みかんの木を育てる-四季の変化

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2024年11月21日
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カテゴリ: 政治

​兵庫の姿は、兵庫だけの問題ではない​

私は、小田原でのみかん仕事から帰って、前川喜平氏の論評が気になっていました。
前川氏にしては珍しくも、不本意な事態に怒っている記事でした。
11月17日に投・開票された兵庫県知事選についての結果についてです。


私は神奈川県小田原でみかん栽培をしていますが、
11月19日(火)に、ある会話がありました。
当地のみかん園にたずさわる婦人が、斉藤当選をウハウハとして喜んでいたんです。
私は、それは兵庫県民の問題かと思っていたんですが、違うんです。

ひとりでみかん園を維持すべく頑張ってい夫人ですが、
「兵庫の県知事選の結果を知っているか」
「自殺した県幹部の実際は不倫していたんだ」
「マスコミのセクハラ問題は嘘っぱちばかりで、それに一人対抗したのが斉藤氏だ」。

ようするに、斉藤当選を喜んで、共感を求めてきたんです。
もちろん、とんでもない。私なりに、それなりに抗弁して、説得を試みたんですが、ダメなんです。
信じ切っちゃっているひとにとっては、まったく対話にならないんです。

新聞はとっていても、ちっとも読んでおらず、
インターネットで、自分のすき好む世界にだけはまり込んでいく。
唯我独尊の世界で、まわりの客観性というものが見えないんです。

私としては、ちかしい知人の関係ですから、話を試みています。

しかし、そのあとで、どッと疲れるんですね。

そうしたみかんの収穫の小田原から帰って、
どういうわけか、前川喜平氏の発言が気になりました。
氏が、こうした問題ですが、
どこかで、いつになく、憤りを表面にしていたのを思い出したんです。


​どこで、語っていたのか?
その記事をあれこれいろいろ探しました。
「東京新聞」の本音のコラムだったか?いやちがう、ない。
「しんぶん赤旗」への談話か?やはりなくて、見つからない。
いろいろと、あれこれさがしたんですが。

しかし、ついにわかりました
前川氏のX(旧ツイッター)でした。​

「真実が虚偽に敗れた、誠実が不実に敗れた。寛容が傲慢に敗れた。賢明が蒙昧に敗れた。正気が狂気に敗れた兵庫県知事選。この深刻な民主主義の危機は、メディアと教育の責任だ」

そうしたことを語っていた、とニュース編集部は紹介していました。
このリフレーンはその通りで、それは疲れを癒してくれる真理があります。

私などは「太陽が地球の周わりをまわっているのか、それとも地球が太陽をまわっているのか」
その問題であり、それは科学的な真理は多数決の問題ではない。

現代人が電話を使い、電気釜でご飯を炊いてくらしている、その人たちは、科学的な真実というものを、いやおうもなく実践している。
そのことは、意識の上でもやがては多数派の人たちにとっても、真理として直視せざるをえなくなる。
わたしなどは、そう信じるものですが。

それにいたるには、
何が真理なのか、ガリレオの闘いが、今の今日においてもある、私などはそう思うんです。

そんなモヤモヤした気分で帰京した時に、一つのプレゼントがありました。




11月21日(本日)付の「しんぶん赤旗」です。

「SNSがフェイクとなり、ゆがめられた選挙」
と、喝破していました。
多くの国民が、このことに耳を傾けてくれれば良いのですが、
残念ながら、これは全国民からしたら、わずかな読者の人たちでしょう。

もうひとつ、私などの経験としては、東京都知事選挙でも共通だったんです。
公営掲示板に、同じ顔が10数人も占拠した異常、それは立花氏でした。
東京では、都知事選をとおして問題となりましたが、
所を変えて、ここ兵庫でも、またぞろ立候補した。

今度の立花氏は、「斉藤さんを応援するする」「僕に投票しないでください」
などといって候補者運動をしたというんです。

わかりますか、これって。
またしても、選挙の意味、尊厳を打ち捨てること。
まったく、こりない人です。
それは選挙の、候補者の主張の尊厳を選ぶという意味を、まったく汚すものです。
その弁舌をマスコミが、批判姿勢もなく報道してたれながす。

わたしなどは、兵庫に知人がいるんです。
その人に、様子を聞いてみました。

「若い人たちは新聞などみず、SMSだけで、その世界にのめり込む、
立花が前座をして、斉藤候補を持ち上げていた。
公務員にたいする庶民の反発をあおって、
マスコミもそれに迎合していた。
そんな事態に、ファシズムのような危機感を感じた」

と、義憤を語っていましたが、あの結果です。

私などは、東京都知事選挙も同じ経験がありました。
今回の兵庫は、特別でも、初めてでもありません。

ようするに、東京も兵庫も早川もおなじです。
今、日本全国が共通の本質問題に直面しているということです。

主観主義的な感情ではなく、それを越える客観性の認識です。
「それでも、地球は動く」、
このガリレオの真理観を、私たちは今、高く掲げる時です。
ただし、今は、真の民主主義とは何か、自然と社会の真実です。
人類が経験してきた、戦前戦後の経験があります。

今、その戦前戦後の厳しい苦労を体験してきた国民です。
ちょろまかされるなんてことは、ないはずです。

その良識の力を合わせて、
国民的なレベルで、その民主主義の何たるかを、はっきりと証明すること、まがいものに対しては、それを断固として打ち破ること、
先人の苦労にかけて、今の我々の名誉がかかっています。


日本国民にとって、その明確な力が求められているということです。






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Last updated  2024年11月21日 23時36分11秒
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