今年はどんな年になるのだろうか?
昨年の後半からノーベル賞のことを除いてはいい話が少なかった。
”底を打つ” のはもう少し先だと思われるが後半は株価も大方の予想では
10000円~11000円くらいまでは回復するのではないかと言われる。
そうなれば少しは明るい展望が開けるというものであろう。
日本はサブプライムの影響は軽微だから回復は世界の中でも一番早いの
ではないかと政府も予想しているようだ。 ただそういう政府の打つ手が遅れ
ているのは言ってることとしていることのギャップが大きいのはおかしい話だ。
日本政府として早急に手をつけなくてはいけないのは内需振興策だと思う。
自動車・電機など輸出依存の基幹産業が鉄を初めとする素材産業を巻き込
み労働者の切捨てなどで不況に拍車を掛けている体制の舵を切らせる必要
があるのではないか?
不安定な化石燃料依存から脱皮して電気自動車開発に総力を挙げて集中
すればエコにも大いに役立つし世界市場に新たな需要を生み出すことが必至
になるからである。 原子力発電は世界トップクラスだし、太陽エネルギーも
先端技術をもって走っているし日本のこうした技術力は世界に劣ることはない。
ロシアや中国が化石燃料を漁っているうちに日本は着々と自分の目指す分野
のイノベーションに努めればいい。 化石燃料などは有限なのだ。
アメリカはこの一月に大統領がオバマに代わり、既に大統領を補佐するスタ
ッフも殆んど決まっている。 早速日本の予算に近い72兆円という巨額の財政
支出をしてこの未曾有の経済危機に臨むことになる。
破綻した金融工学に対しどのような歯止めを掛けていくものか、今までのような
野放し経済にどんな規制を設けていくのか蓋し注目すべきところである。
でも一旦失った経済のリーダーとしての立場はもう取り返しがつかないだろう。
これからは自国の経済体制を立て直すことが先決であり、それで世界の信用
を取り戻すことを証明しなければならないのだ。
自動車産業の立ち遅れや日本より速度の遅いブロードバンド(高速大容量通信)
網などの情報技術やエネルギー転換への投資とか課題は山積している。
今までの戦争兵器の開発と世界にチカラを誇示する為のブッシュ共和党政権の
国家政策の誤りをオバマは大きく方向転換をして、その失地回復に努める必要
があるだろう。
日本もそんなブッシュ政権に迎合して間違った改革を進めた小泉政権からの
8年間、国内産業の空洞化を促し、農業の衰退化による自給率の低下を招き、
旧態依然の利権を容認した挙句、国策の方向を大きく誤って無駄にした。
日本に於いても政権交代が実現した暁にはアメリカのオバマがブッシュのツケ
に苦しむと同様、小泉政権以来のツケにどのように挑むかが大きな課題だ。
アメリカも日本も険しい一年になると思うが双方とも政権交代して新しい失地
回復の萌芽が見えれば今年一年はよしとして見なければならないのではないか?
国を誤って導いた為政者が何の咎めも受けないというのもまた政治というもの
なのだろう。

大阪千里の冬空
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