草加の爺の親世代へ対するボヤキ

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2017年01月03日
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第 百十八 回 目


 今回は、うさぎとカメのお話を、敢えて、取り上げて見たいと思います。敢えてと、

書きましたのは、理由があるのですが、それはおいおい触れるとして、取り敢えず先に

進みましょうか…。

  もしもし かめよ かめさんよ / せかいのうちで おまえほど / あゆみの

  のろい ものはない どうして そんなに のろいのか

  なんと おっしゃる うさぎさん / そんなら おまえと かけくらべ /

  むこうの おやまの ふもとまで / どちらが さきに かけつくか

  どんなに かめが いそいでも どうせ ばんまで かかるだろ / ここらで



  これは ねすぎた しくじった ピョンピョンピョンピョン ピョンピョンピョン

  あんまりおそい うさぎさん さっきのじまんは どうしたの (童謡から)

 身近な動物の代表格として、兎と亀が題材となっています。兎は足が早く、亀は鈍足

の代名詞のような存在であることは、小さな子供でも承知していますね。有名なイソップ

の寓話にも入っている、単純にして明快なこのエピソードですが……


        「うさぎと亀」

 ある日、うさぎが亀ののろさをバカにしていました。

 「それで何処かへ、たどり着けるかい?」と、うさぎは相手を馬鹿にした笑いを浮かべて、

尋ねました。亀は答えます、「そうだよ、君が思うよりも早く、目的地に着くさ。そうだ、

君と競争して、その事を証明しよう」と。

 うさぎは亀と競争するというのは、片腹痛いと感じましたが、暇つぶしのお慰みにと思い、



ランナーにスタートを告げました。

 うさぎは直ぐに姿が見えなくなりました。そうして、足の早いじぶんと競争しようなどと

考えたことを、亀に心の底から反省させようと考え、亀が追いつくまでコースのそばで、昼寝

をして待とうと、横になったのです。

 一方の亀は、ゆっくりと、しかし着実に歩みを続けました。そしてしばらくすると、うさぎ



こんでしまっていたので、その事に気づかなかったのです。

 とうとう、うさぎが目を覚ました時には、亀は既にゴールの直前に達していた。

 うさぎは今や、全速力で走りましたが、亀に追いつくことは出来ませんでした。

 こうして、足のおそい亀が、俊足のうさぎに走り勝ったのでした。ー 競争では、

常に足の速い者が、勝負に勝つものでは、ないのです。呉呉も油断は、しないように。

ご用心、ご用心……。

 非常に分かり易く、小さな子供でさえ、容易に寓意が伝わる、教育効果の高いお噺だと、

素直に、抵抗なく受け止めてくれる相手であれば、問題なし。ノープロブレムな筈なので

ですが…。

 朱に交われば、赤くなる ― の喩えの如く、現代では「素直ではなく、へそ曲がりで、

根性の腐った輩(やから)」がそれこそ 五萬と ある。山ほどにいる。そういうご時世で

御座います、悲しいことに…。

 実は、私・草加の爺めは最近やたらと、スマホの投稿記事などを参考に、覗かせて頂いて

居り、非常に重宝致しております。そこで、この兎と亀のエピソードに関しても、念の

為に検索を試みた。すると、「足の遅い亀が、足の速いウサギに勝負を挑むなど、馬鹿げている。

どうせなら、水の中での競争を提案すべきだった。また、運動中にグーグーと高いびきをかくのは

とても危険な徴候なので、亀はウサギに注意を喚起すべきだったのに、意地悪く危険な状態

だったかも知れないウサギを無視して、勝負にばかりこだわっていた。亀には親切心の欠片

(かけら)もない。酷い奴だ」といったことが、書き連ねてありましたよ。「成る程、一理あるな。

確かに…」と、私は内心で違和感を覚えながらも、投稿者の或る種 生真面目極まりない 発言

を首肯しないではいられませんでした。

 そうなのですよ、今の時代が悪すぎる。末世も末世、神も仏も空中分解してしまって、その

尊い教えも、跡形もなく雲消霧散してしまっている。南無三、やんぬるかな!やんぬるかな…。

 普通なら、ここで諦めてしまうのでしょうが、私・草加の爺は中々以てしぶといので

ありました。これしきの事でへこたれてしまったのでは、「ピコ太郎」の度根性に簡単に

圧倒されてしまう。負けるな、爺さん、と自らに叱咤激励を送りつつ、これからも奮励

努力を、死の瞬間迄続ける所存ゆえに、なにとぞ、ご指導ご鞭撻のほど、宜しく、深く

お願い申し上げる次第であります。





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最終更新日  2017年01月03日 15時44分58秒
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