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兵庫の姿は、兵庫だけの問題ではない
私は、小田原でのみかん仕事から帰って、前川喜平氏の論評が気になっていました。
前川氏にしては珍しくも、不本意な事態に怒っている記事でした。
11月17日に投・開票された兵庫県知事選についての結果についてです。
私は神奈川県小田原でみかん栽培をしていますが、
11月19日(火)に、ある会話がありました。
当地のみかん園にたずさわる婦人が、斉藤当選をウハウハとして喜んでいたんです。
私は、それは兵庫県民の問題かと思っていたんですが、違うんです。
ひとりでみかん園を維持すべく頑張ってい夫人ですが、
「兵庫の県知事選の結果を知っているか」
「自殺した県幹部の実際は不倫していたんだ」
「マスコミのセクハラ問題は嘘っぱちばかりで、それに一人対抗したのが斉藤氏だ」。
ようするに、斉藤当選を喜んで、共感を求めてきたんです。
もちろん、とんでもない。私なりに、それなりに抗弁して、説得を試みたんですが、ダメなんです。
信じ切っちゃっているひとにとっては、まったく対話にならないんです。
新聞はとっていても、ちっとも読んでおらず、
インターネットで、自分のすき好む世界にだけはまり込んでいく。
唯我独尊の世界で、まわりの客観性というものが見えないんです。
私としては、ちかしい知人の関係ですから、話を試みています。
しかし、そのあとで、どッと疲れるんですね。
そうしたみかんの収穫の小田原から帰って、
どういうわけか、前川喜平氏の発言が気になりました。
氏が、こうした問題ですが、
どこかで、いつになく、憤りを表面にしていたのを思い出したんです。
どこで、語っていたのか?
その記事をあれこれいろいろ探しました。
「東京新聞」の本音のコラムだったか?いやちがう、ない。
「しんぶん赤旗」への談話か?やはりなくて、見つからない。
いろいろと、あれこれさがしたんですが。
しかし、ついにわかりました
前川氏のX(旧ツイッター)でした。
「真実が虚偽に敗れた、誠実が不実に敗れた。寛容が傲慢に敗れた。賢明が蒙昧に敗れた。正気が狂気に敗れた兵庫県知事選。この深刻な民主主義の危機は、メディアと教育の責任だ」
そうしたことを語っていた、とニュース編集部は紹介していました。
このリフレーンはその通りで、それは疲れを癒してくれる真理があります。
私などは「太陽が地球の周わりをまわっているのか、それとも地球が太陽をまわっているのか」
その問題であり、それは科学的な真理は多数決の問題ではない。
現代人が電話を使い、電気釜でご飯を炊いてくらしている、その人たちは、科学的な真実というものを、いやおうもなく実践している。
そのことは、意識の上でもやがては多数派の人たちにとっても、真理として直視せざるをえなくなる。
わたしなどは、そう信じるものですが。
それにいたるには、
何が真理なのか、ガリレオの闘いが、今の今日においてもある、私などはそう思うんです。
そんなモヤモヤした気分で帰京した時に、一つのプレゼントがありました。
11月21日(本日)付の「しんぶん赤旗」です。
「SNSがフェイクとなり、ゆがめられた選挙」
と、喝破していました。
多くの国民が、このことに耳を傾けてくれれば良いのですが、
残念ながら、これは全国民からしたら、わずかな読者の人たちでしょう。
もうひとつ、私などの経験としては、東京都知事選挙でも共通だったんです。
公営掲示板に、同じ顔が10数人も占拠した異常、それは立花氏でした。
東京では、都知事選をとおして問題となりましたが、
所を変えて、ここ兵庫でも、またぞろ立候補した。
今度の立花氏は、「斉藤さんを応援するする」「僕に投票しないでください」
などといって候補者運動をしたというんです。
わかりますか、これって。
またしても、選挙の意味、尊厳を打ち捨てること。
まったく、こりない人です。
それは選挙の、候補者の主張の尊厳を選ぶという意味を、まったく汚すものです。
その弁舌をマスコミが、批判姿勢もなく報道してたれながす。
わたしなどは、兵庫に知人がいるんです。
その人に、様子を聞いてみました。
「若い人たちは新聞などみず、SMSだけで、その世界にのめり込む、
立花が前座をして、斉藤候補を持ち上げていた。
公務員にたいする庶民の反発をあおって、
マスコミもそれに迎合していた。
そんな事態に、ファシズムのような危機感を感じた」
と、義憤を語っていましたが、あの結果です。
私などは、東京都知事選挙も同じ経験がありました。
今回の兵庫は、特別でも、初めてでもありません。
ようするに、東京も兵庫も早川もおなじです。
今、日本全国が共通の本質問題に直面しているということです。
主観主義的な感情ではなく、それを越える客観性の認識です。
「それでも、地球は動く」、
このガリレオの真理観を、私たちは今、高く掲げる時です。
ただし、今は、真の民主主義とは何か、自然と社会の真実です。
人類が経験してきた、戦前戦後の経験があります。
今、その戦前戦後の厳しい苦労を体験してきた国民です。
ちょろまかされるなんてことは、ないはずです。
その良識の力を合わせて、
国民的なレベルで、その民主主義の何たるかを、はっきりと証明すること、まがいものに対しては、それを断固として打ち破ること、
先人の苦労にかけて、今の我々の名誉がかかっています。
日本国民にとって、その明確な力が求められているということです。
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