縁あって、一時期坂村臣民さんの月報「念ずれば花開く」を毎月
コピーして送ってくれた先輩がいた。
この先輩とは月一のこの月報が唯一の音信で3年程頂いたであろうか
そしてある月、それが届かなかったので手紙を出したところ奥様から
訃報を知らされた。 惜しい先輩でした。
さて、詩人であり、聖人であった坂村氏の詩にこういうのがある。
ブッシュマンの詩
日が昇るから目を覚ます
目を覚ますから腹が減る
腹が減るから狩をする
狩をするから飯食える
飯食えるから金いらない
金いらないから働かない
働かないから時間がある
時間があるから遊んでる
遊んでいるから不満がない
不満がないから喧嘩がない
喧嘩がないから気分がいい
気分がいいから眠くなる
眠くなるから日が沈む
日が沈んだら後知らない
だからアフリカは平和です
だからぼくらはブッシュマン
アフリカからブッシュマンのニカウさんが日本に来てからもう10年
くらい経ちますか? 文明人の我々もびっくりしましたがニカウさん
はそれ以上びっくりしたでしょう。
アフリカではその日食べる量だけ獲ってきてその日くらしの毎日。
余分なものは要らないし獲らないのです。 その後ニカウさんは
亡くなりました。 そんなに高齢じゃなくて・・・・・・・
坂村臣民さんの詩にはいつもこころが洗われるというか、童心に
帰れるというか混じり気のない純真無垢なこころがうかがえる。
※坂村臣民(さかむらしんみん)氏のことはgoogleで検索してください。

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