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Ryu-chan6708

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2012.10.22
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【送料無料】未完のファシズム [ 片山杜秀 ]

私:「 短期決戦+包囲殲滅戦 」論は、列強と国力の競争をするのは「 持たざる国 」の日本には無理だという点では 現実的 だね。
 問題は 近代的な兵器 の代わりに「 皇道 」という拠り所を見出したことだね。
天皇に絶対の忠誠 を誓い、国家に命を捧げて、どんな無茶な戦闘行為もいとわない。
 「 天皇陛下万歳!」 を兵士に叫ばせて戦闘意欲を高める。

A氏 :「 持たざる国 」の軍隊は国力に見合わない 過度な軍備拡大 をせず、国民に経済的な苦労もさせず、物資不足はできるかぎり精神で補う。
  戦争をする時は国力が乏しいから 最短 で終わらせるということか。

:「 皇道派 」の理論的中心人物は 小畑敏四郎 将軍 だね。
  彼は、 第1次世界大戦 を欧米で見て、日本の国力が列強に比較して、著しく劣っていることを知り、これを補うには 精神戦力 を強調したという。
  だから、当時、統一途上の 中国の国民政府 や、 勝てるはずのない米国 に宣戦布告するなど、「 狂気の沙汰 」であった考えていたという。

 こういう「 持たざる国 」の弱さを認識した背景で「 統帥綱領 」が書かれた。
 しかし、その「 皇道派 」が 1936年 2.26事件 で「 統制派 」に敗れた後、「 統帥綱領 」の精神主義だけが残り、その背景にある 欧米に対する恐怖感 は消えたんだね。

小畑将軍 は、 2.26事件 で予備役に編入され、対米戦争には責任を負わず、 戦後の敗戦処理内閣で国務大臣 となるんだが、遅かった復帰だね。

A氏 :「 統制派 」とはどういう考えをもっているんだね。

:「 持たざる国 」日本の国力、戦力を列強並みに「 持てる国 」にしようとするのだね。
 だから「 統制 」というのは、軍の統制を守るという意味とともに、 統制経済、計画経済的 な意味を持っているね。

A氏 :社会主義的な 国家総動員 だね。

:代表的な軍人は 永田鉄山 石原莞爾 だね。
永田鉄山 は、 1927年 内閣資源局 を作る。
 「 持てる国 」に多少なりとも近づけるように努力する。
 しかし、具体策はない。

A氏 :しかし、 永田鉄山 1935年 、「 皇道派」青年将校 に共感する 相沢三郎 陸軍中佐 に殺害されるね。

永田鉄山 に対して、本当に「 持たざる国 」が「 持てる国 」に化けられると信じていたのが 石原莞爾 だね。

1928年 、石原は講演で
  「将来、 東洋の代表日本 西洋の代表アメリカ は戦争する。
  これは 世界最終戦争 で日本は勝たねばならない。
  そのためには現実に存在する「 持てる国 アメリカ と「 持たざる国 日本 のギャップを埋めないといけない。
  そのためには、日本は「 全支那 」を 産業基地 として利用すべきだという。

A氏 :とんでもない構想だが、後の 1932年 に関東軍参謀として、その構想の第一歩の 満州国 を作るね。

:彼の構想は、彼の信じる僧侶 田中智学 からの影響だね。
  「 八紘一宇 」という言葉は、 田中智学 が生み出した言葉だね。

  明日は、その僧侶 田中智学 についてふれよう。






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Last updated  2012.10.22 08:42:44
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