異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2020.11.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(陽性者の増加を想定していないお粗末さ)

決めた事で、少し回復しかかった飲食や宿泊業への冷水は明らかで、
日本はまた、景気が落ち込む事は確実となった。
 go to キャンペーンを行うという話が出た時、当然、人の動きが加速
するのだから、陽性者は拡大する事は予想されたし、それを懸念する
専門家の意見も出されていた。
 それでも、景気の回復が重要だとして、キャンペーンを開始したのだ
が、予測通りに陽性者が拡大したら、政府は慌てて、キャンペーンの見
直しを打ち出した。

具体的な対応策もなく、また、ある程度の陽性者の拡大は織り込み済み
として、キャンペーンを継続するという腹のくくりもない。
 極端に言えば、大した事が無ければラッキーという位の軽さで、キャ
ンペーンを開始したとしか思えない。
 そして、陽性者の増加で慌てふためいて、キャンペーン見直しをする
という醜態を演じたという事である。
 菅首相が石破氏や岸田氏と自民党の総裁を争っている時、テレビに
出たりした時の発言を見ていても、消費税の増税を言って批判されると、
すぐ修正発言をしたりしていて、重要な事についての頭の整理や行動
方針が決まっておらず、場当たり的な様子が伺えた。
 今回のキャンペーン見直しは、正に、その場当たり的な発想が証明


(副官が司令官になって間違った例は多い)
 自民党総裁選挙で菅氏が当選した理由は何かと言えば、他の2人に
魅力がない事はともかくとして、安倍政権の官房長官として支えて、
政策の継続という事が大きかったと言える。
 しかし、副官と司令官では求められる資質は全く違うのだ。勿論、

 しかし、副官、片腕としては有能であっても、司令官としては無能
であったり、司令官にしてはいけない資質を持っている人も少なから
ずいる。
 戦後の日本の政治史でも、副官や支える人としては有能であった
にも拘わらず、首相になったら、とんでもない事をして、日本を不幸
に導いた人は少なからずいる。
 その典型例が鈴木善幸元首相と宮澤喜一元首相である。片方が政治
家としての経験は豊富で、その経験と人脈で大物になった。もう一方
は受験優等生で一流大学も出たし、英語も堪能だが、指揮官として
日本の足を思い切り引っ張った人達である。
 また、竹下登元首相も副官としては有能だったが、司令官の資質を
欠いていて、後世に大きな禍根を残した事をいくつもした。
 一部では高い評価をする人もいるが、田中角栄元首相も、筆者の
目から見ると、副官、参謀としては有能だったが、司令官になっては
いけない人だったと考える。
 なまじ、頭が良く、零から成り上がった自信もあるので、暴走し
だした時に、誰も止められなくなり、大きな間違いをしたのである。
 あまり言われていないが、尖閣列島が日中間の大きな問題になった
最大の責任者は田中角栄である。
 元々、日中間で議題でもなかった話が首脳会談で出て来た時に、
基本知識がないので、部下たちに確認すれば良かったのに、「知ら
ない」という事が出来ない性格をつかれ、「後日、再度話し合う」
という事を言ったために、領土問題が発生してしまったのである。
 また、今、自民党の中で親中派の議員が多数を占めている原因を
作ったのも、田中角栄である。
 田中元首相は日本で実行した列島改造計画で、ゼネコンから巨額
のキックバックを得て、豊富な政治資金を作ったが、日中国交回復
で、これと同じ事を広大な国土の中国で行い、巨額の金を得た。
 そして、その利権、金ヅルを引き継いだのが竹下登、小沢一郎で
あり、今の二階自民党幹事長なのだ。
 だから、これだけ批判されながら、二階は権力を持ち続けている
のである。

(長期ビジョン、大局観がない首相の悲しさ)
 菅首相を見ていると、目先の小さな事の処理には長けている。
だから、安倍政権の官房長官としては、一定の処理能力があった。
 だが、国家の司令官に欠かせない、自分の国家観や日本をどう
導いていこうという全体図がないとしか思えないのだ。
 企業で例えると、雑事処理能力がある総務課長という感じなの
である。
 菅政権の主要政策が携帯電話料金の引き下げやデジタル庁の創設
ではあまりにお粗末である。
 有能な首相は、5年後、10年後に日本をこういう風にしたい
というビジョンがあり、それを元に、自分の政権では何をすると
いう何ケ年計画がないといけないのだが、菅首相には全くそれが
見えないのだ。
 コロナ騒動では、厚労省は一部の専門家だけの意見を聞いて、
偏った対策をしている。ネットなどでは様々な専門家が異なる
対策、意見を言っている。
 それらを聞くと、納得できるものが少なくない。
 菅首相がすべき事は、今、専門家会議に入っている専門家だけ
ではなく、こうした多くの専門家の意見を聞いた上で、どうした
ら良いかというビジョンや、国としての対策を決めないといけ
ないのだが、それが全くないし、国民へのメッセージもない。
 だから、少し陽性者が増え、マスコミに批判されると、方針を
転換してしまうのである。
 多くの専門家がネットなどで説明しているように、武漢ウイルス
は風邪以上、インフルエンザ未満の病だという腹のくくりをして、
2類から5類への偏向を速やかにするとともに、全国ベースで医療
体制を整えるという事をすべきである。
 具体的な事は元厚労省の技官で医師でもある木村盛世氏が言って
いるように、陽性者が少ない県の医師などに協力金を払って、陽性
者を診てもらうようにし、多くの陽性者が出ている東京や大阪、
北海道などから移し、対応をしてもらうのだ。
 陽性者のほとんどは症状もほとんどなく、隔離してリハビリを
しているだけである。それでも、そうした患者を引き受けると、
病院は他の患者対応が出来なくなり、経営が赤字になってしまう。
 だから、政府が補助金を出して、経営を支援する事が重要なの
である。
 また、国民に何をして良い、何をしたらいけないかともっと、
わかりやすくマスコミを通じてPRし、それを徹底する事である。
 この時期にカラオケに行って集団感染したとかいう話は、こう
した何をして良いか、何は駄目かが周知すれば、なくなる事で
ある。

(学術会議問題でも、腹をくくって本質を話さないお粗末さ)
 ネットの一部の情報では、IOCは既に東京オリンピックの中止を
決定していて、日本には伝達済みであるという。多分、本当だろう。
 政府がそれを公表しないのは、選挙に影響するからだという。
 しかし、今の状況で五輪が中止になったとして、誰も政府が
悪いなどとは思わない。それよりも、一日も早くその事実を伝え、
対応策を詰めて、実行する事の方が遥かに国民の支持を得られる
ものと思われる。
 ここにも、菅首相の場当たり対応、腹のくくりのなさが見えて
しまう。
 五輪が中止となれば、海外との交流などでも、足かせがなくなり、
国として思い切った対応ができるはずである。
 菅首相を見ていると、日本学術会議の問題でも、腹をつくって
本質的な話をするかと思っていたら、官僚が書いた、訳がわから
ない答弁を国会でもし続けている。
 この問題に手を突っ込めば、利害の当事者である共産党など
野党が噛みついてくるのはわかっていた話である。やる以上、
もっと、ずばりとした答弁をすべきである。
 その内容はネットでは何人もの人が詳しく述べているのだから、
その概要を淡々と言えば良いだけの話なのである。
 それなのに、6人を拒否した経緯を問われて、官房副長官から
上がって来た時には、云々というような説明をし出していて、
そのな対応だと、部下はついてこないよと思う態度である。
 見ていると場当たり、日々起こる事を卒なくこなそうという
姿勢しか見えないのだ。
 こんな人が首相になっている今の日本は、本当に危機である。





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Last updated  2020.11.23 13:21:29
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