異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2020.09.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(致命的な発言に気が付かない次期首相最有力候補)

が、「将来的には消費税の増税は必要」と明言した。
 ネットでは、その記事が掲載され、それに対する一般の国民の反応が多く書き込
まれているが、何故か、今朝のテレビの報道番組では、さらりと触れるだけで、
これだけの大きな出来事を大々的に報道しようとしない。
 菅氏については、高卒で就職して町工場で働いた後、大学に行った苦労人であり、
実行力があり、官僚に対する抑えも利くと、肯定的な評価が多かったが、この一言
で、彼は期待をしていた多くの国民の支持を失った。
 それは、この菅発言を伝えるネットの記事に対する一般国民の書き込みをみれば

 書き込みのほとんどが、「消費税増税は不要」、「今の時期には、むしろ消費税
の減税が必要」、「消費税は社会保障のために必要だという論理は嘘。法人税と
所得税の減税の穴埋めに使われているだけで、日本を長引く不況、デフレに陥れた
元凶」という増税反対の内容である。
 そして、その書き込みに対するネットユーザーの反応はというと、「いいね」と
「だめ」の比率は10対1以上で、圧倒的に消費税に反対する人の意見を支持して
いる。
 こんな菅氏を間もなく党の総裁に選ぼうとしている自民党も、菅氏と一緒に破滅
の道を進む事が確定したと言える、決定的な発言である。
 菅氏は、自分の発言に対する国民の反発に驚いたのか、今日(11日)になって
「安倍総理は消費税の増税は10年は必要ないと言っていた。自分も同じ認識だ」


(三橋氏らの努力で国民が知った「消費税増税は必要」という嘘)
 消費税については、4、5年前までは、「社会保障充実のためには、消費税は
不可欠」とか、「国の借金が1千兆円を超えているので、消費税増税は必要不可欠」
という財務省の嘘のPRが、財務省べったりの学者や、新聞・テレビから頻繁に流され、
多くの国民も「仕方がないのかな」という受け止め方が少なくなかった。
 しかし、ネット社会は世の中を大きく変えた。

言っている事は全く嘘であり、増税は大きなインフレにでもならない限り不必要だ」
というデータに基づく解説が説得力を持ち、多くの国民が「財務省の嘘」に気が付
いて来た。
 そうした中で、焦りを感じている財務省は増税PRに必死で、一般的に多少影響力
がありそうな人間に、増税の必要性をレクチャーしている。
 それに引っかかったのか、最近でも、記者として政治も経済も全く取材した事が
ない池上彰がテレビで「消費税の増税は必要」という趣旨を言って、何人もの経済
の専門家から厳しい事実認識の間違いを指摘されている。
 三橋貴明氏は「増税問題、財政問題について、東大の教授でも誰でも、増税が
必要だという人といくらでも議論をしますので、是非、議論をさせてください」
と自分のネット欄で言っているが、増税論者は論争したら負ける事がわかっている
ので、議論をしようとしない。
 こうした時代の変化を受けて、自民党の若手議員を中心に100人以上の議員が
「消費税減税が必要だ」という提言を行うなどするようになり、野党でも、財務省
出身の国民民主党の玉木代表さえも、「消費税の減税が必要」というようになって
来た。
 そうした中での、昨夜の菅氏の「消費税増税は必要」という発言は、「苦労人で
庶民感覚がある人」という評価を一変させるのに十分の重大発言だったのである。

(たった1つの発言で信頼を失った小池百合子、河野太郎)
 勝利が確定的だと言いながら、まだ選挙も済んでいないこの段階で、菅氏はどう
して、あんな発言をしたのだろうか。
 考えられる理由は2つ。1つは、どこかの有力者が菅氏支援の条件に、増税の
話をする事を求めた事。もう1つは、菅氏自身が財政問題、増税問題について
基本的な認識が間違っている事である。
 どちらにしても、総理大臣になる人としては落第である。
 どこかの有力者が支援の条件に増税の事を言うように求めたら、それを拒絶する
くらいに凛とした姿勢がない人間に首相など任せられないし、財政問題について
基本認識が間違っているなら、総理大臣になってはいけない。
 政治家は1回の発言で、大きく力を失う事がある。
 小池百合子東京都知事は、希望の党を作り、大きな勢力になろうとした時に、
記者の誘導質問に引っかかったとは言え、「排除します」と言って、その一言で
大きな政治集団のリーダーになる機会を失った。
 河野太郎防衛大臣は、天皇問題について、最近「女系天皇の事も選択肢に入れ
ないといけない」という趣旨の発言をして、対中国、対韓国で見せた毅然たる
態度で、人気を博しつつあった次期リーダー候補から脱落した。
 天皇問題について、男系、女系、女性天皇などの意味を知らないでは、日本の
総理大臣は務まらない。
 ネットの時代の怖さは、何かあると、過去の言動が洗い出され、それが何人も
の人の解説で書きこまれ、あっと言う間に広がる事である。
 今回の自民党総裁選挙で、少し前まで、マスコミが「国民に人気のなる政治家」
と散々、持ち上げていた石破茂氏3人の間で最下位がほぼ間違いなさそうになって
来た大きな理由が、過去の言動が何人もの人によって暴かれ、「国民的な支持」
はマスコミが作り上げた虚像である事が知れ渡ってしまった事になるのも、ネット
情報の凄さであると思う。

(消去法で最有力になっただけの菅氏の黒い話)
 自民党の次期総裁候補3人に対する多くの人の評価は、石破氏は論外、岸田氏は
人は良さそうだが、財務省の言いなりの人で、乱世に国の舵取りは任せられないと
いうもので、菅氏は消去法で残ったに過ぎない。
 あの地味な風貌や、政治経歴からして、彼が首相候補の最有力になったのは、
幸運だっただけとさえ言える菅氏だが、総裁当選間違いなしの情報が、失言が
あまりない彼をして、暴走させたのかも知れない。
 菅氏については、「アイヌが先住民だという歴史上の嘘の話」を肯定する法律、
アイヌ新法の成立に大きく関与しただけでなく、中国人を中心に外国人観光客を
日本に多く呼ぶことで、景気を盛り上げるというインバウンド計画の作成にも
大きく関わった人物である。 
 また、北海道の鈴木知事の誕生も菅氏の力が大きかったが、その鈴木知事は北海
道の土地を中国人にせっせせっせと売り、北海道に中国人による治外法権の場所が
どんどん増えているという事が報道されている。
 アイヌ新法はこれをきっかけに、アイヌが先住民だとして、「日本の法律に従う
必要はない」と言い出し、禁漁のサケを獲り出したり、北海道の日本からの分離・
独立の動きさえ、見せ始めている。
 秋田の出身で、今は神奈川に住む菅氏がなぜ、アイヌ新法にそれだけ力を入れた
かと言えば、法律でアイヌへの補助金から出るようになったが、その金が菅氏への
キックバックになる事を目論んだのではないかとさえ言われている。
 インバウンドの話は、本来は日本人を豊かにして、多くの日本人が観光旅行が
できるようにするのが本来推進すべき事で、電車でも街でもあたり構わず大声で
喋りまくる中国人を日本に呼ぶという事は間違いだという声もある。
 コロナ騒動が起きる前までの東京・銀座に行くと、大声で喚き散らす中国人と
韓国人の集団が多くいて、好きだった銀ブラを止めたという人が筆者の周囲だけ
でも少なからずいる。
 高級感があった銀座を破壊したのが菅氏である。

(真の保守政党が存在しない日本の悲劇)
 また、菅氏は大臣に推薦した氏に近い議員があいついでスキャンダルを起こし、
安倍首相と菅氏の間に隙間風が噴出した原因にもなったと言われる。
 こうした菅氏が首相になれば、間違いなく、多くのスキャンダルが明るみに出て
来て、政治運営に大きな支障が出て来るという懸念は当初からあったが、今の
候補者では彼しかいないという事で、自民党総裁当選確実となったのだが、選ばれ
る前から、馬脚が現れたと言える。
 ただ、自民党が駄目だから、他の政党と言っても、野党最大の立憲民主党は、
民主党政権の3年の間違いをいまだに反省・総括さえしていないだけでなく、ただ
反対するだけで、対案を全く示さない政党で、野党第一党の資格すらない。
 となると、国民は選挙で入れる先がないと困ってしまう。
 そこまで読んでの今回の菅氏の発言だとするなら、国民をあまりに甘く見過ぎた
と言える。
 今の自民党は世界的にみれば、かつての日本での社会党や、欧州の社会民主政党
のように、リベラルと言える位の立ち位置であり、今の日本には、日本の文化、
伝統などを大切にしようという保守政党は残念ながら存在しない。
 それを期待された安倍政権は、民主党政権時に棄損した米国との関係を改善した
とか、国際会議での日本の重要性を増したというような成果を除けば、むしろリベ
ラル路線、グローバル化路線をまっしぐらに進んだ政権ともいえる。
 言って来た事とやる事が違うという事で、ネットのチャンネル桜などは途中で
安倍政権を批判し出したのは当然の事である。

(選挙では白票か、維新、れいわなどへ投票を)
 真の保守政党は直ぐには大きな存在にはならないし、今は政党の陰すらないが、
菅氏が増税路線や親中路線を打ち出せば、自民党から国民の支持は離れ、自民党が
瓦解、分裂が起き、真の保守政党が誕生するきっかけになるかも知れない。
 今回の菅氏の増税発言は、後で振り返って、自民党が分裂した理由となる位、
大きな意味を持つものであると言える。
 今日の修正発言で、どの位、国民の怒りが収まるか見ものだ。
 近い内に行われる国政選挙で、菅氏の増税発言を批判する有権者が取る方法は、
投票所に行って白紙を箱に入れるか、維新やれいわ新撰組、国民民主党などに投票
する事だと思う。
 維新やれいわ新撰組などには問題点も多いが、少なくても増税路線の菅自民党
よりはましで、菅自民党は支持しないという強いメッセージ示す事が重要なのだ。
 そうすると、組織票を持つ公明や共産、立憲などは議席を伸ばす事になるだろう
が、自民党一強体制が崩れる事に意味があるのだ。
 どんぐりの背比べになれば、増税路線などとれるわけがない。次の選挙で大切な
事は、自民党を勝たせない事である。かろうじて政権維持が出来る位の数に当選者
を抑える事が出来れば、無理な事はしなくなる。
 野党が駄目だから、自民党しか入れる政党がないという国民の態度が自民党の
奢りを招いたのであり、今回の菅氏の発言の引き金になったとも言える。
 白紙の票が多かったという事は、菅自民党への抗議だと菅氏に知らせる事が重要
なのだ。
 他の投票する人がいないと言って、先の東京都知事選挙で小池百合子の再選を
支持した人は、東京を破壊の道への導いた人でもある。他に人がいなくて、これ
しかいないなら、辛勝を味合わせ、候補者にヒヤッとさせる事が大事だという事を
知らないといけないのだ。
 どうしようもない小池に圧勝させた東京都民はコロナ対策などで、実際は何も
せずに、政府の文句ばかりを言い、飲食業者を更に苦しめるような知事をただ黙っ
て見ているしかないのである。
 勝たせるにしても、勝たせ方の工夫が必要なのだ。





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Last updated  2020.09.11 15:45:06
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