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浦沢直樹×手塚治虫の『PLUTO(プルートウ)』です。この作品は手塚治虫の『鉄腕アトム』の中の一短編である『地上最大のロボット』を一長編にリメイクしたものです。浦沢直樹が生まれて初めて漫画で感動した作品が、この『鉄腕アトム』の中の一短編である『地上最大のロボット」であった。この一短編は浦沢にとって漫画家を志すきっかけになった作品でもあり、浦沢はこのリメイクを切望。2002年冬、手塚プロダクション・手塚眞は一度は浦沢の要望を断ります。しかしながら、その後の浦沢の熱心なラブコールに心を動かされ、2003年3月 28日に『地上最大のロボット』のリメイクを了承してくれます。そして同年9月よりビッグコミックオリジナルにて連載がスタートしました。リメイクを了承する条件として、手塚眞は浦沢直樹に、単なるオマージュ作品ではなく浦沢作品として本作を描くことを要望しました。そのため、キャラクターデザインやストーリー設定の一部には浦沢流のアレンジが加えられています。手塚治虫の原作ではアトムが主人公ではあるが、浦沢直樹版では原作で脇役として登場したドイツの刑事ロボット『ゲジヒト』が主役となっています。アトムとウランも登場しますが、キャラクター・デザインは大幅に変更されています。
2006.12.31
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大暮維人の『天上天下』です。この作品はULTRA JUMPの1997年11号より連載され、かれこれ10年近く続いている作品です。第1巻より、そのストーリー概略を見てみると・・・鉄拳(ナックル・ボム)と言う名のケンカ屋、凪宗一郎とボブ牧原は、統道学園に入学する。学園で最強を名乗るため、二人は強敵に立ち向かう。学園での出会いは、二人の運命を戦場へと導いていく。第2巻 柔剣部に入部したケンカ屋2人、宗一郎とボブ。棗家での強化合宿の中でその強さの片鱗を覗かせ、先輩部員達を驚愕させた。そして合宿最終日、ついに宿敵・執行部が動き出す。闘うことへのそれぞれの想いを胸に激闘が始まった!! 第3巻 柔剣部と執行部の決戦が繰り広げられる中、宗一郎やボブ達に、執行部最強メンバーが次々と襲いかかる!凄まじい戦いに決着をつけるべく、統道学園における力の象徴・執行部会長がついにその姿を現した……。 第4巻 柔剣部と執行部の戦いは執行部会長・高柳光臣の出現により終結をみた。だがそれをきっかけに、柔剣部部長・真夜の退学が確定し、部内に不穏な空気が流れ始める。それに呼応するように鳴り始めた今は亡き棗 慎の愛刀が過去への扉を押し開く……。 第5巻 光臣と真夜の出逢い。彷徨い続ける慎。高柳家の不気味な謀略。漢・文七の大活躍。軋む流れの中に交錯する数々の想い。やがて訪れる悲劇の序章が静かに始まった…。 第6巻 真夜、光臣、高校1年の春。近づいた二人の距離に、楽しげな学園生活が訪れる。しかし、その笑顔の知らないところで、悲しみの歯車は回り始めていた。未だ謎に包まれた龍眼の力。そして、高柳道現師父の目的。計略によりぶつかる強大な力と力の狭間に、真夜、光臣、慎らは巻き込まれて行く…。そんな中、いよいよ天覧武会予備選が始まった!! 第7巻 「真の武」を覚醒させようという道現師父の計略により、天覧武会予備戦は血生臭い戦いが展開されていた。唯一の心の支えである妹・真夜は光臣に惹かれてゆき、孤独な戦いに疲れ果てた慎は、自分の運命を嘆き呪いながら狂気の淵へと堕ちていく。そして、慎VS光臣の壮絶な戦いが始まる……。 第8巻 曰く付きの刀“零毀”を手に逃げ出した亜夜を光臣と真夜が追う。「過ちを繰り返しはしない…」同じ思いを持ちながらも、見つめる先を違えた2人は、天覧武會予備戦で決着を付けることを約束する。過去を知った上で、共に戦うことを選んだ宗一郎とボブ。凶祓いの血を覚醒させるべく宗一郎は特別コーチと出逢う……。 第9巻 予備戦まで、残すところ1か月。十二宗家の元当主達による宗一郎の特訓が始まり、未知数の能力は確実なる成長を遂げていく。その宗一郎と亜夜の前に「F」を名乗る男・穹が現れる。「誰のために戦うのか?」そう問いかける穹と、その答えを探す宗一郎の激しい戦いが始まる。柔剣部VS執行部の戦いは新たな局面を迎えつつあった…。 第10巻 宗一郎・亜夜・暮井の3人は、棗家に訪れた厭魅家最後の生き残り、魍鬼を助けるために九州へと旅立つ。彼らを迎え討つはFが1人、颯家当主・又左。赤羽の分家にあたる厭魅の聖地にて壮絶なる戦いが火蓋を切る。戻る道を持たず、行く道を知らず、迷い傷つき、それでも人は、前へと進まなければならないのか……。運命に翻弄される若き獅子たちの孤独な戦いが、今始まる!!第11巻 異能の力による戦が、厭魅の聖地を揺るがし、共振する赤羽の力は宗一郎を魔の覚醒へと導く……。――戦いの末、学園に戻って来たのは亜夜と暮井の2人だった。宗一郎が連れ去られた事を知り、九州へと発つ真夜、そして宗一郎を取り戻そうと集結するボブ達。運命に抗う術を求め、立ち上がる柔剣部の面々。辿り着く先に待ち受けるは光か闇か……!! 第12巻 学園に乗り込んできた圓円。「F」の一人である彼女の凶刃が振り抜かれる。苦戦を強いられるボブのもとに雅孝が駆けつけるが、「F」の包囲網は何重にも張りめぐらされていた! 傷を負うボブ、囚われた亜夜。バラバラになることを余儀なくされた柔剣部…。守るべきものを背負い、打ち砕くべき敵を見据え、雅孝の真の力が試される。握られた拳はこの危機を打破できるのか!?第13巻 静かに流れる時。穏やかに見える日常の中、それぞれの葛藤は歪みをかたどっていく。己の進む道を迷うボブ。届かぬ想いに灼かれる亜夜、そして雅孝。覚悟を決め学園に戻った真夜。幽閉され黒龍へと変貌しつつある宗一郎。何故、戦うのか。何故、強くなりたいのか。何故、自分はここにいるのか…。答えを求め今、動き出す!! 第14~第15巻 刎ねられた宗魄の首…。しかし、全ては計画通りであった。物語は源流へと遡り、その宿命が明らかになる!! 時は戦国。そこには大坂城に結界を張り巡らし、赤羽による支配を目論む、現在と変わらぬ宗魄の姿が! 平和を願う十二宗家と袂を分かった宗魄、戦いの義はいずれにあるのか!? と、最初の頃は学園格闘ものかと思いきや、すっかり伝奇ものに変わっておりますねぇ・・・夢枕獏の『キマイラ』に近い世界観になってきているような気が・・・そして、絵柄が藤島康介の『あぁっ女神さまっ』に近くなってきているような・・・来月19日には第16巻が発売されます。年末のわずかな休みを利用して再読しておりますが、面白いものは面白いっ!!
2006.12.30
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田中芳樹の大河ファンタジー小説『アルスラーン戦記』です。この作品は当初、角川書店の角川文庫より1~10巻が刊行され、11巻以降は光文社のカッパノベルズから刊行されました。なお、カッパノベルズでは1~10巻分は2巻1冊の新装版として刊行されています。ルシタニアに征服されたパルスを奪還するまでを描いたのが、第一部(1~7巻)です。かつてパルスを震撼させた蛇王ザッハークとその眷属たちとの戦いを描いたのが第二部(8巻~)となっています。全16巻(第1部7巻、第2部9巻)で終了の予定です。当初は半年、もしくは1年で1冊刊行というペースであったが、9~11巻の刊行ペースは数年に1冊というペースになりました。(夢枕獏のキマイラペースになりつつある。)今回、『アルスラーン戦記~暗黒神殿~』(12巻)が12月7日に刊行されました。久々に通常よりかなり早いペースです。発売されて3週間ほど経っていたのですが、今日やっと仕事帰りにゲットいたしました。また積ん読コレクションが増えました・・・(;^。^A 中世ペルシアによく似た異世界の英雄物語――。凄惨! ペシャワール攻防戦!! 万騎長(マルズバーン)・クバードらが必死に応戦するものの、魔将軍(ガウマータン)・イルテリシュ麾下、圧倒的な魔軍の猛攻に陥落寸前、そのとき……! 一方、巡検使(アムル)・ギーヴが立ち寄った「プラタナスの園(バーゲ・チナール)」には、王太后・タハミーネと銀の腕輪にまつわる奇妙な噂が立っていた。そして国王アルスラーンの在る王都エクバターナにも、蛇王ザッハークの眷属が跳梁する! 王都を目指す女騎士エステル、ミスル国で機を窺うヒルメスと孔雀姫(ターヴース)・フィトナ――それぞれの運命の輪が音を立てて廻る!(新書カバーより)
2006.12.29
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THE NIGHTFLY1:I.G.Y2:GREEN FLOWER STREET3:RUBY BABY4:MAXINE5:NEW FRONTIER6:THE NIGHTFLY7:THE GOODBYE LOOK8:WALK BETWEEN RAINDROPSPRODUCED BY GARY KATZDONALD FAGENの“The Nightfly”です。この作品は、とりわけ緻密に練られたハイセンスなサウンドでファンを魅了したスティーリー・ダンのメンバー、DONALD FAGENのソロ・アルバム第一弾で、1982年に発表されたアルバムです。当時のDONALD FAGENは音の“錬金術師”と呼ばれ、スティーリー・ダンのサウンドを“より一層緻密でハイセンスな音”にグレード・アップさせ、このアルバムを完成させました。音楽的な部分では、スティーリー・ダンの延長線上にあり、“彼自体がスティーリー・ダンそのもの”と言っても過言ではない雰囲気です。当時の自分はスティーリー・ダンのことはよく解っておらず、アルバム・ジャケットのかっこ良さに惹かれ購入いたしました。いわゆるジャケ買いです。(*^^*)ゞジャケットを机の上に立てながら、アルバムを聴いたときのその完成度に対しての驚きを今でもはっきり覚えています。今もこのアルバムを聴きながら書いていますが、音がとても良い。無駄なサウンドが一切なく、からみつくような各楽器の音。とても24年前に作成されたものとは思いません。当時はアナログ・レコーディングとデジタル・レコーディングの転換期であり、多くのアーティストがまだまだアナログ・レコーディングをしている中、この作品はデジタル・レコーディングで作成されました。ましてや音の錬金術師が緻密な音作りをしているわけですから、ハイグレードな仕上がりにならない訳がありません。サウンド・クリエーターとしても超一流である彼の自信がサウンドを通して伝わってきます。
2006.12.28
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Billy Joelの“The Stranger”です。このアルバムは1977年に発売されたBilly Joelの大ヒットアルバムです。このアルバムの良さは今さら言うまでもありません。昨日、愛機のiPod miniでこのアルバムを久々に聴いたのですが、各1曲1曲の完成度がやはりすごいっ!!(^^♪1. Movin' Out (Anthony's Song) 2. The Stranger 3. Just the Way You Are 4. Scenes from an Italian Restaurant 5. Vienna 6. Only the Good Die Young 7. She's Always a Woman 8. Get It Right the First Time 9. Everybody Has a Dreamの9曲が収められてます。その中でスポットライトがなかなかあたらず、個人的に名曲だと思われる曲が 5. Vienna です。ライブやベスト版にもなかなか収められず、なかなか日の目を見ないこの曲なのですが、ゆっくりとしたピアノの旋律が聴こえてくるイントロ部分と、途中のアコーディオンの音色と最後のピアノのフレーズでの終わりが、とても印象的で魅力のある曲です。師走に入ってから休みもほとんど取れず・・・毎日忙しく疲れた体と精神をこの曲が癒してくれました。まるで、「急いで一生懸命やりすぎる必要は無いよ・・・」と言ってくれているようです。疲れた時には是非、聴いてみて欲しい曲です。Slow down, you crazy child you're so ambitious for a juvenile But then if you're so smart, tell me Why are you still so afraid? Where's the fire, what's the hurry about? You'd better cool it off before you burn it out You've got so much to do and Only so many hours in a day But you know that when the truth is told.. That you can get what you want or you get old You're gonna kick off before you even Get halfway through When will you realize, Vienna waits for you? ....
2006.12.27
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石ノ森章太郎の未完の大作『サイボーグ009』が、ついに『完結編』として小説で刊行となりました。石ノ森章太郎の構想ノートをもとに、ご子息の小野寺丈氏が著者となって、完成させたようです。その内の第一巻が、刊行となりました。この小説版は数年前から“刊行される”と言われ続け、数年が経ちました。もしかして・・・噂?と思いきや、今回の刊行に至っております。全3巻で構成されるこの作品は・・・正直、“読みたくもあり・・・”“読みたくもなし・・・”という微妙な気持ちです。未完の大作と言われる『サイボーグ009』。このまま未完でもいいのかなぁ・・・という気持ちも少なからずあります。手塚治虫の『火の鳥』も先生が生前、「完結編にはアトムが登場するんです。」なんてことを言われており、当時は「ん~・・・読んでみたい」と思いましたが、先生がお亡くなりになってからは、『火の鳥』は未完ゆえのスケール感があり、あれはあれで大作ではないかと思っております。『サイボーグ009』に対しても同じ気持ちが働いてしまう部分があります・・・完結編はタイトルからすると、『神々との闘い編』を中心にストーリーが展開されるのではないかと思います(購入して確かめてみます。)。神々との闘い編が途中まで発表されていた当時、セリフがほとんど無くなり、抽象的な表現がとても多くなった『サイボーグ009』はそれまでのものとは大きくかけ離れており、何かとてつもなく壮大なストーリーが展開されようとしていることはどの読者も思っていたことであると思います。しかも・・・最後の敵は“神々”であるというハルマゲドン・ストーリー的展開をしようてしていたわけですから、ますますそのスケール感に圧倒され、未完の深淵にはまっていきました。その『神々との闘い編』が今回完結する・・・これは本当に複雑な気持ちです。ただ・・・自分の中でも『サイボーグ009』を完結させる意味においても、この本を購入し、読んでみようと思います。結局、『天使編』は『神々との闘い編』のパイロット版ということで、このまま封印されてしまうんでしょうかねぇ・・・(ーー;)
2006.12.26
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"Happy Christmas (War is over)"So this is ChristmasAnd what have you doneAnother year overAnd a new one just begunAnd so this is ChristmasI hope you have funThe near and the dear oneThe old and the youngA very merry ChristmasAnd a happy New YearLet's hope it's a good oneWithout any fearAnd so this is ChristmasFor weak and for strongFor rich and the poor onesThe world is so wrongAnd so happy ChristmasFor black and for whiteFor yellow and red onesLet's stop all the fightA very merry ChristmasAnd a happy New YearLet's hope it's a good oneWithout any fearAnd so this is ChristmasAnd what have we doneAnother year overAnd a new one just begunAns so this is ChristmasI hope you have funThe near and the dear oneThe old and the youngA very merry ChristmasAnd a happy New YearLet's hope it's a good oneWithout any fearWar is over If you want itWar is overNow... クリスマスのひと時をどうお過ごしでしょうか。今年も残りあとわずかになりました。来年も皆様にとって良いお年になるように心からお祈り申し上げます☆
2006.12.25
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Merry Christmas!!☆ミChristmas comes this time each year!!☆Have a good time☆CHRISTMAS DAYThe Christmas spirit growsWith each new dayAnd it's so close but seems so far awayAnd yet it comes only once a yearBefore you know it , it's already hereThe streets are filled with laughter...
2006.12.24
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川崎のぼるの『いなかっぺ大将』です。♪♪ひとっつ、ひっとよ~り ちっからもちぃ~っふたっつ、ふぅ~るさっと あっとにしてぇ~っはぁな~のぉ~ 東京でぇ~ うぅ~でだっめぇ~し~っ・・・♪♪川崎のぼる原作の少年漫画作品『いなかっぺ大将』です。この作品は、1968年頃から数年間、小学館の学習雑誌で連載されました。テレビアニメ化もされており、イタリアなど他国でも放送されたことがあります。少女時代の天童よしみ(当時は吉田よしみ)がアニメ版の主題歌を歌っていたことは有名です。小学館の学習雑誌に連載された原作は、当初は熱血柔道まんがであったのだが、次第にギャグ漫画になっていきました。(最初は星飛雄馬や荒野の少年イサムやアニマル1と同じような熱血美少年顔で、目が熱血目であった。)ギャグ化が進み、それを大きく支えていたツールは、1:ふんどし(越中ふんどしがはずれてしまう) 2:涙(通称10円玉涙) 3:とってんぱぁのにゃんぱらりこしぇ(にゃんこ先生が空中回転する際に発生する奇妙なかけ声)テレビアニメでは第一話からギャグ漫画になっておりました。10円玉涙がなんと振り子時計のように揺れて動いていました。もともとのストーリーは、幼くして両親を亡くし山村で祖父に育てられた風大左ェ門が、父の旧友・大柿矢五郎に誘われて柔道の修行の為に上京するというところから始まります。『いなかっぺ大将』の主人公である風大左ェ門は、自分が初めて見た「美形ではないヒーロー(原作の最初は美形だが・・・)」および「三枚目」の元祖ではないかと思います。かっこは悪いと言えども、菊ちゃんとハナちゃんという二人の女子学生にもてもてであり、柔道の試合中などでガッツあふれる柔道技を見せつつ、ふんどしがはずれるなど・・・お笑いの神様が降りてきた的ナチュラル芸。当時の世の中の一般的な男子は大ちゃんこと風大左ェ門に憧れさえ感じたと思います。(自分はその中の一人)また、子供向けのマンガでありながら、ずいぶん義理人情の世界が描かれており、そういった面でもかっこよく、またはとても優しく映っておりました。川崎のぼるの画は当時の『巨人の星』に象徴されるように、劇画的イメージが強い画でした。ところが、同じような一見劇画風の画でしっかりとギャグ漫画にしてしまうのですから、当時としては相当インパクトのある作品でした。このパターンはのちに『てんとう虫のうた』に引き継がれていきます。そして、ギャグ漫画に一度終止符を打つがごとく、川崎のぼるはその後、『新・巨人の星』や『フットボール鷹』を描いていきます。その後、事故に遭ったりもしたため、川崎のぼるの作品は次第に減っていきました。是非また新作を見てみたいですね。余談ですが、『巨人の星』の続編が、『新・巨人の星』。『新・巨人の星』の続編で『巨人のサムライ炎』(侍ジャイアンツとは一切関係ありません。)という作品があったのをご存知でしょうか。この作品では右大リーグボールも敗れ、完全にピッチャーとしての限界がきた星飛雄馬が水木炎というピッチャー(主人公)に大リーグボール養成ギブスをプレゼントし、水木炎をピッチャーとして育てます。途中で飛雄馬も消えてしまい、ストーリーもわからなくなってしまいました・・・誰か、ストーリーを知ってる方がいたら教えてください。m(._.)m
2006.12.24
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3008000人目のキリ番は ***.toieba.jp 様でした~っ☆ミどうもありがとうございます。(^^♪皆様のまたのお越しをお待ちしておりますぅ☆
2006.12.23
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『男おいどん』のコメントの中で挙げられた『ザ・コクピット』です。この作品は、松本零士の作品群の中で『戦場系』と言われるものです。読みきりの話で展開され、週刊少年サンデーで不定期連載されていた「戦場まんがシリーズ」、ビッグコミックオリジナルで不定期連載されていた「ザ・コクピットシリーズ」、ザ・コクピットシリーズ終了後に不定期連載された「重弾道シリーズ」などが編集・収録されたコミックスが『ザ・コクピット』です。 戦場にいた人たちのドラマ。そのドラマに魅せられた者や描写される機械たちに魅せられた者など、多くの人がこれらの作品を支持しております。特に初期作品の質がとても高く、現在もその高い人気は続いております。 「スタンレーの魔女」と「わが青春のアルカディア」を原作にして「わが青春のアルカディア」が映画化されました。また、1993年にはOVAとして「成層圏気流」「鉄の竜騎兵」「音速雷撃隊」の3作品がアニメ化されています。第一作品は、1969年8月にプレイコミックで発表された『アフリカの鉄十字』です。この作品は第二次世界大戦中のドイツとイギリスの戦いをエピソードにしています。この作品を読んでみると、『生きる』ということと『愛』について考えさせられます。劇中で、イギリスのカトリーヌという女性が目の前でドイツ空軍大尉に恋人を空中戦で失います。そして、こう言います。「戦うことしか知らない野蛮人。」「お別れの前に・・・世界にはもっと素晴らしいものがあることをおしえておいてあげる・・・」と。この場面は非常に印象深く、短編でありながら、人間について奥深く描かれていると感じました。この後、迷わず『ザ・コクピット』を全7巻揃えました。通称“コンビニ・コミックス”と言われるこの種ですが、この小学館 My First WIDE版の『ザ・コクピット』は全エピソードが収録されています。まだゲット出来るようですので、気になる方はゲットすることをお奨めいたします。
2006.12.23
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手塚治虫の驚異的な数ある名作の中のひとつ『ロストワールド』です。手塚治虫の『ロストワールド』(1948)と『メトロポリス』(1949)と『来るべき世界』(1951)の三作品は、初期のSF三部作と言われています。『ロストワールド』は、昭和23年に『地球編』『宇宙編』の2冊の単行本で発表されました。五百万年ぶりに地球に近づいてきたママンゴ星。そこから飛来して来た7つの隕石は、電流を流すと巨大なエネルギーを発生する性質のものでした。この石を拾った動物学者の敷島博士は、ママンゴ星への探検旅行を計画しますが、石をねらう秘密結社の魔の手が彼の身のまわりに忍び寄ります。私立探偵ヒゲオヤジの活躍もあり、結社から逃れて無事宇宙へ飛び出した敷島の探検隊でしたが、人類が栄えていると思われたママンゴ星で、意外な光景を目にする事になります。さて、それは…。(解説より)敷島役のケン一をはじめ、ヒゲオヤジ、ミイちゃん、ブタモマケル、ランプなど、最初期の手塚スターが大集合している作品です。『ロストワールド』の最大の魅力は、上の解説の中にもあるように、「荒唐無稽きわまる」ストーリーにあるでしょう。「これは小説にも漫画にもあらず」といった感じです。手塚治虫の初期の作品だけあって、絵柄は「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」、「リボンの騎士」の頃ともタッチが違い、ウォルトディズニーの初期の白黒のミッキーマウスのアニメを見ているような感覚になります。まさに『ロストワールド』を通して、当時の「古き良き漫画の時代」を体感し、楽しむ事ができる感じです。結末は敢えてここでは言いませんが、あのような結末になるとは全く予想がつかず、読み終わったときに妙な余韻が残りました。その余韻が、作品のスケール感をアップさせているかもしれません。いずれにせよ、この作品のすごさは、この作品に影響を受けた多くの漫画家たち(藤子不二雄・赤塚不二夫・石ノ森章太郎・・・など)を後に輩出したことにも表れています。
2006.12.22
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時折、無性に再読したくなる漫画があります。それは『男おいどん』です。この作品は、4畳半の下宿である「下宿館」における主人公、大山昇太(おおやま のぼった)を中心として、若者たちの青春を描いた作品です。大山昇太の部屋の押し入れにはパンツ(サルマタ)が常に山積みとなっており、洗濯もしないため、雨が降ればサルマタケと称する茸が生えます。バイト生活でもままならず、家賃も払えず、貧困のためにサルマタケを食用とします。『男おいどん』には数々の亜流があり、4畳半部屋の住人を扱った『大四畳半シリーズ』と呼ばれています。作品に描かれている人々の情や主人公の意気込みについて、味わいが深く、今も根強い人気があるシリーズです。大山昇太は松本零士本人がモデルであり、回想録が作品のエッセンスとなっております。作者自身も同作品のキャラクターには事のほか思い入れが強いらしく、よく似た・もしくはほぼ同一キャラクターが他作品にもしばしば登場しております。たとえば、『ワダチ』の主人公の山本轍は 大山昇太と全く区別がつきません。下宿のバーサンもトリさんも相変わらず登場しており、一種のパラレルワールドになっております。このシリーズに共通していることは、貧しいながらも誠実であり、空腹ながらもエネルギッシュであり、どこかキュンとさせる叙情的な部分がこれらの作品に余韻を残しています。松本零士と言えば、黒ベタに計器をたくさん配列した画が描かれているSF的な作品を多く思い起こさせますが、このシリーズのように「人はどこから来て、どこに向かうのか・・・」というテーマの作品も描いています。今でも色褪せることがほとんどない作品です。
2006.12.21
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映画“アメリカン・グラフィティ(AMERICAN GRAFFITI)”です。この作品は1973年に上映されたジョージ・ルーカス監督の青春映画です。「1962年、あなたはどこにいましたか?」という問いにジョージ・ルーカスが自分がティーン・エイジャーだった頃に経験したエピソードを交えて答えた作品です。製作 フランシス・コッポラ 監督 ジョージ・ルーカス キャスト リチャード・ドレイファス、ロン・ハワード、キャンディ・クラーク、ウルフマン・ジャック、ハリソン・フォードこの作品は、当時比較的無名であった役者たちのキャリアを大躍進させる転機となった作品です。2年後、1975年にはリチャード・ドレイファスは“JAWS”のキャストとなります。海洋学者の役として、大成功を収め、ロン・ハワードは映画監督として成功を収めます。また、キャンディ・クラークはもともとしていたモデルで成功を、ハリソン・フォードは4年後、1977年に“STAR WARS”でハン・ソロ役として大成功を収め、その後、“インディ・ジョーンズ”シリーズなどで俳優として大きく前進していきます。1962年、カリフォルニア北部の地方都市。若者たちの楽しみは町中をいかした車でぶっ飛ばし、ガールハントをしてカー・ラジオから流れてくるディスク・ジョッキーの声とロックン・ロールのリズムに酔うこと。高校を卒業した仲の良い4人の若者も例外ではなく、彼らは皆で顔を揃える最後の夜を迎えようとしていた。そして、それぞれの新たなる旅立ちが始まる・・・。41曲のロックン・ロール・グレイテスト・ヒッツを収録!(DVDケース裏より)“アメリカン・グラフィティ”はジョージ・ルーカスにとっても転機となった作品です。1970年、プロとして初の長編映画“THX-1138”を製作。この作品は成功まではいかないにせよ、ジョージ・ルーカスの監督としての力量を大きく上げるものになりました。そして、1973年のこの“アメリカン・グラフィティ”は批評家に絶賛されて大成功を収め、“STAR WARS”への橋渡しをいたします。こうした成功で、ルーカスは自身の製作会社ルーカスフィルム社、インダストリアル・ライト&マジック社(ILM)、スカイウォーカー・サウンド社などを設立し、その後、数々の偉大な作品をここから世に送り出します。この作品は全体に流れるロックン・ロールと生き生きとしたティーン・エイジャーと一つの時代の終わりの3つを描いており、単なる娯楽作品を超える作品となりました。この作品も自分の好きな映画ベスト3に入ります。人生の中で絶対に一度は見て欲しい作品です。
2006.12.20
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BBSでちょうど話題に挙がったので、映画“FANDANGO(ファンダンゴ)”について書こうと思います。この作品は1984年に上映された辛口の青春映画です。監督・脚本 ケビン・レイノルズ 製作総指揮 フランク・マーシャル キャサリン・ケネディ とここまで見ると、映画ファンの方ならご存知かと思いますが、“AMBLIN”、すなわちスピルバーグ一派の作品です。この一派が珍しく特撮を一切使わず、製作したことでもこの作品は有名です。しかも・・・俳優陣がすごいっ!!ケビン・コスナー、ジャド・ネルソン、サム・ロバーズ、チャック・ブッシュ、ブライアン・セサック、スージー・エイミス・・・と当時の若手トレンド俳優(トレンドってもう死語ですねぇ・・・(ーー;))集団“ブラッド・パック”のメンバーを起用し、なんと若き日の“ケビン・コスナー”が主役で出演しております。この映画が上映された頃は、ケビン・コスナーはまだ無名に近い存在でした。ただ、劇中ではなかなかいい役をやっていて、素晴らしい俳優だと思っていたところ、90年代に大ブレイクし、今やすっかり大御所になりました。ストーリーもとても素晴らしく、自分の好きな映画のベスト3に入ります。音楽面では、主題曲はエルトン・ジョンの“土曜の夜はファンダンゴ”が、挿入歌には先日、ブログに書いたキャロル・キングの“IT’S TOO LATE”が使われています。“FANDANGO”とは・・・作品の頭で説明されていますが、1:スペインの音楽 2:スペイン舞踏の一種 3:「馬鹿騒ぎ」という意味があります。1971年、ベトナム戦争中のアメリカ。大学を卒業してゆく5人の若者“ザ・グルーバーズ”が結婚、仕事、それにベトナムという卒業後直面しなくてはならない現実から何とか最後に一度だけ自分を解放させたいと願い、旅へと繰り出す青春ドラマ(ビデオカバーより)とにかくこの映画は面白く、笑える場面も数々あり、最後にはしっかりと胸をキュンとさせてくれる辛口の青春映画です。恋愛色の濃い青春映画はちょっと・・・という方には、絶対お奨めの作品です。是非、一度見て欲しいと思います。自分はビデオで所有しているのですが、どうやら今年の4月にDVDで発売されたようです。(さっき知った・・・)是非、DVDを買わなければ・・・(^^♪
2006.12.19
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今日は“オズの魔法使”について書こうと思います。原題は“THE WIZARD OF OZ”です。最初、邦題は「オズの魔法使い」だと思っていたのですが・・・正しいのは「オズの魔法使」で最後に「い」をつけないのが正しいようです。さて、この映画はかの有名なライマン・フランク・ボーム(Lyman Frank Baum)他を著者とする、児童文学小説です。ストーリーを簡単に言うと・・・アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシーは竜巻に巻き込まれて、飼い犬のトトと共に不思議な「オズの国」へと飛ばされてしまう。途中で脳の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都」にいるという大魔法使いの「オズ」に会いに行く。という冒険ファンタジーの元祖のようなストーリーです。今思えば・・・それぞれがそれぞれの役目を果たす4人パーティーになっていますよね。RPGっぽいかもしれませんねぇ。1939年に、この児童小説をMGM社がミュージカル映画として仕立てたのがこのDVD作品の“オズの魔法使”です。監督はヴィクター・フレミング、主演はジュディ・ガーランド。(女優で有名なライザ・ミネリの母)最初はモノクロなのですが、途中からカラーになります。これがとても綺麗に感じますね~。全てがぱぁ~っと明るくなる感じがするのです。劇中ではかの有名な名曲、エドガー・イップ・ハーバーグ(作詞)とハロルド・アーレン(作曲)による挿入歌『虹の彼方に』(Somewhere Over the Rainbow)が流れます。この曲は映画上映後、主演のジュディ・ガーランドが歌って大ヒットし、現在に至るスタンダードナンバーとなりました。この映画は完成するまでに数々のトラブルに巻き込まれ、撮影が完了するまでには長期の期間を必要としました。たとえば、粗悪な化学薬品のメイクの為に俳優が体調を壊し変わったり、撮影の長引きで資金が増えすぎたり、脚本などが難航して何度もスタッフが入れ変わるなど、というトラブルです。現在だとCGで作成可能なのでしょうが、なんといっても今から67年も前のことです。当時としては相当ハイレベルな技術や撮影をしていたのだと思います。だからこそ、この作品は、現在も色あせない輝きを放っているのだと思います。
2006.12.18
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勝手に“シカゴ復活三部作”と呼んでいるシカゴの18枚目のアルバム“CHICAGO18”です。1986年に発売されたこのアルバムですが、17が発売された1984年から1985年の間にシカゴにとって大きく歴史が変わることが起きました。Peter Ceteraの脱退です。1985年6月の出来事でした。シカゴのフロントマンとして、大きく活躍してきた彼は、ひたすらツアーに出たがるメンバーと対立してしまうことになったのです。バンドというキャラクターで考えると、ツアーでライブを行うということは、ロックバンドとして自然の成り行きであると思われる。しかしながら、アーティストとして考えた場合、より良い音作りでの表現に力を入れたくなるのもわかる。正にこういった部分で両者が対立してしまうようになったようです。Peter CeteraはGLOLY OF LOVEの大ヒットを飛ばし、このチャンスを逃さんばかりにソロ活動に力を入れています。さて、シカゴの方はというと・・・Jason Sheffというルーキーを立て、新生シカゴ第一弾のシングルとして“25or6to4”(長い夜)をリリースしました。この曲は’70年のシカゴの出世作であり、Peter Ceteraの伸びるようなハイトーンヴォイスとホーンセクションが見事に絡み、とても印象に残る名曲です。この出世作作品を敢えてPeter Cetera脱退後にリリースし、大胆なアレンジを施し、Jason Sheffと共に世に送り出したのです。Peter Ceteraが実質後見人であるギタリスト クリス・ピニックも脱退し、完全に新生メンバーとなったシカゴは16,17に引き続き、David Fosterをプロデューサーに迎え、完成させたのがこのアルバム“CHICAGO18”です。前作、前々作よりもよりゴージャスなアレンジを施し、AORな作品がずらりと並んでいます。CHICAGO181:Niagara Falls 2:Forever 3:If She Would Have Been Faithful... 4:25 or 6 to 4 5:Will You Still Love Me? 6:Over And Over 7:It's Alright 8:Nothin's Gonna Stop Us Now 9:I Believe10:One More DayPRODUCED BY DAVID FOSTER
2006.12.17
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3007000人目のキリ番は ***.toieba.jp 様でした~っ☆ミどうもありがとうございます。(^^♪皆様のまたのお越しをお待ちしておりますぅ☆
2006.12.16
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CHICAGO171.Stay the Night2.We Can Stop the Hurtin'3.Hard Habit to Break4.Only You5.Remember the Feeling6.Along Comes a Woman7.You're the Inspiration8.Please Hold On9.Prima Donna10.Once in a LifetimePRODUCED BY DAVID FOSTER 昨日の続きで、シカゴのアルバム“CHICAGO17”です。前作CHICAGO16に引き続き、David Fosterのプロデュース作品です。とてもエレガントな仕上がりをしております。この時期のDavid Fosterプロデュース作品は全盛期を迎え、他のミュージシャン作品も大成功を収めております。“16”に引き続いてAOR色が強くなっているものの、収録の全曲を聞けるアルバムです。前作からの加入したBill Champlinもグループに馴染み、ファンキーでソウルフルな一面を見せております。前作では多少違和感を感じたものの、Bill Champlinのヴォーカルはとてもいいです。しかし、Peter Ceteraのヴォーカルも負けてはおりません。3.Hard Habit to Break,7.You’re the Inspiration では、相変わらずのPeter Cetera節で、透明感のあるヴォーカルを聴かせてくれます。美しいコーラス、真空管アンプを意図的に使った硬めな切れ込みのあるギター、そしてChicagoならではの、暖かみのあるホーン・セクション。とてもゴージャスな雰囲気を演出しております。このアルバムで“16”のHard To Say I’m Sorryのようなシカゴバラードの基本パターンを確立しているように思います。
2006.12.16
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シカゴのアルバム“CHICAGO16”です。オリジナルアルバムタイトルは常に連番にしている彼らの連番通りの16枚目の作品です。このアルバムを作成前のシカゴはアルバムの業績低迷にとまどい、今後のバンドの方向性を見失っていました。特に銃暴発事故でギタリストのテリー・キャスを失ってから、不調な状態が続いておりました。下手をすると、シカゴというバンドの今後はないかもしれない・・・と思われてた矢先、L.AのDavid Fosterをプロデューサーに迎え、新メンバーにはBILL Champlinを迎え、「復活の一枚」と称されるこのアルバムが完成されました。当時はAOR全盛期であり、セールス的には大成功。しかしながら・・・古くからのシカゴファンの間では、シカゴが本来「売り」にしていたブラスロックが大きく変わり、以前とは異質なものであるという批判も多くありました。ゲストミュージシャンにはTOTOのSteve Lukather、David Paich、Steve Porcaroの3名が迎えられました。そのため、70年代から続くブラスサウンドは健在ではありますが、ギターの音がTOTO系サウンドになったのと、David Fosterのプロデュースらしく、キーボード系の音が目立つ音作りに仕上がっております。『70年代のシカゴと80年代のシカゴではどちらが好きか?』という問いが来ると、返答に非常に困ってしまいます。70年代のシカゴには“25or6 To 4”(長い夜)や“Saturday In The Park”や“If You Leave Me Now”(愛ある別れ)や“Does Anybody Really Know What Time It Is?”(一体現実を把握しているものがいるのだろうか?)←めっちゃ長い邦題 などの数々の名曲がありますし、80年代のシカゴにはやはり数々の名曲があります。ただ、自分が一番聴くのは、シカゴ10とシカゴ16~18です。どちらかというと80年代のシカゴかなぁ・・・(^^ゞこのアルバムがリリースされたのは、1982年。その当時は、深夜の音楽テレビ番組「ベストヒットUSA」で流れる“Love Me Tomorrow”や“Hard To Say I’m Sorry”(素直になれなくて)のPVにうっとりし、毎日のようにこのアルバムを聴いておりました。久しぶりにこのアルバムを聴きましたが、やっぱり良いです。1:What You're Missing 2:Waiting For You To Decide 3:Bad Advice 4:Chains 5:Hard To Say I'm Sorry / Get Away 6:Follow Me 7:Sonny Think Twice 8:What Can I Say 9:Rescue You 10:Love Me Tomorrow
2006.12.15
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高橋留美子の『人魚シリーズ』です。このシリーズは週刊少年サンデー不定期に連載された高橋留美子の漫画作品です。『人魚』をモチーフに『不老不死』をテーマに描いた読切作品シリーズです。今から500年近く前に漁師の湧太は仲間と共に浜に流れ着いた人魚の肉を面白半分に食べてしまいます。すると仲間は次々に死んでいき、湧太だけが生き残ります。湧太は生き残っただけでは済まず、不老不死の体となってしまいます。人魚の肉には不老不死の効能があるのですが、その効き目があまりに強すぎるため、普通の人間は猛毒にあたって死ぬか、『なりそこない』と呼ばれる化け物に変わってしまいます。その効き目の強さに耐え切り、不老不死を得ることができる者は数百年に一人と言われ、湧太がその一人の人間であった。不老不死の体質になってしまった湧太は、人と交われぬ永遠の孤独をその身に背負う事になります。親しいものは皆、死を迎え、湧太は永遠の時を生きなければならない運命を背負うことになります。いつしか湧太は元の人間に戻る事を切望するようになっていきます。湧太は元の人間に戻る方法を知るのですが、その方法とは、人魚に会う事であった。「人魚に会えば何とかなる」そう聞かされた湧太は人魚を探すためのあての無い旅を続ける事となった。戦国、江戸、明治、大正、昭和、平成・・・。数多き時代を人魚を探す旅をしながら生きる湧太であったが、ある日ついに人魚の里を見つけ出します。湧太はそこで真魚という囚われの身である少女と出会います。彼女もまた人魚の肉を食べた人間であった。元の人間に戻れるチャンスがあるかもしれないと思った湧太は人魚の里にとどまろうとしますが、恐るべき陰謀に巻き込まれ、元の人間に戻るチャンスを逃してしまいます。チャンスを失った湧太は真魚と共に元の人間に戻るための旅に出る事にする。(人魚の森)二作目が『人魚の傷』です。この作品では真人という子供が強烈な悪役として登場します。子供の姿でありながら、無表情で冷徹な台詞を吐くだけに、余計に恐ろしさを感じさせるキャラです。最初の方では、悪役に見えた母親とその母親に虐待されているかに見えた真人が描かれるのですが、次第に母親と真人の立場が一気に逆転します。その場面以降、真人はとことん悪い奴のように描かれていくのですが、最後に人間らしい心の残っている様を見せる部分があり、とても印象深く残ります。三作目が『夜叉の瞳』です。この作品では幼い頃から動物を刃物で殺したりするのが好きだったという残虐な性格を持つ新吾と人魚の肉で新吾と無理心中を図り、死体となっても永遠の姿をしている新吾の姉の晶子の悲しい物語です。新吾は失明した右目を晶子の死体から奪い取るのですが、新吾の右目に、夜叉のような顔をした新吾自身のあさましい姿が人殺しをするたびに映ります。この自分自身のあさましい姿が右目から消えなくなってしまった新吾は・・・とこれ以上書くとネタバレになってしまうので、この辺にしておきます。三作目にはもう一編1994年に発表された『最後の顔』が収録されております。その後、このシリーズは描かれておりませんが、再開の機会があれば、また読んで見たい作品です。
2006.12.14
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THE 5TH DIMENSION の『THE BEST OF THE 5TH DIMENSION』です。THE 5TH DIMENSION(フィフス・ディメンション)は、ラモント・マクレモア Lamonte Mclemoreとマリリン・マックー Marilyn Mccooによって結成されたハイ・ファイズにロン・タウンソン Ron Tounson、フローレンス・ラルー Florence Larue、ビリー・デイヴィス・Jr. Billy Davis Jr.が加わって生まれた男女混合の黒人コーラス・グループです。黒人グループに比較的多く見られるリズム&ブルースの要素が少なく、白人のポップスやロックに属する音楽性を持っております。ソウルのワクを越えたそのポップなスタイルは60年代後半のカルフォルニア・サウンドを代表するものとなりました。ジョニー・リヴァースのプロデュースにより1966年にデビュー。彼らは、黒人版ママス&パパスと言われました。1967年の『UP,UP AND AWAY(ビートでジャンプ)』で大ブレイクし、全米7位を獲得のほか、グラミー賞3部門を獲得し、一躍スターダムにのしあがります。その後、あるきっかけでブロードウェイ・ミュージカル「ヘアー」を観た彼らはミュージカルの中で歌われていた『AQUARIUS(アクエリアス~輝く星座)』に感動し、プロデューサー、ボーンズ・ハウの勧めによって『LET THE SUNSHINE IN(レット・ザ・サンシャイン・イン)』(これも「ヘアー」の中で歌われていた)を合わせて一曲にしてレコーディングをしました。この曲は初の全米NO.1となり、グラミー2部門を制覇、彼等の代表曲となります。その後の1973年まで20曲ものヒット曲を作り、アルバムでは7枚のゴールド&プラチナ・ディスクを獲得しています。1:AQUARIUS/LET THE SUNSHINE IN 2:WEDDING BELL BLUES 3:ONE LESS BELL TO ANSWER 4:STONED SOUL PICNIC 5:UP,UP AND AWAY 6:(LAST NIGHT)I DIDN'T GET TO SLEEP AT ALL 7:IF I COULD REACH YOU 8:SWEET BLINDNESS 9:WORKIN' ON A GROOVY THING 10:PUPPET MAN 11:SAVE THE COUNTRY 12:LOVE'S LINES,ANGELS AND RHYMES 13:NEVER MY LOVE 14:GO WHERE YOU WANNA GO 15:CALIFORNIA SOUL 16:BLOWING AWAY 17:PAPER CUP 18:CARPET MAN
2006.12.13
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キャロル・キングの『TAPESTRY』です。このアルバムは1971年に発売されたキャロル・キングのソロ・セカンドアルバムです。後に「モンスター・アルバム」と呼ばれるこのアルバムは、全米アルバム・チャートで15週連続ナンバー1をキープいたします。そして・・・なんと302週間に渡ってチャートにとどまり続けるという驚異の偉業を成し遂げた作品です。(1年が52~53週とすると、302週間だとほぼ6年近い期間にあたります。)このアルバムが発売された時期は、自分はまだ小さな子供であり、当然リアルタイムにキャロル・キングを知っていたわけではありませんでした。彼女を知ったのは、FMで偶然聴いた“It’s too late”という曲がきっかけでした。この曲を聴いたときに言語は違うにも関わらず、なぜか心が動かされた感覚を覚えました。ビリー・ジョエルの“HONESTY”を聴いたときと同じような感覚です。そこで、調べに調べてわかったのが・・・『CAROL KING』という名前です。『キャロル・キング』・・・この名前の響きもとてもインパクトがありました。そして、“It’s too late”が収められているこのアルバム『TAPESTRY』を買いました。聴くとどの曲もあまりに美しく、キャロルのヴォーカルが心に響く素晴らしいアルバムでした。しかも“WILL YOU STILL LOVE ME TOMORROW?”は女性コーラスグループのシュレルスの1960年のヒットナンバーであるのですが、実は彼女が書いた曲であったことがわかりました。今では数年に一回は聴くアルバムですが、再生したときには全ての曲を聴いている自分に気がつきます。1:FEEL THE EARTH MOVE 2:SO FAR AWAY 3:IT'S TOO LATE 4:HOME AGAIN 5:BEAUTIFUL 6:WAY OVER YONDER 7:YOU'VE GOT A FRIEND 8:WHERE YOU LEAD 9:WILL YOU STILL LOVE ME TOMORROW? 10:SMACKWATER JACK 11:TAPESTRY 12:(YOU MAKE ME FEEL I LIKE)A NATURAL WOMAN
2006.12.12
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新堂冬樹の『三億を護れ!』です。このタイトルにまず興味を持ち、ブックカバーの内容紹介を見ました。うだつのあがらない、サラリーマン河内はひょんなことから宝くじで三億を当てる!妻の文江に思い切って切り出したら、途端に態度が変わり感嘆の声を上げて抱きついてきた。態度が変わったのは周囲の人間も同じ、どこで聞き及んだのか娘の彼氏からも猫なで声でお金を貸して欲しいという電話が…。だが、河内の三億を狙う人間はそれだけではなかった!非情な詐欺師集団が動き出したのだった。とあります。面白そうに思ったので購入いたしました。新堂冬樹の作品は、新興宗教を題材にした『カリスマ』と救いようのない家族の物語である『溝鼠』を所有しております。新堂作品には必ずと言っていいほど、救いようのない人物が登場しますねぇ。そして、目を背けたくなる描写や生理的に拒絶したくなるような描写も出てきたりするのですが、それでも何故かその世界観に惹かれて、次へ次へとページを繰ってしまうんですよねぇ・・・それだけ面白いということなんですよねぇ。
2006.12.11
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藤沢とおるの『ROSE HIP ROSE』シリーズです。2003年にヤングマガジンアッパーズで隔週連載されていたこの作品は、2004年21号の雑誌休刊に伴い、未完で中断という状態でした。コミックスも2巻まで発売ということで連載同様に中断状態です。2巻の最後で夏樹が撃たれ、浅倉かすみがROSE HIPとして覚醒するところで中断しており、その後がとても気になっておりました。 そして2005年、浅倉かすみがALICEとの闘いで兵器になるまでの過去を描いた作品が『ROSE HIP ZERO』です。この作品の中では、浅倉かすみは14歳。『ROSE HIP ROSE』でのかすみは17歳ですから、三年前を描いているということになります。全5巻の構成で、『ROSE HIP ROSE』への橋渡しをするストーリー展開となっております。謎の日本人傭兵部隊ALICEの存在から始まり、浅倉かすみが実はもとALICEのメンバーであることから物語が始まります。かすみの目的は、ALICEのリーダーZEROを倒し、自分同様の少年少女のメンバーを救い出すこと。その目的とは別に、妹をロンドンで殺されてしまった少年課の鬼道は、最近起きた事件がALICEと関連があることを知り、本庁外事4課に戻ります。そして、この事件を解決するために本庁より紹介された切り札『浅倉かすみ』とパートナーを組み、事件解決に向かいます。(ここまでのストーリーを見ると、あの作品に似ているかもしれません・・・ダ○ク・エ○ジェルです。でもとても面白いですよぉ~っ☆)初めて読んだ方にもアッパー版『ROSE HIP ROSE』を読んだ方にも楽しめる内容になっております。さて・・・『ROSE HIP ZERO』が完結しようとしていた頃、ついに『ROSE HIP ROSE』の完全版の登場です。前述の2巻の内容に加筆・修正の上、最後の部分が描かれております。そして、後半からは『ROSE HIP ROSE』シリーズ三部作の最後のシリーズに当たる『MAGNUM ROSE HIP』がスタートして、浅倉かすみの新たなミッションが始まります。今月は『ROSE HIP ROSE』の4巻がついに発売されます。
2006.12.10
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先週のライブから丸一週間が経過いたしました。感動をもう一度少しでも味わいたいですねぇ。人から教えていただいたこのアドレスで、ビリーに再び会えますっ☆ミhttp://broadband.biglobe.ne.jp/program/index_billyjoel.html#やっぱり最高ですねぇ~っ☆ヾ(´▽`)ノ♪
2006.12.10
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江口寿史の『ストップ!!ひばりくん!』です。この作品は、週刊少年ジャンプ 1981年45号~1983年3・4合併号/1983年24号~50号に掲載された作品です。途中の中断を経て再開しましたが、未完状態で現在に至っております。このホーム社/集英社の文庫版が5度目の刊行となり、未完で終了までの全話が収められています。『ストップ!!ひばりくん!』は、既に父親を亡くした坂本耕作という少年が、母親が病で他界してしまうことにより両親を亡くし、大空家に引き取られるところから話が始まります。耕作が、新居先の大空家に向かうと・・・そこには『関東極道連盟 関東大空組』という表札が貼ってあり、これから先の生活に躊躇します。しかし、家族の紹介を受ける耕作は、美人4姉妹(大空つぐみ、つばめ、ひばり、すずめ)が住んでいることに気を良くし、そこに住むことを決心いたします。しかし・・・美人4姉妹は、実は美人3姉妹(つぐみ、つばめ、すずめ)と長男(ひばり)であることが発覚し、そこから起こるドタバタ劇が劇中で描かれていきます。当時のドタバタギャグに加え、作品全体にポップ感があり、絵柄もとても洗練されている感じがあり、全体的にとても明るい作品でした。作品作りをしているいわゆるアーティストと呼ばれる方々には、時折、作品を作っている中で『宇宙から降りてくる』という自分の力以外の何かで作品が出来あがってしまうことがあるらしいのですが、『ストップ!!ひばりくん!』は江口寿史のそれに当たるようです。ただし、誰しも経験があるスランプ的状態とキャラクター大空ひばりが持つエネルギーに打ち勝つことが出来ず、未完のままの状態です。しかし、未完のままであるがゆえ、ひばりくんはこの作品の中で、20年以上経つ現在でも当時のまま輝いており、色褪せることがありません。現在でも充分通ずる作品となっております。
2006.12.09
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『キカイダー02』がついに完結いたしました。約6年間、連載誌の休刊などの理由により、3度も連載場所を変えながらも無事に完結いたしました。『キカイダー02』は石ノ森章太郎の『人造人間キカイダー』のリメイクです。『人造人間キカイダー』と言えば・・・頭に出てくるイメージは、今まで見たことのない左右不対象のデザインとカラーをしているヒーロー。夜8時からという子供番組ではあり得ない時間帯で放映していたヒーローもの。ショッキングなエンディングで締めくくる原作の3点です。特に原作のエンディングは非常にインパクトがありました。ピノキオの話でオープニングを飾り、エンディングもピノキオの話で締めくくられていました。また終盤では、良心回路に対して、服従回路(悪の心)を組み込まれたキカイダー・ジローが“善”と“悪”の心が備わったことにより、「自分がロボットではなく、人間になった」と言う場面があり、衝撃を受けました。『キカイダー02』はキャラクターや設定は大幅にアレンジされています。また物語も大まかな流れは原作とほぼ同じではあるのですが、全体的にホラー性がある感じです。また、世代的には完全に高年齢を対象にしている感じです。『人造人間キカイダー』を見たことのある人であれば、そのオマージュ作品として楽しめる内容になっていると思います。新たな読者には、MEIMUの作品として楽しめるのではないでしょうか。特に驚いたのは、メカと設定ですね。当然主役であるキカイダー02(設定上“01”が最初に作られたことにより、ジロー=キカイダーは“02”ということになる)はかなり洗練されたデザインに変更され、ハカイダーやキカイダー01、またはビジンダーもかなり洗練されたデザインになっています。また、キカイダーのトレードマークであったサイド・カー(当時のヒーローものでは見たことがなかった)にはスポイラーがついております。また、01については、量産されていることも驚きです。(ロボットであることを考えるとあり得ますねぇ・・・)『人造人間キカイダー』がテレビ放映されていた頃は、志穂美悦子さんがビジンダー役をやっていました。劇中ではGジャンを着ており、当時純情な子供であった自分は、華麗に動き回る色っぽいお姉さんという感じで見ておりました。確かGジャンを脱ぐとビジンダーが爆発するしくみになっていたはずです。そこで、シャドウに脅され、Gジャンを脱がなくてはならない場面があって、ボタンをはずすところでドキドキ((o(δ_δ;)o))ドキドキしながら見ていた記憶があります(笑)とにもかくにもそれだけいろんなところで印象深かった『人造人間キカイダー』です。原作版ではイチローとジローの弟 零 も出ていて、キカイダー00(ダブルオー)として活躍する場面もありました。そのリメイク版である『キカイダー02』です。キカイダー好きな方は一度読んでみられると良いと思います。
2006.12.08
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ウイルソン・フィリップスについて、前々から日記に書いてみたいと思っていました。最近また洋楽を聴くようになったので尚更です。さて・・・『WILSON PHILLIPS』と言えば、1990年にチャイナ・フィリップス (Chynna Phillips, 1968 - ) とカーニー・ウィルソン (Carnie Wilson, 1968 - )、ウェンディ・ウィルソン (Wendy Wilson, 1969-)の姉妹によって結成されたアメリカの女性コーラスグループです。ちなみにチャイナはママス&パパスのジョン・フィリップス(John Phillips, 1935-2001)とミッシェル・フィリップス(Michelle Phillips, 1946-)を両親に、カーニーとウェンディはザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン(Brian Wilson, 1942-)を父に持つ2世アーティストです。その2家庭の名前をそのままくっつけ、『WILSON PHILLIPS』というグループ名になったわけですが・・・苗字をそのまま合体させたという点を日本国内で例えると『おぎやはぎ』といったところでしょうか・・・(爆)このグループ、彼女らの両親と同様に紆余曲折のアーティスト人生を送っているかもしれません・・・ 左側がデビュー・アルバム『WILSON PHILLIPS』、右側がセカンド・アルバム『SHADOWS AND LIGHT』です。デビュー・アルバムは800万枚のセールスを記録したもののセカンド・アルバムは大ヒットまでは行かず・・・個人的にはとても好きなアルバムです。彼女たちの声質がそれぞれとても個性的であり、曲によってうまく主役を使い分けられ、なお且つ絡み合ったときのハーモニーはとても美しく感じます。 セカンドアルバムの業績不振が影響してしまったのか、1993年頃には『WILSON PHILLIPS』は次第に『CHYNNA PHILLIPS』(左)と『THE WILSONS』(右)に分裂してしまいます。この頃よりWILSON姉妹は、BRIAN父との長年の確執をようやく解消することができます。また父BRIAN WILSONはTHE BEACH BOYS時代に発表されることがなかった幻の大名作アルバム『SMILE』を完成させていきます。そういった中で・・・チャイナとTHE WILSONSの両者のアルバムはセールス的に良かったとは言えず、自然消滅的な状態が続いていきます。そして・・・2004年、『CALIFORNIA』で彼女たちは再結成をいたしました。その間にそれぞれが結婚をし、母になった彼女たち。今後、WILSON家、PHILLIPS家の3世グループが出来ることを期待しつつ、彼女たちとその父を応援していきたいと思います。
2006.12.07
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3006000人目のキリ番は kyam5426 様でした~っ☆ミどうもありがとうございます。(^^♪皆様のまたのお越しをお待ちしておりますぅ☆
2006.12.07
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お正月より今敏監督のアニメーション『パプリカ』が上映されますそこで、今日は原作の『パプリカ』について書きたいと思いますこの作品の主人公は、千葉敦子というコードネームが『パプリカ』という美貌の天才サイコセラピスト。彼女のもうひとつの顔は、男たちの夢にダイヴする夢探偵。不可知の領域、潜在意識の混沌である夢の世界を取り上げ、精神の深淵に迫る。精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する。一度、萩原玲二により漫画化されたことがあったが、連載は中断。中断より8年を経て約100ページを加筆した完全版が英知出版より出版された。現在は入手困難であり、非常に残念である。中断前の講談社版の1~2巻は所有しているのですが・・・
2006.12.06
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東野圭吾作品は「名探偵の掟」・「秘密」・「片想い」・「白夜行」・「さまよう刃」・「赤い指」を所有していますが、これから読みたいと思っていたのが、この『手紙』です。今日やっとゲットいたしました映画化もされており、楽しみな作品です。ストーリーはやや重そうな感じがいたしますが・・・『兄貴、俺の言っていることは、夢みたいなことなのかな。』強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。<カバーより>身内で犯罪者が出ることなど想像もしたことがありません・・・その事実のために自分が社会から迫害されたらどうなるだろうか・・・そんな犯罪加害者の家族を描いております。これから読んでみます
2006.12.05
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昨夜のビリー・ジョエル イン 札幌ドームに引き続き、アルバムについて書いてみたいと思いますこのアルバム『52ND STREET』は邦題では『ニューヨーク52番街』というタイトルで慣れ親しまれているアルバムです。発売は1978年。当時、『HONESTY』という曲を聴いた自分はその曲にぶっ飛んでしまいました・・・1: BIG SHOT 2: HONESTY 3: MY LIFE 4: ZAZIBAL 5: STILETTO 6: ROSALINDA'S EYES 7: HALF A MILE AWAY 8: UNTIL THE NIGHT 9: 52ND STREET1977年にラジカセ(今となっては死語)のCMで『STRANGER』なるとてもメロディアスでありながら、とてもパワフルな曲が流れておりました。今と違い、シングル盤やアルバムを簡単に手に入れることはできない時代です。当然、レンタルなるものも存在いたしませんでした。友人からの情報で『BILLY JOEL』というアーティスト名をそこで初めて知ったのです。月日が流れ、約1年ほど経っていました。ある日のラジオから流れた曲はとても美しく、言語が違うにも関わらず、心に響く。それが『HONESTY』という曲であり、『STRANGER』を歌っていた『BILLY JOEL』という同アーティストであったのです。その後・・・アーティスト名が判り、曲名が判っていてもなかなかアルバムやシングル盤を買うことが出来ず・・・月日が流れていきました。その後、数年経ってから聴くことが出来たのが、この『52ND STREET』です。一番最初は友人にカセットテープに録音してもらったものを何度も何度も聴きました。そして・・・アルバイトで自分で使えるお金が出来てからCDを買いました。これは今でも愛聴盤です
2006.12.04
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ビリー・ジョエル イン 札幌ドーム 行ってまいりましたもう、最高最高最高でしたね~っ曲目は東京公演とほぼ同じでした。ただ、札幌は一曲少ないような気が・・・ビリーはさすがに札幌ドームは初めてのようで、MCの度に反響する自分の声をうざったく思ったのか、喋るたびに何度も天井を見上げていた姿が印象的でしたね(笑)ビリーの気さくな人柄が伝わって来るのと同時に、パワフルなステージが楽しめました。あぁ・・・できることならまた見たいです 1:Angry Young Man 2:My Life 3:Miami 2017 4:Honesty 5:The Entertainer 6:Zanzibar 7:New York State Of Mind 8:Allentown 9:Don't Ask Me Why10:The Stranger 11:Just The Way You Are 12:Movin' Out13:An Innocent Man 14:Keeping The Faith 15:She's Always A Woman16:I Got To Extremes 17:The River Of Dreams 18:Highway To Hell19:We Didn't Start The Fire 20:Big Shot 21:It's Still Rock & Roll To Me22:You May Be Right 23:Scenes From An Italian Restaurant 24:Piano Man東京ドームではこれらの曲を演奏したようですが、札幌では“Don't Ask Me Why”を演奏しなかったように思います。曲順も若干異なりましたが、概ねこの曲順です。時間が経つのがあっという間で、特に中盤では一気にぶっ続けで演奏していました。
2006.12.03
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SF史上に残る大傑作といわれる『ハイペリオン』ですこの作品は『ハイペリオン』四部作の第一部になります『ハイペリオン』(上)(下)『ハイペリオンの没落』(上)(下)『エンディミオン』(上)(下)『エンディミオンの覚醒』(上)(下)なんと文庫では8冊にもなってしまいますとにかく各作品は分厚い作品であり、読み始めるにはそれなりの覚悟が要りますが、読み始めると意外と読み進んでいけますさて・・・『ハイペリオン』が大傑作と言われる所以は、作品の中のその試みにあるのではないかと思われます。ストーリーの中で、六人の主人公がそれぞれのエピソードを語っていきます。そのエピソードひとつひとつが魅力的に完成されていることはいうまでもありません。そして、読み進む内に、その各エピソードが点であり、点が線になっていくことに気付かされます。さらにその線が『ハイペリオンの没落』に続く事により、大きな外枠を形成していくことに気付かされます。作中の、詩人キーツの詩に『ハイペリオン』のテーマが書かれているように思います。「狂人は夢を見る、その夢の中で彼らは紡ぐ自分勝手な楽園を。蛮人もまた夢を見る高揚しきった眠りの中で、天国の姿を推し量る。哀れなるかな、この者ども(中略)これより語られんとする夢が詩人の夢か狂人の夢か、いずれわかるときがくるわが手なる語り部が、墓の内に眠るときに」とにもかくにもこの作品は、末永く読みつがれるべきであると思います・・・
2006.12.02
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元気がなくなってしまった時にはこの本を読んでみると良いと思います今日はロバート・A・ハインラインの『夏への扉』について書いてみたいと思います。この作品は“ミスターSF”と呼ばれたハインラインの1957年の作品で、57年から13年後の1970年という近未来を舞台にして話が始まります・・・(今は2006年なんですけど・・・)主人公はダニイという天才技術者で、家事ロボットを発明し、友人や恋人と細々と会社を経営していた。ダニイは会社経営でお金儲けをするより、ずっと研究をしていきたいという職人気質の男性であった。あくる日、彼は、恋人だと信じていた秘書が友人と通じ、二人で彼の発明や地位を奪う裏工作をしていたことを知る・・・何もない状態で放り出されてしまったダニイは自暴自棄になり、一人酒をあおっていると、『冷凍睡眠保険』の広告を目にする。これで二人に復讐を思いつく彼は『冷凍睡眠保険』に入り、30年後の2000年に目覚め、若々しい姿で裏切った二人の前に現れるという復讐を実行することを企てる。ところが・・・冷凍睡眠に入る前にどうしても一言捨てぜりふを二人に言い残しておきたくなった彼は、愛猫ピートと共に敵陣に乗り込むが、逆にワナにはまってしまう・・・どうですか?ここまでのストーリーを見ると面白そうだとは思いませんか?ストーリーは複雑なものではなく、シンプルなアメリカっぽい第一級のエンターテイメント作品ですかの有名なアーティストである山下達郎のアルバム『RIDE ON TIME』に収められている『夏への扉』という曲は吉田美奈子がこの作品にインスパイアされて作詞したことで有名です。♪ひとつでも信じてる事さえあれば・・・ 扉はきっと見つかるさ もしか君今すぐに連れて行けなくても 涙を流すことはない・・・♪
2006.12.01
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