翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

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2025.11.20
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「工事」と「サービス」の違いが、人の温度を決める


ある 50 代の異業種の三代目経営者から、こんな言葉を教わりました。

「リフォーム業や修繕業は サービス業
 一方、新築工事や新規取り付けは 建築業・電気工事業 。」

同じ 工事 でも、求められる力はまったく違うというのです。





新築や新規取り付けは、資格や技術、設計力といった「専門性」がモノを言います。
お客様も口コミより、市場の評判や施工実績で業者を選ぶ。
いわば 「専門職としての信頼」で選ばれる世界 です。

ところが、修繕・メンテナンス・細かなリフォームとなると、
状況は一変します。

壊れた棚の調整、電球交換、建具の不具合、ちょっとした配線の相談
これらは 手間賃 という名の、心の距離が報酬になる仕事です。







ここで効いてくるのが、まさに
伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道の真骨頂 ―― 「人の温度」です。

サービス業は 手間賃 ではなく 温度賃

異業種の経営者は、こう続けました。

「修繕業は、技術の前にコミュニケーション能力だよ。」

なるほど、と私は思いました。
お客様は、ネジ一本の調整ではなく、
この人なら安心して任せられる という 人への信頼にお金を払っているのです。

これはロコレディのキッチンカーやアパレル店舗でも同じです。
クレープやコロッケを買うのは商品のため。
でも、
「今日は〇〇さんいるかな?」
「〇〇さんの笑顔に会いたくて来た」
そう言ってくださるお客様は、 人を買っている のです。






伎芸型おもてなし商売道でいうところの


「出愛(であい)」と「笑倍(しょうばい)」 の世界です。

最終的に選ばれるのは ではなく










新築や新規工事は、技術と専門資格が評価される。


だから「業界での評判」が仕事を連れてくる。

一方、修繕・メンテナンスは、
「気づかい・声かけ・姿勢・丁寧さ」 が仕事を呼ぶ。
伎芸型の言葉でいえば
「気品と礼節」「一笑賢明(いっしょうけんめい)」 です。

小さな工事でも、靴をそろえて上がる。








作業前と後で一言添える。終わったあとに、「何か他に困りごとはありませんか?」
と尋ねる。


その一つ一つが、次の仕事を生み、口コミを呼び込みます。








結論:技は業界、人は心で選ばれる




技術で選ばれる新規工事。
心で選ばれる修繕業。


どちらも尊い。





ただし、サービス業は 心の芸 が価値になる世界 だということ。
だからこそ、伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道が活きてきます。

場所がどこであれ、職種が違えども、
最後に選ばれるのは 人の温度




それを、三代目経営者の一言から


改めて学ばせていただきました。


参考になれば幸いです。








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最終更新日  2025.11.20 09:08:29
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