異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2019.09.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(U18野球、甲子園の優勝チームから選出ゼロの不思議)

チームにサヨナラ負けを喫して、決勝ラウンドへの進出が難しくなった。
 このチームの派遣にあたっては、開催地の韓国に配慮して、日の丸を外して行くと
いう事を高野連が決め、高野連の一体である朝日新聞がスクープの形で、それを報道
した事もあって、厳しい批判を浴びて、日の丸を復活するというお粗末ぶりを発揮
しての大会出場であった。
 日の丸問題はともかく、このU18チームの選手選考は全く、お粗末の極みだった。
直ぐ前に開かれた甲子園の夏の高校野球で優勝した大阪の履正社から、選手が1人も
選ばれなかったのである。

選手を中心に選ぶのが常識だが、今度のU18では1人も選ばなかったのだ。
 また、右投げ左打ちの内野手を6人も選ぶという偏った選考であり、台湾のチーム
からは、「日本は左バッターが多いから、左投手をぶつければ勝てる」と言われる
始末である。
 そして、本来の守備でないポジションに選手を試合で配置したため、送球などでの
凡ミスが相次ぎ、それが原因で負けるという試合があった。守備は本来の位置の選手を
選ぶのは当然である。それは体で色々な事を覚えているからだ。
 にもかかわらず、本来の守備位置でない選手を多く試合に起用するという、野球と
いう球技を知らないような采配を永田監督は取り続け、負けたのだ。
 選手選考はそれだけでなく、元々投手だが、バッティングも良い選手を優先的に選び、
投手として投球した上で、バッターとしても打ち、外野などの守備につくという選手が

 高校野球では、エースで4番という選手がいる事は確かである。だが、少なくても、
全国選抜を選ぶとなれば、野手として一流、投手として一流という基準で選手を選ぶ
のが当然で、両刀使いはせいぜい1人いるかいないかというのが普通だが、今回のチ
ームでは何人も両刀使いを選んだのだ。
 有能は投手は何人もいた。それをきちんと選んで、投球に専念させれば、簡単に点

 韓国戦をみていたら、ある投手は外野手で試合を始め、先発の投手が1回でマウンド
を下りると、投手となって4投げ、別の投手にマウンドを譲ると、別の外野のポジショ
ンについて、その後も試合に出続けていた。
 この投手は過去の試合で4試合に投手として出場している。投手の休養という事の
意味を永田という監督は全くわかっていないとして言いようがない。

(個人の好みで選んでいて、勝てる程、世界は甘くない)
 日本を代表して海外に遠征するチームの選手を選ぶ時は、複数の関係者が議論を
して選手を選ぶのが常識だが、この選び方を見る限り、明らかに特定の個人の好みで
選んだとしか思えない内容である。
 そして、結果は、台湾に負け、韓国にも負けたのである。
 ちなみに、チームの監督は甲子園の優勝チームの監督ではなく、高野連の技術委員長
とかいう肩書を持つ人間で、試合を見ていても、監督の意思が選手に伝わり、選手が
その線に沿って行動しているとはとても思えない状態で、肝心な時にエラーをして
負けるというパターンが繰り返された。
 見ていて、一生懸命プレーをしていた選手が気の毒でならなかった。
 選手の選考について、監督は協会の幹部と相談したと言っているが、別の協会幹部は
監督に任せたという趣旨の事を言っている。両方とも責任逃れである。
 本来、選手の選抜については、公平な立場に立てる人が3,4人集まって議論をして
選ぶというやり方でないと、今回のような馬鹿げた話が今後も起きかねない。
 ついでに言えば、日本はU18の野球の世界の大会で優勝した事がない。隣の韓国は
何回も優勝しているのにである。
 何試合かを見たが、日本の選手が技術的に劣っているとは思えなかった。負けたの
はチームとしての意思、勝つために何をするかという考えが不足していたとしか思え
ない試合ぷりであった。
 かつては、高校野球と言えば、高野連が朝日新聞、毎日新聞、NHKと勝手に色々な
事を決めて、好き勝手にやって来れたが、今は、ネットの普及で多くの人が高野連
などの利権団体について、そのお粗末さを知るようになり、駄目な行動には厳しい指摘
をするようになって来た。
 だが、当事者はそうした事の自覚がなく、従来のままの行動で、負けるべくして負け
たというのが、今回の結果だったと言える。

(技を決めようとすれば、連続技が必要)
 監督、コーチがお粗末だったのは、少し前に東京で開かれた柔道の世界選手権も同様
であった。
 前回、前々回に比べて金メダルの数は減ったし、メダル総数でも減らした。嫌メダル
の数という事よりも、負けた選手の負け方が皆一緒なのだ。
 負けた日本選手は自分の得意な型だけを必死にかけようとする。対戦相手は当然、
強い選手の得意技を知っているし、ビデオなどで十分に特徴を見ているので、単純に
得意技をかけに行っても、余程の幸運でもない限り、かかる訳がない。
 そして、イライラして、スキが出たところを相手に技をかけられて決められ、何とか
追いつこうとして技をかけるが、技が単発で単純なので、かかる訳もなく、時間だけが
過ぎ、日本選手は負けたのである。
 柔道でも相撲でもそうだが、いくら切れのよい技であっても、その技単独では相手に
簡単にかかる訳はない。決勝、準決勝ともなれば、相手も強豪選手で実力はそれ程の
差がないからだ。
 下馬評で金メダルが確実と言われ、決勝で負けた日本選手の相手は、まず、日本選手
に足技をかけ、日本選手がそれを何とか踏ん張ってこらえていると、そのこらえている
足に別の技をかけ、それでも日本選手がこらえると、自分の体を日本選手に預けて
倒れ込み、日本選手はたまらずに転んで、技ありを取られてしまった。
 つまり、相手選手は3つの技を連続して出して、日本選手を倒したのである。
 相撲の世界で、強い力士は鮮やかな技を決めて、相手の体を見事に横転させる。
 どうして、あれだけきれいに決まるかと言えば、例えば、右から上手投げをしようと
考えた時は、左から投げを打ち、相手が左足に力を入れて踏ん張った時、右から強い
投げを打つと、体が逆に力を入れていたので、バランスを崩して、きれいに横転する
のである。
 きれいに技が決まるためには、この技の組み合わせが必要なのである。
 日本の柔道選手を見ていると、この呼び水の技がない選手がほとんどなのだ。
 そして、負けた後のインタビューを聞いていても、日本選手もコーチ、監督も何故、
勝てなかったが全く分かっていない。
 ある選手は「もっと練習の量を増やして、次はリベンジします」と言っていた。
 これを聞いて、思わず言いたくなった。「必要なのは量ではなくて質なんだよ、
連続技の工夫なんだよ」と。
 どうしたら、連続して3つくらいの技をかける事が出来るかを考え、そうした工夫
の練習をしないと、日本選手のメダルの数はどんどん減って行きそうである。
 そして、日本チームの監督、コーチの話を聞く限り、こうした勝つコツ、理屈を
理解し、選手に説明できる人がほとんどいない状態だという事がわかる。
 野球も柔道もそうだが、もっと、プロのしっかりしたコーチが出て来ないと、選手が
あまりにも可哀そうである。

(他国の優れたコーチを導入して強くなったバドミントン、カーリング)
 今、日本のバドミントンの選手はとても強くなった。男子のシングルスで桃田は
世界一のランキングで、世界選手権でも優勝したし、女子のダブルスでも日本選手は
連キングが世界一で、世界選手権で優勝した。
 かつて、日本のバドミントンはそこそこには強かったが、今はとても強い。その
理由の1つに外国人コーチの存在がある。優れたコーチであれば、外国人でも招聘
して指導してもらう。それが選手が強くなるコツである。
 カーリングも先進国のカナダなどからコーチを招聘して教わり、強くなっている。
 野球の世界では「名選手が名監督になるとは限らない」という趣旨の言葉があり、
選手時代にそれ程活躍した人でない人が監督やコーチになって、チームを強くして
ケースがいくらでもある一方で、名選手が監督としては無能で、結果が出せない人が
少なくない。
 理由は簡単だ。名選手は子供の時から選手になっていて、頭で理解するのではなく
体で覚えてしまっているので、論理的に後輩や部下に説明が出来ない人が多いのだ。
 また、一流選手だった監督、コーチは自分が簡単に出来た事を現役の選手が出来
ない事自体、理解できないのだ。
 高校野球の場合、伝統校と言われる名門校で監督をして来て、今、高野連で幹部
をしている人は基本的に、全日本選抜の監督にすべきではない。
 なぜなら、名門校で長く監督をした人間は全権を持って自分の好きなように采配
して来ているので、他の人と相談をして決めるなどという事には慣れていないからだ。
 では、全日本の監督はどうしたら良いか。簡単である。甲子園の優勝チームの監督
を監督にし、ベスト8になってチームの監督が協議して、選手の選抜をすれば良い
だけの事である。
 今現在現役であり、選手を指導して優勝した。その実績が何よりも重要であり、
今現在の強い選手を一番知っている人なのだからである。





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Last updated  2019.09.08 14:46:19
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