湘南フレンチ奮闘記

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March 9, 2007
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カテゴリ: 料理・食べ物
一年中あちこちの山を歩いていると、いろいろな物を見つける。
だが見つけてからと言って,すぐにメニューに加えるわけではない。
なんと言っても口に入る物で、安全・安心、そして話題性や美味しい個性が無くては無理に乗せるだけの話で終わってしまうからだ。

こんな例もあった。
野生のホップだ。

秋には無理やり時間を割き、あちこちの山へ収穫に向かう。
一番近い山、丹沢は植林が進み里山が荒れている関係上なかなか茸の発生する場所を見つけるのが難しくなってきた。

そんな話をすると、今まで採っていた場所は?と怪訝そうな顔をするが、自然での発生状況は刻一刻と変化をしていく。

先にも書いたが、茸の発生条件は、先ず菌が繁殖しやすい樹種があることが最低条件で、次が湿度・温度・日照条件が揃わなければ発生しない。


とても一本や二本採取していたのでは、時間の無駄になってしまう。

そうなると大量に採取するには、条件の整った広い場所がある所をさがさなくてはならない。

去年あった場所はと言うと、周りに草が繁殖したり、立ち木が成長したりで環境がドンドン変わり、これから条件を満たす場所以外は出向いても収穫量は確実に減るからだ。

そのような理由で、暇さえあれば山を徘徊?しなくてはならない。

勢い、地元丹沢山だけでは限界を生じ、富士山やその裾野まで足を運ぶ必要が有る。

10月に入ってからだろうか、鉄砲の師匠と山中湖の山にアシナガ(茸)を探しに言った時、始めて登る山でろくな収穫も無くそろそろ帰り支度というときに、低木にからみつき、楕円形のはなを沢山見つけた。

花はすでに枯れ、茶色く変色していたのだが、どこかで見たような物、首を傾げながら口に放り込み噛み締めると、ジワット苦味が広がった。

もしかしてあれかな?少し採取して帰宅、図鑑を広げるとあった。
間違いなくホップだった。

その年は収穫できずに、一年後に採取してみたのだが、利用法が今一思い浮かばず、結局メニューに載せるようになったのは三年後だった。

山に入り、くまなく散策を続けると色々な物が目に飛び込む。


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Last updated  March 9, 2007 11:37:50 AM
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