狎鴎亭的横濱生活

狎鴎亭的横濱生活

Jun 12, 2005
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もう2ヶ月も前のことになってしまう。

それは私が一人韓国から日本へ引っ越してきた時のこと。

空港までパパが送ってくれ、空港に仕事中のハラボジも来てくれた。何だか永遠の別れのよう。もう会えないみたいで、急に悲しくなった。子供たちと離れ離れの3週間。パパは楽しめというけど、そんな気分にはなれない。

飛行機は順調に到着した。トランク二つを持つ私はパパに言われたとおり、空港から宅急便を使って大きなトランクを一つ送ることにした。

小さなトランクと紙袋(この中には寝袋が入っている)、そして私のバッグを持って、YCATに行くリムジンに乗り込む。

いきなり新しい家に向かうので、鍵はまだない。契約をしてくれた不動産の所まで取りに行く。電車で一駅先にいき、鍵を受け取って、また横浜駅に戻ってきた。
まだ家には戻れない。携帯電話を買ってしまわないと、連絡が出来ない。
横浜でまず、携帯電話を選ぶ。
どこへ行ったらお得なのか全然分からず、ウロウロ・・・。

日本のいい所は、大抵の電話が1円という所だ。
それにしても日本の携帯ってでかくて重い!
韓国ではかなり小さいのを持っていただけにびっくりだ。
どれが良いのかよく分からないまま、きれいなグリーンの色をした携帯を選んだ。
そう、私は機能より見た目重視なのだ。

使えるようになるまで40分かかるという。
それまで時間つぶしだ。
といっても、疲れててあまり動きたくない。夕食を食べてない私はその間にKFCに入って簡単な夕食を摂った。

そしてやっと出来た携帯。
やっと家に向かう。
ここからバスが通ってるはずだ。

そこから30分だ。
新しい携帯を片手に、色々試してみる。
市営バスの中では「車内では携帯電話の電源をお切りください」というアナウンスが聞こえるけど、ムシムシ。電源を切らないといけないなら、携帯の意味がないと思うのは私だけだろうか。

さてやっと本牧という名前が聞こえ始めた。
そろそろ私の家の近くの停留所も・・・と思いながらマイカル本牧を過ぎる。

何かが違う気がする・・・という悪い予感の通り、とうとうそのバスは終点を迎えてしまった。
何が何だか分からないまま、バスを降りる。
もう10時近い横浜の夜は、人通りもない。
しかも全然分からない場所で下ろされてしまった。
あわてて、反対側のバス停の行ってみる。まだ終バスじゃなさそうだ。
そう思ってるとすぐバスがやってきた。
今回は恐る恐る行き先を聞いてみる。
「それはね~○○系統じゃないと行かないよ。乗り換えられる所まで行ったら声かけるから、運賃は良いですよ」と言ってくれた。
なんて優しいんだろう・・・と感動しながら、来た道を戻っていく。
大きなバス通りに出たところで、バス停でもないのに、下ろしてくれた。
「ここからあっちのバス停に行けば、そこに来るバスなら何でも大丈夫ですよ」
と教えてくれた。

何のことはない。そこから数駅先だった。
でも知らないと全然見当もつかないから、恐ろしい。
やっと我が家を発見。
もらった鍵で入る。

真っ暗。

そう、ブレーカーが下りている。
暗闇でどこにブレーカーがあるのか分からない。
手探りでやっと見つけると、やっと明かりがついた。

次。
手を洗おうとしたら水が出ない。
翌日電話をして元栓がどこか教えてもらった。

そして次。
暖かいお湯が出ない。
ガス会社に連絡。
何とか次の日に来てもらえることになった。

こうして何もない私の日本での生活が始まったのだ。

ちなみに照明器具もそろってない我が家では、しばらくキッチンと玄関しか明かりはなく、カーテンもない日々。
やっと照明を買っても、天井が高くて、椅子もない私は取り付けられず、結局2週間ほど明かりのない生活だった。







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Last updated  Jun 12, 2005 03:49:54 PM
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