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最初に書いた「論理療法」と「認知療法」の違い、前回書いた「ビリーフシステム」と異文化適応だけでなく、日本語教育に関するビリーフ、日本語教育に論理療法を活用した教室活動、イラショナルビリーフの収集と分類というテーマ、などなど、いろいろ参考になりました。そして、表題の"Nothing is awful, but just inconvenient!"は、論理療法の創始者Albert Ellisの言葉。座右の銘の一つにしたいと思います。
2012.12.30
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日本語教師として、在留資格(ビザ)申請専門行政書士として、留学生をはじめとする、日本で暮らす外国人と関わっていくなかで、日本語教育・行政手続きだけでなく、心理面でのサポートにも取り組みたいと思い、今年から放送大学で心理学の勉強を始め、そのテキストから認知療法、認知行動療法に興味を持ち、テキストで参考文献として紹介されたものを中心に読んでいってるわけですが、そういう関心にぴったり合う章がありました。立命館大学大学院教授の吉沅洪先生が書かれた「ビリーフ・システムと中国人留学生の異文化適応」です。詳細なデータは掲載されていないので、内容的には何とも言えませんが、今後、自分が研究していく上での方向性のヒントが得られたように思います。吉沅洪先生が広島市立大学准教授の時に書かれた『日中比較による異文化適応の実際』(渓水社)という本が、出版社HPによると「ビリーフ・システムと異文化適応の関連性、在日・中留学生を対象にした心理学的特徴、日中の言葉から捉えた文化の違いなど、5つの研究からみる論理療法の観点を取り入れた異文化適応の研究と考察」ということで、非常に興味があるのですが、残念ながら出版社品切らしいので、図書館で探して拝読してみたいと思います。
2012.12.28
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前回のブログで、『自己変革の心理学』の「論理療法」と今回の『はじめての認知療法』の「認知療法」との関係について書きましたが、この本で長谷川啓三先生が「論理療法と認知療法」について書かれていました。それによれば、論理療法を始めたエリスと認知療法のベックは同時代の人であり、共に精神分析と行動療法を反面教師として生まれたところで、「論理療法と認知療法は兄弟関係である」ということらしい。違いとしては、認知療法がどちらかというと、対象を「抑うつ」に特定しているのに対し、論理療法は「精神科領域をこえて健常者の教育的カウンセリングとしても広めた」点。認知療法が「認知」にこだわるのに対し、論理療法は「認知‐行動‐感情」のどこからでも援助・介入が可能とする点。そして、論理療法が「実存哲学との親和性」を持っている点が差異ということらしい。
2012.12.09
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前回の『自己変革の心理学』の「論理療法」、今回の『はじめての認知療法』の「認知療法」、事実の受け取り方・考え方を変えるという基本的な考え方は同じなのかな。実際、放送大学の『心理臨床の基礎』では、同じ「認知行動療法」の章で紹介されてたし。同じような考え方だけど、精神疾患の治療法が「認知療法」、カウンセリングの手法が「論理療法」という感じなのかな。たまたま、この2冊の著者がそうだっただけかもしれないけど。とりあえず、この辺り、もう少し勉強してみたいと思います。【参考】・認知療法の治療プロセスについて ⇒大野裕『認知療法・認知行動療法治療者用マニュアルガイド』⇒厚生労働省HP「心の健康」・コンピュータ支援型認知療法⇒「うつ・不安ネット」
2012.12.08
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