私の父親は、51歳という若さで、ガンで
亡くなりました。(昭和4年生まれ)
剣道家でした。
剣道6段、国体にも出て、
全国第3位という実績を
もった父親でした。
昭和55年10月2日に亡くなりました。
とにかく、厳しい父親でした。
私が、小学5年生ごろだったと記憶しています。
「いいか、としあき~。オマエは、野球が、好きなんだなぁ~。
素振りは、何回するんだ?」とある日聞かれました。
「ハイ、100回です。」と答えると、
101回素振りをしろ。
キャッチボールは、
ピッチング練習は、何球?なげる」と
聞かれると、
「100球投げます。」と言うと、
父親は、
「101球 投げなさい」と教えてくれました。
「いいか、としあき~。
この1回、1球が
オマエの力になるんだぁ~」と教えてくれます。
あと1枚、あと1回、あと1分、あと1人。
これが、力だ。
もう、これで、練習を終えよう~と思ったときに、
もう1分、もう1回。・・・・この気持ちが、大切だと思います。
小売業に転身して、
自分が店長になった時、
「後1枚、お礼状を書いてから、帰宅する。」
・・・・・・これを実践してきました。
DMも、
100枚だす
のではなく、
101枚。
近所の挨拶も、あと もう1軒。
これが、自分自身の力になる。
腹筋運動も、腕立て伏せも、あと1回。
ストレッチ運動も、あと1センチ。
・・・・・・こういう気持ちで、やっています。
床屋さんも、30日で、1回ではなく
40日で、1回で、 3ヶ月で、1回 床屋代が浮く。
・・・・・・と小学生時代から、父親から教わりました。
本当に、素晴らしい父親でした。
私は、もうスグ、53歳。
亡くなった父親は、私の心の中では、生きています。
若々しい父親は、私の心の中で、
生き続けています。
あと少し、もう少し。
・・・・・これが、亡き父親からの一番の思い出です。
参考になりますか???