草加の爺の親世代へ対するボヤキ

草加の爺の親世代へ対するボヤキ

PR

プロフィール

草加の爺(じじ)

草加の爺(じじ)

サイド自由欄

カレンダー

フリーページ

2012年11月03日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
  第一部 幸せについて


2 一切唯心造(心が全てを作る)

 埼玉県の草加市役所のすぐ近くに、小さなお寺がありますが

その墓地に建てられている卒塔婆には「一切唯心造」と書かれています。

木の卒塔婆には普通、梵字(古代インドの文章語であるサンスクリット)で

書かれていますので、専門家でもない限り、内容や意味まで

踏み込んで行くことはありません。

 私・草加の爺は、犬の散歩などの折に、時々この文句を目にしますので、

自然と内容について自分なりの考えを、追い求めていくことになりました。




森羅万象、全宇宙に存在する、全てのもの、あらゆる事柄を指すのでしょうが、


ここでは、「幸せ」との関連で話を進めたいと思うので、人間の


苦しみや喜びといった喜怒哀楽の全ての感情と、限定しておきます。

 私達は日頃、悩んだり苦しんだり、或いは喜んだり、人を憎んだり

愛したりして生活しているわけですが、そのすべての感情はことごとく

私たち自身の心がつくりだしたものだ、とこの言葉は主張しているのですね。

 当たり前のことだ、と簡単にすまさずに、もう少し考えを深めてみたいのです。


 仏教の方では、色即是空・空即是色、つまり、我々の住むこの世界は


実体のない世界であり、実体のない世界は取りも直さず、我々の住む

この世界に他ならない、と説きます。と言う事は、私達はどんなに足掻いても


この実体の無い世界、空虚な世界からは抜け出せない、ということになります。




 この常に変化して止まないものの一番の代表が、私たちの心だということです。


 結論から先に言ってしまえば、私たちの幸福も不幸も、私たちの心の

持ち方次第だということになりますよ。しかし、私たちの心は自分の心で

ありながら、決して私たちの思うようにはなりません。ここに大きな問題が

存在しているのです。そしてこの本の中心テーマも、勿論この点にあります。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年11月03日 12時58分27秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: