湘南フレンチ奮闘記

湘南フレンチ奮闘記

PR

Profile

rannbo

rannbo

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Archives

November , 2025
October , 2025
September , 2025
August , 2025
July , 2025
March 10, 2007
XML
カテゴリ: 料理・食べ物
山に入り、様々な食材を採取して更に盛り込む。
それをお出しする時には、これは何処々の何でこの用にしました・・・と説明しながらお勧めするのだが、中には素晴らしいですね!山を散策できて・・!
綺麗な山に入り、食材を採取するなんて・・・と羨む方がいらっしゃるが、山は決して綺麗でも素晴らしい物でもない。

私が小学生の時分大分前になるがその頃の山は綺麗と言うより、自然がそのままで素晴らしかった。
その里山で山菜や野草の勉強をしたのだが、タラの芽でもウドでも沢山あり、どちらかと言うと、採る人が少なく探す苦労も無く手に入った。

あの頃は楽しかった。
何が?とにかく自宅の裏山がミカン畑で一山越せば、林業に携わる人以外入り込まない里山や雑木の林が沢山あり、ススキの原や草原にはウサギが沢山いたからだ。

今にして思えば、狩猟への関心はその頃芽生えたのだと思う。
山に自生する草花や山菜を探し、これはアルカロイド(アク)が強いからこうしなくては食べられない!とか、鬼アザミの根っこはヤマゴボウと言い食べ方は云々と本を片手に散策、草原にウサギの糞を見つけると、これを獲る罠を仕掛けて過ごした。



罠は簡単な仕掛けで、針金を支度しカウボーイが使う投げ輪のような仕掛けを作る。
勿論相手がウサギなので、輪の径は15センチ内の小さな物だ。

これをウサギが通る道に仕掛けるのだが、輪を道に立てて端をしっかりした杭に結び付け地面に差し込んでおく。

そして、そのまま放置して毎日様子を見に行くことも有れば、悪がきが集まれば大勢でウサギを追い出し、罠のほうに追い立てて獲る事も有る。

追われたウサギは一生懸命に逃げ、運がよければ道に仕掛けた針金の輪をくぐりぬけようとするが、端が杭で地面に固定されているので、首に針金の輪が食い込む事になる。

そうすればしめた物、暴れれば暴れるほど首が締まり、最後にはぐったりと横たわる事になる。

これを仕掛ける条件は草がほどよく茂り、はっきりとウサギの道が出来ていて、丁度草のトンネル状態に道が出来ていなければ、効果はない。

そのような場所を探すには根気が必要だが、なに子供時代は時間が無制限に有るから、こんな事も出来たのだろう。

後は小田原はミカンの栽培が盛んだった(今もだが)
ミカン山にはヒヨドリが住み着きミカンが熟れる頃になると、あちこちでピー・ピーギャーギャーとさえずりながら飛び交っていた。

このヒヨドリ、ミカン農家にとっては害鳥で収穫間際になるとミカンを突付くこの鳥に困り果てていた。


この鳥を取るにはよく空気銃を使ってた。

当時の空気銃はおもちゃで子供の雑誌に広告が載っていて、誰でも許可無く買う事が出来た。

確か8500円から9500円だったと思う。
機構も簡単でバネの力で鉛弾を飛ばすもので弾速も遅く、飛ぶ弾が目視出来る位で、真っ直ぐには飛ばず右に左へと蛇行して飛んでゆく代物だが、当時の私には憧れのものであった。
小学生では幾らオコズカイを溜めても手が出る代物ではなく諦め、身近な物を利用してこのヒヨドリを獲っていた・・・続く・・・

ル・パスポートのホームページ
人気blogランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 10, 2007 12:20:05 PM
コメント(0) | コメントを書く
[料理・食べ物] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: