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カテゴリ: お出かけの話
藤城清治さんの影絵が、大好きです。それこそ、本当に小さい子どもの頃から。

今回の展覧会は、作者の傘寿(80歳)を記念して開かれたもの。8月に、東京でも恵比寿で開催されていたはずですが、お盆休みの帰省の折には時間がなかったのです。
この秋、愛知県高浜市の「やきものの里 かわら美術館」というところへ巡回すると聞き、どうしても見たいと思い出かけてきました。初めての土地へ、約2時間のドライブとなりましたが、行ってよかった!

紙面に印刷された絵も十分に美しいのですが、やはり影絵というものは、実際に背面から光を当てた状態で見るのが一番魅力的なのだということが、よくわかりました。
細かい木の葉の1枚1枚、ネコや小人の小さな体の細部にいたるまで、藤城さんがすべて、片刃のかみそりで手作業で切り出されたもの。色セロファンをつけるのりも、普通に文房具屋にある固形のりやヤマトのりを使っていると、以前TVで製作現場を見た時に知りました。

80歳とは思えない正確さとエネルギーで生み出された最近の作品も、素晴らしいものばかり。私は、子どもの頃に見た童話の懐かしい絵に胸が熱くなり、夫は「年老いてからの方が、色彩やテーマが自由で奔放になってる、それがすごいね」と感動していました。

こんな風に、長い時間一つのことに真摯に取り組んで、他の誰にも真似の出来ない「オンリーワン」の世界を生み出された、こういう生き方に出会うと、人間ってすごいなあと思います。

藤城清治展覧会のおみやげ

ショップで、図録と、影絵で出来た「銀座いろはかるた」を買いました。大好きな街・銀座にちなんだかるたが、大好きな影絵で作られているなんて、幸せ、幸せ。

今日は、芸術の秋を堪能した一日でした。

【今日の美術館】
高浜市やきものの里 かわら美術館





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最終更新日  2004.10.31 22:59:02
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