で育った羽富さんが、

今では「翔(はばたく)女性を応援する」会社の社長として

「女性よりも女性心が分かる上司」と慕われている。

にっこりとまんまるな笑顔の裏側にあるものは? 

地域での活動や「女性心理」楽習(がくしゅう)法を伺った。

【茨城の良さって何?】

-名古屋育ちの羽富さん、茨城に住んでみていかがでしたか?

名古屋では、笑いの文化の中で生活しました。

 茨城の人は、口下手で、内向きの方が多いですよネ。

生活して、親切な人が多いとスグわかりました。

-確かに保守的でPRベタなところがありますね。

中(茨城)にいると見えないものってあるんですよ。

私はよそ者なので、それが良く見えました(笑)。

もしかしたら、外からの風が必要なんじゃないかと思いましたね。

-例えば?

常総市に住んでいますが「常総は何もないんだよね」って皆さん口を揃える。

でも、私のようなよそから来た人間が見ると、

いいところがいっぱいあるんですよ。

千姫まつりや花火大会、弘経寺もいいところですネ~。

-街のイベント活動もされていますよネ?

おもてなしの心を大切にし、来てくれた人に楽しんでもらいたい。

例えば、常総きぬ川花火大会では運営のお手伝いや、

お笑い芸人の赤プルさんを招いたり、イバラキングの青木さんと

一緒に地元が源氣(げんき)になる

イベントを開いたりしています。

-どんなアイデアがあるんですか?

街だけでイベントを考えるだけではなく、

これからは『街と街をマッチング』する時代だと想っています。

各地から特技のある人が集まれば、もっとイベントも面白くなる。

それが出来るのが、私達民間の役目かな?・・・と。

-今では茨城弁も板についていますね(笑)

んだっぺ(笑)茨城弁と名古屋弁、どちらも通訳できますから。

バイリンガルな男と呼んでください(笑)茨城弁が分かると、

その人の想いが、素直に伝わってきますよね~。

【仕事が出来る女性社員を育てる方法】

-仕事では女性スタッフとの間でご苦労もあったとか。

最初は全て命令口調でしたから(笑)叱り飛ばして、

それが正しいと思っていたので、スタッフがどんどん辞めていきました。

-それが今では、ほとんどのスタッフが長く勤めている人ばかり。

何がきっかけ?

創業者、義父の故羽富正三の言葉です。

「相手の立場になって話し、理解をしてもらえなければ、

いくら正しいことでも部下はそれを受け止めない」。

「子供を褒める時は、しゃがんで褒めるよな。

目の位置を合わせて、にこやかに褒める。これが人を育てるコツだ」。

はっ~ としました。

一般に職場の女性と仕事がやりづらい。・・・という男性上司は、多い?

大事なことは、女性という大きな枠ではなく、

一人ひとりを見て、話を聴くことでしょうね。

未婚の女性、結婚して姑さんのいる女性、

核家族で働く女性、子供が成人している女性

条件が同じ女性は誰ひとりいません。

そのことに気づいたことで『オーダー・メイド雇用人事制度』が出来たのですね。

『オーダー・メイド雇用』とは、その人に合った勤務時間が選べる方法です。

これは、優秀な社員が、

雇用形態が合わずに辞めていったことを知った時に開発しました。ただし、勤務時間が長い、短い方も同じ社員です。

雇用形態に配慮はしますが、

仕事内容に遠慮はしません。チャンスも責任も平等です。

女性社員を育ててきて、感じたことは?

なんで出来ないんだ!と思うこともたくさんありました。

けれど、仕事が出来ないと思っていたスタッフは、

実は「やり方を知らない」だけだったんですョ。

その誤解に気づいて、はっとしましたね。

仕事ができないスタッフを作っているのは

 実は、この上司の私だったのです(苦笑)。

具体的には?

一例ですが、社員に仕入れの権限を委譲。

愛情を持って任せること、

女性特有の甘えを許さず,長い眼で。

そして分からない事があれば「どこが分からない?」と声をかけるようにしています。

【男性読者必読、女性の心がわかる方法】

-例として、自分の妻、母親、姉、妹、同級生の女性からの日常生活から、

行動パターンを学び、男である自分自身の行動の差異を探ることから、

ヒントがあるのでは、ないでしょうか?

【これからの挑戦】

-最後になりましたが、これからどんなことをしようとお考えですか。

ロコレディとしては、母と娘(こ)が安心して買える店作りを考えております。親子が一緒に買える洋服店って、あまりないんですよネ。30才代~60才代中心の2世代

が、楽しく快輪(かいわ)をしながらお買物を楽しんでもらう店でありたいと。

また、地域のコミュニティーとして利用できる場所作りも考えています。

商売は、笑売(しょうばい)で笑倍になり、街の

商店街は、笑店街(しょうてんがい)にしたいですネ。

そして、頑張るのではなく、顔晴(がんば)って、いきましょう~。

今日はありがとうございました。(笑)

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最終更新日  2012.01.28 19:50:56
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