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まってました! 志位・斎藤幸平対談の後半です
おどろきです。既に放映された前半の1時間は、短期間に20万人の視聴者があったとのこと。

それは日本社会にひろくあるマルクスに対する関心ですが、それはさすがですね、大したものです。
なんたって、短期間に20万人の視聴があったとのことですから。
日本社会がもっている、そのおおきな潜在力を、私はあらためて再認識しています。
私などが思うのに、その哲学ですが、
カントは封建的な社会体制の中にあって「啓蒙とはなにか」—理性を説きました。
その精神革命は、理性的な精神以外の勝手なものは認めないと、これはフランス革命のロベスピエールが行為で示したものです。
カントは、イギリスの経験主義の近代の合理的な成果と、フランスのルソーの『エミール』に学んで、主観的観念論の立場からですが、近代人の必須の要件を明らかにした。
私たちにも一般によくある経験主義をのり越えて、庶民が無教養だからといってそれを蔑視するような姿勢をあらためて、カントは哲学の世界でしずかな精神の革命を起こした。
それを引き継いだフィヒテは、主観的観念論からであっても、自我の認識に弁証法をさぐった。
その成果をシェリングは、直感(直接知)からだけど、主客が同一することをとらえた。
その同僚のヘーゲルは、これらの努力を吟味して、観念論の立場からだけど、世界(自然・精神の歴史)にある弁証法をとらえた。
その成果をマルクスは検討する、そしてヘーゲル弁証法から唯物弁証法をつくりだした。さらに唯物論的歴史観を1844年に提起した。
そして社会の基礎に経済を見て、経済学を学びだし1847年には「賃労働と資本」-剰余価値論の基本を講演した。同時に1848年には『共産党宣言』で諸国の人たちに、現代人はその条件に応じての資本主義社会の搾取をのり越えるとの課題を提起した。
以来20年、経済学の批判作業をすすめて、1867年『資本論』にまとめて第一巻を遺した。
エンゲルスは1891年(明治24年)に『賃労働と資本』の「序論」を書き、『資本論』の第二巻、第三巻をまとめ、私たちに残してくれた。
私などが思うのに、今回の志位さんの「赤本『資本論』」ですが、
それは、『資本論』第一巻のおおまかな要点を、3時間半の短時間で現代人に紹介した。これは奇跡的な作業です。
それはドイツ古典哲学からの唯物弁証法、マルクスの唯物論的歴史観によるもので、
マルクスの剰余価値論を、コンパクトに現代の日本資本主義社会の本質を明らかにした「つぶて」です。
もしも否定できるなら、どうぞ否定して見ろ、といった科学の大道です。
しかし、私たちはその真理を、ただ一般的に繰り返すのではなくて、それを一つの基本認識として、
それぞれの人が、今の社会の中で自分が直面している問題を、具体的に探って、自分自身で打開する道を見つけなければならないという歴史的な宿題ですが、そのことをマルクスが提起していることを、現代人に再確認させたということです。
今日、志位さんと斎藤幸平氏の対談の後半が公開されました。
すでに前半の1時間は公表されていますが、今回はその対談の後半です。
はたしてそこでは、どの様なことが語り合われているのか。
気候危機と格差の広がりが問題とされる今日の世界ですが、とりわけ卑屈な対米従属、『女工哀史』ころからの労働条件改善の問題、高齢化して風前の灯火にある農業、若ものたちをとりまく閉塞状況、危険な軍事優先を推進する自民党政治、これらの現代資本主義の矛盾の集中している今の日本です。お二人が、この問題をどの様にとらえ、その打開策をどう語り合っているのか、注目しています。
それは、現代の日本人全体が直面している問題ですが、同時に世界が抱えている問題です。それをお二人がこの対談をとおしてどの様にとらえているか。私たちとしても、それをしっかりと確認する必要があると思います。
【斎藤幸平vs志位和夫】激論!搾取されない人生とは?『資本論』から知る共産主義への想い【ReHacQvs日本共産党】 - YouTube
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