Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2019年01月25日
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  今、N○Kで朝ドラ「まんぷく」がそれである。日清食品の創始者安藤百福
  さんの足跡を描くドラマ。安藤百福さんを主人公とした朝ドラは確かこれで
  2回目ではなかったか。まあそれだけ立身出世の人間ドラマとして描き易い
  のだろうとは思う。

  敗戦後13年、ようやく復興の槌音高く日本の経済も少しずつ上向きになって
  きた時代。安藤百福さんはもっと簡単に家で食べられるラーメンは作れない
  ものかと思案したのである。そして苦心惨憺、艱難辛苦の果てに出来上がっ
  たのが即席チキンラーメンであったのだ。

  油で揚げてスープで味をつけた麺が固形になっている。色は茶色とも言えるし
  黄銅色とでも言おうが。そいつをドンブリに入れ熱闘を注いでフタをし3分間
  待つ。生卵をポットンと落としてもいい。
  これが結構クセになる味で飽きないのである。以来60年、その間様々なカップ
  ラーメンのメーカーが競い、様々な種類の即席ラーメンが出現しているが日清
  食品のその即席チキンラーメンはまだ現役で生き延びている。何と寿命の長い
  ことであるか。多分安定してファンがいるのだろう。

  安藤百福さんは戦後何もかにも失った日本人が先ず何を求めるかというと食べ
  物だったのに気がついた。そして出来たのがこのチキンラーメン。

  私は新しく出来た札幌の家でしばらく一人だったのでこのチキンラーメンには
  随分とお世話になった。昼めしやら小腹の空いた時など重宝したものだ。生卵
  は勿論、冷蔵庫にあった野菜とか練り物など具として入れて熱闘を注いだ。
  ひとり飯には簡単で素早く絶好の食べ物であった。

  早すぎても麺が硬いし遅すぎても今度は麺が柔らかくなり過ぎる。3分という
  のは正にぴったしの時間なのである。

  チキンラーメンはお目見えした翌年昭和34年(1959年)には年間6000万食
  という大ヒットだったという。今や世界中で袋麺やカップ麺を合わせると
  1000億食くらいの規模になっている。

  安藤百福さんは泉下で今は何を思っているのだろうか。無いものを生み出す
  能力というのは誰もが出来ることではない。強い意思と忍耐と能力がないと
  新しいものを生み出す事はできない。衣食住の食の分野では世界の救世主と
  言っても過言ではないだろう。





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最終更新日  2019年01月25日 14時44分25秒
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