過払金返還本人訴訟に同行。本日が第3回目。
2日前に相手から、ようやく和解提案があった。
過払金利息を含んだ請求額の98%の提案。
返還日は来月の末。
決して悪い条件ではない、しかし 、本人は、いまいち納得できない様子だ。
審理が始まった。
「原告の考えは?」
裁判官が本人に問いかける。
「先日 和解の提案があったんですが,入金日迄の過払い利息や、
訴訟費用のことも考えると、納得できません」
「もう、これ以上の主張はありませんので、結審をお願いします」
落ち着いて自分の考えを述べる本人。
一言、一言を頷いて聞いていた裁判官
「わかりました、被告はどうですか」
と今度は相手の考えを聞く。
慌てた相手業者の代理人
「次回、悪意に関しての主張をします」
不思議そうな顔をしていた裁判官、やむを得ず次回に期日を続行した。
本件は、分断もなく、過払い金も、みなし弁済が事実上認められなくなった
平成18年1月13日後に発生している、何の争いのない案件だ、
しかし、ここで終結のうえ判決を執られては代理人としての面子がないのだろう。
気持ちは良くわかる。
入金日までの利息が付くからという考え。
そして、今まで利息も負けて貰えないで、ちゃんと払ってきたのだから、
過払い金も負けてあげる必要がないとも言う。
何と強気な依頼者だ、いや「払い過ぎたお金は利息を付けて全額払って貰う」
これが当たり前なのだ。
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