翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

2012.01.30
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茨城弁と名古屋弁を操るバイリンガルな

婿養子社長にインタビュー

[株式会社ロコレディ代表  羽富 都史彰さん]

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実家は、名古屋。剣道家の家に生まれ、男三人兄弟の次男。


「男世界」中心の生活を送ってきた羽富都史彰さん。


転職先が、茨城県常総市。今度は女性ばかりの婦人服店勤務。


その後、後継者に指名される。


「男が上で、女は下」男尊女卑で育った羽富さんが、今では「翔(はばたく)女性を

応援する」会社の社長として

「女性よりも女性心が分かる上司」と慕われている。


にっこりとまんまるな笑顔の裏側にあるものは?
地域での活動や「女性心理」楽習(がくしゅう)法を伺った。


【茨城の良さって何?】 ? 名古屋育ちの羽富さん、茨城に住んでみていかがでしたか?


 名古屋では、笑いの文化の中で生活しました。茨城の人は、口下手で、

内向きの方が多いですよネ。

でも、生活して、親切な人が多いとスグわかりました。


? 確かに保守的でPRベタなところがありますね。


 中(茨城)にいると見えないものってあるんですよ。

私はよそ者なので、それが良く見えました(笑)。もしかしたら、

外からの風が必要なんじゃないかと思いましたね。


? 例えば?

でも、私のようなよそから来た人間が見ると、

いいところがいっぱいあるんですよ。

千姫まつりや花火大会、弘経寺もいいところですよネ。


? 街のイベント活動もされていますよネ?


 おもてなしの心を大切にし、来てくれた人に楽しんでもらいたい。

例えば、常総きぬ川花火大会では運営のお手伝いや、

お笑い芸人の赤プルさんを招いたり、イバラキングの青木さんと

一緒に地元が源氣(げんき)になるイベントを開いたりしています。


? どんなアイデアがあるんですか?


 街だけでイベントを考えるだけではなく、

これからは『街と街をマッチング』する時代だと思っています。 各地から特技のある人が集まれば、もっとイベントも面白くなる。

それが出来るのが、私達民間の役目かなぁ~?...と。


? 今では茨城弁も板についていますね(笑)


 んだっぺ(笑)茨城弁と名古屋弁、どちらも通訳できますから。

バイリンガルな男と呼んでください(笑)

茨城弁が分かると、その人の想いが、素直に伝わってきますよね~。




【仕事が出来る女性社員を育てる方法】


? 仕事では女性スタッフとの間でご苦労もあったとか。


 最初は全て命令口調でしたから(笑)叱り飛ばして、

それが正しいと思っていたので、スタッフがどんどん辞めていきました。


? それが今では、ほとんどのスタッフが長く勤めている人ばかり。何がきっかけ?


 創業者、義父の故羽富正三の言葉です。

「相手の立場になって話し、理解をしてもらえなければ、

いくら正しいことでも部下はそれを受け止めない」。

「子供を褒める時は、しゃがんで褒めるヨな~。

目の位置を合わせて、にこやかに褒める。

これが人を育てるコツだ」。その言葉に、はっ~としました。


? 一般に職場の女性と仕事がやりづらい。...という男性上司は、多い?


 大事なことは、女性という大きな枠ではなく、

一人ひとりを見て、話を聴くことでしょうね。

未婚の女性、結婚して姑さんのいる女性、

核家族で働く女性、子供が成人している女性、

条件が同じ女性は誰ひとりいません。


? そのことに気づいたことで『オーダー・メイド型雇用人事制度』が出来たのですね。


 『オーダー・メイド型雇用』とは、その人に合った勤務時間が選べる方法です。

これは、優秀な社員が

雇用形態が合わずに辞めていったことを知った時に開発しました。

ただし、勤務時間が長い、短い方も同じ社員です。

雇用形態に配慮はしますが、仕事内容に遠慮はしません。

チャンスも責任も平等です。


? 女性社員を育ててきて、感じたことは?


 なんで出来ないんだ!と思うこともたくさんありました。

けれど、仕事が出来ないと思っていたスタッフは、

実は「やり方を知らない」だけだったんですョ。その誤解に気づいて、はっとしましたね。

仕事ができないスタッフを作っているのは 

実は、この上司の私だったのです(苦笑)。


? 具体的には?


 一例ですが、社員に仕入れの権限を委譲。

愛情を持って任せること、女性特有の甘えを許さず、

長い眼で。


 そして分からない事があれば「どこが分からない?」と声をかけるようにしています。


【男性読者必読、女性の心がわかる方法】


? それは仕事だけではなく、家庭でも同じことが言えますよね。


 ハイ。例えば、自分の妻、姉妹など、女性の日常生活を観察して、

一つひとつの言動を分析することでヒントをもらったり。

教えるのではなく見守ることから、始めたらどうでしょうか~。

助けるよりサポートすることが大切です。

私は、数々の過ち・失敗からコツを、

そして、実践の中で、女性の行動心理楽(がく)を学びました。


 それは子供の共育(きょういく)も同じですネ。



【これからの挑戦】
? 最後になりましたが、これからどんなことをしようとお考えですか。


 ロコレディとしては、母と娘(こ)が安心して買える店作りを考えております。

親子が一緒に買える洋服店って、あまりないんですよネ。

30才代~60才代中心の2世代が、

楽しく快輪(かいわ)をしながらお買物を楽しんでもらう店でありたいと。

また、地域のコミュニティーとして利用できる場所作りも考えています。


 商売は、笑売(しょうばい)で笑倍になり、

街の商店街は、笑店街(しょうてんがい)にしたいですネ。 

そして、頑張るのではなく、顔晴(がんば)って、いきましょう~。


? 今日はありがとうございました。(笑)

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参考になりますか???





702person_prof.jpg■プロフィール
羽富 都史彰  Toshiaki Hatomi
1959年    名古屋市瑞穂区生まれ
1982年    株式会社東京スタイル入社
1987年    株式会社ロコレディ入社
1999年    株式会社ロコレディ代表取締役就任


2007年    『オーダー・メイド型雇用人事制度』で、

       茨城県知事より男(ひと)と女(ひと)ハーモニー功労賞を受賞


週刊朝日、能力開発21、日経MJ等で取材多数。ラヂオつくばに出演、「@town常総」ではパーソナリティの一人として常総市の魅力を語っています。






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最終更新日  2012.01.30 19:14:31
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